最新の観てきた!クチコミ一覧

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その人を知らず

その人を知らず

東京デスロック

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/12/26 (金) ~ 2009/01/05 (月)公演終了

満足度★★★★★

文句なし
正月早々に09年ベスト観劇かもしれない。
まったく難解ではなかった。意外だった。

人がいて、生きていることの素晴らしさと哀しみ。
それがただあるのみ。
表現姿勢は極めてロックでありながら、
『フォレストガンプ』や『ダンサーインザダーク』並に
キャッチー。

小道具や人の配置が
絶妙な演出効果を産み、ハッとさせられること度々。
暗喩のデパート。技のデパート。
きちんとお金になる「見せ方」を目の当たりにした。

09年はデスロックを追いかけて
観客も東京を出てみるのも一興かも。

新年工場見学会09

新年工場見学会09

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2009/01/02 (金) ~ 2009/01/04 (日)公演終了

新年の祝い事なので、
文句をいったりするのは野暮なことでしょうが、強いていえば、もっと岩井さんが観たかった…。あっ、べつに祝いと岩井はかけてません!w

その人を知らず

その人を知らず

東京デスロック

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/12/26 (金) ~ 2009/01/05 (月)公演終了

満足度★★★★★

自分が、その人を知っているかと問われた気分に…
故・三好十郎の1952年の作品ながら、まるで古びた感じがせず、とてつもなく“いま”を考えさせられて、逆に怖い。戦争を背景に、信念や宗教や正義のありようを深く掘り下げた骨太な脚本も素晴らしいけれど、それをしっかりと甦らせた演出も見事だった。そして奇しくも、遠く、イスエラエル軍のパレスチナ自治区ガザ地区侵攻に思いを馳せながらの観劇に。いや、まったく遠くないね、ほんと近い出来事。

『月よりの侍』

『月よりの侍』

アポロ5

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/01/04 (日) ~ 2009/01/06 (火)公演終了

満足度★★★

診療所での人情劇
フライヤーは意味深でしょう?もしかして・・ちょっとエロ入っちゃってない?(・・)と期待に胸を引きちぎられる思いをしたアナタ!

以下はねたばれBOXにて。。

ネタバレBOX

そう、そんな期待に胸を膨らましちゃったアナタ。そこのアナタ。
今回の芝居はそんなにエロくないです。残念です・・。(。。;)

芝居はバイオリンの演奏と共に上野戦争を題材に上演。

竹田長安先生は下町の医者です。貧しい人からは診療代を戴かないという、人情劇にありがちなベタな芝居。

しかし、ワタクシ、このベタベタな芝居が案外好き!ときてるから、それなりに楽しめた。ナビ役のチャップリンみたいな役者が紙芝居みたいに一枚一枚、場面ごとに手作りの絵をお題さながら掲げる演出。

えっと・・・刀で切る効果音が芝居のフリと微妙にずれてるというオマケ付き。
まあ、それもこれもご愛嬌ということで。

バイオリンの旋律と時代劇と紙芝居のような演出がレトロ感たっぷりで、これで甘酒でもあったなら、正月気分を味わえたのに・・。


『鱈。』の(は)

『鱈。』の(は)

Hula-Hooper

7th FLOOR(東京都)

2008/12/18 (木) ~ 2008/12/21 (日)公演終了

満足度★★★


2回目の鱈。

会場に入った瞬間から楽しい。

役者さんたちは勿論(特に畔上さん)、安田奈加さんや日替わりバンドの音楽も素敵。(勿論バンテージの演奏も)

今後、鱈の予定は未定とのこと。
是非続けていただきたい。
もっと話題になっていい作品だと思います。

日本語がなくなる日

日本語がなくなる日

北京蝶々

OFF OFFシアター(東京都)

2008/12/23 (火) ~ 2008/12/29 (月)公演終了

満足度★★


興味深いテーマだったのですが、不完全燃焼。

コミカルなシーンばかりが目立った印象。
シリアスなシーンとのめりはりが欲しかった。

日本語を喋れない樋口杏奴役の白井さんが途中で「マーライオン」って
言ってたような・・

新年工場見学会09

新年工場見学会09

五反田団

アトリエヘリコプター(東京都)

2009/01/02 (金) ~ 2009/01/04 (日)公演終了

満足度★★


3回目の工場見学会。

新年早々盛りだくさん。
でも、昨年、一昨年と比べると物足りない感じがしました。

辰平さんの手品で大爆笑。
兵藤さんの舞が美しい。

THE SCARLET PIMPERNEL

THE SCARLET PIMPERNEL

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2008/08/22 (金) ~ 2008/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

宝塚の底力
オープニングから“これは凄いかも!”という興奮に
ドキドキしました。
ミュージカルならではなドラマチックな歌とダンス、
群舞の迫力も主役の熱気も。
宝塚って、実はやっぱり凄いのかもしれない!と、
得心せずにはいられない魅力的な舞台でした。
お見事!!

壽初春大歌舞伎

壽初春大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2009/01/03 (土) ~ 2009/01/27 (火)公演終了

満足度★★★★★

十六夜清心
初めて見た「十六夜清心」でしたが、菊五郎さんと時蔵さんが素晴らしかった。面白いお芝居だと思いました。

その人を知らず

その人を知らず

東京デスロック

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/12/26 (金) ~ 2009/01/05 (月)公演終了

満足度★★★★

こびない天才
多田淳之介氏は天才だと思った。

前回拝見した公演は、その天才性に私が全くついていけず
正直全くおもしろくなかったのだが、今回見て自分が浅薄だったと猛省。

骨太かつ社会性のある脚本の解釈、
現代に通ずるテーマの洗練、それを伝えるための演出。
すごくおもしろかった。海外でもやって欲しい。

隣のカップルが上演中「全然分からないねー」と小声で話していたが、
休憩時間の過ごし方までプロデュースできたら
もう少し伝わったのではないかなぁ、とも。

その人を知らず

その人を知らず

東京デスロック

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/12/26 (金) ~ 2009/01/05 (月)公演終了

戯曲もすごいけれど演出も・・・
比較的シンプルな舞台に逃げることのできない閉塞感を見事に表現した前半部分、一方箍が外れたような戦後の社会を旨く表した後半部分・・・。

目が覚めるような演出もすごければ、それを舞台に具現化する役者もすごい・・・。

ネタバレBOX

机にぎゅうぎゅう詰めで乗せられた人々の窮屈さと、その中でも凛とした声が開場に響き渡ることのある種の違和感が、時代を見事に表現していたように思います。

赤いボールやチョコレートの本土空襲もわかりやすく鮮烈。

また、終戦のどこか統一性の失した開放感の表現には目から鱗が落ちる思いがしました。

音や光も含めて、終盤まで、見事に芝居を見せきった演出の技に瞠目。

一方で戯曲が内包するテーマの普遍性がルーズになるどころか鮮やかに浮かび上がる演出でもありました。決して奇をてらった表現ではないのです。

前述の通り役者達の力も十分で
ほんと、3時間があっという間でございました。

終演後のおまけ(お正月イベント)も実直で暖かくて・・・。
大満足の新年初観劇でした。

proof

proof

コロブチカ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/12/25 (木) ~ 2008/12/29 (月)公演終了

とりわけ企画力に脱帽
※お手伝いさせていただきましたので★つけてません。


正直、08年末日本でこの脚本を上演する意味はあまり感じられなかったが、
(チラシにも書かれているように)『柿喰う客』所属の役者・コロの企画として、
ものすごく重要な意味があったと思う。
その企画→実行力は本当にすばらしい。

作品も、翻訳劇特有の臭みも少なく、上質に丁寧に作られていて
本当に長さを感じさせない素敵な舞台だったと思う。

個人的に、お姉さんの表情の創り方が、他の人のストレートさと比べて
ちょっとひねられていたのが、若干違和感を覚えた。

次回も期待大。

宇宙ロケットえんぴつ

宇宙ロケットえんぴつ

とくお組

駅前劇場(東京都)

2008/12/26 (金) ~ 2008/12/30 (火)公演終了

王道コメディ
※ご招待で見させていただいたので★つけてません

N氏の晩餐会、劇団フェス、に続き3回目の観劇。

毎回、全く異なるテイストのチラシ&劇世界なのに、
やっぱり『とくお組』と思わせる何かがあるなぁ。

これからどこへ行くのか、すごく楽しみです。

宇宙ロケットえんぴつ

宇宙ロケットえんぴつ

とくお組

駅前劇場(東京都)

2008/12/26 (金) ~ 2008/12/30 (火)公演終了

満足度★★★★

面白かったです!!
とくお組は劇団フェスで知り、こちらも行かせて頂きましたが、期待以上に面白かったです!!
スーツで大人しいイメージが強いのですが、今回はドタバタで、動きの激しいお芝居にちょっとビックリ!!
セットや小道具の細かさも良かったです!

内容としては、前回の『マンション男爵』の時にメリハリが欲しいと感想を書いたのですが、断然こちらの方が良かったです。
しかし、、観る側が深く考えないストーリーを逆に意識しているみたいなのですが、どうしても単調で内容が薄く感じてしまいます。登場人物の感情みたいなものが薄いのか・・・
やはり、静かな場面は必要なんじゃないかと思いました。

、「なるようになれ」的なラストは嫌いではありません。ラストがどうのと言う人もいるかもしれませんが、私はあの終わり方が好きです。

とくお組さん!これからも期待しています!!

ミス・サイゴン

ミス・サイゴン

博多座

博多座(福岡県)

2009/01/03 (土) ~ 2009/03/15 (日)公演終了

満足度★★★

ラブストーリー
「強烈な反戦メッセージとベトナムの悲劇を伝える、壮大な舞台!」
と説明にはあるが、どう見ても、キムとクリスの悲恋物語だった。
もちろん、原因は戦争にあるのだろうけど、エンジニアがアメリカにこれだけ
こだわる理由もわからなかったし。どうしても男女の愛、親子の愛に
目がそそがれた。

ネタバレBOX

役者や舞台装置が豪華でそれは非常に満足したが。
やっぱりこの値段は高過ぎる。で-☆ひとつ。
その人を知らず

その人を知らず

東京デスロック

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/12/26 (金) ~ 2009/01/05 (月)公演終了

満足度★★★★★

とにかく好き
終演後に距離感が掴めなくなる位、面白かった。

この作品は、私にとっては泣ける作品。
そういう風に、個人の感覚として、作品を捉えたことが、得、だった。
そういう風に、捉えることができて、
私にとって、作品がそう観えた、ことが、得、だった。

客入れの選曲から、照明から、好み。
脚本が面白い。本当に、面白かったし、面白く伝わって嬉しい。


ネタバレBOX

国歌とか、出てくると、頭で考え始めると、鈍ってしまうけど、
私にとっては単純な家族愛であったり、恋愛であったりの話でもあるし、
もっと、言葉にしづらい、生き方の話であったり、えー難しいな。

集団の話ではなかったのです。
あくまでも、個人の話だった。
私にとって。

だから、こんなに面白かったのだろうな、と思います。
いやー、観劇初めが、デスロックで、しかも、東京最後で、
で、最後にこの戯曲をやってくれたことが、本当に、嬉しい。
2008改訂版・百千万(ももちま)

2008改訂版・百千万(ももちま)

劇団鹿殺し

駅前劇場(東京都)

2008/01/11 (金) ~ 2008/01/21 (月)公演終了

みた。
初見。
楽しめました。

PTA

PTA

ホチキス

吉祥寺シアター(東京都)

2008/01/19 (土) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

みた。
おもしろかったです。

愛にキて

愛にキて

アマヤドリ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/02/15 (金) ~ 2008/02/24 (日)公演終了

みた。
おもしろかった。
好きです。

その人を知らず

その人を知らず

東京デスロック

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/12/26 (金) ~ 2009/01/05 (月)公演終了

満足度★★★

当日のパンフの説明は
かなり詳細に三好十郎について取り上げている。だから、観劇前に読むか読まないかで芝居の物語の読解力が相当、変わってくるはずだ、と思う。
それにしても、序盤のあの演出は何だ?

猿山に蹲るサルかと思った。だって机を7個寄せ集めた上にニンゲンが窮屈そうに乗っているんだよね・・。

以下はねたばれBOXにて。。

ネタバレBOX

まず、あらすじを抜粋。
キリスト教信者となった片倉友吉は太平洋戦争のさなか、「殺すなかれ」という聖書の教えを守って出征を拒否し続けます。友吉に洗礼をほどこした人見牧師も翻意を促しますが効き目がありません。非国民を出したと、その家族にまで迫害は及びます。


そして敗戦・・・民衆の態度は一変し友吉は反戦の英雄として迎えられます。人見牧師は教会を再興し、人見の妹治子は支配階級に翻弄された兄を目のあたりにして信仰を捨て、強固なまでの信仰心を持った友吉は見方によってはエゴイズムになる。

友吉の父は迫害により自殺し、弟は投げやりになって出征を志願し死亡。母は友吉の潔癖すぎる正義感によってヤミ米を食べずに栄養失調で死んでしまう。

戦争と言う題材を一人のキリスト教信者を客観的な観点から描いた作品。

「ニンゲン、どいつもこいつもくだらねぇ。」なんてセリフが飛び出すけれど、

そうなんだよねー。だってニンゲンだもの・・。

総評・・言わんとしてる軸は良く解る。解るが演出の仕方が好みではなかった。たぶん・・「なんだろー?」と思った観客も少なくないはず。
そう・・・なんだろー?なんだよね。演出が。

正月早々、重い題材ではありました。

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