最新の観てきた!クチコミ一覧

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冒険王

冒険王

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/11/15 (土) ~ 2008/12/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

'80年の若者の生態は知らないが
目の前にはこの場を生きている人達がいた、というかいるように見えた。大きなドラマはないけどそれほど自然な空気感で描かれた秀作。

ネタバレBOX

同時多発の会話も、発せられる言葉も、構えたり与えられた台詞を喋っている感じが微塵もみられない。そのうえ再々演でも過去のイメージを引きずらず、新しく新鮮な印象を与えてくれる。これが青年団クオリティということか。

世の中に余裕があったのか、現実を直視しないで漂うことが許容されている時代のこんな場を長時間見せられると、これもありだったかという間違った錯覚さえ抱いてしまう。今の時代ではこんな自分探しを言い訳にした逃避的なバックパッカーはさすがにできなかろうて。
Death of a Samurai

Death of a Samurai

Afro13

ブディストホール(東京都)

2008/12/25 (木) ~ 2008/12/28 (日)公演終了

満足度★★★

ショー
噂に聞いてた作品を観れて、嬉しい。
「ショー」でした。エジンバラ演劇祭で上演した作品なので、その工夫とか興味深い。「演劇」が観たい気分で行ったら物足りないかもしれないけど。

ネタバレBOX

劇中、役者たちが英語表記の幕とかパネルとかを出して、外国でもあらすじはわかるようにしてるんだけど、その文字をあのスピードで追いきれない、自分の語学力が悔しかった(笑)。
不憫(盛況にて無事終了!)

不憫(盛況にて無事終了!)

冨士山アネット

ザ・スズナリ(東京都)

2008/12/26 (金) ~ 2008/12/29 (月)公演終了

すごい
終始しびれっぱなし。ぞくぞくしっぱなし。かっこよすぎる!今年のいい観劇納めになった。

俺たち、忠臣蔵部

俺たち、忠臣蔵部

マーク義理乃姉妹

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/12/19 (金) ~ 2008/12/23 (火)公演終了

満足度★★★

フライヤーの印象と異なり
フライヤーを見る限り、体育会系演劇かと想像しましたが
(ぐーでパンチ以外)きっちり作り込まれた脚本に演出で
大変良作でした。

なんとなくいままで忠臣蔵って話に触れることがなく、
オリジナルを知ってるとさらにおもしろかったんでしょうが
これは国民的時代劇を知らないぼくの責任ということで。

あらわれる、飛んでみる、いなくなる。

あらわれる、飛んでみる、いなくなる。

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2008/12/11 (木) ~ 2008/12/14 (日)公演終了

満足度★★★★

笑って笑って面白すぎて、ちょっと複雑な気持ち
こういう言い方は大変失礼なのだが、まあ、たぶん良く出来てはいるだろうけど、女子高生のクラブ活動的な舞台でもあるんだろうな、と思って出かけたのだが、とにかくよく笑った。とても面白かった。それが正直な感想だ。
こんな舞台なら、また観たいと絶対に思う。
プロの劇団を観て、そう思わないこともあるので、ちょっと複雑な気分でもあるのだ。
いや、面白ければ、プロであろうとそうでなかろうと、観る側には一切関係ないのだが。

笑いのための、間とか台詞回しなんかがとてもよいのだ。
演じている存在感というか、その役者の醸し出す雰囲気が物語にうまくマッチしている。
これは本と演出の良さもあるのだろうが、そう思わせる役者の力も当然あるのだろう。どれが欠けても面白い舞台にはならないだろうから。
そういう意味では、舞台を見事に支えた彼女たちには最大限の拍手を送りたい。

とにかく笑って、楽しんで、驚いた。

ネタバレBOX

舞台が終わって、出口でお見送りする役者たちがあまりにも、普通の、その年代の女の子たちだったりして、また驚いてしまったりした。
冬の絵空

冬の絵空

株式会社ブリーゼアーツ

福岡サンパレス(福岡県)

2008/12/25 (木) ~ 2008/12/25 (木)公演終了

ものがたりの力を信じられる芝居
 いや~よくできてます。誠実なじゅんさんと、ずるがしこい生瀬さんががっぷり組むのが嬉しい。藤木直人くんが色っぽい。中越さんが意外に貫禄あり。照明やセットも美しい。芝居とは、物語とはなんぞや?という、芝居論になっているあたりも面白かった。

WE WILL ROCK YOU

WE WILL ROCK YOU

アミューズ

新宿コマ劇場(東京都)

2006/11/14 (火) ~ 2006/12/24 (日)公演終了

満足度★★★

WE WILL ROCK YOU
ストーリーが解りにくかったように思います。
Queenの曲はパワフルで素敵な曲ばかりで迫力満点のステージでした。

オペラ座の怪人

オペラ座の怪人

劇団四季

電通四季劇場[海](東京都)

2006/12/01 (金) ~ 2007/01/17 (水)公演終了

満足度★★★

The PHANTOM of the OPERA
映画がとても良かったので期待しすぎてしまった感があります。
Setや装飾はすばらしかった。

キャッツ

キャッツ

劇団四季

キャッツ・シアター(東京都)

2006/11/01 (水) ~ 2009/05/03 (日)公演終了

満足度★★★

CATS
やはり輸入ミュージカルですね。衣装・メイクがとてもすばらしかったです。

ザ・エイリアンショー

ザ・エイリアンショー

オミオツケ

ちず屋の2階(新潟県)

2008/12/05 (金) ~ 2008/12/13 (土)公演終了

満足度★★★★

盛り沢山の60分
「火サス」から始まり、終わりの「自分終わり探しの旅」までの9作品 面白かったです。
演目終了後、余韻に浸る内容じゃないかもしれませんが、次々繰り出されるセリフに笑ってしまいました。

面白かったのがビールケースの使い方  カウンター、椅子、高座の舞台等に大活躍でした。

あと会場がうどん屋さんの2階だからじゃないでしょうけど、落語3題は続き話だったのですが、うどんの話でした。
わたし的にちょっとウーンのとこもあって、場面を想像しないようにした箇所もありましたが、話の持って行き方には感心したし楽しめました。

小さな会場なので、いろいろ制約があるのでしょうが、役者さんを目の前に観ることもできて満足の公演でした。

ライオンキング【東京】【2023年1月22日昼公演中止】

ライオンキング【東京】【2023年1月22日昼公演中止】

劇団四季

四季劇場 [春](東京都)

2000/01/01 (土) ~ 2016/05/28 (土)公演終了

満足度★★★★★

最高傑作
このミュージカルをこえる作品には未だに出会えていません。
Setなのか衣装なのか小道具なのかそんなコトもわからなくなるぐらいのすばらしいアイディアの数々。どこのシーンをとっても最高の仕上がりです。

RENT

RENT

東宝

シアタークリエ(東京都)

2008/11/07 (金) ~ 2008/12/30 (火)公演終了

満足度★★

日本版RENT
BroadwayのRENTを何度も見てきたので、日本人Castには全く期待していませんでした。しかし、みなさんすばらしい歌唱力をお持ちなのと森山未来さんのダンス(初めて見たので)にとても感激しました。


Setなんですが・・だいぶガッカリしました。もっと他のデザインはできなかったのか、疑問が残ります。あの部屋の大きさだとCastが数人立つだけでとても狭そうに見えますし、アメリカのアパートメントというコトを考えるとものすごく小さい部屋に住んでるな~という印象を受けます。その上、そこには壁があるのでは?という場所からCastの出入り、空想上の壁を無視しての演技がとても気になりました。Setをもっと大きくして高さを低くしたほうが無駄なスペースを活用できると思います。

訳は初めて見る人にとってはとても解りにくい気がします。アメリカンカルチャーを訳し、尚且つその説明を歌の中でするのはとても不可能なので仕方の無いコトかもしれません。

それ以外はなかなかイイ作品になったと思います。

マドモアゼル・モーツァルト

マドモアゼル・モーツァルト

音楽座ミュージカル

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2008/12/18 (木) ~ 2008/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★

良質なミュージカル
 歌がストレートに心に響いてくる感じ。良質なミュージカルだと思う。
 天に召され、そして生まれ変わった?かのようなラストはクリスマスの季節にふさわしいかも。

君の心臓の鼓動が聞こえる場所

君の心臓の鼓動が聞こえる場所

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2008/11/29 (土) ~ 2008/12/25 (木)公演終了

満足度★★★★

クリスマスだもの
 途中はどうなることやらと思わせつつ、やはり絵に書いたようなハッピーエンド。ベタといえばベタだけれど、「そうなって欲しい!」と思うエンディングであったりします。クリスマスの季節にぴったり。

なるべく派手な服を着る

なるべく派手な服を着る

MONO

ザ・スズナリ(東京都)

2008/03/06 (木) ~ 2008/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

一年を振り返ったら
観てきたに投票しなくては…と思い今頃になって書き込みました。

空間ゼリーの『夏の夜の夢』

空間ゼリーの『夏の夜の夢』

劇団たいしゅう小説家

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2008/12/13 (土) ~ 2008/12/21 (日)公演終了

満足度★★★★

色んな愛が見えました(*´∇`*)
4人の恋人達のドタバタ劇だと思っていたら、原作にないキャラがいたりして、
友達を想う愛や、仲間、恋、家族、色々な愛を見せてもらった。
コメディというより、ちょっと感動する愛のお話になっていて良かった。

ネタバレBOX

動物に変身させられる芸人が、劇中で漫才をしていたけど、
その漫才にホンキで笑ってしまって、面白かった。
あと、遊郭にいる女の子たちの衣装もキュートで良かった。

酒呑童子の迫力は面白かったし、
ハクは弱っちくてヘコヘコなところがキャラ出来てて良かったけど、
ラストの話の内容が、雰囲気先行で、よくわからないところもあったので、
もっと分かり易かったら、もっと感動できたのかなとかも思った。
竹中直人の匙かげん 3『三人の女』

竹中直人の匙かげん 3『三人の女』

中村ステージプロダクション

本多劇場(東京都)

2008/12/13 (土) ~ 2008/12/28 (日)公演終了

豪華女優x竹中演出x戯曲=空中分解
女優のキャスティングに惹かれて観に行くも
膨大な台詞量に反し、何を演りたいのか全く見えなかった。
竹中の芝居が、それでも魅力的な女優陣の演技と全くかみ合っていない。
女優陣は、空席の目立つ本多の客席に、何を思って演っているんだろうか…。

テキサス・チェーンソー・マサカリ

テキサス・チェーンソー・マサカリ

ニッポンの河川

ギャラリーLE DECO(東京都)

2008/12/23 (火) ~ 2008/12/28 (日)公演終了

満足度★★★

疾走感あり!
女優ふたりが、照明・音響も含めすべてを背負い、好演。演出も手際よく、ある意味、円形舞台を非常に意識した作りに(笑)。これで脚本にさらなる求心力さえあれば…。

竹中直人の匙かげん 3『三人の女』

竹中直人の匙かげん 3『三人の女』

中村ステージプロダクション

本多劇場(東京都)

2008/12/13 (土) ~ 2008/12/28 (日)公演終了

満足度★★

本当は☆1つにしたいくらいだが
出演者はみんな良かったので、☆プラス1つで。
ただ、台本が…
観ているのが正直つらくなりました。
この間の岡田さん演出の「友達」も辛かったが
それと同じくらい辛かった。
会話の中の表現や言い回しをあれこれ考察してみたりするが、
肝心の話の本質がまったく見えきませんでした。
かろうじて、登場人物の関係が少し分かったくらい。
芸術性の高い舞台といえるのかもしれませんが、
理解できない者にはそこにいることが苦痛でしかない。

雨と猫といくつかの嘘

雨と猫といくつかの嘘

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2008/12/17 (水) ~ 2008/12/23 (火)公演終了

満足度★★★★★

家族の風景
吉田小夏の作る世界の核はやはり家族なのだと思う。
今回はちょっとだけ欠落した家族の風景を見事に演出。

以下はねたばれBOXにて。

ネタバレBOX


水野風太郎、60才、独身。一人暮らし。
彼の小さい頃の家族の描写を織り交ぜながら、風太郎と母との関係。母とは結婚していない父との関係。
風太郎が大人になってからの妻との関係、子供達との関係を自然に見事に演出していました。

舞台上は60歳の風太郎と、子供達が小さい頃の風太郎、そして幼少の頃の風太郎の時代を交差させ、それぞれの風太郎の誕生日を軸に家族の会話が繰り広げられる。その合間に入る猫のつぶやきが絶妙なのだ。

その風景はどれも幸せだけれど、60歳の風太郎の誕生日は今までと違う哀愁が漂う。歳を重ねるということ。人はいつか自分を振り返り過ごした時間に時代と言う言葉を冠するときがくる・・。
めくるめく時代も、やがて、そのすべてをついえてゆくのだ。

風太郎の母は、母なりに父を愛し、風太郎は懸命に家族を愛し、風太郎の長男は世間に怯えながらも一人の男を愛す。

風太郎の穏やかな話し方がいい。そこだけ陽だまりが注いでいる感覚。
こういう舞台を観ていると、ワタクシも髪をなでられているような心地いい感触になる。まるで、小さな熱が撫でられている場所に広がっていくようだ。

そんな優しい舞台を観てワタクシの胸は温かい甘水に満たされて帰路についたのでした。

吉田小夏、素晴らしいです。

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