Wonderful 公演情報 劇団スタンド・バイ「Wonderful」の観てきた!クチコミとコメント

  • 不適材不適所。
    マンションの前。そこに住んでるらしい大物芸能人を目当てに野次馬に来るおばさんとか、誰かに用があるんだけど勇気が出せなくて入れない人とかの話。それぞれの関係性や物語が交錯するかの様で、別にそこまでそうでもない。主人公らしき人はいるんだけど、その人がいいほうに向かうのを願う気も起きない。うーん、どこを観ればいいのか。

    ネタバレBOX

    完全に死んでる役者がいたのが腹立たしくてならない。ちょい役とはいえ、明らかに活気がない。舞台上に出る事への怯えさえ見えて「あぁ、彼女は相当に手酷くダメ出しを受け続けて来たのだな」と思いました。後から本人に聞いたらやっぱりそうだった。そこは役者なら乗り越えてくれよとも思いつつ、その子は客演。えー、じゃあなんでわざわざ外部から人を呼んだんだよという気持ちのほうが強かった。それに対して所属役者は別に上手くない。けど、『ふふん。私は出来てるわ』と見せ付ける様な演技が鼻につく。芝居に感情移入せずして「あ、この人はやな人だ」と思った。役柄じゃなくて本人がムカついた。その演技も『こうやったらウチの演出には怒られない』というラインに沿っている感があって、なんでこの人は芝居をやってるんだろうかと。
    終盤、盛り上がりの部分で完全にコケている見せ場が。それぞれの人物の事情が交錯するのを見せたかったのだろう。踊る様に互いの位置をスライド移動しながら台詞を口に出す。それが別の事情の人物への受け答えみたいになる。この動きが異常に汚い。体にまるでキレがない。そして身体を制御出来てないから台詞も何言ってるかよく聞こえない。動きの段取りに気を取られすぎて、台詞を口に出す事さえも段取り。この見せ場、所属役者をメインに据えていた。なのに得意でない事をやらせてどうするか。その上で先述した客演の子は幼少からバレエをやってて踊れるのにここでは使わない。えー、不適材不適所。

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    2008/05/31 16:02

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