最新の観てきた!クチコミ一覧

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人~サラン~

人~サラン~

CAP企画

劇場MOMO(東京都)

2009/02/24 (火) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★

ストーリーに共感はできるのだけれど…
様々な要素が絡まりあいながら、最後には「和解と共存」にたどり着く。
その過程が、無理やりではなく、説得力があって良かったです。

ネタバレBOX

在日のお兄さんの「メシ食ったか?」の台詞に何とも言えない温かみを感じました。
良いところはいっぱいあったのだけれど、正直、全体に力が入り過ぎていて、観ていて疲れてしまいました。
前半抜くべきところは抜いて、もっと軽く持っていった方が、素直に物語に入り込めた気がします。
ケインさん、「女の子」らしくて可愛かったです!
人間園

人間園

角角ストロガのフ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/02/26 (木) ~ 2009/03/02 (月)公演終了

動物園でなく人間園と言うところなのだろう。
倫理よりも衝動が勝る現代社会を人間園として描いていた。

社会の膿と呼ばれる部分をかき集めリアルに描写した形だが、
オレには大人のイジメシーンが断然よく描けてみえた。
イジメる方だけでなく、空気を読めな過ぎるイジメられる方にも非があるのは理解が出来る。

一般の平均的視線で見るとかなりグロい部類で、途中気分を悪くされた客もいた。
ただ、もしオレがこの路線の舞台を作るとしたら、
客の1/3から半分に嫌悪感を感じさせてこそ意義があると思う。
昔、東京乾電池が客が帰りたくなるような舞台を作ろうとしたことが
あったらしいが、同じ発想じゃないだろうか。
だからとことんグロを目指したらもっと何か見える気がする。

ま、オレ自身そういうものをやりたいとは全く思わないので、言ったことにも責任は持たないが。

序章で、「人間らしいとは何か」みたいなリアルとはちがう極端なシーンがあったが、
オレなら極端な世界を芝居にするし、そっちの方が面白くなると感じた。
松尾スズキの『キレイ』のダイズ丸的な話だったので、序章をそのまま本編として観たかった。

double face

double face

ノアノオモチャバコ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/02/27 (金) ~ 2009/03/03 (火)公演終了

満足度★★★

あんまよくわからなかった。
というか、集中力が切れてしまった。
照明は綺麗だったと思う。

カール・マルクス:資本論、第一巻◆フェスティバル/トーキョー09春

カール・マルクス:資本論、第一巻◆フェスティバル/トーキョー09春

フェスティバル/トーキョー実行委員会

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2009/02/26 (木) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★

舞台美術がかっこいい。 ここでなら、誰でも15分は有名人になれる?
日本人キャストの大学教授と院生(市民活動家)の対比が興味深く、
大学教授による資本論の朗読にはマルクスへの「愛」が感じられる一方で、
院生のそれは、シュプレヒコールのように聞こえてしまった。

ウォーホルの「誰でも15分は有名人になれる」よろしく、
舞台に立てば、誰でも役者になれる?

しかし私には、大学教授のような専門知識も、院生のような熱い思いもない。
舞台にいるのが役者でなかったとしても、「選ばれた人」には違いなく、
院生の主張をウザいと感じる一方で、その信念を羨ましく思う自分もいる。

リミニ・プロトコルは、キャスティングのリサーチに時間をかけるらしいが、
そのアンテナに、私が引っかかることは、まず無い。

フィクションと現実が混じった不思議な空間が、境界線の存在を感じさせる不思議。

アマチュアリズムが通用する小劇場界においても、
プロとアマを分かる「決定的な何か」はあるような気がする。

Endless SHOCK

Endless SHOCK

東宝

帝国劇場(東京都)

2009/02/05 (木) ~ 2009/03/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

幸せ王子!
なんてすごいパワー!!
べつにファンクラブ入っているわけでもなく、でも観たくて、今年は運よく観ることができました。
しかも1階L列♪すぐそばをウフフフ…
「ショー」してますよね。考えてみたら、志村魂とも似た舞台構成。
そうか!ショウ演劇(商演劇)の世界が見えてくる。面白い!
なるほど。
とにかく、まだまだ続けて欲しいです。来年もチケット頑張って取りたいです。

夜の来訪者

夜の来訪者

シス・カンパニー

紀伊國屋ホール(東京都)

2009/02/14 (土) ~ 2009/03/15 (日)公演終了

満足度★★★

通算5回目
75年のドラマ版から悪名高い『インスペクター・コールズ』も含めて通算5回目となるが、終盤で「彼ら」が追い詰められて行くあたりは毎度ながらワクワクし、最後の電話の内容は「キターーーッ!」みたいな。(笑) ただ、内容と若干そぐわない時代設定にしたことには疑問が残る。

double face

double face

ノアノオモチャバコ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/02/27 (金) ~ 2009/03/03 (火)公演終了

満足度★★★★★

好みかもしれませんが、自分は出揃いました!!!
観劇させて頂きました。この作品はあらすじを基本とした作品でしたが、男女間の恋愛も絡んでくる話だとチラシか何かで拝見させていただいていたので、自分にとって理解できるものなのかどうなのか若干不安なものも問題としてあり、観劇させて頂く前に少しビクビクしていました。ですが、まさかここまで自分の好みが揃えられていた作品だとは思いませんでした!剥き出しのコンクリートをも思わせる無機質とも思える舞台空間で次々と繰り広げられる演出表現・身体動作表現を観ていると、事前にこちらの劇団が舞台空間演出での評価が極めて高いとのことを知っていたせいか、実に絵画的な光景に観えてしまいました!その舞台上の進行を観ていると絵画のコンポジションが制作されていくようにも思えてしまい、特に身体動作表現をこれ以上ないほど次々と取り入れ物語が進行していく光景を観ていると、自分の場合はなんだか「カンディンスキーのコンポジション」が終演に向かって完成されていくようにも思えてしまいました!しかし、今夜観劇させていただいた自分の席は舞台から二列目の席でこれが良かったのかどうか・・・厳選された役者さんたちだけでならまだ分かるのですが、劇団の大勢の方により繰り広げられる身体動作表現で、これほど個人単位でも全体単位としても高いレベルで揃えられるものなのか、と少しビックリしてしまいました!個人としての身体動作表現としても舞台上の役者さんたち一人一人の細かい動作まで全て観ていても見応えがあるのに、舞台中央あたりでも役者さんが台詞を話されているので、舞台上の全ても観なければならないし、その上台詞も聞き取らなければならない、観ている自分もまた舞台上に時間いっぱい集中していなければならない、おかげさまで終演後の一服が実に美味しくなるくらい気持ちいい疲れかたをしてしまいました!しかし、終演まで自分の場合は「アッ!」という間に感じられるほど舞台上に集中させていただきましたが、一回だけ自分の腕時計を見た瞬間がありました。どう考えてももう終演に近づいているだろうと思われる時間帯に役者さんたちが横一列になりその場で足踏み行進の身体動作表現をされていた時、その足踏み行進が見事なほど完全に揃っていて、終盤に入ってもこれだけの集中力があることに驚いてしまい腕時計で思わず確認してしまいました!その後も正面を向き横一列で非常にゆっくりとした足踏みをその場でされて演出されていましたが、自分が非常に意地悪な観かたで役者さんたちの足の揃えられ方を観ていても着地の瞬間が本当にわずか数センチだけずれることが数回あっただけの丁寧さと集中力に脱帽してしまいました!舞台上に非常に近いというのも考えもので、自分の場合は舞台上の全ての役者さんたちの身体動作表現を一瞬たりとも見逃さないようにしなければならないし、台詞も聞き逃さずにいなければならない、もはや観ているだけのいい年の自分の方が後10分から20分公演時間が長ければ集中力が途切れていたと思います!最初に舞台上の光景が絵画的に思えたせいで役者さんたちの演技・身体動作表現・舞台演出は絵画を完成させる心象的なものまでも含めた色彩の役割にも思えてしまい、そうするとこの無機質とも思える舞台上の背景はキャンパスにもあたるのかなぁ、とも思えましたが、このコンクリートを思わせる無機質の空間で役者さんたちが台詞を発していると、その声は結局どこにも届くように思えず、よく考えたら一般大衆のほんの一個人の声などどこにも届くことなく、類まれなる幸運に恵まれた者のみに話す機会が与えられ、かりに悲鳴を上げたとしても身の回りにいるものにしか聞えず、それを聞いた者でも好意を持っていてくれるものでなければ声もかけてもらえず、好意を持ってもらうにはこちらから好意を持たれるように近づいていかなければならないなぁ、と観劇中に思いましたが、そう考えると自分の声を本当に聞いてもらいたいと望むならば、一番望むものはやっぱり目の前にいる相手との愛情になるのかなぁ~、とあれもこれも手を出しているうちにそのような時間が見つからなくなり後回しにしていて、ひょっとしたら自分のしていたことは大失敗だったのではないのか、と少し後悔もしてしまいました!今回の作品の評価については、自分としてはこの作中全編に使用されている音楽もまた非常に肌に合う好みで、ひょっとしてこちらの劇団の方々は自分の好みのものばかりわざわざ揃えて創ってくださった「オーダーメイド作品なのかなぁ」と非常に図々しいことを終演後の煙草を吸っている時に、罰当たりにも思ってしまいました!自分としてはこれだけ好みが揃ってしまった本作品に躊躇なく最高評価をつけさせていただきます!ただ、その終演後に吸っている煙草をもつ指先が小刻みに震えてもいるほど、舞台上に集中し過ぎてしまい、自分がもう本当にいい年をしていてまず健康を考え禁煙した方がいい年なのでは?とも思わされてしまいました。もし本作品のような作品を次回にも公演されるのでしたら、いい年をした自分としては次回公演からはこちらの劇団の公演には土日か、それとも開演前・終演後のための栄養ドリンクを持参させていただきます!久しぶりに観劇させて頂いた終演後少し疲れてしまいましたが、非常に心地の良い疲れかたでした!

ワンダーランド2400 ★グリーンフェスタ2009「Box in Box THEATER賞」受賞作品★

ワンダーランド2400 ★グリーンフェスタ2009「Box in Box THEATER賞」受賞作品★

マグズサムズ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/02/25 (水) ~ 2009/03/02 (月)公演終了

満足度★★★

楽しめました
登場人物それぞれの個性がはっきりしているので、わかりやすかったです。
最初は面白かったのですが、だんだん先の展開がみえてくるのがちょっと惜しかったです。
なにか一工夫あればもっと面白くなったのでは・・・?と思いました。
でも、観ていくうちに「こういうネットカフェもありかも?」と思えるような終わり方は良かったです。
スタッフの対応も親切で、気持ちよく観劇することが出来ました。

屋根裏

屋根裏

燐光群

梅ヶ丘BOX(東京都)

2009/02/20 (金) ~ 2009/03/08 (日)公演終了

残念ながら
面白さがよく分からなかったです。戯曲を読もうと思っています。
たいてい一人で観劇するが、これは誰かと見て語りたかった。

ワンダーランド2400 ★グリーンフェスタ2009「Box in Box THEATER賞」受賞作品★

ワンダーランド2400 ★グリーンフェスタ2009「Box in Box THEATER賞」受賞作品★

マグズサムズ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/02/25 (水) ~ 2009/03/02 (月)公演終了

満足度★★★

面白かったですよ。でも・・・
絶対ありえない!こんな人間たち,こんなネットカフェって観ている分にはとても面白かったです。ただ,これに近いKYな人間っているよな,あっ,このタイプ,あいつに似ている,と思った瞬間,店長,もっと怒れよ!迷惑かけられてんだろうって自分に重ねたりして,ちょっとイライラ^^;あくまで個人的な感情です^^;芝居としては観客を楽しませんるためによ考えていると思います。最初から最後まで全く退屈しませんでした。

ぼくはだれ

ぼくはだれ

RISU PRODUCE

小劇場 楽園(東京都)

2009/02/04 (水) ~ 2009/02/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かったです。
安易ですが、そう思います。
出演者の方全員、、
とても素晴らしい芝居でした。
話も、面白いですし、、
最近観た中では一番の舞台でした。

メガネに騙された

メガネに騙された

箱庭円舞曲

OFF OFFシアター(東京都)

2009/02/18 (水) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

それでも騙されたいから。
箱庭円舞曲はブレない。
タイトルとは違う話であり、でもタイトルからはつかず離れず。
そして、タイトルから問題を提起してくる。
言ってしまえば、気持ちのよい裏切りがそこにある。

色眼鏡という言葉があるように、確かに誰もが眼鏡をかけている。
そこを残酷なまでに抉り出し、今回はやや露悪の体すらある。
古川が本質をここまで攻めることは珍しい。が、考えさせられる。

今回は、現代の農業が抱える問題も主題となってくる。
精力的な取材の結果が自然にドラマに取り込まれており、
質のよいドキュメンタリを観ているような感じさえある。
(都会人向けの)就農センターという舞台設定も、
都会人と現地人の交流の場としてごく自然であった。

今回も気持ちよく裏切られた。

ネタバレBOX

舞台セットが広がり(と言うしかないのだが)、物語が始まる。
観客をしっかりと掴む術を知っているというか、見事である。

今回、実際の町の名前を使っていることを観劇後に知った。
あくまで架空の町で名前だけの使用なのだろうけれど、
産地偽装というデリケートな問題を扱っているだけに、
その辺の配慮が無いように感じられたのは残念。
カール・マルクス:資本論、第一巻◆フェスティバル/トーキョー09春

カール・マルクス:資本論、第一巻◆フェスティバル/トーキョー09春

フェスティバル/トーキョー実行委員会

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2009/02/26 (木) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

『資本論』の実感。
演出家集団・リミニ・プロトコルが、『資本論』を再構成した。
何かを解釈する時に例示は有効で、彼らはそれを有効に利用する。
それも、実際の経験談を本人に語らせるという形で。

その人の経験談が『資本論』とクロスする瞬間がある。
つまり、『資本論』が実感される時だ。
そして、今の時代状況と『資本論』がクロスする。
1867年に刊行された書物が、2009年を説明する。
これ以上に滑稽で痛快なことなどない。

前方の席は、字幕が舞台の上部にあるため、少し観づらい。
後方の席の方が、役者と字幕が同時に観られる可能性が高いと思われる。
字幕を必要とする劇はどうしてもそういったジレンマがある。
かと言って、その人のヴォイスは大切だから、吹替えは望まない。
字幕で巧く見せる方法をどこまでも模索していただきたい。

1年に1度、リミニ・プロトコルが来日してくれることを切に願う。
これほど新作を楽しみにできる団体はなかなか無い。

ネタバレBOX

日本人キャストにやや準備不足や過度の緊張がある。
外国人キャストが慣れ切っているだけに、そこのギャップが気にかかる。
(また、ドイツ語を介さない日本人キャストはきっかけが難しいのだろう。
何度か台詞の順序が役者間で前後してしまう時があったようだ。)
素人を舞台に載せる難しさが露呈しているように思われた。
前年の『ムネモパーク』では感じられなかったことだ。

今回、日本版にリミックスした部分が効果的でありつつ、
上記のような理由でうまく噛み合ってないような部分がある。
バランスがなかなか難しいであろうが、精度を高めてほしいところだ。

また、実際にテキストを配られたことには驚いた。
実際に目にすることで、実感してほしいという意味があるのだと思う。
そのおかげで、より一層講義のような雰囲気となった。
たまにはこんなお勉強も悪くないものです。
ダマンガス!!

ダマンガス!!

川崎市アートセンター

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)

2009/02/28 (土) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

かぼちゃワインのエルみたいな絵。
と書いてわかる人はいるのかな。漫画と一人ダンスのコラボ。観客の多くが観たかったのはダンスよりも漫画のほうなんですね反応からして。私もそうなんですが。
その漫画、というかアニメーションの横でポンニミットさん(愛称タム君)がピアノを弾くんですがこれがまた素敵な曲で。ミュージシャンでもあるそうで踊る酒井幸菜さんに合わせてドラムやギターも演奏する。まさか舞台に登場しっぱなしとは思ってもみなかったので嬉しかった。タム君は実にイラストと同じく可愛い方で、日本語を長く読まなくてはいけないシーンではマイク入ってるのに「僕タイ人だからこれちょー大変」とかボソボソ言っちゃって(笑)酒井さんがアフタートークで「終わって寂しい」と言うのにタム君は「全然寂しくないよ終わってほっとしたよ」と正直。トーク中も観客の視線が気になるのか「僕の顔って面白い顔?」って気にしていたっけ。タム君の奏でるリズム感はタイのリズムなんだろう。森の中にいる気分だった。
舞台は一週間で作ったような感じなので流れがあれあれまーという感じはありました。次回もあるのならやはしイラストを沢山観たいですね。ダンスも一人じゃきつそうなのでメンバー増やしてもいいかな。
因みに漫画が発売されるようですが8巻から7巻、6巻と遡って売るそうです。なぜなら「一巻が10年前の作品でちっとも可愛くないし話も怖いから僕の漫画ってわからないでしょ?」とのこと。
しかし来てる女の子が良かったわーオリーブ少女で(←今はないのかなこの雑誌)
イラスト少なかったから★は3,5

野鴨

野鴨

劇団キンダースペース

シアターX(東京都)

2009/02/25 (水) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

野鴨のいるところ
歌舞伎の花道のような通路が客席を貫いてしつらえてあって、その一番後方に「野鴨」がいる屋根裏部屋がある、という設定になっていて、「野鴨」を直接見せないのはその象徴的正確からして当然だけれど、存在を背後にまわすことで、その象徴性が個々の観客の「心の中」にあるかのような効果があがっているように思いました。

人~サラン~

人~サラン~

CAP企画

劇場MOMO(東京都)

2009/02/24 (火) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

なかなかの出来
在日コリアン女性と日本人男性(2組)の交際に関する問題を軸に家族愛、人間愛や相互理解のためのヒントなども絡ませた上に程良く笑いもまぶしてなかなかの出来。
 
性同一性障害のケインが元・警官の彼に理解されるあたり以降が特に良く、かつて日本が犯した罪への批判のみならず、コリアン側の受け止め方に対しても批判し、その中から「じゃあ、どうしたらいいの?」まで言及していて考えさせられたりホロリとさせられたり。
 
ただ、そのケインのパート、終盤で「性同一性障害であっても同じ人間である」=「国籍が違っても同じ人間である」とメイン部分とカブらせるところはイイのだけれど、そこに至るまではほとんどクロスしていず、水と油のような印象がるあるのは惜しい.
さらに、冒頭でケインが「看護士になれたのはあの人のおかげ」と口にしていながら終盤で「それはまた別の話」とはぐらかすのもどうも…

オンリー・ユー

オンリー・ユー

鈴舟

シアターサンモール(東京都)

2009/02/24 (火) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★

内容的にも「小粒」な感じ
片田舎(だと思う)の小さな郵便局に強盗が押し入り…という犯罪コメディ、鈴置洋孝プロデュース時代から通じて一番コメディ寄りなのはともかく、ハートウォーミング要素が少ないのはやや不満。
それに加えて内海賢二が声だけの出演というのは事前に知っていたけれど、麻生美代子も比較的出番が少なく、90分という上演時間だけでなく内容的にも「小粒」な感じ。
そもそも強盗立てこもり系のコメディではショーマの『バンク・バン・レッスン』など傑作があるワケで…。
とは言え、コンパクトなサイズでそこそこ笑えたから、まぁよしというところか?

「三島由紀夫を読む!」

「三島由紀夫を読む!」

横濱・リーディング・コレクション

相鉄本多劇場(神奈川県)

2009/02/21 (土) ~ 2009/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★

トリッキーな「美と…」が面白い
COLLOLの田口アヤコ「劇作」による「美と…」は討論ものゆえ三島役を舞台、学生役2名を客席に配する他、音効や動作など「バックグラウンド」を担当するメンバーがいるというトリッキーなシカケが面白い。一方、「わが友…」は洋モノに弱い身(爆)としては今ひとつピンと来ず。

愛の渦

愛の渦

ポツドール

新宿シアタートップス(東京都)

2009/02/19 (木) ~ 2009/03/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

20090301
、ン、)ノ ポツドールだと考えると物足りない部分もありますが、あの空気・緊張感をつくり出せるのはポツドールさんだけだと思います、はい。

人間園

人間園

角角ストロガのフ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/02/26 (木) ~ 2009/03/02 (月)公演終了

20090228
、ン、)ノ 物語に魅力をかんじませんでした。スピード感は◎。

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