LAPUTA FALL -ラピュータフォール-(アップ風景画像UP)
エムキチビート
萬劇場(東京都)
2008/05/27 (火) ~ 2008/06/02 (月)公演終了
それはいつか終わる影踏み。
秘密裏に隔離された工場で飛行機を作らされ、でもそれぞれ事情があってそこにいる事でどうにか居場所を持てていた人々。そして天空にある坂を登ろうとする者と、それを阻止する者。冒頭から二つの世界が交錯し、何の事だろうと思わせる「?」がチラホラ。それがやがて紐解かれて行く頃にはもう見入った後の事。こういう構造の芝居を見慣れない人にとっては慣れるまでちょっと時間が必要でしょうが、それもそんなには長く掛からずに済むかと。冒頭は小ネタが多いので深く考えずに笑っとけばいいと思います。
どの役者も良かったのですが、女性陣が魅力的。単純に峰麗しいのもあるけど、心情を上手く汲み取らせてくれたかな。特に瀬戸千夏さん。無垢で元気なイズモだったからこそ、周囲で起きる出来事との温度差が見えた。日常的にそうはいない人物設定なのに「演じてる感」を意識させないのがよかったです。
小劇場でよく見る客層と違ったのが印象的。同じ様な立場にある小劇場の役者とかあんまりいなかったのかも。なんか見た目に鮮やかというか、貧乏じゃない人が多そうだった(笑)。そんな中、「この人は絶対に普段は芝居とか観ないな」って感じの方が隣の席でした。女性なんですが、大股を開いたり片足を椅子の上で抱えたり。ぶっと『ぶすー』っとした顔をしていたので、この人が終演までに見入ったりするのかを勝手に気にしていました。そしたら、あるネタで声を上げて笑ってた。へー、そこなんだー。
ネタバレBOX
その彼女が笑ったネタは、富嶽たんでした。
ゲスト出演がNIY(SHAZNA)。えええーーーー!!???どっからどうやって連れて来たの!?貴方がベースで弾いてたフレーズ、10年前に自分も練習しましたよ!声量がちょっととは思ったけど、まず彼は役者ではないのでスキル的に求めるにも限界がある。むしろ別畑からのゲストしては結構な台詞量があったし、演出の意に反さないだろうこなし方が出来ていたのではないかと。
何処の芝居を観てもまるで今回のチラシが折り込まれていなくて、どういう宣伝手法に出ているのかが謎でした。でもどうやらこれはそもそも目を向けているのが小劇場界隈ではないのだろうなと。これまたどうやって連れて来たのかと思わせる様な役者陣に、一級品のスタッフワーク(個人的には照明に感銘)。演出的にも更に大きな劇場でやれそうだし、既にそっちを見越している様です。
ミュージカル「火の鳥~鳳凰編」
わらび座
パルテノン多摩【旧情報】(東京都)
2008/03/28 (金) ~ 2008/03/29 (土)公演終了
満足度★★★★
びっくり
最初のコーラスの綺麗さにびっくりしました。
独唱のパク・トンハさんも、素敵でした。
ブチの今泉さんの元気さも。
お二人ともわらび座に無いものを持ち込んで、
すごくいいものになっている!と思いました。
ザ・クレージーファンタジー
いれずみベービー
シアターブラッツ(東京都)
2008/05/27 (火) ~ 2008/06/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
いれずみ節
パワーアップしたなあ、と、感じました。
ネタバレBOX
照明や舞台の小道具がセンスがよく、見ていて異次元感覚を楽しめました。
それから、特に駿河崎さんがかっこよかったです(^_^)
めいろあそび
しずくまち♭[フラット]
【閉館】江古田ストアハウス(東京都)
2008/05/29 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
悲しく切ないめいろあそび
とある月の『悲しみの城』と呼ばれる小さな城に住む王女さまがおりました。
この物語は、その月で暮らす、むかしむかしのおとぎ話です。
公演中なので、ネタバレBOXに。。
ネタバレBOX
召使とドクターうさぎ(ロボット)と3人の妹達とで退屈な毎日を暮らしている王女さまはニンゲンらしい感情を味わいたいと思いました。
「愛と幸せは繋がっているのかしら?」
そこで王女様はニンゲンの男を連れてくるように、ドクターうさぎに命じます。
ニンゲンがどんな感情を持って生きていたのか記憶を蘇らせてみようという実験です。
早速、うさぎは地球から、4人の男の遺体を持ってきて、一日だけ命を蘇らせました。
生き返った4人の男は自分の状況を把握できずに、それぞれ迷路から抜け出して元に居た場所に帰ろうともがきます。
王女さまの仕組んだ迷路を彷徨っているうちに、それぞれの男たちは過去の記憶を思い出していくのです。
タクシーの運転手は小さい頃、みっちゃんと自転車に乗って家出をした記憶。
初恋だった記憶。
大人になってもずっと、みっちゃんが好きだったのに・・・そのことが言えなくて傍観者になってしまっていた記憶。
「ニンゲンとは生きてるだけで他人を傷つける生き物なんだ。誰も傷つけたくないから、傍観者になってしまった。他人事のように風景みたいに眺めてた。違う!眺めてたのは自分自身だ。」と運転手。
「逆よ、何もしないから傷ついたのよ。何もしないで眺めてるだけだったから、私が傷ついたんだわ。」とみっちゃん。
運転手は意を決したように「月に向かって出発しよう!永遠に。」といい、自転車でみっちゃんと走るシーンを再現します。
このシーン。美しいです。。
何故かETを思い出した。
離婚した男もやがて記憶を取り戻していきます。
役者で脚本家の男は妻から離婚され、娘も結婚し孤独をひしひしと感じている記憶。
おでん屋は母親を殺してしまった男(土方)を好きになった記憶。
土方にこれ以上人殺しをさせたくないと言う愛情から、王女をかばって自分が犠牲になった記憶。
一方、土方は母親が男を作ったことで、何も信じられなくなり、母親を殺し、愛という感情を閉ざしたまま、ずっと一人だった記憶。
王女は4人の男の感情の実験をしているうちに、少しづつ、愛とは?悲しいとは?の意味が解ってきます。
まるでそれは、お腹の中に冷たい尖った石があるような、凍えてしまうくらい冷たくて重い石があるような・・・。
そんな感覚です。
離婚した男は突然、死んでしまいます。
そう、実験が終了した為です。
しかし、土方は、この仕掛けが王女の仕業だと気づきます。
土方は一度死んだ自分たち人間を、実験と称して生き返らせ、また、殺す。というように残酷にも、おもちゃにされたことを恨み、王女に復習しようとします。
「誰も愛したことがない。愛し方が解らない。」と告白した土方を愛してしまったおでん屋の男は「これ以上、人殺しをしてはいけない。」と、王女をかばい自分自身の腹に土方が放った弾丸を受けて死んでしまいます。
この部分、冒頭の回想シーンとしっかり、リンクしパズルのように収まります。
素晴らしいです。
土方は弾丸がなくなったお陰で、王女を殺せなかったけれども、それでも、おでん屋の深い愛情を感じることができました。
「きっと、これが愛、愛ってやつなんだろう。」と呟き、おでんやが編んだマフラーを握り締めたままタイムリミットで命の火が消えてしまいます。
残った運転手も、「これで解っただろう。これがニンゲンの感情だ。人生を夢のように振り返って死んでいったニンゲンだ。」と王女に言い残し、時間切れで死んでしまいます。
愛と幸せと悲しみを見つめて迷路のように消えてなくなりました。
残った王女は「地球のニンゲンが全員死んだのに、どうして私だけ生き残ったのかしら?ニンゲンは私だけ・・。ただ、人間らしい感情を味わいたかっただけなのに・・。悲しいわ・・。」
ウサギも召使も妹達もみんなロボットだったのです。
一人ぼっちでずっと生きて年を取った王女は幸せの意味を探して彷徨い歩き、お城の迷路である日、男達に会いました。
そう、男達に実験をして、王女が知った悲しくも切ないファンタジーです。
田坂和歳、前作「しびれものがたり」の時と同様、心に闇を持った役どころ、素晴らしいです。
むしろ、明るい役どころは想像できない!(^0^)
今回もハーブの繊細な音色でしびれました。
満月ダンス御殿の花嫁 FINAL
WAHAHA本舗
東京厚生年金会館 大ホール(東京都)
2008/05/27 (火) ~ 2008/06/01 (日)公演終了
満足度★★
おもしろかったけど
なんか以前に観たのと変わらないような‥
全体公演ってこんな感じなのかな。
おもしろかったですけど、来てるファンのおばちゃん達が
熱狂しすぎててちょと引いてしまいました‥
東京ラヴストーリー2008
開幕ペナントレース
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/05/28 (水) ~ 2008/06/03 (火)公演終了
満足度★★★
力強くて楽しい
まったく、どこが東京ラヴストーリーなんだか。。。わかんないのにぐいぐい引っ張られる感はある。不思議な感覚。スピード感はないのにあっという間に終わっちゃった。
ネタバレBOX
文句を言いたいのは客へ。上演中しゃべる、がさごそ音を立てる、開演前は食べ物食べて客席ににおい漂わすし、遅れてきた連れを上演中に手招きして客席最前列をつっきらせて自分の横に呼ぶ。。。最悪です。劇団には関係ないのに評価下がっちゃうよ。
でも食べ物食べてるのに注意しなかったり、椅子席空いてるのに先に座布団席に誘導したり、仕事ないとくっついておしゃべりしてるスタッフもよくない。せっかくの公演が台無しになりかねない。
マルキド・サドのくだりが勢いあってすごく好きです。意味わからないのは変わらないんだけど。
ゴドーを待ちながらを待ちながら
トツゲキ倶楽部
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2008/05/29 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了
満足度★★★★
大笑い
「ゴドーをまちながら」の脚本がなかなかあがってこない。
だから「ゴドーを待ちながら」を待ちながら。
「ゴドーをまちながら」を知らなくても、劇中でちゃんと説明してくれるので無問題。
ネタバレBOX
ラスト手前までは「ラヂオの時間」のように感動の成功となるかと思わせといてオチをもってくるあたりが秀逸。
なんといっても冒頭のミュージカルシーンがツボでした。
夜光ホテル
モダンスイマーズ
OFF OFFシアター(東京都)
2008/05/03 (土) ~ 2008/06/01 (日)公演終了
満足度★★★
まあまあですかね
期待が大きすぎたのか、「あれっ」という展開に少し退屈してしまいました。平均以上の作品だと思いますが。詳しくはネタバレで。
ネタバレBOX
5人のキャラクターは実にはっきりしててよかったです。小演劇にありがちな極端なキャラクターになりすぎず、リアルな部分をしっかり持ち合わせていて、そのぶつかり合いは実に新鮮で鬼気迫っていて、すごかったのです。萩原聖人はもしかしたら一番難しい役どころだったかも知れませんが、さらりと演じているところはさすがの貫禄。それでいて、いい意味でちっとも突出してない。
いったいこのシングルルームに男が集まって、何が起こるのだろうという展開を期待しすぎていたせいか、それほどのものが用意されてなかったのが残念。静かすぎる前半は退屈でさえありました。照明も音響もここまで何もしていないのは逆にびっくり。でもまあ、90分のOFFOFFシアターでの芝居としては、見たことないくらいのものだったかもしれません。
蟷螂の斧
10・Quatre
あうるすぽっと(東京都)
2008/05/28 (水) ~ 2008/06/01 (日)公演終了
満足度★★★★
凛々しい女性は・・・
とっても美しいですね・・・。
華~HANA~の方を観劇。
ネタバレBOX
セリフもほとんど無い剣舞なんだけど・・・、何だかとても感動した・・。
何故だかわかんないけど、なんか涙が出そうになってしょうがなかった・・。
う~ん、なんだろ・・・。
嫋やかな女性が、逞しい男性を圧倒するからだろうか・・。
剣を携えた女性も、薙刀構えた女性も、西域を思わせる女性も・・・。
凛とした女性はとっても美しい・・。
古来、男は女性に適わない・・・。
何か、そんなことを思い起こさせられたような気がした・・。
マチルドハイタワー
トリのマーク(通称)
ザ・スズナリ(東京都)
2008/05/31 (土) ~ 2008/06/01 (日)公演終了
満足度★★★
あらまあ
初見。
まずスズナリがどっかのギャラリーのようになっていてびっくり。
約一時間の不思議なひととき。
3日くらいして「なるほど」と思えそうな感じ。
SHE IS BEYOND GOOD AND EVIL.
Mrs.fictions
ザムザ阿佐谷(東京都)
2008/05/23 (金) ~ 2008/05/26 (月)公演終了
満足度★★★
丁寧な人間像
作者は人間が好きなんだろうな、と思う芝居でした。
『誰ソ彼』(たそがれ)
ジェットラグ
シアターサンモール(東京都)
2008/05/29 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了
満足度★
もうやんないでほしい。
時間とお金をムダにした。
役者さんじゃなくて脚本を書いた人に言いたい。
返せ。
まどろみ
森崎事務所M&Oplays
藤沢市湘南台文化センター・市民シアター(神奈川県)
2008/05/31 (土) ~ 2008/05/31 (土)公演終了
満足度★★★
特にどうということもなく
構成は面白かったけれど、全体的にのっぺりとしていた
ルドルフ
東宝
帝国劇場(東京都)
2008/05/06 (火) ~ 2008/06/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
宮本亜門に何があったか?
お気に入りの役者、新納慎也が久々の帝劇出演ってことで、
「どない??」とばかりに見てきました。
従来苦手だと思ってきた宮本亜門演出作品。
でも、どうも今年は勝手が違う…
何があったんや?宮本亜門。やっと演出センスが付いてきたか?
ネタバレBOX
本人のブログで新納慎也という怪優を、たった出番10分しか使っていない
というのを知って、「所詮亜門演出やもんな…期待する方が馬鹿か」と
思ってました。
そう。わたしは宮本亜門演出作品がどうも肌に合わなかったんです。
厚みがなくて表面的な楽しさとリリカルさばっかでさ。深みのない演出ばっかで
妙に安っぽくて、わたしの中で「宮本亜門は名前ばっかで実の伴わないヘボ演出家」というレッテルが完成していました。
それが…先月見た『トゥーランドット』で「悔しいけど面白かった…」と思わされ
そして今日、『ルドルフ』でもぐっと来てしまいました。
どうしたんや、亜門。
やれば出来るやん、亜門。
…と言う感じ。
ただやっぱり、新納慎也が生かし切れていない気はする。
まぁ、浦井健治に不満は全くないけど、あの魔術師の役を新納に欲しかったなぁ…彼でも見たい気がしました。
エドワードも良かったけど…プレイボーイというよりも、世間知らずのおぼっちゃまに見えたかな。
後半につれて周囲から問題視されても貫こうとするルドルフとマリーの恋を
実際彼らを出会わせたエドワードはどんな風に見ていたのか…
揺れ動く国家情勢も見つつ彼の目がどんな風にとらえたのか…
言葉には出さなくても、シーンとしては描かれなくても
パーティの場でエドワードを立たせておくだけで、
新納慎也はそれを考えた無言の芝居をやってのけただろうに…
全体の演出はよかったけど、やっぱり宮本亜門は役者を使いきれない演出家ということか。
さて、ニイロ贔屓なお話はこれくらいにして。客観的な話。
主演の井上芳雄はこれで2種類のルドルフ皇太子を演じたわけで。
ルドルフ俳優ですね。(笑)
見るたびに成長している感のある彼。まだ伸びるか?と言う感じですけど。
ただ、彼の歌声は相変わらずめちゃめちゃ上手いしよく響いて素晴らしいんだけど
相変わらず堅くてわたしはどうも苦手。
愛しい歌詞も、優しいメロディーも、彼が声を張って歌うと怒ってるみたいに聞こえてしまって…
彼の歌にもう少しまろやかさが出たら、ファンになるんだけどなぁ…
という感じですね。
で、もう一人ものすごくものすごく、ものすごーく気になったのが
魔術師、浦井健治。前から何をさせてもかなりの高レベルを演じてくれる
若いながら信頼している役者さんです。
縁あって、彼のデビュー(仮面ライダーのラスボス)から見ていた彼。
ほんっと、成長したなぁ…ってか化けまくったね。
こんな役までこなすようになったとは。
今回は緩急自在な演技で、うたも素晴らしくてすっごいよかったです。
って、最初浦井君ってわかんなかったんです。
顔全体にペインティングをして髪も緑で、あまりに彼のイメージとかけ離れていたから。
歌もあんなに上手かったかな??本当にびっくりでした。
曲もいいし、ストーリーも見ごたえもあれば他のキャストも誰一人不足のある人もいなくて、
これはかなり素晴らしいと思いました。
あ、いい意味での不満としては…知念里奈ですか。
ルドルフの正妻ステファニー。
わたしは知念里奈は本田美奈子の後を継げる実力を持つ女優だと思うのですが、
ステファニーなりにルドルフを本当に愛しているというのが切々と伝わる曲が欲しかったです。
きっと、彼女も王室の中でたった一人気を張って生きていて、
本当はルドルフに弱みを見せたかっただろうにそれも出来なくて
いっぱいいっぱいだったんだと思うんですよね。
その孤独とか弱さも見たかった。
なんか観てきた興奮のままに書きなぐってしまいましたが、
本当に見ごたえのある秀作でした。
大阪にも来ないかなぁ~…
明時ディソナンス
エムキチビート
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2006/09/01 (金) ~ 2006/09/04 (月)公演終了
唄が聴こえた。
詩的な台詞と人々の交錯を描く作風。確かにその世界の民謡か俗曲が聴こえたのです。ここ最近は日本(っぽい)世界感が続いていますが、この時はアラビアンな国でした。
どうやら初日に行っていたらしいので、それ以降に出来がどうなったのか気になります。
「Chotto Dake YOn~?」
快快
住居&フリースペース 右側二軒目(東京都)
2008/05/31 (土) ~ 2008/06/02 (月)公演終了
満足度★★★★★
この公演は観た方がよいと思うな
家公演、初回。6畳の一間の中での距離感で劇団員と話したり、秘蔵映像見たり、各々の出し物を見てみたり。普通に楽し過ぎ。110分。
ネタバレBOX
自宅兼ギャラリーの昭和テイストの一軒貸しの家が会場。旧早稲田通りを北上して大きな交差点の手前のT字路を右折。右に公園のある左の路地に入った左側2軒目が会場の右側二軒目。ちょっと入りくんでるので行く人は間違えないように。
DJ聞きつつ喋りつつ食べつつと普通に楽しみながらあっという間に時間が過ぎる感じ。フレンドリーに迎えられた会場では本当に劇団の皆さんと友達感覚。
フードメニューで用意されているこーじ君のグリーンカレーは絶品なので是非ご賞味あれ。これ、普通に街中でも500円じゃ食べられないと思う。他の食べ物も美味しそうだったよ。
しかし、この公演の場当たりのようで計算されたおもてなしは素晴らし過ぎです。今晩のキャバクラ公演がどんな内容で上演されるのかが逆に気になるなぁ。
ノーマークだった人は今からでもホームページで混雑状況確認して予約すべき。必見公演。
シリアスに憧れて
演劇集団レイマ
Brick-one(東京都)
2006/06/24 (土) ~ 2006/06/24 (土)公演終了
若い奴らは夢を追えばいい。
一度辞めてしばらく時間を経た方々が、『我々みたいな者どもはプロなんてとてもとても~』と言いながらやっています。一度社会に出ているとはいえ、そこまで低姿勢になれるものか。しかも卑屈ではなく真摯。そして芝居やってる最中はかなりはっちゃけてます。大変そうだけど幸せそう。見返りを求めずに好きな事をやるってこういうのでしょうか。
ネタバレBOX
若者も一度始めたからにはそれってもう夢じゃなくて現実なのですよね。いつの日か!なんてぼーっとしてたら歳を取って終わり。時間は誰もに平等、ただし境遇は不平等。
華鐘-ファンドラ-
劇団 夢神楽
シアターブラッツ(東京都)
2006/06/23 (金) ~ 2006/06/25 (日)公演終了
こらこらこら。
冒頭のアドリブで『終わるまで3時間~』という言葉が耳に入る。またか…。前回も3時間やったのにまたやるのか…。間に休憩は入ったけれど、それまでは客席係がいなくて途中退室出来ない状況。休憩を取るからそれまで席を立つなよという事か。無理だ。つい、気持ちが表に出てしまって物凄くつまらなそうな態度の姿勢でいました。だって、つまらなかったから。
芝居に関しては全く評価する気がないのだけれど、作品の方向性はそのままで今も旗揚げから数年越しで活動を続けている。それには根性あるなと思うのです。
ネタバレBOX
声優志望が舞台に立つのであればそこには割り切りが必要。舞台上で声優であろうとしちゃダメ。ゆくゆくはそっちになるのだとしても、舞台上にいる間は俳優であってください。ホントは根本から俳優であれと思うけど、そこまでは求めない。対して可愛くない子が萌え声でヒロインの台詞を口にしても、対してかっこよくない人が篭った声でキザな台詞を口にしてもそれは演技じゃないよ。大体、口先で作るのに意識がいってしまって声が客席に届いてないのが本末転倒。聞かせたくて声をそうしてるのに結局は聞こえてないんだから。
熊猫(パンダ)
くろいぬパレード
劇場MOMO(東京都)
2008/05/29 (木) ~ 2008/06/08 (日)公演終了
満足度★★★★
風刺が効いている作品
根底はこの劇団お得意のホームドラマだけど、今の世相を風刺した作品でもあり、なかなか面白い作品でしたね。
ただ、前半かなり感情を抑えていたので、後半もっと感情を爆発しても良かったかな・・・
またシーンによって「この付箋はどんな意味があったの?」とか、「このシーンは逆にした方が後々に繋がるよな・・・」って思ってしまう処が多々あったのは、ちと残念。
でも演者の演技は素晴らしかったな・・・迫力ある演技により、ミラクルが起こったし・・・
ネタバレBOX
下請け会社を買収するからには、それ成りの隠し球があるんじゃないのかな・・・って思ったけど、何も無かったし、元IT経営者が2chの書き込みで翻弄してしまうの?って思ってしまったから、ちと爪の甘さがあったかな・・・
Wonderful
劇団スタンド・バイ
劇場MOMO(東京都)
2006/06/13 (火) ~ 2006/06/20 (火)公演終了
不適材不適所。
マンションの前。そこに住んでるらしい大物芸能人を目当てに野次馬に来るおばさんとか、誰かに用があるんだけど勇気が出せなくて入れない人とかの話。それぞれの関係性や物語が交錯するかの様で、別にそこまでそうでもない。主人公らしき人はいるんだけど、その人がいいほうに向かうのを願う気も起きない。うーん、どこを観ればいいのか。
ネタバレBOX
完全に死んでる役者がいたのが腹立たしくてならない。ちょい役とはいえ、明らかに活気がない。舞台上に出る事への怯えさえ見えて「あぁ、彼女は相当に手酷くダメ出しを受け続けて来たのだな」と思いました。後から本人に聞いたらやっぱりそうだった。そこは役者なら乗り越えてくれよとも思いつつ、その子は客演。えー、じゃあなんでわざわざ外部から人を呼んだんだよという気持ちのほうが強かった。それに対して所属役者は別に上手くない。けど、『ふふん。私は出来てるわ』と見せ付ける様な演技が鼻につく。芝居に感情移入せずして「あ、この人はやな人だ」と思った。役柄じゃなくて本人がムカついた。その演技も『こうやったらウチの演出には怒られない』というラインに沿っている感があって、なんでこの人は芝居をやってるんだろうかと。
終盤、盛り上がりの部分で完全にコケている見せ場が。それぞれの人物の事情が交錯するのを見せたかったのだろう。踊る様に互いの位置をスライド移動しながら台詞を口に出す。それが別の事情の人物への受け答えみたいになる。この動きが異常に汚い。体にまるでキレがない。そして身体を制御出来てないから台詞も何言ってるかよく聞こえない。動きの段取りに気を取られすぎて、台詞を口に出す事さえも段取り。この見せ場、所属役者をメインに据えていた。なのに得意でない事をやらせてどうするか。その上で先述した客演の子は幼少からバレエをやってて踊れるのにここでは使わない。えー、不適材不適所。