満足度★★★★
満足感アリ
妻・息子と3人暮らしの45歳の会社員を主人公にした「ホームコメディ」、良くも悪くもベタ気味で、どこか「借り物」感があるのは否めないが、飼い猫・タマの使い方(冒頭で口上を述べるほか、劇中随所でツッコミを入れたりする)や「チェンジされてしまうデリヘル嬢」と「隣の奥さん」に男優を使う(!)というキャスティング、それに電話に出ようとして座卓に足をぶつけるなどの細かい演出が利(効?)いていて、なかなかに楽しい。
また、若い頃(と少年時代←この配役&出し方も巧い)の自分に叱咤された主人公が「立ち上がる」終盤がよく出来ていて軽い感動すら憶えるほどだったので満足感アリ。
正直なハナシ、中盤あたりまでは次回公演を観るかどうかは微妙だったのが、このクライマックスによって観に行くことが確定、みたいな。