鬨、唾棄すべき 公演情報 劇団パラノワール(旧Voyantroupe)「鬨、唾棄すべき」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    一瞬の気の緩みが命取り。
    設定や脚本はかなり力強く、おもしろいものでした。戦前、1930年代の海外での生きる道、自分の信念を貫く姿勢、熱かったり、クールだったり。ただ、そういう人生や生きる根源をテーマにしてる芝居だから、観客の気持ちを冷ましちゃったら終わり。後半のとても大切な台詞を言っているときに、相手の聞いている俳優さんの視線が一瞬、素で段取り確認のような動きをしちゃったのですわ。ここはしゃべってる人から目を離しちゃダメでしょ、っていうものすごい大事な場面だったから。私はすーっと心が離れました。どうも視線の動かし方が、うっかり客席を見そうになって戻るって感じが何度かあり、気になりました。見ちゃったら見ちゃったでいいじゃん。あわてて逸らすほうが不自然。

    ネタバレBOX

    声枯れしてる俳優が多すぎなのも気になりました。楽日だから仕方ないかと思いつつも、ものすごく聞き苦しい。後半を見て、盛り上げて声を張る場面があったので、このせいか、とは思いましたが、全体的に張りすぎててメリハリがない。だからみんなで音響に負けずに主張する場面のインパクトが弱く感じました。

    ワインのエピソードや物申さない民のバーのマスターとか、細かい作りはわくわくしました。

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    2008/12/08 23:01

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