
夜明けに光をまとうもの
遊星歯車機構
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2008/05/07 (水) ~ 2008/05/11 (日)公演終了
満足度★★
ちょっと苦手
療養所を舞台にした患者・医師の会話劇…って、状況が先日観たキリンバズウカの『飛ぶ痛み』とカブリ気味なれど内容、味わいはかなり異なる。
さまざまな「恐怖症」の患者を診ている療養所の真の研究目的が明かされる終盤は重く、ちょっと苦手と言うか、フィクションなんだから希望を持たせてよ、的な。
天然工房のメンバー4人(especially 中谷千絵)と初舞台の範田紗々(好演:それにしても小顔だこと)を観るという目的は十分に果たせたからイイけれどね。

まどろみ
森崎事務所M&Oplays
あうるすぽっと(東京都)
2008/05/15 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
砂が零れ落ちる、目は冴えまくる。
物語の手をしっかり握っていたはずなのに、いつの間にか迷子。
というか、掴んでいたと思ったものが、砂のようにさらさらと零れ落ちる。
どこが現実で、どこが虚構なのか、どこまでも曖昧になっていく。
そんな体験がしたいがために、倉持作品を見続けているようなものだ。
確かに、「まどろみ」というタイトルに似合わぬくらい、神経を張り詰めさせた。
そんな悪夢もたまにはいいじゃあないですか。
近藤公園が好演。……ああ、くだらない。でも、本当です。
あの嘘なのか本当なのか分からない感じは、彼の力も多分にあると思う。

49日後・・・
パルコ・プロデュース
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)
2008/05/22 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了
満足度★
最悪でした
今まで観劇したなかでダントツにつまらなかった。全く笑えないしストーリーも面白くなかった。
拍手してる人達に何が良かったんでしょうか?と聞きたくなるくらい酷い作品でした。

偽物の花は枯れない
劇団なないろ風船
pit北/区域(東京都)
2008/05/16 (金) ~ 2008/05/18 (日)公演終了
満足度★★★★
どきどき
確かに設定には現実的に無理はあるし,よく考えたらおかしいと思うところもありましたが,それに目を瞑れば,ストーリーの展開にはドキドキで,これはこれでなかなか良かったです。でも,舞台をはじめて見る人にはすすめられないなあ。とにかく暗くて,夢や希望に乏しいんだもの。

恋する病室
東京おいっす!
「劇」小劇場(東京都)
2008/05/20 (火) ~ 2008/05/25 (日)公演終了

蝉しぐれ
明治座
明治座(東京都)
2008/05/05 (月) ~ 2008/05/29 (木)公演終了
満足度★★★★
見応えあり
手堅い演出、華やかな装置。大劇場で観る時代劇はかくあるべきものだ。主演の福士は前髪立ちの少年から、終幕の初老期まで、ひとりで演ずるため、やや序盤に違和感があるが、逆に殺陣は迫力がある。久しぶりにづらが似合い、爽やかな華がある。今後が楽しみだ。脇を固める顔ぶれも整っているし、横内正の悪役は堂に入っている。ただおふくさんはもう少し気品が欲しかった。さらに言えば、着物の着付け、袴の裁き方など、武士の所作、また彼らは滅多に走らないものだという基本などに注意が必要だろう。

グローブ・ジャングル
虚構の劇団
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2008/05/10 (土) ~ 2008/05/25 (日)公演終了
満足度★★★★
台本はさすが!!
面白い!!役者も個性があっておもしろいし、役者に合った台本という所もよかった。
まだまだ可能性を秘めてるので今後も絶対見ます。
自分も負けられません!!!!

瞼の母
シス・カンパニー
世田谷パブリックシアター(東京都)
2008/05/10 (土) ~ 2008/06/08 (日)公演終了
満足度★★★
母役が主役?
「母」が舞台に立っている間は、母親役が主役。目が吸い寄せられ、気持ちがシンクロしてしまうのは篠井さん含めてすべて母。
草薙さんは、ドラマではとてもいい味が出せるのに、この舞台では「う~ん!」と思わずにはいられませんでした。
言葉遣い、なのでしょうか。
時代劇というだけでなく、ヤクザ役だとうこともあったのかもしれません。
品がありすぎ、普通の町人しか見えなかったので台詞が浮いて見えてしまったのかもしれません。
でも、誠意を持って取組んでいることは感じられたので、次の時代劇舞台に期待します。

冬の鼠
不消者(けされず)
ザ・ポケット(東京都)
2008/05/07 (水) ~ 2008/05/11 (日)公演終了
満足度★★★
一長一短?
かつてはタブロイド紙であった風俗業界紙の編集部を描いており、編集部がある繁華街のたとえば歌舞伎町のような猥雑さや胡散臭さがよく表現されていた、的な?
ただ、キャバ嬢連続殺人事件という本流の他に編集部内の恋愛も複数(3つ?)描くという欲張りな内容によって焦点が定まりにくいといううらみアリ。
一方、再演作品とのことながら、各キャラクターに北区つかこうへい劇団や文学座、ホリプロなど出演者のバックグラウンドが活かされており、これはキャスティングの勝利か?
とは言え、編集長のハイテンションぶりは全体のトーンとはややそぐわない感なきにしも非ず。

瞼の母
シス・カンパニー
世田谷パブリックシアター(東京都)
2008/05/10 (土) ~ 2008/06/08 (日)公演終了
満足度★★★★
ホロっと涙してしまいました。
厳しい意見もありますが、公演回数を重ねたせいか、
とても締まっており、不覚にも!3回もホロっとですが涙してしまいました。
「現代っ子でモヤシっ子な草なぎが、ヤクザ風情なんて、マンガだな」と、
思って見に行ったら、いやいや、なかなか逞しいではないですか。
高橋一生のアニキ分としての風格がありました。
彼は実はマッチョなんですね。
殺陣も、そこそこ決まっており、大きな芝居が出来ておりました。
あえて90分にまとめたのだとは思いますが、
キャスト陣も豪華だし、こういう作品こそ、明治座や新橋演舞場で
上演すべきでは。
おしいのは、まず出演者を揃えることから始めたせいか・・・
(ネタばれに)
スマップ草なぎ一人でも、十分に観客動員できるだろうに、
「これでもか!」と言わんばかりに揃えたキャスト。
顔見世興行や記念興行でもないのに、
揃う作品には、揃うんですね。
テレビ的な印象も確かに残りますし、
大衆演劇がベースですから、安っぽさ、下世話さも感じますが、
劇場いっぱいにオーラが広がり、充実感がありました。
非常にわかりやすい、親しみやすい、お芝居って、
やっぱり大事ですねぇ。

ジンジャーに乗って
快快
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/05/15 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了

グローブ・ジャングル
虚構の劇団
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2008/05/10 (土) ~ 2008/05/25 (日)公演終了
満足度★
そんなに評価高いんだ…
うーん、納得いかないな。だって、なんかどこまでも普通。こんな題材ならば、早稲田あたりの学生ユニットが作ったほうがおもしろいのが出来上がりそうな気がする。大きな冒険もないし。

田中さんの青空
演劇集団円
ステージ円(東京都)
2008/05/15 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了
満足度★★★★
引き込まれましたぁ
オムニバスって苦手だったのですが、
女性5人の配役がよく書き分けられていて
気がついたら引き込まれていました。
(以下ネタバレに記入。)
台本でも読んでみたい作品でした。

リュウの歌
新宿梁山泊
紀伊國屋ホール(東京都)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/18 (日)公演終了
満足度★★
どうかなあ
なんか昔と違う、というのが第一印象。
なんかさくっと終わってしまった感じ。もっと力強い演劇ってイメージがあったので、えっこれでおしまい?って思いました。
作品はとても好きな部類なんですけど、やっぱり演出なんでしょうか?
もっともっと驚かせてほしいです。

hg
風琴工房
ザ・スズナリ(東京都)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/18 (日)公演終了
前半と後半のコントラスト
が際立つ構成でした。こういう構成好きです。個人的には前半の、ドキュメンタリー要素や取材などに基づく土台の上で凝結していく会話劇が好みでした。その中でも「猫」などのセンチメンタルなドラマ部分がふわっと降り注ぐようで。
MUでも出演してもらった浅倉洋介くんも、ベテラン勢のなかで若手で誠意と人間味があるポジションを飄々と築いてるのが◎。また、夏にお世話になるのでテンション上がります(笑)
(相対評価を避けるため、どの公演にも★をつけていません)

まほろば物語
劇団SAKURA前戦
早良市民センター ホール(福岡県)
2008/05/18 (日) ~ 2008/05/25 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かった!!
ビックリしました!
こんなに面白いと思ってなかった!
新作だからか初日だからなのか、ちょこちょことミスはあったみたいだけど、結局ストーリーが面白いので満足です。
かなり笑ったし、後半ずっと泣いてました!
今週末ももう一度観に行こうかと本気で考え中。

さよなら また逢う日まで
ブラジル
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/20 (火)公演終了
満足度★★★
緊張感はずっと続くのだけれど、
細かい点で腑に落ちなかったり、緩急のバランスも悪かったり。役者も話も用意したモノが完全に消化されなかった印象。105分。

ジンジャーに乗って
快快
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/05/15 (木) ~ 2008/05/25 (日)公演終了

ライオンキング【東京】【2023年1月22日昼公演中止】
劇団四季
四季劇場 [春](東京都)
2000/01/01 (土) ~ 2016/05/28 (土)公演終了
満足度★★★★★
またまた観る事に。
これで観たのは9回目です。
毎年、夏が近くなるとサバンナの雨季のごとく、ザーッと降ってザーッといなくなるように、動物的勘の鋭い友人があっというまに勝手にチケットを入手します。
聞いたら、最前列だ。ということなので、観る事にしました。
ライオンキングといえば知らない人のほうが少ないと思うけれど、あえて、レビューをネタバレBOXに。。

幽霊船
劇団サーカス劇場
夢の島公園 特設テント劇場(東京都)
2008/05/16 (金) ~ 2008/05/26 (月)公演終了
満足度★
予測との差が。
夢の島、ここまで足を運ばせるからには、と何が待ち構えているかって思いますよねぇ…。特設テントも横を通っても気づかなさそうな地味さ。作品世界にさらっと入れればそれでいいのかもしれないんですが。