最新の観てきた!クチコミ一覧

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鉄砲玉

鉄砲玉

劇団黒テント

イワト劇場(東京都)

2007/06/01 (金) ~ 2007/06/10 (日)公演終了

いま黒テントが面白い!そう言いたくなる作品
日活映画が会った時代の勢いがこの作品にはあって、黒点の重鎮が病をおして最後の舞台を務めるという背景もあってものすごく密度の高い空間をシンプルなシアターイワトに創出していた。作の坂口瑞穂は新時代の黒テントを支える人として基盤を確実なものにしたのではないか?そして、黒テントは芸術団体としては珍しくきちんと世代交代をしようとしているが、その過渡期の作品である。ひとつのことが去ろうとし、新しいものが中心にすわろうとしている。いま黒テントが面白い!

上海ブギウギ

上海ブギウギ

劇団黒テント

イワト劇場(東京都)

2007/12/05 (水) ~ 2007/12/16 (日)公演終了

この上ない贅沢な年末のひととき
服部好次さんという服部家の人が黒テントにいたことで、この作品の成功は間違いないと思っていたが、これほどまで充実した音楽劇をシアター岩戸で見せてもらえるとは思っていなかった。客席はまるでバーの客席のようであり、そこには不思議と昭和の空気が流れ演奏される楽曲はひとつひとつが哀愁を帯びて聞こえたのだ。素晴らしい役者さんたちの演技と、舞台美術と映像と、贅沢な時間を過ごせました。

かもめ

かもめ

劇団黒テント

イワト劇場(東京都)

2007/04/20 (金) ~ 2007/04/29 (日)公演終了

劇団公演の勝利
「かもめ」は山ほど見ている作品のひとつだが、シアターイワトの空間がこの作品にあっていて、それも黒テントの幅広い年齢層の人たちのアンサンブルがあり、シンプルで淡々とチェホフのテキストを大切にする方法で本当に面白かった。喜劇であることも、喜劇は悲劇の隣り合わせであることも良く分かった。ゲラゲラ笑わない喜劇。突き放した喜劇。

お台場SHOW-GEKI城

お台場SHOW-GEKI城

フジテレビジョン

フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)

2006/12/16 (土) ~ 2007/01/03 (水)公演終了

野鳩
フジテレビの中でやる。お台場でやる。とあまり意識しないで自然体ですーっとやり抜けた感があった。その分、ふらっと入ってみた人はびっくりしたかも。面白かった。

お台場SHOW-GEKI城

お台場SHOW-GEKI城

フジテレビジョン

フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)

2006/12/16 (土) ~ 2007/01/03 (水)公演終了

はえぎわ
はえぎわはノゾエ征爾の台本が劇場の特性を良く理解して綿密に書かれていたと記憶している。70分に短い時間にはえぎわらしい個性を適度に出しつつ、暴走せずにきちんと作り上げていた。スゴいなと思った。俳優陣も魅力的な人が多かった。

音楽劇 「三文オペラ」

音楽劇 「三文オペラ」

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2007/10/09 (火) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

ブレヒト作?
ブレヒトらしさが削げ落ちたと感じたのは僕の間違え?クルトヴァイルの歌芝居が炸裂してどこかに行っちゃった?あの世界の面白さが出ていたのか。僕は良く分からない。歌が上手いとあまり思える人はいませんでした。

書く女

書く女

ニ兎社

世田谷パブリックシアター(東京都)

2006/10/02 (月) ~ 2006/10/15 (日)公演終了

樋口一葉
現代演劇において井上ひさしさんと並んで面白く、社会から逃げず、観客動員もあってお客から支持されている作品をコンスタントに出し続けるといえば永井愛さんだと思うのです。この作品も寺島しのぶという天才女優を得てものすごき高みまで上り詰め人間関係のあやふやさをじっくりと感じさせてくれた秀作です。きっとまた再演されますから。また見たいですね。

少女とガソリン

少女とガソリン

阿佐ヶ谷スパイダース

ザ・スズナリ(東京都)

2007/06/08 (金) ~ 2007/07/04 (水)公演終了

スズナリでの新作公演
近年の阿佐ヶ谷スパイダースの作品の中では、見てないものがあるから何ともいえないが、非常に分かりやすく、物語性もどっぷり残っていて、それでいてギャグも人物描写も深まった作品。スズナリで会ったことも影響してか俳優の思いはすみずみまで行き渡り多いに客席も沸いていた。
 

桜飛沫

桜飛沫

阿佐ヶ谷スパイダース

世田谷パブリックシアター(東京都)

2006/02/10 (金) ~ 2006/02/19 (日)公演終了

マーティン・マクドナーの影響なのか?
時代劇でありながら、その人物描写、展開などなど、PARCOで演出したマーティン・マクドナー作品の影響を感じる作品だった。舞台は美しく豪華なのだが、時おりそれら美しさの中に何かとてつもない絶望を感じてしまったりした。例えば桜吹雪があったとしても、それは蜷川幸雄さんのそれとは何か相当違うものだった。

ともだちが来た

ともだちが来た

阿佐ヶ谷スパイダース

ザ・スズナリ(東京都)

2003/12/17 (水) ~ 2003/12/30 (火)公演終了

中山祐一郎の演出作品
こんなに切ない物語と多くの人が思っただろう。人は生き死んで行く。それは観客として見ている自分にも必ず起こること。鈴江俊郎の傑作が蘇る。それも、本当に細部の、例えば舞台上に投影される映像のすみずみまでこだわった作り方をしていた。きっといつまでも忘れない作品だ。

みつばち

みつばち

阿佐ヶ谷スパイダース

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2003/06/05 (木) ~ 2003/06/11 (水)公演終了

時代劇でありながら
時代劇と思いきや現代の息吹をとことん感じさせる作品。超強力なキャストを得て全国ツアーも敢行するスゴい劇団になった作品と記憶している。良く分からない部分も長塚圭史の世界となれば必死についていこうとしてしまうのだ。

ポルノ

ポルノ

阿佐ヶ谷スパイダース

TOKYO FM HALL(東京都)

2002/08/02 (金) ~ 2002/08/17 (土)公演終了

いつもは意識していない部分が目覚めた。
阿佐ヶ谷スパイダースにとって再演であるかもしれないが、原点回帰した作品から阿佐ヶ谷スパイダースの動員は山ほど伸びて行った記念碑的作品であることは間違いない。事実上、第4のメンバーである富岡晃一郎の活躍もこの作品で決定的になったのではないか。結成から6年目に旗揚げ作品。それからまた6年。つまり12年。脳の中のいつもは意識していない部分が刺激されたのを覚えている。

リュウの歌

リュウの歌

新宿梁山泊

紀伊國屋ホール(東京都)

2008/05/09 (金) ~ 2008/05/18 (日)公演終了

満足度★★

期待が大きすぎたか…
今回初めて新宿梁山泊を観ました。
かなり期待して観に行ったからか、なんとなく肩透かしをくらった印象。
迫力がないというか、なんだか迫るエネルギーが弱かった気がしました。戯曲の構造とかは明らかに暑苦しいエネルギーで溢れてるんですが、何か。空間がスカスカな感じがしてしまいました。
つくりもなんだか荒っぽい。ちょっぴり残念。
でも、ゴミが降ってくるシーンは活気があったなぁ。

ミュージカル ハレルヤ!

ミュージカル ハレルヤ!

ホリプロ

天王洲 銀河劇場(東京都)

2007/12/01 (土) ~ 2007/12/13 (木)公演終了

日本初ミュージカルの傑作
実はコーラス隊で出ていました。出番がない時に見せてもらったのですがとても良くできていました。単純だけど誰もがもってる悩みや問題が根底にあって、さまざまな音楽をポジティブな気持ちで乗り越えて行く。そのパワーの源は愛!みたいな作品です。きっと再演するでしょう。その時にはお見逃しなく。川平さんの代表作です。

瓦礫と勲章

瓦礫と勲章

13号地

小劇場 楽園(東京都)

2008/08/12 (火) ~ 2008/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★

生きる。という事
今回の芝居は完璧に好き嫌いがはっきり分かれると思う。

なぜって、この物語は全体的に暗い!(--;)
だけど、不器用ながらも一所懸命生きた人達の物語です。。

以下はネタバレBOXに。。

ネタバレBOX

彼らはゴミの山を住処としている。。
一人は「こいつらポンコツを治してやらんと・・いや、治りはしないんだ。完全にはな。だけど、どうにか治してやらんと・・・。」と、ひたすら修理をし続ける。。

一人は新聞を読み続け、JR西日本福知山線脱線事故の情景を考える。。

一人は自らを少年Aと名乗り、新聞を読み続ける男にひたすら謝り続ける。。
少年Aは、いじめの多い学校や社会への不満、両親の浮気などで心を痛め、傷つき、ムカつき、この新聞男が住んでいる山を壊して、どうやら・・・新聞男を殺してしまったようだ。

この3人は既にこの世のものではない。

要は霊となって彷徨い、このゴミ山に住み着いてる設定だ。

そこへ痴呆の小暮と介護師の安藤が訪れる。。
小暮は彼らの住処・ゴミの山にちょこちょこ訪れているうちに、寡黙で誰とも関わらず生きてきた3人の男たちは、お互いに係わり合い話すようになっていく。
小暮によって、みんなが打ち解けていくようになったのだ。

その小暮を我慢強く、見守る責任感の強い安藤。

この二人もこの世の者ではない。


この世のものでない5人が不思議な空間を演じる。。
どの人たちも、どこか壊れてて、もっともらしい設定を演じる役者。
ここの役者さんたちの演技が本当に素晴らしいです。。

ゴミの山に住み着く浮浪者の人たる人・・・。
本物のように見える(^^;)


そこへ、かつての同僚、看護士のめぐみとさとみが関わってくるのだが、この二人は生きてるので、先の五人が見えない。。
見えないが、物語は同時に進みながらリンクしていきます。

めぐみもさとみも、安藤の死が自分の責任だと思い込み苦しんでいます。
その苦しみから逃れられずに、もがきます。。


安藤が登場した時になぜ裸足だったか?
赤い靴の意味は?
など、終盤で物語りは繋がり、私たち観客を納得させクライマックスとなります。


「生きる」という原点を見つめた作品です。
ポンコツをひたすら修理する一人。

ポンコツとは人間なのだ。
誰一人としてこの世に完全な形で生まれてきてないニンゲンだが、それでも何かと戦いながら、時には壊れながら生きていく人間の本質を見つめ、「それでも君たち、生きるんだよ。」という応援歌なのだ。。


物語のそこにはそんな希望が見える作品です。。


ワタクシは好きな作品。
好き嫌いは分かれると思うけれど、観て何かを感じ取れます。
初心者むきではないけれど、お勧めです。。
tears

tears

FREE(S)

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2008/08/12 (火) ~ 2008/08/15 (金)公演終了

満足度★★

まだ青いです。
キャストは19名。
その割りにワンシーンの登場が3~4人だから、ちょっと寂しい。。

以下はネタバレBOXに。。

ネタバレBOX

えっとね・・。

ちょっと言い辛いのだけれど・・・芸術劇場で公演するには早すぎました。

本の内容もインパクトがなくてまだまだ未開の地です。

療兵院での出来事を綴った物語。
本来の療兵院のように悲惨な状況ではなく物語りは甘いです。
取材をして作ったのか疑問に思うほど、どろどろ感がなく、現代の病院とそんなに変わりがなくインパクトも弱い・・。

3~4人の役者がワンシーンを1ページずつめくって見せるやり方で全体的に場面が寂しく静かなものだから、眠くなります。

音楽の導入も少なくシーンとした空気の中、広い舞台で役者のセリフが吐かれます。。

ちょっと苦痛でした。あまりにも平凡な芝居でうねりがない。

学芸会のレベル。他の場面とリンクすることもなく平坦な演出でした。

最後の場面。

盲目になった敬介と姉が抱き合うシーンでは、観客は泣いてないのに、舞台の役者の殆どが泣いてます。。

要するに自身の舞台に陶酔して泣いてる。。


観客を泣かせてくれなきゃ・・(^^;)

今回は本がいまいちでした。。

えっと、おいらは誰だっけ?〜Cash on Delivery〜

えっと、おいらは誰だっけ?〜Cash on Delivery〜

傑作を遊ぼう。rorian55?

ザ・ポケット(東京都)

2008/08/13 (水) ~ 2008/08/17 (日)公演終了

満足度★★★

まきこまれました
役柄の名前がカタカナだと、その世界に入るのに多少時間がかかったりするのですが。
今回は最初、ちょっと違和感を感じたくらいでわりとすんなり観ることができました。大仰な芝居もしかり。
衣装やメイクがレトロポップ。

初日のためかくかくしていた部分もありましたが、楽しめました。
コメディが好きな方にはよいのでは。

女教師は二度抱かれた

女教師は二度抱かれた

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2008/08/04 (月) ~ 2008/08/27 (水)公演終了

松尾さん、最高!
せつなくて、おかしくて、哀しくて、いとおしい。松尾さん、すごい。いろんな意味で。
松尾さんはダンスうまい、歌うまい。大竹さんはバラバラな感じがとてもいい。浅野さんも切ない。阿部サダヲさんやんちゃ。染ちゃんは全然かっこよくない。ある意味すごい。

ネタバレBOX

そして「僕が全部悪いんです」に号泣。3時間超の長さを全く感じさせない面白さ。本当に見られて良かったです。
不毛会議

不毛会議

1970 PROJECT

「劇」小劇場(東京都)

2008/08/12 (火) ~ 2008/08/20 (水)公演終了

満足度★★★★★

初日にお邪魔しました♪
夢中で観ました♪
萩野さんの佇まいは、ため息ものです。
高塩さんのモミアゲ、つけ毛だと思っていました。
小坂さんのチョロチョロ加減が可愛かったです。
岡野さん、凛としていてステキです。

悪い冗談のよし子

悪い冗談のよし子

拙者ムニエル

本多劇場(東京都)

2008/07/31 (木) ~ 2008/08/06 (水)公演終了

満足度★★★★★

楽し可笑し♪
山田まりやちゃん。
思っていた以上に、声も動きもステキでした!

ネタバレBOX

個人的には、映画泥棒がツボ☆

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