
ドロウジー・シャペロン
ホリプロ
日生劇場(東京都)
2009/01/05 (月) ~ 2009/01/29 (木)公演終了
満足度★
そんなに期待していたわけではないけれど
紀香の完璧なボディを見せるためのミュージカルと思えば、まあなんとか観られる、という感じ。ストーリーも設定も売り文句ほど面白くない。ミュージカルなのに、後で口ずさんでしまう曲が一曲もないというのは致命的かも。
オケピのピアノが佐山雅弘だったのが衝撃的だった。

パイパー
NODA・MAP
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2009/01/04 (日) ~ 2009/02/28 (土)公演終了
満足度★★★
演劇作品としては○、野田作品としては△
作品としては面白いけど、野田作品としては今ひとつ、というのが正直なところ。
客席は野田作品への信頼度がすごく強いみたいで、これは面白いんだな、笑って良いんだな、という認識があって笑っている感じがした。普通にやったら失笑、みたいなシーンかなりあったし。そういう意味では言葉遊びがだんだん義務みたいな感じになってきて、ポンポン出てくるんだろうな、楽しんで作ってるんだろうな、という感じがしない。書きたいものを書いたというより、決められたものに対して当て書きされているように(キャスティングが先行しているように)見えた。野田作品ならではの言葉の強さがあまり感じられなかったのが残念。パイパー値は仕方ないとしても、あんなふうに映像を多用しなくてもそれを描けるぐらいの人だった気がしたのに。
とか考えながら観なければたぶん別に平気です。

アメフラシザンザカ
タテヨコ企画
駅前劇場(東京都)
2009/01/14 (水) ~ 2009/01/20 (火)公演終了
満足度★★★★★
ちくちくするセーターのような。
劇場に入ったときの匂いにきゅんとして、これはなんの記憶の匂いだっけと開演まであれこれ考えていたら、お葬式の匂いだった。
アメフラシとかウミウシとかそういったものが普通に住んでいる漁師町で、なおかつ由緒あるお寺が点在する土地で育ったこともあって、言葉の端々にちょっとずつ自分の記憶を刷り込みながら観た。
全体的に、あったかいのにちくちくするセーターみたいだった。
般若心経のシーンはこのシリーズ通じてやっぱり好き。
10周年おめでとうございます。

泉鏡花の夜叉ケ池
花組芝居
青山円形劇場(東京都)
2009/01/12 (月) ~ 2009/01/22 (木)公演終了
満足度★★★★★
ソワレで武蔵屋組
当たり前ではあるのですが、キャストが変わると
やっぱりチャンと違う良さが際立つのですね。
水下@晃の凛々しさは、ホレボレ。
桂@学円、良いヤツです!
堀越@百合、思わず惹かれる艶さも出てました。
共通キャストの皆さんの熱演も心地良くキュートで
チャーミング。
大井さんの可愛さって、反則じゃないですか?
谷山さんて、動きがすごくハマッてます。
丸川さん、オチャメでユーモラス。
美斉津クン、嫌味無く良く動いてました。
北沢さん、なんか憎めないキャラですよね。
他にもとにかく、楽しくって堪りませんでした!
終演の刹那、思わず
“今一度、この一時を!!”
と心の中で呟いちゃいました…。

泉鏡花の夜叉ケ池
花組芝居
青山円形劇場(東京都)
2009/01/12 (月) ~ 2009/01/22 (木)公演終了
満足度★★★★★
マチネで那河岸屋組
何度か観たから“コンナ感じかな…”の予想もしてたのですが…。
そんな予想なんざ、もうもうぶっ飛びでした!
楽しくて、不可思議で、切なくて、愛しくて!!
座長@白雪は、緩急自在に空気を操り、物語を操り、存在感が
圧倒的!
そして、キャストの誰もが登場から“劇中人物”としてキッチリと
説得力を持って役を生きていたのは感動的でした。
円形劇場という空間も、最適ですね。
観客も物語りに取り込まれ、一時夢の中に居るかのようでした。
「ラ・ラ・ルー」を、こんなに切ない気持ちで聞いたのは、初めて
でした!!

レドモン
カムヰヤッセン
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/01/16 (金) ~ 2009/01/19 (月)公演終了
満足度★★★★
日常にSFを代入。
小気味のいいSFに出会えた。
いかにSFにリアリティを持たせられるかは、様々手段はあると思う。
ある種のメッセージを伝えるために、現実との親和性は必要だ。
『レドモン』は、うまく日常を持ち込むことで、問題を処理している。
先に挙げたような成果は、役者の力によるところも大きい。
板倉チヒロが場を握る役であったことは、この上なく正解だろう。
コミカルにシリアスにその場を支配し、物語を支えた。
愛せる人物は、やはり必要であるな、と改めて実感。
ただ、余韻なく語りきっている物語(または演技)はやりすぎではないか。
安易なカタルシスを求めるべきではないと思う。
エンタメだからそれでいーんだというのであれば、頷くしかないけど。

「NO MONEY,NO HONEY.」
東京大根三分茶漬
OFF・OFFシアター(東京都)
2009/01/16 (金) ~ 2009/01/18 (日)公演終了
満足度★★
だるゆる
なんだろー、この人たち。シモネタ乱発!(^^;)
しかも・・・そんなの持ち出して・・ぐはぁっ!(@@!)
舞台で実習でもするのかと思っちゃったくらい、際どい。
以下はネタばれBOXにて。。

有限サーフライダー
飛ぶ劇場
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/01/08 (木) ~ 2009/01/12 (月)公演終了

レドモン
カムヰヤッセン
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/01/16 (金) ~ 2009/01/19 (月)公演終了
満足度★★★
寓話
現代日本に片足を置いた設定に
純然たるファンタジーではなく
フィクションとして観始めてしまったため
台詞や役者の心情にある細かい嘘が
すごく気になってしまった
作者にとって身近な話題と空間で話を作った方が
板倉チヒロの存在感と大きなテーマを
もっと活用できたと思う
うー、もったいない!

レドモン
カムヰヤッセン
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/01/16 (金) ~ 2009/01/19 (月)公演終了

レドモン
カムヰヤッセン
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/01/16 (金) ~ 2009/01/19 (月)公演終了
シンプルできゅっと締まったシーンたち
開演前のちょっとゆるい雰囲気作りに油断をしていたら
物語に入ってからのキレを持ったシーン達にやられました。
シンプルなシーンの中で
必要なことがちゃんと物語られ
遊び心があって、
しかもバリを残さず物語がちゃんとつみあがっていく
あれよというまに物語に取り込まれてしまいました。

見えない人間の肖像
杜の都の演劇祭プロジェクト
SENDAI KOFFEE CO.(宮城県)
2009/01/09 (金) ~ 2009/01/20 (火)公演終了
満足度★★★★
立体的なリーディング
ひとりの人物を3人でたちあげていくところが、重層的で良かったです。けして広くない店内を言葉がグルグルまわって、立ち上がる様が美しかった。

東京日記
杜の都の演劇祭プロジェクト
甘味処 彦いち(宮城県)
2008/12/17 (水) ~ 2008/12/20 (土)公演終了

HOT ☆ SAND 熱砂 < 1 VS 0 +>
錦鯉タッタ
新小岩ZAZA(旧 新小岩劇場)(東京都)
2009/01/16 (金) ~ 2009/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★
ドライ・エロス
あの『砂の女』の、キュビスム/コラージュ風な。いかにも「錦鯉タッタ」っぽい、飛躍した造型のある脚色版(一部漫才仕立)。『死の棘』の男女と対比させてもよいかもしれない。
動物の体臭の様な乾いた砂の匂いがたち込め、役者が倒れると揺れる劇場。

レドモン
カムヰヤッセン
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/01/16 (金) ~ 2009/01/19 (月)公演終了
満足度★★★★
玉手箱
板倉チヒロって、あんなに演技が上手かったでしたっけ?(・・)っつーて思わず聞いてしまいたくなるような上手さ!
いあいあ、素晴らしいでしょう、これは。
以下はねたばれBOXにて。。

レドモン
カムヰヤッセン
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/01/16 (金) ~ 2009/01/19 (月)公演終了
満足度★★★★★
フライヤーってんですか・・・?
あれが全然ダメでしたね。
正直あれ見た時なんにも期待できなかったですもん。
ところがお芝居はといえば・・・くはぁ、これが最高でした。
まったく飽きることなく観続けました。
完全に物語に引き込まれていきました。
そして、
最後はめっちゃ泣けました。
泣けて泣けて仕方ないくらい泣けました。
もう蛇口が壊れてしまったのかと思ったくらいに。
隣の連れも前の席の女の子もその横の男の子もみんなみんな泣いてました。
最後にあれだけ観客がアンケート用紙に書き込んでいる姿って久しぶりに見ました。たぶん、みんながみんな何か一言ことばを残したかったのでしょうね・・・この最高の芝居に対して。

九人姉妹
非・売れ線系ビーナス
大博多ホール(福岡県)
2009/01/17 (土) ~ 2009/01/17 (土)公演終了
満足度★★★
楽しかった、けれども
女ばっかり9人、というのはそれだけでかわいらしい。
歌ったり踊ったりするし。
ただ、面子を見て私はもうちょっとえげつないものを想像していたので物足りなかった。

いつまで
(劇)池田商会.
テアトルはこざき(福岡県)
2009/01/16 (金) ~ 2009/01/18 (日)公演終了
満足度★★★
それぞれの味
2度おいしい感じ。
あれ?あれ?って思うのはノーガードの醍醐味だし
でも玉屋は分かりやすいのがいいところ。
接点があまりないユニットだけど、玉屋がノーガードをいじりたおす、という意味ではなるほど成り立っていた。

伝記
サンプル
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/01/15 (木) ~ 2009/01/25 (日)公演終了
満足度★★★
理屈っぽいドタバタ喜劇?
要所はドタバタ喜劇ながら、見終わった後は難解な印象も残る。
このモヤモヤした感じは、作・演出の松井周さんが、
物語や歴史の「薄っぺらさ」に自覚的な理屈型の人で、
チグハグなハイブリッド感を持つストーリーの背後にも、
ロジックが存在するのを連想させてしまうことから、生まれるのでしょうか。
方法論というメタ的な要素が浮き出てしまうことを、
「わざとらしさ」と考えるか「意識の高さ」と捉えるか、
それで評価は分かれるかもしれません。
平田オリザさんの芝居は、確固たる方法論があっても、
それを意識することなく、見ることが出来ます。
ある意味、それは「平凡」な話に見えるということでもあります。
平田さんの芝居の深読みを可能にしているのは、
周辺環境が「どう見るか」の材料を数多く提供しているからでもあります。
「伝記」の感想から離れてしまいましたが、
見終わった後、そんなことを考えていました。

レドモン
カムヰヤッセン
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/01/16 (金) ~ 2009/01/19 (月)公演終了
満足度★★★
長大な物語の、入り口を描く。丁寧に。
オバマなこの時期に、このネタを選ぶのはタイムリー。上手い。で、長大となるであろう物語の、その、ほんの入り口だけを懇切丁寧に創り込んだ。言ってみれば、箱庭のような演劇。長大な物語の一部分なのだから、この芝居としてのラストは想定の所に収斂。とはいえ、「おや、想定外の方向へ踏み出すのか??」と思わせる仕掛けも随所に。よって、飽きずにラストまで芝居に入り込みで観ていられる。演劇として、短射程距離で正確に観客の心をヒットする技があるのは解ったので、欲を言えば、もっと射程距離の長い大型ミサイルも何発か発射してくれたら素晴らしかったのだけれど。とはいえ、SF風ファンタジーとしてものすごく解りやすく、上手なエンターテイメントとして仕上がっているのは確か。面白い。まずはそれだけで満足。この先、箱庭としての完成度を上げるのではなく、この程度か、もっと荒くていいから、射程距離を伸ばす方向の作品をぜひ観たいなぁ。