最新の観てきた!クチコミ一覧

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4 BITTER FACES

4 BITTER FACES

机上風景

タイニイアリス(東京都)

2009/02/27 (金) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★

思ってた雰囲気とは・・・
ちょっと違ってたかな・・。

公演中ですので、以下ネタバレBOXにて・・。

ネタバレBOX

冒頭、長~い無音の世界。

役者さんが登場するのだが、特に動きがなく、やがてメトロノームの無機質な音が響く。

何となくその後の大いなる展開を予感させるような雌伏かと思いきや、会話が始まり、登場人物が出揃っても、何とも起伏のない展開が続く。

親を亡くした4人の姉妹の個性、助け合って生きていく様子、夫のDVに悩む三女タナエをみんなで守る、そんな姉妹の絆を描きたかったと思うのだけど・・・。

その後のDVシーンとのメリハリをつける演出の工夫だと思うのだが、とにかく声が小さい。
自分は後列に座ったこともあるかも知れないが、そんなに大きな箱でもないのに、しばしばセリフが聞き取れないことも・・。

対照的に、乗り込んできたDV夫の怒声、長女との対決シーン、その後の姉妹の嗚咽など、絶叫系で逆にうるさ過ぎる感じ。

意図的だとは思うが、全編音楽も挿まず、しばしば無音の状態があるのもちょっと異質に思えた。

もう少し穏やかなイメージを想像してたので、観劇前に思ってた雰囲気とはちょっと違ってたかな・・。

公演パンフは帰宅してから目を通したが、脚本を書いたのが三女にDVを振るう夫役の役者さんと知ってちょっとビックリ。

てっきり女性が書いた脚本だとばかり思ってたので、こちらも何となく意外に思えた。




星の王子さま

星の王子さま

Project Nyx

ザムザ阿佐谷(東京都)

2009/02/25 (水) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★

勉強になりました
寺山の生きていた時代、天井桟敷の時代
その空気を吸えなかった者にとって
勉強となるような芝居だった。

人形パートが素晴らしい。
宇野さんの人形、出来が良すぎる。操り方も素晴らしかった。

ネタバレBOX

「本当の人生が見たい!」と言わせるまでの過程がもっと描かれていたら良かった。1人だけまとも、っていう女の子の「心の底」、それがもっと見たかった。いきなり叫ばれても、困ってしまう。

望遠鏡のおばさんが少し残念な感じだった。大活躍の役所なだけに、責任が重いのです。

王女メディア ~私は世界を拒絶する~

王女メディア ~私は世界を拒絶する~

劇団ING進行形

pit北/区域(東京都)

2009/02/27 (金) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

古典劇からの思わぬ派生
この団体の古典劇を見るのは初めて。
少し軽い感じで始まったと思ったが、そこに様式美を持ち込み、そこから立ち上る独特の感情が激全体を包んでいた。
苦手な人は苦手なのかな。
今回の脚本よくよく考えると面白い構造になっていて、様式的な外面だけでなくじつは、すごく精神的、人間心理の深い所に潜ろうとしているのでは。

まだ固い所なども多々あるが、独特の緊張感がある。

ネタバレBOX

引退した大女優の身に、王女メディアと同じ境遇にあってしまう。
マスコミ、報道のメディア関係者がコロスの役割になっている。
第三者の彼らまで、女優の手によって、どんどんギリシャ悲劇メディアの世界に引きずり込まれ、悲しい最後を遂げる。


過去に演じた王女メディアに浸っている、女優を馬鹿にしていた夫は。
女優により、メディアの世界へ引きずり込まれる。夫は女優にあわせて、イアソンのセリフを口にしていたのだが、最後にはイアソンと同化してしまい、演じていることなど忘れてしまっている。
逆に女優は、その俳優の名前を口にし、物語の世界を客観的にみている。
女優はメディアの世界から飛び出した。
劇中劇をやってる人物が反転。虚構が現実になってしまったのだ。

最後に人物たちが、争いながら塔のようなものを作り、女優がその頂点に立って劇は終わる。

人間の繰り返される争いなどの醜い歴史。その頂点に立つメディアは神なのか。

彼女の罪は許されたのか、神に罪はないのか。男と女の心理。現実と虚構。
いろんなものがつまっているが、うまくギリシャ悲劇メディアから派生させていると思う。




たぶん犯人は父

たぶん犯人は父

ゴジゲン

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/02/18 (水) ~ 2009/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★

いやいや
笑った。好きです、こういうの。

王女メディア ~私は世界を拒絶する~

王女メディア ~私は世界を拒絶する~

劇団ING進行形

pit北/区域(東京都)

2009/02/27 (金) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日お疲れ様でした
かなり面白い舞台でした!

エウリピデスの『メディア』を知ってる上、蜷川幸雄演出の『王女メディア』を観ているので、こんなに違うのかと驚かされました。

スピード感があり、結構あっという間。そして期待以上のカタルシス。
まぁ怒涛の展開だったわけで、迫りくるモノが確かにありました。

しかし“女”の方がこの作品を観てどう思うのかが、非常に気になるところではあります。
実際女の方は強いなっ、いや恐いなって思いました。(個人的な気持ちでした)

鬼姫

鬼姫

虚飾集団廻天百眼

タイニイアリス(東京都)

2009/02/20 (金) ~ 2009/02/23 (月)公演終了

満足度★★★

でぃす・いず・あんぐら
神社などにテントを張って巡業していた見世物(「六尺のイタチ」(笑)とか「狼少女」とか…っていつの時代だよ!)を想起させる「多少の胡散臭さを伴う妖しさ、不気味さ」が漂いまくる、吸血姫たちを中心とした百鬼夜行的物語、チラシのデザインや掲載内容からの予想通り「でぃす・いず・あんぐら」。
時として散文詩のような美しい台詞はあるわ、耽美的かと思えばグロだったりもするわ、白塗りやどぎついメイクのキャラも登場するわ、ホントに「アングラの王道」みたいな?
その一方で、殺陣にバレエをとりいれたり、ポールダンスならぬ「ポールエアリアル」があったりと斬新な部分もあり、「ほほぅ!」と感嘆。
また、永劫に仇討ちのための闘いを続けるという部分に佐藤敏宏監督の『今昔伝奇 剣地獄』(02年公開)を連想。

うぐいすっ

うぐいすっ

KUSARE芸道R

シアターブラッツ(東京都)

2009/02/20 (金) ~ 2009/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★

σ(^-^) 的には原点回帰
短編コント(連作もアリ)と中編パロディドラマの組み合わせで、劇団名に「R」がついて(=σ(^-^) が観始めて)から3回ほど上演した「ぼんやり劇場」シリーズと似たスタイル。
そんな刷り込み効果もあってか、σ(^-^) 的には原点回帰のような感覚もあり、ナンセンス満載、おバカ万歳な内容を満喫。
もうホントに「しょーもねー」以外のナニモノでもないのに、時には非常に滑らかで自然な、時にはしゃべくり漫才のようにテンポの良い台詞回しで引き込んで、笑わせて、気付いてみれば「え、もう終わり?」みたいな。
また、影絵(前説用は一部リニューアルされてるし…(笑))の使用もいつもながら見事で、時として小道具というか装置というか、その役目まで果たすなんてアイデアもイイ。

さぁ そろそろ行きますか!

さぁ そろそろ行きますか!

モトブラ

アドリブ小劇場(東京都)

2009/02/27 (金) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

行ってください!
なかなかツボが各所につぼつぼ。。。

ネタバレBOX

後半のオーディショーンシーンは、空気を変えられたことでとても楽しかった。演劇というより、ライヴで持っていかれてしまった感があります。
音楽の使い方って難しいですよね。
やっぱ、イケメンくんたちがでるっていうのは魅力的ですよね。
リヒテンゲールからの招待状

リヒテンゲールからの招待状

Jungle Bell Theater

アイピット目白(東京都)

2009/02/25 (水) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

これは・・・
素晴らしい・・!

不覚にも、今年初めて、泣かされた・・。

公演中ですので、以下ネタバレBOXにて・・。

ネタバレBOX

う~ん・・、いいお話でした・・。

ドイチェ風のネーミングで、シマリスやカヤネズミ、イヌワシ等が活躍するストーリーは、グリム童話の御伽噺のような世界。

それぞれの動物が身に纏う衣装も、色遣いがとても素敵で、何とも良い雰囲気を醸し出している。

雄偉なファイター、小柄で可憐な乙女、長身で妖艶な蜘蛛女とそれぞれのキャラも鮮やか。

再演だけあってストーリーもよく練られており、それまでの可憐な役柄が二転三転のサープライズも・・。

言葉の表現がとても巧みで、それほど凝ったセットではないが、鬱蒼とした中に木漏れ陽が射し込む森が広がり、魔女や動物達がイキイキと活躍するストーリー世界が、まるで眼前に広がっているかのように思えた。

それぞれのシーンに合わせた音楽も何とも絶妙で、都度琴線に響く。

子供の頃、誰しも持っていた純真無垢な世界・・。
長じるにつれ身につく、駆け引きや思惑といった大人の要素にまだ毒されてなかった頃、確かに夢見た童話の世界。

とっても素敵なファンタジー・・。
久々に、子供の頃夢見た冒険世界に、束の間いざなわれたように思った。
ドリル魂・横浜現場編

ドリル魂・横浜現場編

劇団扉座

神奈川県立青少年センター(神奈川県)

2009/02/27 (金) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★

楽しい
なんと書くか。あれこれあり過ぎてね。楽しかったとは言える。

人間園

人間園

角角ストロガのフ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/02/26 (木) ~ 2009/03/02 (月)公演終了

満足度★★★

扱いづらい題材
妄想・本能先行型。

double face

double face

ノアノオモチャバコ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/02/27 (金) ~ 2009/03/03 (火)公演終了

満足度

世界が終わるその時に・・
なんつって、言ってる事は壮大です。ところがどっこい!結果は個人的なちっちゃい話。

以下はネタバレBOXにて。。

ネタバレBOX

前作、「愚者には見えないラ・マンチャの王様の裸」と 「人形の家」はひじょうに素晴らしかった。なにより、ここの劇団員ってば、素晴らしい演技をするのね、なんつって感動さえした。

しかし、はたまた、そのまた前作の「地球儀のはしっこの街のナマエは」では、絶叫するほど退屈で苦しい観劇となった。


・・・で、今回!地球儀の・・同様、とにかく退屈でつまらない観劇となった。
絶叫系もあって、なんだか煩い。ストーリーに膨らみがなく眠くなる。
役者は演技派なんだから、たぶん・・・本がワタクシの好みに合わない。って事だろう。。

なんだか・・・地球儀の・・に似ている舞台。


人間園

人間園

角角ストロガのフ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/02/26 (木) ~ 2009/03/02 (月)公演終了

200902271930
200902271930@王子小劇場

見下ろしてごらん、夜の町を。

見下ろしてごらん、夜の町を。

劇団東京ヴォードヴィルショー

本多劇場(東京都)

2009/02/25 (水) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

東京ヴォードヴィルショーは、やっぱりいいなあ
期待して行ったら期待通りに笑えて、楽しい舞台。
出演者それぞれの持ち味やキャラクターが活かされていて、安心して観られた。

歌も楽しいし、ギターだけでなく、アコーディオンを加えたところにはセンスを感じた。この音色が加わり、音に深みが出たと思う。

劇中歌のCDの販売もある。18曲入り1,000円は安い! と迷わず購入した。

観劇した日は、開幕前にもいろいろあったので、これから行く方は、少し早めに行かれたほうがよいかも。

ネタバレBOX

笑いの中で、浮かび上がるのは、ミュージシャン・カップルや主人公夫婦、レコード会社社長夫婦やアルバイトの恋人たちなど、パートナーとの、それぞれの話で、甘い笑いだけじゃない、悲哀のあるエピソード(特にレコード会社社長のエピソード)が散りばめられているところが、とても良いのだ。
そうした、ちょっとした脇の書き込みがあるから、単純なストーリーが楽しくなる。

佐藤B作さんの病気がらみのエピソードがあり、妻役のあめくみちこさんとの会話になるのだが、そのくだり「うーん、それはどうかな」と一瞬思ったのたが、結局「ま、良かったのだから、それはそれで、いいか」と思ったりした。
愛の渦

愛の渦

ポツドール

新宿シアタートップス(東京都)

2009/02/19 (木) ~ 2009/03/15 (日)公演終了

満足度★★★

最前列!
最前列での観劇のため、
メインのストーリー以外のところでも丁寧に演じられていた“気配”にかなり引っ張られまくる。
たぶん、喋っている人以外の役者さんをみていた時間のほうが長かったかもw

それゆえ、なにか大きな感情が表出するシーンの予備動作のさらにキッカケめいた部分もよく伝わってきて、ああ、かなり作り込んでいるなあ、と感心すると同時に、生々しさや激しさが損なわれてしまったのは少し残念、かも。

その結果、巧みな作劇がことちら強く浮かびあがってしまい、
圧倒的に迫ってくる小劇場芝居というよりも、
“いま、もっとも観ておきたい商業演劇はコレ!”みたいな、
誉めてはいるけどちょっと含みのある感じの感想になってしまった(笑)。

ネタバレBOX

しかし、バスタオル姿って、そんなに色気を感じないんだけど、みなさんはそうでもないのでしょうか?

あと、こんなのとヤルの信じられない的なことを言われていた江本純子や古澤裕介だけど、そうはまるで思えなかったなあ。ふたりの他の舞台も観ていて、役者として好きだからなのでしょうか?(悩)
リヒテンゲールからの招待状

リヒテンゲールからの招待状

Jungle Bell Theater

アイピット目白(東京都)

2009/02/25 (水) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

バランスの取れた良作。
ネバーエンディングストーリーを彷彿とさせる構成は、ありがちといえばありがち。
だけど、それを踏まえたうえで十分に楽しめる作品でした。

シンプルながらも、随所に遊び心がうかがえるセット(特に舞台奥の幕の構造には感心)に、歩き回る動物(人物?)たちの衣装も良く出来ていて、観る児童文学といったテイスト。

お気に入りは蜘蛛女のアラーニャさん。“美味しい”悪役の典型的なパターンにハマっていて、いやいやカッコ良かった♪

関東アクトリーグ開幕戦

関東アクトリーグ開幕戦

アクトリーグ

スタジオアルタ(東京都)

2009/02/26 (木) ~ 2009/02/26 (木)公演終了

満足度★★★

開幕戦は会場内「えぇ~!」不満の声続出!
観劇させて頂きました。この日は、本年度関東アクトリーグ開幕戦で大変楽しみにしておりましたが、自分がこれまでにアクトリーグを観劇させていただいた限りで、今夜の終演後ほど観に来られた方々から不満の声が出たことはありませんでした。関東アクトリーグ「カルツ」「ミラクルアクトスターズ」「デビルドリーム」「ソニックテイル」の4チームが、観客から頂いた「お題」をもとに、起・承・転・結それぞれ3分間の合計12分で1作品を各チームが創り上げ、それを点数化してこの日の順位を競うインプロ公演ですが、結論から言うとそれぞれのチームが創り上げた4作品は全て平均以上の作品に仕上がっていました。ただ、観劇させて頂いて思いましたが、恐らく今年から採点の基準が変わり、作品としての完成度などに去年よりも多くの点数を審査基準にしていたように感じられました。そのため、各チームかなり昨年よりも物語を創り上げることをハッキリと意識していたように思われました。その分去年よりも若干笑いを抑えてでも、作品の完成度などにまわす時間帯が多かったようにも観えました。それはそれで面白かったですし、笑いが抑えられたといっても若干でしかありませんので、昨年とは全く違うものになったわけではありません。問題は今夜の結果順位発表の時でした。アクトリーグの順位発表は最下位から発表されますが、そのチームの名が告げられるたびに会場内からは「えぇ~!!」と大きくどよめきの声が上がりました。司会の方が審査員の方々を茶化す場面もありましたが、今夜の順位を書いておくと、1位「ミラクルアクトスターズ」2位「カルツ」3位「ソニックテイル」4位「デビルドリーム」でした。自分が各チーム4作品を判断してこの順位をつけたのならば明らかに昨年より「笑い」の採点点数を低くし、その分「物語の完成度など」をかなり多く採点点数化した結果だと思います。自分としては審査を任された方々がどのような判断基準で「物語の完成度など」を採点点数化したかは、一切口を挟む気はありません。誰が行ってもその作品のレベルが上がれば上がるほど非常に差別化して点数とすることは困難なものがつきまといますし、結局何らかの不満の声が上がるのは仕方がないほど、観ている者の側からすると「不透明なもの」がどこまでもついて回ります。「笑い」を採点点数化するならば会場内で起こる「笑い声」の強さを目安にすれば点数にしやすいですし、観ている者も実際にその「笑い声」を聞いているから十分納得しますが、「物語の完成度など」を重視して点数にするとなるとハッキリと納得がいく場合は極めて低いようにも思えてしまいます。基本的なところまでは点数化できるでしょうが、それから上に乗せていく1点1点をどのような判断基準でつけているかは、観ている全ての者を全員納得させることは不可能に近いことと思われます。結局のところ「作品の完成度など」が4作品すべて互角ならば最終的には審査委員の方々の好みでしか点数として差別化することはまず無理でしょう。ですが、そうなってくると観ている者には明らかに順位が違う作品として納得するかどうか・・・今夜の審査発表の会場内のその明らかに不満の声だと分かる強さからハッキリとしていることと思われます。今後もこの採点方式ならば何回公演しようが、毎回客席からは常に不満の声が上がり続けることは避けられない気がします。ただ、観る側からするとかなり不透明に感じてしまう「物語の完成度など」を多く採点点数にするならば、観ている者でもハッキリと分かる「物語の完成」の基準が、もっとも基本的なアクトリーグのルールにあるように思います。アクトリーグの起・承・転・結各3分・合計12分で1作品を創り上げることがそれで、この日1位になった「ミラクルアクトスターズ」の場合ですと最後の結の部分が3分間タイムアップになってもまだなお台詞をしゃべり続けていました。観る者が単純に判断するならば時間内ではまだ物語りは完成されてはおらず、まだ数秒かもしれませんが先にならなければ物語りは完成してはいなかった、厳格なルールを適用し時間内で考えるならば「観る側からハッキリと分かる未完成物語」と、誰もが納得する「物語の完成度など」の基準となるものが、もっとも基本的なルールのなかにあることと自分は思います。ですが、昨年末にテレビ放送をご覧になられた方で興味をもち来られる方には、もともと演劇鑑賞を趣味とされていない方も多くいらっしゃられる気がします。にもかかわらず演劇鑑賞を普段から趣味とされている方々でも完全に納得する形では物語の完成度の差別化した点数の基準をハッキリとは分からないような気もしますし、一般の方々がどこまで理解を示せることが出来るか不安になります。この日の帰りのエレベーター内では「面白かったけど、結果は大いに不満!」と声高々と上げられる方々も現実にいらっしゃいました。今回の作品の評価は、4作品をそれぞれ作品として評価するならば星4つつけてもいいのですが、これだけ終演後に観客から不満の声が上がったアクトリーグを観劇させていただくことは初めてなので、この日の会場内の観客の不満の声星1つ分引かせていただきます。自分としてはアクトリーグに最大の魅力を感じていたものは、演劇鑑賞を普段からすることが趣味の者でも、そうではない一般の方々でも一緒になって会場内で楽しめる点でしたが、テレビ放送がされた今はさらに一般の方々が公演会場に足を運ばれることが考えられると思いますが、そのような現状になっているのに演劇鑑賞を趣味としている者ですらその判断には、よほどレベルの違いがハッキリしていなければ大体としてしか点数として「物語の完成度など」はしにくいようにも思いますし、新しい審査基準のためか、各チーム物語の完成度などを割りと意識するせいか、昨年よりも「笑いの中心」として物語に強くかかわってこられた各選手たちは昨年よりも自由がきかずに、物語の構成に昨年度ほどの大胆さで関われなかったようにも思いました。今年度の採点審査基準に対しては1年間試してからどうするか再検討するのでは遅いようにも思えますが・・・早急に手を打たないと毎回この日の公演会場と同じ、終演後は不満の声が上がり続け、結果としてよくないことが起こりそうな気もします。

闇に咲く華

闇に咲く華

劇団伊達組

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/02/18 (水) ~ 2009/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★

それぞれの人物にキチンとドラマ
意外な部分も含めて顔合わせの妙と言うべきキャスティング(「座長まつり」的でもある?(笑))は劇団名と異なり「伊達」ではなく、五右衛門のみならず、捕り手側や遊郭、市井の人々などそれぞれの人物にキチンとドラマがあって見応え十分。しかもそれを110分で収めているワケで。
また、殺陣にしても一般的なものはもちろん、歌舞伎風あり、実際には対峙している2人を1人は手前、1人は奥に配してともに正面から見せる、映画で言えばマルチスクリーン的な見せ方(かつてショーマがこのテの手法を得意としていたっけ)ありといろんな手法で見せてくれるし、そっちの面でも充実。
あと、クライマックスで焼け落ちる建物の梁などを布で表現するのも○。S.E.や照明と相俟ってちゃんとその場面が目に見えるようで、これぞ舞台芸術の神髄!
なお、五右衛門の装束とラストシーンから最近ヒットした日本映画をちょっとだけ連想。

宇宙花火師

宇宙花火師

宇宙食堂

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/02/18 (水) ~ 2009/02/22 (日)公演終了

満足度★★★

マンネリ回避に成功
過去3回の公演と比べて今回は1番現在に近く、得意の(?)宇宙空間ネタもありながら地球上でのドラマが中心となるのが特色で、マンネリ回避に成功。
さらに今回は「和のテイスト」を謳っており、本編に先立つアヴァンのパートは主人公がまだケンカに明け暮れていた頃で2049年の未来でも「火事とケンカは江戸の華」は変わらないところを見せて、もうそれだけでニヤリ。
以降、宇宙と花火という一見接点のあまりなさそうなネタをうまく結びつけたストーリーが展開。前半はちょっとテンポが良くなく、散漫な印象もあったものの、「宇宙花火」の計画が起案されるあたりからはグンとスピードアップ。アクションやサスペンスも交えて結末までは一気に走り抜ける、みたいな。
ただ、「星村庵」の従業員制服はいくら和テイストといえども往年のアメリカ映画に描かれた「ゲイシャガール」のようであまりといえばあんまりなのでは?(笑)
が、そこはともかく、舞台美術全体に漂う「レトロフューチャー感覚」は面白かった。

カブ太が嘘をついた

カブ太が嘘をついた

劇屋いっぷく堂

新宿シアターモリエール(東京都)

2009/02/18 (水) ~ 2009/02/22 (日)公演終了

満足度★★★

例えば線香花火のように
人気マンガのキャラクター・カブ太をシンボルとして「カブ太の街」を宣言する商店街のセレモニーに呼ばれたマンガ家は、実はストーリー担当で画が描けず…という物語。前回とはやや趣を異にしていたが、また別の味わいがあってこれはこれでアリ、な感じ。
例えば線香花火のように、トラブルが次第に大きくなって行くがそれぞれ落ち着くべきところに落ち着いて静かに終わる構成は安定感があると共に終わってしまう一抹の寂しさのようなものがあって巧み。

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