友達
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2008/11/11 (火) ~ 2008/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
権力でも、解釈でもない演出
「他人の作品を、作者以外の人間が演出するという制度がある理由がわからない」とかつて語っていた岡田利規が、他人の作品を演出する日がやってきた。
もう、どきどきわくわく。
蓋を開けてみれば、彼は、今回、演出家というより、振付け師のような立場で作ったみたいにみえる。そして、そこには、ものすごく知的な戦略があるみたいにみえる。ああ、すごいなぁ。演劇とはなんだろう、文学とはなんだろうと、考えずにはいられない。頭と身体がうずいてたまらない作品だった。2回観たけど、もう一回くらい観たい。
ネタバレBOX
別役実は「演劇における言語機能について 安部公房<友達>より」という評論(1970)で、「友達」について、ものすごく細かく分析していて、岡田利規の今回の演出は、この文章を出発点にしているという。
この約100ページの文章から、誤解を怖れずに無理矢理必要な部分を取り出すと、次のようになる。
・不条理演劇とは、日常的状況と極限的状況が併存するなかに、役者の実存をかいま見るという手法である。<友達>は、不条理演劇といえる
・ <友達>は、この「極限的状況」の作りが、不徹底である。つまり、男の家に侵入し、暴力を加える家族が、それを「善意」で行うところに極限的状況があるのに、家族のせりふには、それが「善意」であるとは思われないようなものが混じっている。
つまり、「友達」には、特に、登場する「家族」のキャラクターにおいて、ブレがある、というのだ。彼らの暴力は、徹底的に善意であったほうが、より効果的だ、そのほうが、不条理演劇として、わかりやすいというのである。
さて、岡田利規は、この批判にたいして、<友達>のブレを極限まで大きくすることによって、演劇そのものを極限的状況にしてしまったのではないか、と思う。つまり、別役実のいう「わかりやすい」ものではなく、逆に、徹底的に「わからない」ものを目指すことによって、演劇を観るという体験そのものを、極限的状況にしてしまったのではないか、と思う。
岡田は、プログラムで、「これは、暴力についての作品です」と、テーマをバラしたうえで、「できれば、テーマ以外のところをみてください」と断りをいれている。つまり、あらかじめ、舞台が、意味として論理的に捉えられることを、避けている。
さらに、岡田演出は、観客の目を、作者安部公房の意図とは違うところに持って行く。これが、とっても面白い。たとえば、謎の家族に突然自分の家を占拠された男が、警察を呼ぶシーン。舞台上では、警官と男と家族のやりとりがつづくのに、なぜかスポットライトは、全然せりふのない、中年のさえないおばさんである、この家の管理人に当たり続ける(客席からは、笑いが起こる)。たとえば、なぜかカラダをグニャグニャさせながら、ものすごい体勢でせりふをしゃべる「家族」の父親。なぜこのせりふを、逆立ちしながらいうの? 父親の身体のすごさに目がいってしまう。
つまり、戯曲の持つ「物語/言語」という、論理的なテーマに、岡田は、そうではない、たとえば身体のような、非論理的なものを、相反するものとして、併存させる。そして、そのとき、その向こうに、何かが浮かび上がる。この「何か」とはなんだろう。言葉にしてしまったら、演劇は終わってしまうのだろうけど、考えさせられる。
演劇は、言葉(戯曲)と、身体(役者)が、同時に併存して、初めて完成する。通常、演出家は、戯曲の言葉を優先させる。つまり、演出は、戯曲の言葉を補強するために、つけられる。言葉という論理が上位という関係が、暗黙のうちに前提となる。
ところが、今回の岡田演出は、言葉と身体に、優劣がないし、ふたつがぶつかりあうこともない。演出が、常に、戯曲の意味に、ゆるやかに疑問を投げかけ続ける。なぜここで、その演出なの? と。演出は、むしろ身体という、非論理の部分に、スポットを当てつづけるが、それは、言語を意識しつつ、変幻自在に行われる。だから、戯曲の側からも、演出に対して、常に、疑問が投げかけられるという、不思議な関係が生じている。
ここがすごい。最近の演出家には、言葉か身体、どちらかを、一方的に優先させる人はたくさんいるけど、なかなか、同時に、可変的に扱うことは、できていないと思う。岡田は、どちらかに権力が偏ることを、徹底的に避けている。言葉と身体は、一瞬ごとに、ぐにゃぐにゃと関係を変化させる。これは、普段の演劇の観方をしている僕ら観客を、相当に戸惑わせる。普段の演劇は、演出か、戯曲、どちらかの側に、権力があって、観客は、権力の側に寄り添いながら観れば、それでことたりるのだ。僕らは、演出と戯曲が併存する舞台をみて、どこを観たらいいのか、どういうふうに「把握」したらいいのか、わからなくさせられる。そして、たぶん、そこに、この演劇の目的がある。
「関係性」を把握させないようにという岡田の意志は徹底していて、たとえば、役者が、つねに観客をみて、観客を十分に意識していることをアピールしつつ、演じるという、独特のあり方も、観客と役者という関係を、ゆさぶっていたりすると思う。
だけど、なんとなく、こういう、極限的状況のもとで、論理という権力から逃れるという構図は、安部公房の基本的なテーマでもある、という気がする。「友達」でも、男が、犬になるシーンがあって、ここは、論理を越える、すごく面白い場面だと思う。そして、岡田は、そういう、安部公房が、はじめから持っていた、論理にたいする、ゆさぶりかけるような力を、増幅して、大きくしたのだという見方もできるかもしれない。
こんなふうにたくさん言葉を費やして語ってみても、極限的状況である、この舞台の、体験としての魅力は全然伝えきれていない。レビューは、言葉しか使えないので、もどかしい。カラダが、うずうずする。頭が、燃える。それは、演劇というより、なにか別の、新しいものを見せられたことによって、僕のカラダが、普段の理性を越えたなにかを芽生えさせているということだったら、面白いのに。
人間の、理性の檻から、逃れたい、と思った。
ワオーーーーーーーーーーーーーーーーーン。
いつか見る青い空
弘前劇場
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2008/11/07 (金) ~ 2008/11/09 (日)公演終了
満足度★★★★
青い空はいつか
深くて、怖い、作品だった。
東京って、なんだろう。そんなことは、普段、あまり考えない。僕には、当たり前に、東京は東京で、それを、単純に、「現代」だと思っていたふしがある。それが、弘前劇場の新作を観て、ぼろぼろに崩れてしまった。東京=現代では、決してない。そう知ることが、怖いことだということさえも、僕は、これまで、知らなかったのだった。
ネタバレBOX
禅寺で、座禅を組む人の後ろ姿が見える。ぴくりとも動かない。線香の煙だけが動く、静かな空間。なんだか、静粛な面持ちで、みんな、開演を待つ。
開演。いったん暗転して、パッと明かりがつくと、一人の男が、もう一人を、長ドスで刺している。血がたれている。本物の液体がしたたる音が、ぽたりぽたりと、聞こえる、静寂の中の暴力に、圧倒される。よく見ると、ドスは、すんでのところで、受け止められている。刺さってはいない。
「左手は、もう使い物にならないだろうね」
「すいません」
その後のやりとりで、これは、殺された親の仇うちだ、とわかる。静かに、このシーンは終わって、また、もとの禅寺に戻る。そして、その後につづく物語は、実に平和な、禅寺に集まるひとびとの、日常生活の様子なのだ。
観客として僕は、このギャップに、くらくらする。あまりにも強烈に焼き付いた冒頭の暴力がこびりついているもんだから、日常生活のシーンを観ていても、その底に、死の匂いを捜してしまう。そして、それは、せりふの端々に、小道具の中に、役者の表情の影に、周到に、配置されている。折しも仇うちに失敗して逃げていた若者が東京から帰ってくる。
若者は、ごくごく普通に、みんなと接する。殺し損ねた仇とも、普通に接する。暴力の影は、表面上は、みじんも見せない。当然、周囲の人々も、生活している以上、みな、悩みを持っている。実はガンだったり、実は妊娠していたり、それでも、それらの、どうしたって避けることはできないものと、みんな、しっかり向き合っている。だから禅寺に座禅を組みにくる。そして、悩みは当たり前のものなので、特に表に出したりしないのだ。
舞台は、その後、日常生活のさなか、青年の仇うちが再び実行され、ドスが突き刺さる一瞬、研ぎすまされた暴力を、両手を広げて受け入れる、仇の男のシーンで、瞬間的に終わる。
つまり、この作品は、とてつもなく強烈な暴力を、冒頭と末尾に配置して、強固な枠組みを、作っている。平穏にみえる日常は、この暴力の枠内で行われるにすぎないのだ。
枠として、悩みの究極、不条理そのものとしての生死の問題が暗示されているので、その中で行われる日常が、普通のものであればあるほど、人間を捉えてはなさない不条理な部分が浮かび上がってくる。逆にまた、生死を意識しつつ見る日常は、特別にはっきりと映る。さらに、はっきりとしたスジがないだけに、登場人物としての役を越えて、演じている役者そのものが、人間として、浮かび上がる。そうなるように、作られている。
さて、ここで、「東京」が浮かび上がる。僕は、長谷川孝治関連の舞台は、これでたったの三回目。なのに、弘前劇場の役者たちが、名前からなにまで、しっかりと頭に残っている。僕が東京で舞台を観始めたのは最近だけど、観始めのころ、役者を覚えることの難しさにびっくりした(今もあんまりかわってないけど)。同じ劇団でも、公演ごとに役者は全然違うし、見るたびに印象がすごく違ったりして、捉えるには、努力がいるのだった。東京の舞台は、誰がやっても大丈夫なようにできていて、つまり交換可能で、役者たちも、演じるものとして、できるだけニュートラルになろうとしているのかもしれない。役をプログラムとして、その都度インストールするように。
あまりにも流れの速い世界に、即時対応するべく、なるべく、ノイズのもとになる「自分」が固定化しないように、ニュートラルを保つ。それは、東京で生きる、僕の生活そのものなのだった。そして、弘前劇場の、青森という土地の、「自分」を受け入れて生きる世界が、空よりも、地面を見ることを受け入れる姿が、うらやましく感じた。
だが、同時に、この作品は、その、人間としての「自分」みたいなものを、どこか、「逃れられないもの」として捉えており、そのうえで、その「自分」からの「逃れられなさ」に対する、無抵抗のもがきのように描いているような気がする。タイトルには、そんな思いが込められているんじゃないかな、と思う。
ガンにおかされた魚屋さんと、禅寺の次女との禅問答のシーンがある。次女の答えが観念的になると、魚屋さんは、「それは形而上」とたしなめる。魚屋さんは、自己の肉体に、つまり形而下にとどまるように説いているのだけど、そのように、形而下が志向されればされるほど、逆に、形而上への、あこがれのようなものを感じてしまう。そしてそれは、肉体を、形而下を、「牢獄」と表現したプラトンみたい。肉体を、自分自身を、必死で受け入れようとする姿は、逆に、肉体(自分の根付いた、土地の比喩でもあるだろう)への嫌悪、受け入れようと努力しなければ受け入れられないという思いを感じさせるのだった。
だが、東京で、僕が行う、自分を、ノイズと捉え、ニュートラルにしようとする、その作業も、果たして、自ら進んで、望んで、そうしているのだろうか。当たり前に行っていることが、あまりにもゆるぎない「自分」を見せる舞台の前で、今、揺らぎ始めてしまっている。
夕暮れ放課後ひみつきち
ペテカン
赤坂RED/THEATER(東京都)
2008/11/15 (土) ~ 2008/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
二度目の観劇
もう一度見たくて今日来ちゃいました。
やっぱり良いです、なんだろう、自分のボキャブラリーが少ないので表現が上手く言えないけど感動します。
でも笑えるけど泣ける、見ている私と意識との共感が物を言うのかなぁ?個人的にはエンディングの感じが好きです、映画見た時みたい。
鹿 金
少年かしこ
OFF・OFFシアター(東京都)
2008/11/19 (水) ~ 2008/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
とっても素晴らしい!!
いや~、期待以上、とっても素晴らしい!!
とても素晴らしい作品!
まだまだ公演中なので、以下ネタバレBOXに・・。
ネタバレBOX
全体の構成、脚本、そして何より、緩むことなく最後まで疾走する、緊迫感溢れる展開が素晴らしい!
いや~、いい意味で期待を裏切られた、てか、とても素晴らしい!
細かく観ると、確かに不条理、不合理だらけなんだろう・・。
でも、そんな瑣末な事は全く感じさせず、高度なテンションを保ったまま疾駆する・・。
何やら、古き良き時代の、向こうもののB級ホラー、サスペンスの香りも豊かに、すっかり作品世界に魅了された・・。
昨今、緊迫したミステリアスなテイストの作品でも必ず笑いどころを取り入れているようだが、この作品はそういった遊びは一切なし・・。
終始緊張感溢れる展開が、心地よいテンションを保つ。
ヒロインの火傷の傷跡も何とも効果的・・。
何度か、背筋が冷たくなり、全身ゾクっと鳥肌が立つようなシーンもあった・・。
単純な暴力や狂気ではなく、何やら得体の知れない心理的な病巣を抉り出すような描写が、徐々に恐怖感を増幅させたのだと思う。
いつの間にやら作品世界に導かれているとしたら、やはりそれは秀作だったということだと思う・・。
途切れることなく保たれるテンションが誠に心地よい・・。
良い作品を魅せてもらった・・。
次も楽しみにしたいと思う。
とける
ブルドッキングヘッドロック
サンモールスタジオ(東京都)
2008/11/13 (木) ~ 2008/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★
初ブル
面白かったし、怖かったし。。。
とける
ブルドッキングヘッドロック
サンモールスタジオ(東京都)
2008/11/13 (木) ~ 2008/11/24 (月)公演終了
満足度★★★
スクールガールの多さが好き
軸かと思ったエピソードが、流れのひとつだった、そうか、瞬間をすくいあげたのかと。
すてるたび(公演終了)
五反田団
アトリエヘリコプター(東京都)
2008/11/15 (土) ~ 2008/11/25 (火)公演終了
満足度★★★★
白昼夢か、それとも人生か。
前田司郎の思うような展開にほくそ笑む。なるほど、紛うことなく変な夢だ。
彼がしつこくテーマとしてきた「生と死」が、今回も根強く見えている。
人生を旅に例えるだけなら安易だ。
しかしながら、ニッチなところを攻めるのは流石の五反田団クオリティ。
4つの椅子で、情景を浮かび上がらせるのはチープだけど、凄い。
「チープだけど」という枕詞がつくのは、五反田団として正しいんだと思う。
今までとは少し違った見せ方が新鮮であった。
それにしても、黒田大輔に五反田団は似合いすぎる。
ネタバレBOX
子作り神社(酷い名前だ…)の穴(まあ、椅子なんだけど)を潜る所など、
どこまでも飛躍していく感があって、温泉に辿り着く所など秀逸。
まあ、暗喩と言えば暗喩なんだけど。
しかしながら、ラストにかけて、ちょっと失速。
なんか、脱力というよりは失速の感がある。
息切れというか、まとめにかかりつつ散らかそうとしたというか。
結局、有機的な繋がりに欠けるものになってしまった感が否めない。
不条理とは言え、繋がりは大事。
賊
劇団6番シード
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2008/11/14 (金) ~ 2008/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★
迫力
皆さん、一人ひとりの個性が輝いていてとってもカッコ良かったです。
とくに女衆はズラリと並ぶと迫力満点。
久しぶりにアツイお芝居を観させていただきました。
ありがとうございます。
ネタバレBOX
謎かけの答えのインパクトが…。
途中、東の賊と西の賊が入り乱れ、どっちがどっち?状態。
今はどこの舟?どこの島にいるの?と場面について行けず、答えがわかるまでに、私が疲れてしまっていたのかもしれませんが。
SAMURAI 7
ネルケプランニング
新宿コマ劇場(東京都)
2008/11/14 (金) ~ 2008/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★
コマ劇場閉館は惜しい…
天井が高くて、座席の傾斜も良い感じに付いてて、見やすくて広くて豪華な劇場なのに。
無くすには惜しいです…
映画もアニメも見てなかったのですが、この舞台を観て興味を持ちました!
凄く面白かったです♪
もう一回観たいなぁ…
レイザーラモンHG、カッコイイですよ。
サングラスしてないから、最初は誰だか分からないかも知れないですけど(笑)
アニメのキャラ設定なのか、殺陣とは言えない動きをする侍がいますが、アニメ原作っぽくてそれも良いんじゃないでしょうか。
ネタバレBOX
やっぱ子役は強敵ですなー。
戦場に向かう侍に
「大きくなったらオッチャンと結婚してあげる」
なんて言われたら泣きますって。
レイザーラモンHG、良い役もらったなー。
ザブザブ波止場
劇団道学先生
新宿シアタートップス(東京都)
2008/11/05 (水) ~ 2008/11/19 (水)公演終了
満足度★★★★★
たのしかったぁ~~~
いい時間をすごしました!!
時間とお金を費やす価値がそこにはありました!!
すべてがいい感じのバランスで、一個にまとまっていましたね。
セットのぬかりもなく、演じる人たちも自然で、お話もわかりやすくて、緩急もあって、照明や音響もすごくいい感じでした♪
ぜ~~~んぶが合わさって、まじりあっていって、劇場にいるはずが、夏の港町にいる感覚になりましたなぁ~~~。
そこの匂いとかまでしてきそうな、そんな感じ。
いやぁ~~~~、ほんとによかった!!!
演劇に興味のない人でも充分楽しめる舞台だったとおもいます!!!!
次回作が今から楽しみだぁ~~★
いまさらキスシーン(玉置玲央一人芝居)
柿喰う客
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/11/19 (水) ~ 2008/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
柿、柿、柿
七味、レオと柿の精鋭がそれぞれに核爆発してる感
(一部に不適切な表現が含まれてます)
会わせて75分で、
十分おなか一杯になるだけでなく、
08年演劇シーンの最良の部分を体感できる。
制服姿なので、今日はレオさまのおしりがみられないのか…
と私の中のみーはーギャルをなだめるのに躍起になっていると、
華麗に回転したときに、ミニスカがまくれ、
ちらっとおしりが!!!
ギャル魂とオヤジ根性が同時にどきどきするという、
ひとつぶで二度おいしい感…
やっぱ「柿」は見ている客(食ってる客?)も変態にしてしまうなぁ。
「大丈夫か?」
というほど、多作をしてる中屋敷
来年は役者として外部出演か…
(みたいような、みたくないような)
いきなりベッドシーン(七味まゆ味一人芝居)
柿喰う客
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/11/19 (水) ~ 2008/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
ありゃりゃ
「一人でも柿」というタイトルを私も思いついたのに、「D」さんが先に書き込みなさった。愚図はだめね。とほほ。
元気炸裂
下品爆発
荒唐無稽がはじけまくり
という、柿風味てんこもり。
たった50分なのに、七味一人を独り占めでき
おなかいっぱいになります。幸せ!!
内容はとっても痛い話なので、
七味がいとしくてしかたなくなります
もう一度、みにいくかも。
ハマのメリー伝説「市電うどん~特盛版~」
横浜未来演劇人シアター
「みなとみらいテント劇場」 横浜市西区みなとみらい6丁目、みなとみらい線新高島駅4番出口徒歩8分 、JR他各線横浜駅東口より徒歩18分 (神奈川県)
2008/10/31 (金) ~ 2008/11/03 (月)公演終了
満足度★★★★
ほとんどお祭り騒ぎ状態
テント小屋とその後方100mにわたる空間を使い大人数で描いた「ハマのメリー、魂の旅路」。生演奏にダンス、マスゲーム系のパフォーマンスからエアリアルまであってほとんどお祭り騒ぎ状態。最初こそ座り心地が気になったが終わってみれば「本当に2時間超えていたの?」と感じるほどで、当日券でも観た甲斐は十分にアリ。
図書館的人生vol.2 盾と矛
イキウメ
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2008/10/24 (金) ~ 2008/11/03 (月)公演終了
満足度★★★★
むしろコミカル
イキウメとの出会いであった06年3月の『短編集 Vol.1 図書館的人生』に続く短編オムニバスで、ちょっとフシギ、あるいはちょっとヘンな状況から次第に発展させてゆく、というベースラインはいつもと共通ながら、不安要素、不気味要素はほとんどなく、むしろコミカルなところが大きく異なり、これもまた面白い。
魔王転生~maoutenshou~
R:MIX
シアターサンモール(東京都)
2008/10/30 (木) ~ 2008/11/02 (日)公演終了
満足度★★★★
重厚で格調高く
大河歴史ロマン「魔のシリーズ」中の一編、魔王軍対レジスタンスというミクロな部分と国民を政治力で統治するようなマクロな部分、それに歴史の流れに翻弄される人々など見どころたっぷり、重厚で格調高くさえ感じてしまうのはいつも通りながら、今回は楽屋落ちや劇団☆新感線っぽいくすぐりなど、フッと緊張感を緩和する笑いのパートが多かったのは休憩込み約3時間半の大作であるがゆえか?
実は魔王軍のキャラたちも(それぞれの)理想世界を構築したがっているワケで、いわゆる「悪役」とがほとんどいないのが架空とは言え歴史劇っぽく感じさせる要因か。
ただ、「予言の勇者」のいでたちが変身ヒーローっぽいのにはちょっぴり違和感を抱く。もしや元スネークオルフェノクと戦うということでそうしたんじゃなかろうな?(笑)
いまさらキスシーン(玉置玲央一人芝居)
柿喰う客
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/11/19 (水) ~ 2008/11/24 (月)公演終了
やっぱり柿。
「いきなり〜」と合わせて観たほうが良いのは言うまでもなく。しかし金欠で・・・とかの場合はこちらだけでも。単独でも何の問題もなく観られます。
そもそもからして場面展開が早く物語がドンドン進行する柿らしさが全面に。何となく観ていても脳髄にグイグイ割り込んで来ますが、気を抜いたら目の前でやってるのに見逃してしまいそう。集中して堪能するのをオススメします。
「いきなり〜」と比べるとこっちのほうがいい意味で軽いです。あ、軽快と言えばいいのか。でも、途中までね。
ネタバレBOX
七見さん・玉置さんの髪色が赤と青で対比してますが、芝居の色は黒と白だった印象。
いきなりベッドシーン(七味まゆ味一人芝居)
柿喰う客
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/11/19 (水) ~ 2008/11/24 (月)公演終了
一人でも柿。
歌う様な台詞のリズムと忙しないアクション。始まってすぐに「あ、やっぱり柿だな」と再認識。多分ラッパーを見ている気分に近いかも。自分もノらないと損。
バナナ学園といい、中屋敷さんの書く学生モノは狂気面が強く出る印象が。ワハハと笑わされていると一気に訪れるダークサイド。さながらジェットコースター。普段の柿にも含まれる要素ではあるけれど、今回は一人芝居だからか観る側により濃厚に想像させていた感じ。
ネタバレBOX
まずは初日。これが楽日までにどうなるか。
開場時間よりも大分早く行ったのに既に30人待ちでした。すげーな。
夕暮れ放課後ひみつきち
ペテカン
赤坂RED/THEATER(東京都)
2008/11/15 (土) ~ 2008/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
やっぱり面白い
二度目の観劇。初日より役者さんがこなれたのか、テンポが良くなっていて、作品に深みがあった。主役のおふたり、大治さんと谷部さんのキャラクターが大好き。好き嫌いはあるかもしれないけど、今の演劇シーンには無い、この劇団ならではの世界観だと思う。間違いなく私の2008年ナンバー1!!
ネタバレBOX
終わり方が大好きです。
あと、斎田吾朗さんのファンに今回なりました!
赤シャツ
劇団青年座
紀伊國屋ホール(東京都)
2008/11/12 (水) ~ 2008/11/18 (火)公演終了
満足度★★★★★
見事にクオリティの変わらない再演。
小説「坊っちゃん」の文面の事柄はそのままに赤シャツ目線で物語をリライトしたサイドストーリー。キャラのつくり込みも納得の安定感。165分。
ネタバレBOX
小説では悪者的な存在赤シャツは実は臆病で実直故にイヤが言えずに勘違いされる人物に描かれている。この視点から見た事象は小説とは違った一面を浮かび上がらせ、本当に小説と対になっているかのような錯覚と説得力さえ包含している。実に隙のない作品だと思う。
賊
劇団6番シード
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2008/11/14 (金) ~ 2008/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
ありがとう。
もうほんと素直にそう言いたい。
こんなに泣いて笑ってドキドキするなんて、
初めて恋を知った思春期のあの時以来のことだった。
いや、
そんなことないか・・・。
まぁなんにしろものすごく楽しんだ。
うん、
ほんとありがとう。
ちなみに自分、『ありがとう』なんて言葉、年に数回しか言わないんだからその言葉の重み、相当なものだと思って欲しい。
それにしても陽一松本・・・
天才だ。
陽一松本には前回『VOICE ACTOR』で完全にK.O.されたのに、今回はそれ以上の勢いでK.O.された。なんてゆーかもう、倒れた後も馬乗り状態で殴られ続けた気分だ。
それくらいすごい。
それくらいに感動した。
そしてそれくらいオススメだ。
ネタバレBOX
いやぁ、
ほんとなにしろ40人以上の役者達が最高の演技力で舞台を駆け回るんだからすごい。
それを無駄なく動かす陽一松本がすごい。
セリフ回し、音楽の使い方、照明・・・全部が完璧。
暗転を使わない無駄のない場面展開、
数人に振り分けることで迫力を増し、
テンポのよくなるセリフ運び、
無理のない自然な笑い。
もう全てに脱帽。
俳優さん達も粒揃い。
もう、
和之小沢とか出てきただけで笑えるし、
伸一妹尾とかい~い味出してるし、
智晴鈴木とか雰囲気好きだし、
早奈美戸田とか可愛いし、
裕美竹内とかキレイだし、
みんななんかいいし、
で、
陽一松本がまた俳優としても存在感発揮してるし・・・
もう全部最高。
書ききれない。