最新の観てきた!クチコミ一覧

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Girls' collection

Girls' collection

THEATRE1010

THEATRE1010(東京都)

2009/03/12 (木) ~ 2009/03/20 (金)公演終了

満足度★★★★

ダンスショー
9割がダンスでした☆
個人的にはダンスをやっているので、楽しかったです。

前半は黒い衣装が多く、ストーリー的な展開も盛り上がりはないものの、
あれだけの人数、ストーリー仕立てでダンスで魅せることの
難しさは同じ舞台に立つ身としては大変だろうなぁと思いました。

衣装が途中で華やかになったのはよかったのですが、
ボタっとした靴をはいていたので、素足の方がよかった気がしました。

後半あべこうじさん2700さんが出て、ネタをやらず恋愛トークというのは
新鮮でした。個人的にはあべこうじさんお尻ばかり向けられたので、
もっとこっちも観てほしかったです(笑)

後半は華やかになって楽しかったです。
ダンスのレベルに差がみられるものの、しっかり楽しめました。
3人の個性キャラさんも可愛かったです♪

ちなみに、以前別のイベントを観に行った時歌を披露していた
方がいたのでびっくりしました。
やっぱり上手でした。

また素敵なダンスを魅せてほしいです。

この世界から消える魔球

この世界から消える魔球

ダックスープ

ザ・スズナリ(東京都)

2009/03/07 (土) ~ 2009/03/16 (月)公演終了

人間性は・・・?
ちょっと苦手な舞台でした・・・。
ブルースカイさんの舞台は二回目ですが、前回も気になったのは、物語に人間性がないところです。本当に、これは、個人的に気になってるといったほうがいかも。
ナンセンスにそんなものを求めてはいけないと思うのですが。
笑いへのアプローチの仕方がとても怖い。ブラックすぎて笑えませんでした。

好きな人はその怖さに魅かれるのかもしれません。
役者さんが上手でした。(毛皮族の方がお気に入りです!)

Heritage

Heritage

芸術集団れんこんきすた

大田文化の森ホール(東京都)

2008/09/27 (土) ~ 2008/09/27 (土)公演終了

満足度★★★★

受け継がれるもの
再演ものらしいけど。初演を知らないので、どう改変されているのかは不明…。

でも、のっけから気合の入った場面でした。
歴史モノだから、内容に付いて行けるかが一番不安だった訳だけど、それを吹き飛ばすような、いや、観客を海の中に飲み込むような印象的で、迫力のあるオープニングにのっけからやられた。

話はそれほど込み入ったこともなく、実にスタンダードで分かり易い。

でも泣ける。別れの場面に流れるアイリッシュ音楽がむせび泣くようで。
最後のシーンの晴れやかさに、生き残った少年も、観客も救われて、これは悲劇ではないんだ、と気付かされる。

改善点はまだまだあるとは思うけど、

フィクションである物語に『実際にこの時代に、こう言うヤツらがいたのかも…』と観客に思わせる説得力を持たせることが出来るのは凄い。

音楽と衣装が秀逸。

東京ノーヴイ・レパートリーシアター

東京ノーヴイ・レパートリーシアター

TOKYO NOVYI・ART

東京ノーヴイ・レパートリーシアター(東京都)

2008/12/18 (木) ~ 2009/05/30 (土)公演終了

満足度★★★★★

イチオシ★★ブラボー(・_・)!
これまでみた曾根崎心中の中で1番すきです。小さめの劇場。席は2列のみ。どこからもみやすく、客席の贅沢さを感じつつ、息をのみつつ、まさに劇場全体が一体と感じられる、特別な時をすごしました。 
細やかにやさしく演じられるものを観客も必死で感じていました。 
今回は曾根崎心中を選んでよかったワと思いましたが、また次別の演目で訪れたいです。初めての方、必見です!

春の祭典【当日券あります。15日まで】

春の祭典【当日券あります。15日まで】

flea maison

アトリエフォンテーヌ(東京都)

2009/03/14 (土) ~ 2009/03/15 (日)公演終了

若い人たち(~-~)
わかわかしい人の舞台。30歳台のわたしとは関心ごとが違うんだなという違和感を感じつつみました。 終演後に帰ろうとしたがうらの電気がついてなくて階段から落ちて、青あざになっているので、終演後のライト早めにおねがいしたい。(=_=) 

吉田さんのパワーアップ

吉田さんのパワーアップ

コーヒーカップオーケストラ

pit北/区域(東京都)

2009/03/20 (金) ~ 2009/03/23 (月)公演終了

満足度★★★

初見。
初めて見る劇団。

パワフルで強引な感じは否めないのだけど、
所々で見せるセンスの良さがあった。

ただ、やりたい事が多すぎて
ちょっと複雑になっている所を
無理やりコントで誤魔化しているように見えた所が少し残念。

ただ、又、見に行きたくなる様なパワフルな感じでした。

ストラップ・オン・ザ・サードクライシス

ストラップ・オン・ザ・サードクライシス

舞台芸術集団 地下空港

ギャラリーSite(東京都)

2009/03/21 (土) ~ 2009/03/22 (日)公演終了

今回の劇場ほど遠く感じた事はかつてなかった
地図をプリントアウトしておけば良かったのに、「東口から真っ直ぐね、案外簡単。直ぐ解る!」なんちって余裕かましてたら、元来の方向音痴に加えて東口から降りた坂道から迷ってしまった。
でやっとの思いで会場に着いたのが6:45、でも半分くらいは観られるかな~♪と思いきや、な・な・なんと上演時間1時間と言う思いもよらない上演時間に目の前が真っ暗になりやした・・。

以下はねたばれではありません。迷道中をUPしましたので、「まあ、たまにはおバカな迷いっぷりでも見てやるか・・。」って方だけ見てください。

ネタバレBOX

無事に恵比寿に着いたのが17:30。うーーん、我ながらぴったりじゃね、なんつってなんだか有頂天になって東口を降りたのでした。道は扇状に伸びていて、ふ?・・?) 確か、東口から真っ直ぐだったはず・・。と思いながらも、角の薬局で「恵比寿site」を聞いたのでした。考えたらもう、この時点で名前も違ってます。案の定、「解らない」。
まあ、それでも時間はあることだから、歩きながら・・。なんて考えが間違いの元でした。
聞く人聞く人、「住所は?電話番号は?」と聞かれ
・・うっ!--;)「解りません」と答える事、20人近く。
思わず小学生の授業を懐かしむ・・。
同じ道を何往復か繰り返し、既に6:20分。 何だか足も痛くなってきた。足を見たら棒になってる。ぐはぁっ!(==+)もうこれやヴぁい!なんて脳裏をかすめ、西口の交番へ。そこには若・中・高年齢の3人の警官が居て、同じように、
「住所は?電話番号は?」と聞かれ、
「解らないんです。東口に伸びた道を真っ直ぐ行った左側にあるのですが。」
「そこで何かあるんですか?」と聞かれ、
「はい。芝居を観に来たのですが・・、6時開演なのに・・もう6:30分になってしまいました。」とこれまでの筋を話すと、若警官は本当に気の毒そうな表情を浮かべる。中警官は淡々と地図を広げ探す。高警官は探すふりはするも探さない。
こんなところに年齢の差というものは出るもので、若警官は単に「この人、散々歩き回ったにも関わらずもしかしたら観れないかも?」と気の毒がり、中警官は「住所も電話番号も解らなかったら探しようがないでしょ。」みたいな独り言が聞こえそうだ。更に高警官ははなから諦め、地図は広げるも、しょぼしょぼする目に、「年には勝てんよな~。」みたいな雰囲気。

で、結局薬局、ここで諦めたら今までの苦労が水の泡!なんて何だかよく解らない闘志みたいなものがメラメラ~、と沸いてきて、ワタクシは振り出しに戻って東口に立つ。するとそこに階段が。素直にその階段を降りて、真っ直ぐ伸びた道を進む。進む。進む。すると・・「ギャラリーsite」の看板が。

ああ、やれやれ、一番長かった道のり。
なんだか、妙な達成感に満足して会場に入ると、すんばらしい衣装が目に付く。内容はどうやら、月のうさぎさんと月を侵略、支配しようと企む委員会の物語らしく、サイヤオが月のうさぎを助けたような物語だったような感じ。とにかく15分だから・・(^^;)

で、そそくさと退場し、また、ここでやれやれってな感じでトイレで歯を磨いてたら、高齢のご婦人が、
「あなた!そのちらかした鼻紙を端に寄せなさい。」って。
「えっ、(@@!)これはワタクシが散らかしたものではないです。」
「今、あなた、そこに鼻紙を置いたでしょ!」と嗜める口上。
「いえ、これはティッシュではなくハンカチです。」と主張した。
「・・・・・」
「だから、目の前にある散らかったティッシュはワタクシではないです。」

するとご婦人、何も言わずにトイレから出る。

をいをい!!謝れィーー!額を頭に・・もとい、額を床にくっつけて謝れィーー!! 
と言いたいところだけれど、ワタクシより目上なので、言葉を飲み込みました。


やれやれ・・。

良く解らない濃密な時間を過ごしました。
『朝、はじまり、チェルノブイリ』

『朝、はじまり、チェルノブイリ』

劇団オートバイ

千種文化小劇場(愛知県)

2009/03/21 (土) ~ 2009/03/22 (日)公演終了

満足度★★★

難しいお芝居
最前列は、「水はね注意」のビニールを掛けての観劇。
こういうのは、なんだか楽しいです。テーマパークのアトラクションに乗る、みたいで。
という、思いとは裏腹に。。。
見る前の、前提知識を必要とするお芝居なのかもしれません。

ネタバレBOX

舞台に満たした「水」、
「ほんじ」と呼ばれる原発炉心と思われる「男」の会話、
「拍手」は「雨」?、
「放射能」もしくは「結果としての喉頭がん」、時は翔んで「チェルノブイリウィルス」を表すと思われる「蝶」などなど。
象徴と擬人、現実と過去、夢と時間が交錯しすぎて、よく分からないことになっている気が。。。します。
作っている人の思いに観客が付いていけてないんじゃないのかと。。。
かく言う私も、その一人。
説明過多も問題と思いますが、少々置いてきぼり感がありました。

メルトダウンへの恐怖感や緊迫感を盛り上げるとか、
放射能の浸潤の恐怖や、
コンピューターウィルスの拡大による社会システムへのダメージなどの、
分かりやすいテーマが一つ芯にあると、分かりやすいのになぁ、
なんて事を思いました。
タナトス -Thanatos-

タナトス -Thanatos-

iNK Entertainment Co. Ltd.

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2009/03/18 (水) ~ 2009/03/22 (日)公演終了

満足度★★★★

総合的な味わいの妙
最終日、最前列の真ん中に陣取ってたっぷりと拝見しました。
芝居はよく観ている方だと思いますが、ともするとどうしても、役者さんの演技力というか表現力だけで評価をしてしまいがち。ですがこの作品は、まずは会場自体が醸し出す不可思議な印象、そして装置・小道具・照明・音楽・「香り」…そこで演じる確かな実力の三人の俳優さんたちの、研鑽された台詞の応酬と表情と動き…すべての要素が絶妙に絡まりあって、休憩なしの1時間15分、別世界に連れ去られた感あり。芝居好きには大いなる醍醐味でした。
ただ正直、一度観ただけでは謎解きな部分が理解しきれなくて…いや謎が謎なまま残るのも芝居の味わいだとは思うのですが、ちょっぴり消化不良感も。

昔の女 (ドイツ)

昔の女 (ドイツ)

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2009/03/12 (木) ~ 2009/03/22 (日)公演終了

満足度★★★★

いやぁー怖かった。時間軸が前後するサイコ・サスペンス。ショッキング描写も凝ってます。
ドイツの本だそうですが、演出の倉持裕(劇団「ペンギンプルペイルパイルズ」主宰)さんの作品世界にとっても似てます。
PPPの倉持さんと西田尚美さん(白い巨塔、秘密の花園)、ちすんさん(一度聞いたら絶対忘れられない名前です。超星神グランセイザー、何日君再来?イツノヒカキミカエル?)が好きで観ることにしました。

引っ越し前日の夫婦のもとに、突如、夫の24年前の恋人ロミー・フォークトレンダーが訪れた。
あの日の約束「永遠の愛の誓い」を信じて。
そして、このときから、平凡な夫婦と息子、その恋人に「恐怖」が降りかかった…。

数分前、数分後、数時間前、数時間後、と畳み掛けるように時間が前後する展開が興味深い。
映画と違って、その場で役者が瞬時にして感情を入れ替えて演じる様が、役者さんには難しいでしょうが、観ていて面白い。
繰り返し演じられる場面も、繰り返されていることも念頭においたうえで、違って演じられたりします。

最初から中盤までは普通の流れなのですが・・・

ネタバレBOX

息子を殺したあたりから徐々に恐怖が強くなっていき、ついには…
それにしてもラスト、そこまでいくか、とびっくりします。
炎上する女性の表現が、当然火を使っていないのにリアルで迫力がありました。

西田尚美さんは、ドラマなどでの私のこれまでのイメージとは違った、サイコな女性役。
表情から、まったく違っていてロミーそのもの。
ちすんさんは進行役でもありながら、昔の女と父親の若い時と相対する位置づけで、ロミーの過去でもあるように思わせてうまい。
それにしても、一番普通な役の七瀬なつみさんのせりふ「くされ○○○」のインパクトはやはり強い。
しかも2度も。
普通の芝居に突然出てくると効果的です。

この「ロミー・フォークトレンダー」、キャラが立ってます。
似た存在がどこかにあったような・・・と思ったら「富江」でした・・・。
ドイツ近代演劇に「富江」を見た。^^;)
drill

drill

劇団山の手事情社

小劇場 楽園(東京都)

2009/03/18 (水) ~ 2009/03/22 (日)公演終了

向こう岸

向こう岸

演劇集団 神のみそ汁

銀座みゆき館劇場(東京都)

2009/03/18 (水) ~ 2009/03/24 (火)公演終了

20090321
、ン、)ノ プロットはおもしろい。脚本・演出を別の人で見てみたい

親友

親友

劇弾In-no-cence

サンモールスタジオ(東京都)

2009/03/20 (金) ~ 2009/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

揺るぎの無い脚本
この劇団の素晴らしいところは、決して観客を裏切らない本だと思う。
内容は解りやすく、ベタな内容だ。斬新でもなく、時空を飛び越えて空間を楽しむような夢見事でもない。
だからこそ、リアルでありそうな出来事なのだ。
だから、引き込まれて真剣に観てしまう。ついつい・・。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

シリーズ「東京」第一弾

都会の隣同士になった孤独な女2人がひょんな事から仲良しになる。
美帆はずっと孤独で親友と呼べる友達が居ない。
麦は、恋人と親友に裏切られ、両方を一度になくしたのだった。

やがて美帆は麦の行動が異常に気になりだす。それは一種のコレクターのように麦を監視してストーカーのような様になっていく。一方で麦はいつも一緒に居なければ友人でない、というような美帆の容赦ない執拗さが重荷になっていく。

一方が逃げ腰になると、もう一方は離れまいとするのが世の常で、美帆は麦の留守中に麦の部屋を物色するようになり、そのうち麦に近づく人を避けようと画策するようになる。こうなったら、麦は美帆の中で一人の友人ではなく自分の思い通りに出来る人形と化し、孤立させない固体は美帆の幻想の中で一人遊びさせて、また美帆自身も幻想の中で麦と言う名の人形で一人遊びしている常態となる・・。しかし、やがて、その関係にも終わりは来る。

親友という名の下に、引いた一線を越えてしまった美帆の物語。

殆どが美帆と麦とのもがくシーンの数々。長い事孤独だった美帆が初めて親友と呼べる麦に出会って、彼女に執着する気持ちは痛いほど解る。一方で見えない糸でがんじがらめにされてしまう麦の気持ちも解る。

異性でも同性でもその人を好きになるあまり、執着する。という感情も理解できるだけにズシーン!と胸が打たれるような衝撃がありました。

劇中、親友が何人も居るのはオカシイ。ってセリフがあったけれど、ホントそう思う。大体、本当に気の合う友人がそんなに居るはずはないし、むしろ、「親友は2人。友人も少ないけれど、長い事友人で居ます。」って人のほうが誠実な気がする。

第一弾ということはシリーズ化して続く、ということよね。したら、観なきゃ。次回も。
乙女、ロレーヌより来る。(追加公演決定!)

乙女、ロレーヌより来る。(追加公演決定!)

劇団バッコスの祭

池袋小劇場(東京都)

2009/03/19 (木) ~ 2009/03/25 (水)公演終了

満足度★★★

今後に期待
たぶんここの作・演さんは私と趣向が近い。
シリアスとギャグのバランスが。
それだけに何か既視感を感じてしまってちょっと恥ずかしい。
大衆向けにはできているけど…。
役者が相当うまくないと目の肥えてる演劇人の興味を引けないんだろうなぁ。
(そういうどっちをターゲットにするかの葛藤が対談パンフに書かれてました)

ネタバレBOX

旗を用いての戦闘シーンは、動きが簡単なのに派手に見えるナイスな演出。

ちょっと感情の移り変わりが見えなかったかも。
「ジャンヌは俺の世界を変えた俺の英雄だ」という言葉にもイマイチ納得がいかず。
ジャンヌ…なんかしましたっけ?

歴史ものはどれだけ時間の経過を感じさせるかが鍵ですよね。

ストラップ・オン・ザ・サードクライシス

ストラップ・オン・ザ・サードクライシス

舞台芸術集団 地下空港

ギャラリーSite(東京都)

2009/03/21 (土) ~ 2009/03/22 (日)公演終了

満足度★★★★

素敵でした
床には四角く紐が張ってあり、その四隅から天井へ紐が伸びています。
透明な立方体があるイメージ。

まず登場したのは柴やお(サイヤオ)さん。
(あれだけ連呼されればさすがに覚えますね)
自己紹介から始まり、最近あった不思議なことを話し始めます。
前説?と思っていたらそれがストーリーの始まりで、彼がだんだんと別人になっていくという不可思議な事件に巻き込まれていきます。
別人になる過程で絵のパーツも組み替えられていきます。
柴さんのプロフィールは本物なので、現実との絶妙なリンク具合が不思議なリアル感を醸し出しますね。

個性的なキャラクターとその風貌。
主人公が展開にどんどん流されていく様は不思議の国のアリスみたい。

何と言ってもアコーディオンの生演奏が素敵でした!
臨場感が素晴らしい。
普段あまり触れない楽器なので新鮮味もあってよかったです。
アコーディオンユニットmomo椿 さん。要チェックです。

醜い男

醜い男

TPT

BankART Studio NYK(神奈川県)

2009/03/22 (日) ~ 2009/03/29 (日)公演終了

軽妙洒脱でウィットに富んだ4人芝居
顔の美醜とアイデンティティについてのお話。若い俳優4人がのびのびしていて素敵でした。衣裳がおしゃれ。スニーカーかっこいい。

ストラップ・オン・ザ・サードクライシス

ストラップ・オン・ザ・サードクライシス

舞台芸術集団 地下空港

ギャラリーSite(東京都)

2009/03/21 (土) ~ 2009/03/22 (日)公演終了

満足度★★★

まんべんなく感想を書いてみました
●総評
ダンスの公演と聞いていたのだが、実際は普通にお芝居だった。
予定の変更があったのだろうか?

番外公演ではあるだろうが、実験公演という感じはしなかった。「番外実験公演」と銘打つのは、普段より規模が小さい(時間が短い)ことに対する負い目からだろうか? 見る方からしたら、あまり気にならない問題なのではないかな。
ともかくも、気にするほど、実験的でも適当な演目ではなく、見応えは充分あった。

今回見て感じたのは、地下空港の役者は、オールスター方式なんじゃないか?ということ。漫画用語かもしれないので、簡単に解説すると、作者の手駒の役者がいて、それらが違う作品にもずっと出て来る。そして、キャラクターそれぞれには性格付けがしてあって、そこからあまり逸脱しない芝居をどの作品でもする。と、いうこと。
個人的には、同じ役者でもいろんな芝居が見てみたいと思うので、どの人にも予想できないような役所で出てきて欲しい。

●衣装について
素晴らしく良く作ってあって、いくつかは同じものが欲しくなった。
特に気に入ったのは、
主人公・柴やおの
普段時、プロフィール改竄後のジャケット・・・形、ラインがキレイ
うさぎ・・・色が良い!
着せ替え係・・・こういうとこにもちょっとした、センスですよね

●テーマについて
極めて個人的な不安を描いたものに思えた。私はあまり共感できなかったが、ピンと来る人にはピピーーンと来るものだったのではないかな?

向こう岸

向こう岸

演劇集団 神のみそ汁

銀座みゆき館劇場(東京都)

2009/03/18 (水) ~ 2009/03/24 (火)公演終了

満足度★★★★

観客の向こう岸には
役者が居て、舞台には観客が座る。
幕が開いたと同時にドキリ!とした。
え?!ワタクシ達が座ってるのは舞台だったの?と。
そして本来観客が座るはずの客席で芝居が始まる。
劇場をこんなふうに近うのは斬新で衝撃。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

どうやら私達観客は映画館のスクリーンの裏側に居るらしい。(苦笑!)
だから役者はワタクシたちを観ながら「もう、始まるよー。」なんつってる!(^0^)

とある映画館に集まったエイズ患者と記者、そして厚生省医薬対策血液課の役人のお話。

エイズ患者は厚生省の役人に心からの謝罪を要求したが、役人は頑として謝罪しない。したくても出来ない事情があった。一人の意見で行政がどうにかなるものではない。という役人の主張。これはなにも厚生省に限ったことではない。民間の企業だって、似たようなものなのだ。

差別や偏見はどこの世界でもある。既に君たち感染者に対して国も製薬会社も補償はしている。これ以上何をしろというのだ。君たちは既に「向こう岸」の人間なんだ。と吐く役人。

立場の差によって向こう岸に居る感染者を対岸のこちら側で眺めていた役人は、やがて自分の愛人がエイズ感染者だったことが解る。仕組まれた愛人だった。役人は自分も向こう岸の人間にさせられた事に気付く。

最初、コメディかと思いきや、物語はどんどんシリアスな展開になっていく。
セリフの一つ一つに重みがあり、共鳴する部分も多いが役者の噛むセリフが多すぎて、瞬間、物語がとまってしまう。もうちょっと練習して欲しかったなー。まあ、舞台は生ものだし、役者も人間だから仕方がないけれど・・。

役人が自分も感染してるかも?と感じた部分の恐怖感は見もの。
楽しめた!
ムサシ

ムサシ

彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2009/03/04 (水) ~ 2009/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★

場内スタンディングオベーションだったがそれ程?
あて書きズバリ。
凛とした鈴木杏をはじめ、役者力に感心。
だが、井上先生の“遺言”戯曲とするには、
深遠なメッセージの伝わり方が弱い。
演出との相性だと思う。

恋人としては無理(JAPAN TOUR)

恋人としては無理(JAPAN TOUR)

柿喰う客

ぽんプラザホール(福岡県)

2009/03/22 (日) ~ 2009/03/22 (日)公演終了

満足度★★★★

期待しまいと
思いつつも期待してしまった。
そして期待通りだった。いや、すごい!好きです、こういうの。
めっちゃ作りこんでいるところに稽古のあとが伺われて。

ネタバレBOX

身体を使ったパフォーマンスに演劇を加えた、という感じで。
体育会系の舞台ですした。あの人を表す物を後ろから渡すタイミングが
陸上のバトンリレーを思わせて、どれだけ稽古を積み重ねたかがわかる。
全国ツアーをやる上で各地の役者をゲスト出演させるところが
制作的にすごいと思う。 ただ、誰にでも勧められるかというと
厳しいかもしれない。

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