最新の観てきた!クチコミ一覧

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地震カミナリ火事オヤジ

地震カミナリ火事オヤジ

劇団ふるさときゃらばん

埼玉会館(埼玉県)

2009/04/10 (金) ~ 2009/04/10 (金)公演終了

ガンバレ!今時の旅回り劇団!
芝居のスタイルが明確なカンパニーなので、
初見だったが、リラックスして観劇。
埼玉会館のような公共ホールだと、客席のキャパが大きすぎて、
伝わり方が薄くなってしまうのが、惜しい。

テンリロ☆インディアン

テンリロ☆インディアン

劇団6番シード

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2009/04/18 (土) ~ 2009/04/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しかったです!
チラシに書いてあるとおり、最後にビックリ驚きの結末!!
スピード感あるシナリオ、役者さんのテンションの高さ、あっという間の2時間でした。
観てない方はぜひ劇場へ急いでください。誰でも楽しめるおススメの舞台です。

ヴェニスの商人 ~逆襲のシャイロック~

ヴェニスの商人 ~逆襲のシャイロック~

あなざーわーくす

遊空間がざびぃ(東京都)

2009/04/16 (木) ~ 2009/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しいシェークスピア
ビフォートーク、アフタートークのあるあなざーわーくすのシェークスピア。
あなざらしく、会場に入ると役者さんが笑顔で席へ誘導してくれます。
とりあえずがざびいのフロアー全てを開放して、壁周りにお客さんは最初座らされてるけど、それは一時。

トークの時には壇の周りに誘導されたり、芝居の時にはアクティングスペースの中央の資格の空間を取囲むように座るいつものスタイル。

トークの時は自然に拍手や笑いが起こって、芝居の時は役者さんに誘導されるままに何かの役に扮したり、掛け声をかけたり、凄く和やかなムードでした。
お客さんを優しく自然に取り込む技術がさすがです。

トークが長いので、全部で約2時間半。

ネタバレBOX

今日のトークゲストはあなざ事情団のおふたりでした。
主催わたなべさんとのトークも弾み、良い感じでした。
ビフォートークは作品解説というかあらすじの解説を人形を使って行ってくれて、とても親切。
この解説を見て、今回本編では脇役のひとりであるシャイロックがいかに可愛そうな扱いを受けているのかがわかります。

そして本編はそのシャイロックのユダヤ人ゆえに受ける不条理な迫害から、成り上がり、そして「ヴェニスの商人」のストーリーへと進んでゆきます。

前半のシャイロックの生い立ちがあまりに可愛そうで、同情して入り込んでしまいます。
でも決して暗くならず、役者さんたちがユーモアたっぷりに全力で演じてくれるので陰惨なイメージは決してないです。
その後の成り上がりの辺りも、成り上がって成功して毎日が楽しい、というのを観客を巻き込んで見せてくれて、これが無駄に楽しかったです。
山の手線ゲームは緊張します。

その後「ヴェニスの商人」の話へつながってゆくのだけど、ここで観客全員を集めてダンスのレッスンが入ります。
これがちょっと長かったかな?
ワンアクセントとなった、中森明菜の曲にノってゴミで作った船を引くのは印象的でした。


アフタートークは、ゲストに演じてみたい場面を聞いて、実際演じてもらうというムチャブリがテーマだそうです。
でも、今日はムチャブリというよりはやる気満々で、ノリノリでシャイロックがイジメられるシーンや船を引くシーンを演じてました。
船を引くシーンでは観客も巻き込んで、お客さん皆が船を祈るようなポーズでついていく演出が即興で付けられて、皆でシーンを再現しました。


思った以上に長い時間だったけど、芝居は当然楽しく、トークも充実した満足の観劇でした。
次回作までかなり間が開くようなので、それだけが残念です。
バッハ マタイによる『憐れみ pitié!』全1幕

バッハ マタイによる『憐れみ pitié!』全1幕

アラン・プラテル・バレエ団

Bunkamuraオーチャードホール(東京都)

2009/04/17 (金) ~ 2009/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★

すごかった
とりこになる舞台だ
オベラ歌手の歌声が暗闇を通っていく
ひとすじの光のようであった
と同時に宇宙の静けさにつつまれ
いやされた
すごいむかし、又は見過ごしている今、目をそむけている未来
をダンサー一人一人の動き、からだ、表情、声、息づかいに感じ
見惚れてしまった
マジック・マリックのフルートと声が
森で姿のみえない動物の声を聞いているような響きでとけあっていた
楽団のドラマチックさもすごかった
すべてが渾然一体となって
こころ奪われた




17、18日と見に行ったが、明日も見に行きたい気持ちにさせる


勅使川原三郎『ダブル・サイレンス ―沈黙の分身』

勅使川原三郎『ダブル・サイレンス ―沈黙の分身』

Bunkamura

Bunkamuraオーチャードホール(東京都)

2009/03/21 (土) ~ 2009/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

沈黙というなの痺れ
沈黙を無理やりひきはがそうとした時に感じる痺れなのだろうか、それとも何かを沈黙に収めようとする時の振動なのだろうかと、物理的想像力を働かさせてくれる一作品のようでした。俊敏かつなめらかな混じり合いのコンビネーションが沈黙の空気感を感じさせてくれる表現だったのではないでしょうか。

アントン、猫、クリ♥KR-14【篠田千明】

アントン、猫、クリ♥KR-14【篠田千明】

キレなかった14才♥りたーんず

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/04/16 (木) ~ 2009/05/04 (月)公演終了

断片を猫が縫いつづる
シーンごとに浮かぶイメージのしっかり感に
ずずっと惹きこまれました。

映像もウィットがあってとても秀逸。

ネタバレBOX

冒頭の街の表現、さらには生活の断片がとてもクリアで
さらに映像が作る街の雰囲気が
出演者の演じる生活を浮き立たせていきます。
文字が生を受けて観客と戯れる感じがすごくよい・・・。
夜の帳の降り方には瞠目しました。

猫が街の光景をつないでいるようにも思える
また、終盤うごけなくなった猫をめぐっての
緊張感と様々な想いの表現にもすっと心を奪われて・・・。

猫の行く末が、ちょっとタフに思えるほど
実感として伝わってくる。

アフタートークではギリギリに完成したようなお話でしたが
そうなるとこの作品が円熟した姿も是非に観たいもの

連休中にもう一度見たいなと思わせる魅力が、この作品にはありました


another BATIK~バビロンの丘にいく~

another BATIK~バビロンの丘にいく~

BATIK(黒田育世)

世田谷パブリックシアター(東京都)

2009/03/26 (木) ~ 2009/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

黒田育世さんに感激でした
黒田育世の表現力、ダンス力に衝撃を受けました。見終わった時に残る作品を理解しようとする頭の処理とその心地よい疲れが良いのではないでしょうか。驚きです。

兄弟舟

兄弟舟

FOURTEEN PLUS 14+

湾岸劇場博多扇貝(福岡県)

2009/04/18 (土) ~ 2009/04/22 (水)公演終了

さすが!
脚本がすごい!中嶋さとさんが大熱演!
いろいろと考えさせられました。
ガラパのお二人もすごく良かったです。

The Joker

The Joker

劇団BOOGIE★WOOGIE

d-倉庫(東京都)

2009/04/17 (金) ~ 2009/04/26 (日)公演終了

満足度★★★

これぞ、小劇場のスタンダード
初めて行きました、D倉庫。
布の街の布の道を歩いていくと、古めな街中にある劇場。
昼間行ったから探していけたけど、夜は迷いそうだけど、
ここも、いい感じの劇場。
こういう劇場が誕生していたら、ベニサンもトップスも
閉めるよな。
しかし、東京って、世界一演劇劇場が多いんじゃないか???
と思います。

この作品、ズバリ、とっても楽しいです。
そして、どれを取っても、全く間違っていない、小劇場としての
スタンダードが出来上がっている、まさにプロの仕事。
お手本ですよ、この仕事ぶり。

100席程度の席数、
3000円代のチケット代金、
2時間以内の上演時間、
エネルギッシュな役者の芝居、
笑いと涙があふれる、わかりやすい筋書き、
役者のナリキリ!演技。
クスっと笑える程度の客席いじり、
くどくならない程度の手前ミソねた。
観客席も一体となる空間の使い方。
邪魔にならない音楽、スパイス程度のダンスシーン。
整ったカーテンコール、適度な余興。
観客を丁寧にお迎えするスタッフ、
そして、役者陣による笑顔と誠意のこもったお見送り。
そうそう、これこれ!!!
日暮里まで足を運んでも、
楽しい芝居を気持ちよく小劇場鑑賞気分を
堪能できるなら、とっても、バリューがある作品!!!
こういう作品の、アラ探しや、深い読みなんか、
するのは超ナンセンスです。

決して、驚きや感動や、後に残るものは何もないけど、
テーマや思想も何もないけど、一晩寝たら全部忘れるけど(笑)
それでいいっすよ。
面白かった、休日の午後のレクリエーションには、ぴったり。

それだけだから、満点は星★3つが最高で。

ネタバレBOX

みんな器用にマジックやるなぁ。
東急ハンズにいけば、ああいうの売ってるかな。
最前列で見たけど、全然わかんなかった。
素直にスッゲーって思った。
宴会芸でも、海外でのコミュニケーションでも、
すっごい受けそう。
あれ、どのくらいでマスターできるかな。
シンデレラ

シンデレラ

COLUMBA

BankART Studio NYK(神奈川県)

2009/04/17 (金) ~ 2009/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★

物語と現代の交錯ファンタジー
シンデレラをモチーフに
物語と現実の交錯が面白くミックスされていた。
劇場に使用しているロケーデョンも
この物語を一層 白昼夢の様に見せてくれて
不思議な感覚を楽しめる作品

ギリシア神話~神々の誕生編~

ギリシア神話~神々の誕生編~

劇団のらいぬサンバ

atelier SENTIO(東京都)

2009/04/17 (金) ~ 2009/04/19 (日)公演終了

満足度

えーっと…;
シュール?
ベタ?
ゆるい?
ぐだぐだ?
形容する言葉が見つかりません。

ネタバレBOX

ギリシア神話の神様の誕生の話。
初めに混沌の中から大地の神ガイアが生まれ、冥界の神タルタロスが生まれ…(中略)ガイアから天空の神ウラノスと海の神ポントスが生まれ…(中略)ガイアとウラノスが結婚しいろいろ生まれ…(中略)美の神アフロディテが生まれて皆メロメロになる話。
…をゆるーくだるーくシュールにやる。
ただストーリーを追うだけで、テーマとかそういうのは一切ない。と思う。
面白いか面白くないか聞かれたら、…困惑。
真剣なアフターライブがネタにしか思えず、拍手もできませんでした。

否定するわけではないです。
そういうジャンルも全然有りだと思います。
が、私はもう関わらないだろうと思えます。
さとがえり

さとがえり

KAKUTA

ザ・スズナリ(東京都)

2009/04/04 (土) ~ 2009/04/12 (日)公演終了

満足度★★★★

日本の田舎の夏
桑原主宰の処女戯曲にして01年上演の『とまと2001』(未見)の再演改訂版で、夫を亡くしてから肉体が若返り始めた女性とその子供たちや周辺の人々の物語、『Bンジャミン・Bトン』を想起させる特異な設定もありつつ、それよりも「日本の田舎の夏」がシッカリ描かれていてなんとも懐かしい。(子供の頃の旅行先や学生時代の夏合宿などの思い出が蘇りまくり)
また、そんな不条理な出来事を何とか受け入れ、しかし(親類も含めて)他者には隠そうとする家族の姿がどちらかと言えばユーモラス。
家族が隠そうとしているのに本人は開き直りか「いーじゃん、別に」みたいな状況なので、ご家族のご苦労、お察しします、みたいな。(笑)
さらに、交互上演のもう一方である『帰れない夜』と骨格は同一ながらかなり趣を異にする装置にも感心。
あと、開演前に劇中人物が持ってきたラジカセから前説が流れるという趣向も楽しい。

45歳の地図

45歳の地図

劇団宇宙キャンパス

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2009/04/02 (木) ~ 2009/04/06 (月)公演終了

満足度★★★★

満足感アリ
妻・息子と3人暮らしの45歳の会社員を主人公にした「ホームコメディ」、良くも悪くもベタ気味で、どこか「借り物」感があるのは否めないが、飼い猫・タマの使い方(冒頭で口上を述べるほか、劇中随所でツッコミを入れたりする)や「チェンジされてしまうデリヘル嬢」と「隣の奥さん」に男優を使う(!)というキャスティング、それに電話に出ようとして座卓に足をぶつけるなどの細かい演出が利(効?)いていて、なかなかに楽しい。
また、若い頃(と少年時代←この配役&出し方も巧い)の自分に叱咤された主人公が「立ち上がる」終盤がよく出来ていて軽い感動すら憶えるほどだったので満足感アリ。
正直なハナシ、中盤あたりまでは次回公演を観るかどうかは微妙だったのが、このクライマックスによって観に行くことが確定、みたいな。

闇の向こう側

闇の向こう側

はらぺこペンギン!

「劇」小劇場(東京都)

2009/04/15 (水) ~ 2009/04/19 (日)公演終了

「BORN TO BONE ~ボーン・トゥー・ボーン~」

「BORN TO BONE ~ボーン・トゥー・ボーン~」

劇団Turbo

駅前劇場(東京都)

2009/04/15 (水) ~ 2009/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★

変化球?
今回もいつも通りのテイストには違いなかったです。十分楽しめるのですが・・・詳しくはネタバレへ

ネタバレBOX

「おくりびと」と直接的な繋がりはないけど、ちょっとタイミング悪かった気がしました。50代の髪の薄い男性の恋物語と書くと、おいおいって感じですが、TURBOテイストによる演出とストーリーテリングによって泣き笑いのいつものエンタメになってました。だから、基本、初見の人は絶対に楽しめるはず。

でも、TURBOファンは、奇跡的にすごい作品をここ数本観てしまっていて、そこからすると今回は、真新しさはあまり、というかほとんど感じませんでした。これって、かなりハイレベルは話かも知れませんが、それくらい、すごい劇団なのですから。

イケメンの4人はそれほど悪くないけど、インパクトはもう一つかな。前の作品のときにも、見た目だけのキャラクタが出て来たのに、その生い立ちやバックボーンまでさりげなく織り交ぜて、圧倒的な深みのある人間像にまて昇華していた。今回はそこまでは・・・。
女性陣についても、ほぼ同様の状況でしたね。

でも、決してつまらないということではなく、そこいらのお芝居にはない、とてつもない才能と力量をもった集団です。これはこれで、気楽にたのしむべきでしょう。「おくりびと」もついでに観て、おおいに楽しんだ方が勝ち。
中也が愛した女

中也が愛した女

GaiaDaysFunctionBand

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/04/15 (水) ~ 2009/04/19 (日)公演終了

満足度★★

口惜しき舞台

登場人物3人のやりとりは、以前から本で読んで知っていて、だからどんな話になるのかと期待していました。

けれども、半端で、退屈。

中也を演じた池上さんばかりが光っていました。

ネタバレBOX


物語(というより説明)は、中也と泰子のやりとりばかりで、中也と秀雄の交情が皆無。
秀雄の魅力を描かないままに話ばかり先に進めるから、2人の男の間にいる女のとった選択に、説得力が無い。
なぜ「奇怪」なのか以前に、三角関係をを見るものに伝え切れていない。

劇作家が、いくつかの作品から拾ったものをつなげて、その隙間を言葉で埋めようとしても、肝心なものを取りこぼしていては意味がない。
印象的なエピソードをわざわざ外して、新解釈にも乏しく、いったいこの舞台化で何をしたかったのだろう。
(説明欄にあれこれ書かれてますが、劇作家は劇の中でものを伝えればいいのであって、こんな長いコメントしてどうするんでしょう)

泰子を演じた山田さんは、冒頭の老女の演技では期待できたのに、そのあとはずっと単調で、面白みに欠けた。
しかし人物造形にそもそも難があった気もする。中也が惹かれた部分が伝わらない。

溝渕さんは、同様に描かれ方に厚みが与えられていなく、 演じ方も単調であったように思う。小林秀雄を知らない人には、女運の悪いマザコン男という印象くらいしか残らなかったのではないか。
寺洗

寺洗

サマカト

シアターブラッツ(東京都)

2009/04/16 (木) ~ 2009/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

期待以上に楽しめました
シリアスなお芝居かな、と思ってましたが、
笑劇的に面白ろ可笑しく、最後まで楽しめました。
外形にとらわれない演出の姿勢は十分に支持できます。
一端に格好付けて、人間らしさが失われているお芝居が多い中、
このお芝居の底流に「芯の強さ」を感じました。
このお芝居のように、いろんな見方ができるのは
観ていて楽しいです。心が軽くなる楽しさもあるし、
斜に構えて観る楽しさもある。次回作にも期待したい。

アワセルカガミ

アワセルカガミ

劇団女神座

北池袋 新生館シアター(東京都)

2009/04/18 (土) ~ 2009/04/19 (日)公演終了

満足度★★★

想像してたのと
少し違いました。
メイド喫茶にでも来たかのような錯覚・・・
まあ、お好きな方は好きでしょう。

寺洗

寺洗

サマカト

シアターブラッツ(東京都)

2009/04/16 (木) ~ 2009/04/19 (日)公演終了

リンスインシャンプー。
あひるなんちゃらのちょっとでもタイミング間違うとつまらなくなってしまう(なので実は緊張感があったりする)面白さが好きな方は特にオススメです。
多分関村さんを初めて観る人はびっくりすると思うんです。全く役者っぽくないですから(笑)しかしあの雰囲気はなかなかいませんので貴重な存在だと思います。
台詞のしりとりみたいな切り換えや、こまっっかい言葉遊びが沢山あって面白かった。
荒波はないので1時間40分は長く感じたかな、で★3,8  
男性陣が静かに印象的。春のひだまりのような愉快さ。

Princess Collection

Princess Collection

JMS

吉祥寺シアター(東京都)

2009/04/17 (金) ~ 2009/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★

人魚姫
ファンタジーさを物語るような美しいセット。たぶん・・海と波のイメージなのだろうか・・。舞台は階下と階上に別れ4つの物語が同時に始まる。

歌は相変わらず上手い。特に佐野まゆかの声が美しく幻想的でさえある。

元々、絵本の中から飛び出たようなファンタジーは大好きだから、酔いしれた2時間だった。以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

少女と少年はちっさな頃から仲良しだった。少年は少女の為に『人魚姫』を読んであげていた。少女は少年がずっと自分の為に絵本を読んでくれることを夢見る。やがて二人は大人になる。男(少年)はおとぎ話が好きだった女(少女)の夢を叶えようとテーマパークを経営する。しかし男は忙しさにかまけて女に絵本を読むことを忘れてしまっていた。女は淋しさのあまり、病気になる。

一方、絵本の世界では人魚姫と白雪姫、灰かぶり姫、いばら姫がおとぎの世界で自分たちの役割を演じていた。4人の姫たちは絵本の中だけでなく外の世界も見てみたいと思うようになる。そんな折、一人の少年が人魚姫に助けを求める。それは病気になってしまった女を助けて欲しい。という願いだった。

お姫様たちは少年によって現実の世界に迷い込み、そうして人魚姫は女に出会う。

おとぎの世界の人魚姫は、愛する人の為にありとあらゆる不幸を受け入れ
て海の泡となって消えた物語だったが、ここでの人魚姫も男に恋をしてしまう。彼の望みどおり、その女を助ける為に、自分を犠牲にして全てを捧げるつもりだったが、男は彼女が病気になったのは自分が絵本を読んでやらなかったせいだ、と気付く。

ネバーランドのようなファンタジーの世界。
あれもこれも取り入れたかったのだろうか?物語があちこちに飛んでまとまりがなかったような感はあるが、人魚姫を主体にしたストーリーは十分に楽しめた。
ミュージカルをこの価格で見せてくれる心意気に感謝したい。

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