
『光る女』
Hula-Hooper
OFF OFFシアター(東京都)
2008/10/16 (木) ~ 2008/10/20 (月)公演終了

あいどんとわなだい
エレクトリック・モンキー・パレード
荻窪メガバックスシアター(東京都)
2008/10/18 (土) ~ 2008/10/20 (月)公演終了

どんとゆけ
渡辺源四郎商店
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/10/16 (木) ~ 2008/10/19 (日)公演終了
満足度★★★★
逆転の発想!
始終、ブラックジョーク的な要素が満載だと感じた。
それから、立ち居地を考えて欲しい。左側に座ると、死刑囚の妻がはだかって死角となり執行員の顔が全然見えません。全く見えない・・。ダメじゃね?(・・)
以下はネタばれBOXにて。。

ONEOR8プロデュース「思い出トランプ」
こどもの城 青山円形劇場/ネルケプランニング
青山円形劇場(東京都)
2008/10/10 (金) ~ 2008/10/19 (日)公演終了
満足度★★★★
良作
円形劇場のサイズにあった構成、演出になっていて、
作品、環境、演出がマッチしてますね。
スマッシュヒットって感じかな。
愛憎劇を愛おしく見つめた物語、のような印象です。
これなら、スズナリやこまばアゴラあたりの小劇場でやってもらえれば、
もっと違う雰囲気になったかも。
世田谷パブリックシアターや、シアターコクーンも
円形仕様にはできるけれど、ああいうサイズじゃ物足りないな。
ヘタに合わせると、面白くない舞台になってしまう。
暗転がやたらと長い(大体30秒前後)。
そんなに人の入れ替えや舞台セットを動かしているわけじゃないんだから、
もう少し短くならなかったのかな。
ということで、星4個。

YAMANOTE ROMEO and JULIET
劇団山の手事情社
にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)
2008/10/10 (金) ~ 2008/10/19 (日)公演終了
戯曲はあくまでも媒体でしかない
戯曲だけじゃなくて、空間も役者も音も光も観客も媒体。
それら媒体を過信するわけでもなく、かといって距離を取りすぎるわけでもなく。
じゃあそこの中心には何があるのだろう。
でもそんなものはどうでもよくて、
どこから始まったとかも関係なくて、
宇宙とか神とかよくわからないものをグルグルと考えていた。
劇団の歴史とか底力とか色々感じられた。
ファッションショーみたいな華やかさが楽しい。

どんとゆけ
渡辺源四郎商店
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/10/16 (木) ~ 2008/10/19 (日)公演終了
満足度★★★★
娯楽の責任?
非常によく考えられて、効果が緻密に計算された脚本、美術。
しっかりと、安定した演技。
笑いながら、じっくり、重いテーマに向き合うことができる、希有なお芝居に、嬉しくなる。こんな芝居を観たかった!

シャープさんフラットさん
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2008/09/15 (月) ~ 2008/10/19 (日)公演終了
満足度★★★★
両方、観たかった!!
ゲットが遅れて諦めて、それでもホワイトが観れたからラッキーだったけど。
一つの作品の中で、こんなにも別のテイストが混在している感じ。
ケラさんの多彩さとか多重性とか、あれこれにも思いが至りました。
ここは、女優さん達が本当に魅力的!
あぁ、それにしても、ブラックも観たかった!!

おわりのいろは
ホチキス
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2008/10/17 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了
満足度★★★
大人数なのにはびっくり!
階段をいとも身軽に出演者たちが動き、それぞれが個性を表現してはいるが少々荒削りの感あり。元気いっぱいのパフォーマンスはそれなりによしとしても、いまひとつ盛り上がりとストーリー性に欠ける。「おわりのいろは」と言う意味をもっとかっこよく表現すべきでは?

どんとゆけ
渡辺源四郎商店
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/10/16 (木) ~ 2008/10/19 (日)公演終了
どん!
序盤は笑わせて終盤でしっかり締める。最後にどうしようもない気持ちを残すのでやたら心に残ります。
一人だけ共感出来ない人物が。でもそれによって、別の人物に共感出来ました。

あなたと私のやわらかな棘
ジェットラグ
新宿シアタートップス(東京都)
2008/10/17 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了
梅。
中屋敷演出についてはネタバレに。脚本内容については触れていないので、観劇前でも読みたい方はどうぞ。
印象に残ったのは深谷さん。深津絵里さんみたいな存在感。

エヴリデイ・エヴリナイト
丸顔
江東区深川江戸資料館小劇場(東京都)
2008/10/17 (金) ~ 2008/10/20 (月)公演終了

紫式部が言う前に!
ユニット美人
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/10/18 (土) ~ 2008/10/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
期待通り 見応えありました
こういうコントを見たかった!!
サプライズあるし、テンポもイイし、しかも美女も拝めるなんて、言うこと無し。
動きの激しいお芝居を観た後は、いつもであれば多少の観疲れが出ますが、
このコントは観劇した後、なぜか元気になりました。
どんどん突き進んで、目指せ国立劇場!、っていう気分です。
京都出身の私にとっては、言葉の響きもホッとした約1時間でした。

SHAMAN-BOY~小角伝~ 【プレビュー公演】
スーパーグラップラー
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2008/09/30 (火) ~ 2008/09/30 (火)公演終了
満足度★★★★
娯楽作品の王道
公演登録をプレビューだけ別にする必要性はあるのか?という疑問は置いといて…。
第3回公演作品の再演で、当日パンフによれば前2作が「人の生」「人の死」を扱ったものだったのでそれらとは全く違う作品にしようと明るく派手で誰でも楽しめる単純な娯楽作品を目指したとのこと。
確かに非常にわかりやすく、コミカルで、もちろんアクションもあって娯楽作品の王道、的な。
時代考証を全く無視して現代のものも時々登場するのは評価が分かれるかもしれないが、全体がコミカルな上に程度をわきまえているので特に違和感はなく、むしろ上手いアクセントになっているくらいで個人的には支持、ってかむしろ好き。
特に般若心経(だったっけ?)をラップで、なんてアイデアがイイ。
また、主人公の母の霊が元凶かと思わせておき、実はさらに別の悪霊が背後に憑いているという二段構えの構造とか、オープニングクレジット直前の場面とほぼ同じことを繰り返して世代交代を示す終わり方とかもポイント高し。

妄想協奏曲
PU-PU-JUICE
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/09/26 (金) ~ 2008/09/30 (火)公演終了
満足度★★★
若干の後味の悪さが残る
多人数が出入りするあるセレブの屋敷内で、誤解と思い込みから発生した複数の妄想が錯綜するというコメディ系。
それまでに蓄積された(?)複数の思い違いが最後の場でたたみかけるように決着がついて行く構造はいわば根気よく並べたドミノの駒が一気に倒れて行くのを見るようで快感。
がしかし、悪だくみ(笑)をしていたメイド・ゆうかの顛末部分のみトーンが異なって全体から浮いてしまった感があるのは残念。
しかもその前に一旦「え、コメディに 人死に はそぐわないよな」と思わせておいてそれを回避した後のことだけになおさら。
だもんで若干の後味の悪さが残る。

サイエンティフィック ネガ/ポジ ジェンカ
q[ku]
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2008/09/26 (金) ~ 2008/09/28 (日)公演終了
満足度★★★
Don't think, feeeeel!
主人公がゴミ捨て場で「拾った」女性に1ヵ月だけ妹になってくれと持ちかけるとその女性はアッサリそれを承諾して…というややシュールな設定のストーリー、時々入る散文詩的なモノローグのためもあって文学で言えば純文学、絵画で言えば抽象画といったオモムキ。
だもんで、たとえば「休眠芽」が何のメタファーであるのかなど、読み解けない部分があるのがクヤシかったりもするが、やはりこれも「Don't think, feeeeel!」系、「考えるのではなく感じる芝居」ってことか?(笑)

リメイク~BREAK OR REMAKE~
ZIPANGU Stage
シアターサンモール(東京都)
2008/09/26 (金) ~ 2008/09/28 (日)公演終了
満足度★★★
モロにチカラ技
リメイク作品の脚本の執筆に苦慮している映画監督、実は妻とうまくいっておらず妻は出て行くつもりですでに荷物をまとめてあるし、監督が再婚しようとしている外国人女性とヤバそうなその親族は家にやって来るし、というトラブルの火元だらけという状況下でのコメディ。
そんな設定なのでモロにチカラ技ではありながら、キャラクターの濃さ(「アクの強さ」の方が的確か(笑))とテンポの良さでグイグイ観客を引きずり込む。
また、初めてここを観て惚れた作品『航海綺譚』(05年11月)の時よりもブラッシュアップした架空の外国語や、外国語訛りの日本語(おそらく演じているメンバーは実生活でもつい訛ってしまうに違いあるまい(笑))は秀逸。
さらに、監督の娘が母について行かず父のもとに残る理由が泣かせる…。幕切れとともにちょっとズルいくらいかも?(笑)

STAR MAN
KAKUTA
青山円形劇場(東京都)
2008/09/27 (土) ~ 2008/10/05 (日)公演終了
満足度★★★
ほど良くユーモラスで、ちょっとビター
キャンプ場に予約なしに訪れ「1人だけの客は泊めない」と断られた男が、泊まれるようとりなしてくれた常連客の女性ライターから以前そこであった話を聞かされて…という物語。
あれほどドラマチックではなかったとはいえ若かりし頃(爆)の夏合宿のことを懐かしく思い起こしたりしつつ(肝試しとかやったなぁ)、ほど良くユーモラスで、ちょっとビターな内容に引き込まれる。
このビターな部分が実は「藪の中」であり当事者の2人以外は真相を知りえず、したがって舞台上で描かれる事件(?)はあくまで語り手の推測にすぎないためにその苦さが緩和されるというシカケは上手い。
また、その後の場で現在のパートに隠された秘密が明かされ(前述の苦さ緩和のシカケもここで明らかにされる)断られた男と女性ライターの立場がガラリと変わるのは、タイプは違えどロベール・トマの某作品(敢えてタイトルを秘す)のどんでん返しのようで面白い。

黒船だあ!
リブレセン 劇団離風霊船
みなとみらいテント劇場(神奈川県)
2008/10/15 (水) ~ 2008/10/21 (火)公演終了
満足度★★★
なんちゃって時代劇!
私がプロデュースしている劇団WHATCOLORが、いろいろとお世話になっている劇団、離風霊船のテント公演を観に行った。
離風霊船といえば、屋台崩しといわれる派手なセット転換で有名!
今回は、テントの公演と言うことで、どんなに派手なセット転換になるんだろうかと、とても楽しみに足を運んだ。
和楽器による生演奏、歌あり、踊りあり、殺陣ありで、これぞ「芝居!」って感じ。
テントならではの派手な仕掛けも盛りだくさん!はちゃめちゃな感じがとても楽しかった。

あなたと私のやわらかな棘
ジェットラグ
新宿シアタートップス(東京都)
2008/10/17 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了
満足度★★★★
中屋敷…
ああいうタイプの、あのクオリティの脚本だから普通にやってなんら遜色なかろうに、中屋敷に演出させるということ自体がものすごい冒険(笑)。
わざと困難な道を選ぶ、フロンティアスピリッツ!! といえよう(皮肉のつもりはないんだが、そう思えたらごめん。そうなのかもしれない)
しかし、中屋敷も「柿」とは違い、自分の持ち味をだしつつ、下品を抑えたのは、ほめてあげよう。スピードも抑え気味で、わかりやすく、演出してた。
「柿」のあの動きは、普通の役者さんがやると、ああいう具合にギクシャクするのね、と妙な発見をしたりした。

あなたと私のやわらかな棘
ジェットラグ
新宿シアタートップス(東京都)
2008/10/17 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了
リスキーな演出
能狂言の手法を用いた演出なのですが、牧田作品の空気が濃密になっていき、それが変化して行くものに対して成功だったのかなあ。
良く分かりません。