満足度★★★★
見応えあり 手堅い演出、華やかな装置。大劇場で観る時代劇はかくあるべきものだ。主演の福士は前髪立ちの少年から、終幕の初老期まで、ひとりで演ずるため、やや序盤に違和感があるが、逆に殺陣は迫力がある。久しぶりにづらが似合い、爽やかな華がある。今後が楽しみだ。脇を固める顔ぶれも整っているし、横内正の悪役は堂に入っている。ただおふくさんはもう少し気品が欲しかった。さらに言えば、着物の着付け、袴の裁き方など、武士の所作、また彼らは滅多に走らないものだという基本などに注意が必要だろう。
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2008/05/21 15:45
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