その人を知らず 公演情報 東京デスロック「その人を知らず」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    当日のパンフの説明は
    かなり詳細に三好十郎について取り上げている。だから、観劇前に読むか読まないかで芝居の物語の読解力が相当、変わってくるはずだ、と思う。
    それにしても、序盤のあの演出は何だ?

    猿山に蹲るサルかと思った。だって机を7個寄せ集めた上にニンゲンが窮屈そうに乗っているんだよね・・。

    以下はねたばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    まず、あらすじを抜粋。
    キリスト教信者となった片倉友吉は太平洋戦争のさなか、「殺すなかれ」という聖書の教えを守って出征を拒否し続けます。友吉に洗礼をほどこした人見牧師も翻意を促しますが効き目がありません。非国民を出したと、その家族にまで迫害は及びます。


    そして敗戦・・・民衆の態度は一変し友吉は反戦の英雄として迎えられます。人見牧師は教会を再興し、人見の妹治子は支配階級に翻弄された兄を目のあたりにして信仰を捨て、強固なまでの信仰心を持った友吉は見方によってはエゴイズムになる。

    友吉の父は迫害により自殺し、弟は投げやりになって出征を志願し死亡。母は友吉の潔癖すぎる正義感によってヤミ米を食べずに栄養失調で死んでしまう。

    戦争と言う題材を一人のキリスト教信者を客観的な観点から描いた作品。

    「ニンゲン、どいつもこいつもくだらねぇ。」なんてセリフが飛び出すけれど、

    そうなんだよねー。だってニンゲンだもの・・。

    総評・・言わんとしてる軸は良く解る。解るが演出の仕方が好みではなかった。たぶん・・「なんだろー?」と思った観客も少なくないはず。
    そう・・・なんだろー?なんだよね。演出が。

    正月早々、重い題材ではありました。

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    2009/01/04 23:29

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  • 正月早々、重いテーマはちょっと・・。どちらかというと日本バンザイ!みたいな日の丸を揚げて欲しかった~(^0^)   ワインかおとそを飲みながらパラダイスな芝居を観てゆるくぬるく過ごして、「いあいあ、今年も良い新年だー!」なんつって、どこまでもアホで通したかったー(^0^)

    窮屈っていえば、机の上で役者がぎゅうぎゅうに縮こまって集団でしか生きられないサルのように同じ意見、同じ考え、同じ方向性で会話劇ちっくに進行してた。

    滑稽だった。まるで風刺絵をみてるような滑稽さ。書いてる本人は日本人だけれど、戦争と言う悲劇に犠牲になった日本人をあんな風に描いてどうゆうつもりだろ?とか思った。

    そんな新年だったのですわ。

    2009/01/13 00:42

    戦争、宗教、どれも深いですからね・・。

    描き方によっては確かに少し重そうな・・。

    ストイックなテーマだと、少々窮屈になるかも知れませんね、その辺り演出によってかなり違ってくるのでしょうけど・・。


    2009/01/12 02:07

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