満足度★★★★
見応えあり
手堅い演出、華やかな装置。大劇場で観る時代劇はかくあるべきものだ。主演の福士は前髪立ちの少年から、終幕の初老期まで、ひとりで演ずるため、やや序盤に違和感があるが、逆に殺陣は迫力がある。久しぶりにづらが似合い、爽やかな華がある。今後が楽しみだ。脇を固める顔ぶれも整っているし、横内正の悪役は堂に入っている。ただおふくさんはもう少し気品が欲しかった。さらに言えば、着物の着付け、袴の裁き方など、武士の所作、また彼らは滅多に走らないものだという基本などに注意が必要だろう。
満足度★★★
爽やか~。
メインキャストがみんな若いので、爽やか。
青春の輝き、若い力、みたいなものがよく表現されていたので、多少粗削りでもこの年齢のキャストで成功だったのではないかと思いました。
ふく(北川弘美)は、成人してからが、もっと気品が欲しいと思いましたが。
文四郎(福士誠治)は、少年時代から中年まで、自然に演じ分けていました。
親友役の子(崎本大海)は、演技はあまり上手くないんだけど、おおらかな感じの主役に対し、しっかりしてる感じが上手くはまってる。