
咲かせつづける花
演劇チーム 渋谷ハチ公前
新宿シアターモリエール(東京都)
2009/05/18 (月) ~ 2009/05/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
初めての舞台
私は夜(18時)の部、千秋楽を拝見しました。笑いあり涙ありのいい舞台でした。出演者皆様が一本芯演技し、これに答えかのように観客が、笑ったり、すすり泣いたりしていて、舞台上だけでなく、会場全体が一つの世界の様でした。最後には何か問題定義された気持ちになりました。
心に「ズシッ」と来るものがありました。
舞台を見終わった後、それが何なのか無い頭で、頭が痛くなるくらい考えました。だけど上手く言葉に出来ません。
一夜たって、朝起きて、ぼっんやりした頭で、漠然と『咲かせつづける花』について考えてみた…
ここでの『花』の意味について…
「渋谷ハチ公前」の皆様が伝えたかっことについて…
『花』は散る、枯れる。その様に、形があるものは、なくても、体や五感で感じられる『物』は、いつか無くなってしまう。
でも、散らない、枯れない『花』もあると思う。
それは、『想い』、『気持ち』、『心』なのかもしれない。
それは、枯れるときもあるかもしれない
たけど、それはその人次第だと思う。
そう言うことを「渋谷ハチ公前」の皆様は、伝えたかったのではないだろうか。
『演劇』と言う『種』にして、観た人の『心』で、咲きつづけるように…

喫茶シャコンヌ
劇団東京イボンヌ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/07/15 (水) ~ 2009/07/20 (月)公演終了
バイオリン
東京イボンヌは、今回で2作品目の観劇。
バイオリンの生演奏は、素晴らしかったです。
前作も恋愛のシチュエーションが、不倫だったりちょっと非日常的な部分があって、興味深かったんですけど、今回も血が繋がっていない兄妹の関係だったり、ちょっと変わったシチュエーションが、どうなって行くんだろう?と、気になってストーリーに引き込まれていく感じでした。
秋定さんは、やっぱり存在感ありますね。華があるし、声も好きでした。
あと、山口さんの存在も良い感じで絡んでいて、ラストでスッキリ気持ち良くなれて良かったです。一途なところが、山口さんが持つ雰囲気に合っていたと思います。
杉山さんのキャラクタも、よくこんな人いるよなぁって思いながら観てました。すごいハマり役みたいで、杉山さんを他の舞台で観ても、今回の印象が残ってしまいそうです。
一つ気になっていたのがバイオリンの演奏が素晴らしいあまりに、芝居から気持ちが離れる(秋定さんが演奏しているシーンが思い浮かばない)感じがしました。一度でも最初に秋定さんがバイオリンを持つシーンがあっても良かったかなぁ?
また次回の作品も楽しみです。

異人たちとの夏
東宝
シアタークリエ(東京都)
2009/07/04 (土) ~ 2009/07/25 (土)公演終了
満足度★★
暗く、静かなホラー
暗いなぁ…
シュールと言う名の簡素で陰湿な舞台セットの中、
コマ切れに描かれた古めかしい話が綴られているから、
いやに暗転が多く、テンポが悪い。
そして、とにかく静か。
設定を現代の都会に置き換えているから、
原作や映像で描かれている風情やバタ臭さがない代わりに、
ドライでクールな殺伐感がある。
いわば「四谷怪談」のような人肌や感情が篭った幽霊ではなく、
「リング 貞子」や「JUON」のようなホラー感覚に見える、
恐さや哀しみの方向性が違う
狙いは伝わらないが、挑戦している感はあり、
模索してるんだろうなって感じはするけど、
それは、製作者側の問題。
製作者の勉強に、高いチケット代払わされてる観客はいい迷惑。
相変わらずクリエは、観客そっちのけで自己満足な興行をしているな。
その結果が、来年の「放浪記」上演なんだろうな

黄金時代と優しい奴ら
東京ポトラッチダンディーズ
タイニイアリス(東京都)
2009/07/30 (木) ~ 2009/08/02 (日)公演終了

サンタのひげ
劇団SKグループ
南国居酒屋 きじむなあ(青森県)
2007/10/17 (水) ~ 2007/10/17 (水)公演終了
満足度★★★★★
特等席!
2mぐらいしか離れてないところで、現実なのに現実じゃないことが起こってる!
一般客としてはそれだけで結構スゴイ体験なのに、
へんちくりんで、おかしくって、でも暖かくて泣ける。
良いお芝居でしたナ。
いゃ、
良い体験でした。
さんきゅ♪

【第20回テアトロ新人戯曲賞第1次選考通過止まり作品】怖気
江古田のガールズ
小劇場 楽園(東京都)
2009/07/29 (水) ~ 2009/08/02 (日)公演終了

花とアスファルト
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2009/08/01 (土) ~ 2009/08/09 (日)公演終了
満足度★★★★
大人の童話
川上弘美の「神様」を題材にしたらしい。川上弘美の作品はかなり前に夢中になって読んだ時期があって、確か10冊ほど読んだ頃、飽きて読まなくなった作家だった。なぜ飽きたかというと、川上の書く短編は幻想的な世界といえば聞こえはいいが、まったくの嘘話で、登場人物というか登場動物が変わっていて、蛇だったり河童だったり龍だったり人魚だったり、熊だったり・・。文章自体もひじょうに読みやすく中学生向きの作家レベルだから、東野圭吾や北重人の文章力と比較するとあまりにも幼児性が強いと感じたからだ。
だから、それに平衡して今回の小夏の作風はどうしても童話的要素が強くなっている。
以下はネタバレBOXにて。。

信長 -NOBUNAGA
劇団め組
吉祥寺シアター(東京都)
2009/07/31 (金) ~ 2009/08/04 (火)公演終了

ラーメンすすって、泣いちゃって!
悲願華
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2009/07/31 (金) ~ 2009/08/02 (日)公演終了

ラーメンすすって、泣いちゃって!
悲願華
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2009/07/31 (金) ~ 2009/08/02 (日)公演終了
満足度★★★
頑張ってるね
これからの演劇を担っていこうとする学生演劇らしい一生懸命な芝居で好感は持てると思います。でも,ストーリーが読めてしまうのと最後の話の詰めが淡白なのは,やはりまだまだこれからなのかなあ。ひとりひとりの演技にはまったく問題はないでしょう。これから味を濃くしていけばと思います。またどこかで悲願華の名を目にすることがあればと思います。頑張ってください。

ねずみの夜 【公演終了・御来場御礼】
殿様ランチ
サンモールスタジオ(東京都)
2009/07/29 (水) ~ 2009/08/04 (火)公演終了
満足度★★★★
アイデアに脱帽、楽しめました
面白い名前の劇団だなぁと思っていたので初見です
導入部の面白さ、構成の巧みさ、笑いの質、すべて自分好みで
満足しました。でも満点にしなかった理由はネタばれで。
自分の観た日はアフタートークがあり、安井順平氏がゲストで
観客の視点で質問したり、感想を述べてくれたので参考になりました。
終演後、舞台に上がっていわくつき?の舞台美術を見学してもOKと
いうことで、上演中気になっていた部分を確認できたこともうれしかった。
また、平日マチネーの割引・アフター企画など、観客サービスの点でも
配慮されていると思います。
時代劇ばかりやっている劇団ではないとのこと、作・演出の板垣さんは役者としても面白い人だと思ったので、今後も機会があれば観てみたい劇団です。

血縁~飛んで火に入る五兄弟~【10周年記念公演】※本日千秋楽!
モダンスイマーズ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/08/02 (日)公演終了
満足度★★★★
祭りですね
今回は、10周年記念公演ということで
脚本と演出もモダンスイマーズ5人全員で行い、
普段は作演出の蓬莱さんも役者として出演。
前の公演の『夜光ホテル』も観たが、そのときは割りと重めの人間ドラマだった。
今回はまったく違う。たしかに「祭り!」
舞台というよりも、コントに近いかも!
踊りあり、年中行事あり。
毎回こんなノリだったらキツイけど、記念公演だしOKかな。
なにより単純に楽しめた!
開演前の客席案内も開演ギリギリまで劇団員自らやってたし
終演後も通路やロビーにたって丁寧に挨拶している姿にちょっと感動。

ねずみの夜 【公演終了・御来場御礼】
殿様ランチ
サンモールスタジオ(東京都)
2009/07/29 (水) ~ 2009/08/04 (火)公演終了
満足度★★★★
平日昼でチケットも安かったので観てきました
「その隣の家から再現」というのがポイント!
冒頭での入り方は抜群に面白い。
ただ、本編のセリフやストーリーがもう一歩詰めが甘いと言うか
もう少し歴史的事実も絡められたらよかったのに。
あと、登場人物が少し多いかな?
もっと少数に絞ってもいいんじゃないのかな。
まあ、値段分は十分に楽しめた!
その後のアフタートークも参加した。
作演出の板垣さんと お笑い芸人の安井順平さん。
なんか、アフタートークを聞いた限りでは
龍馬にそれほど思い入れがあるわけではなく、
詳しい人に聞いたりやウィキペディアで調べた程度みたい
納得。

旅がはてしない
アマヤドリ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/21 (火)公演終了
満足度★★
5月のプレ公演の方が良かったかな?
5月にわざわざ一夜限りのプレ公演を行い、それを経ての
今回の本公演。
で結論からいうと
5月のプレ公演の方が良かったかな?
今回の公演でも、話の核の「ミネストローネ」などの不思議要素は結局よく分からず。
要所要所に笑いどころもあって、それほど飽きないが、
やっぱり、よく分からない話を2時間半(休憩なし)はつらい!
プレ公演の方が粗い部分もあったが、分からないなりに短くまとまっていて良かった。
配役もプレの方がしっくりきてたような。
でも、やっぱり乱舞(ダンス)の部分は圧倒的にかっこいい!

ヘッダ・ガブラー
メジャーリーグ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2009/07/08 (水) ~ 2009/07/14 (火)公演終了
満足度★★★
特に山本亨さんがよかった
場面転換のBGM以外音楽もなく、非常に淡々と進んでいった印象。
100年以上前の古典といわれる作品でしたが、楽しめました。
主役は、名作昼ドラ「牡丹と薔薇」の小沢真珠さん。
今回も人の運命を弄ぶの大好きななかなかの悪女役でした。
やっぱり、人の不幸をくすくす笑う姿がさまになってる
小野哲史さん、伊達暁さん、町田マリーさんもそれぞれ良かったが、
特に山本亨さんがよかった。
毒にも薬にもならないが、非常にクセのある人物を見事に演じていた。

ケモノミチ
ブルドッキングヘッドロック
ザ・ポケット(東京都)
2009/07/08 (水) ~ 2009/07/12 (日)公演終了
満足度★★★★
ここの高評価をみて、いってきました
休憩無しの2時間半、高評価はだてじゃなかった!
こういう面白い舞台を観るとかなり得した気分。
作・演出の喜安浩平さん
ナイロン100℃の所属ということで
確かに作風はケラさんに似ている。
あえて気になったところを言うと、
冒頭とその後の部分の空気が違い、少し違和感。
それに、いろいろな部屋で同時進行で話が進む場面、
もう少しうまい見せ方というかスムーズにつながればなあ。
まあ、そうした点もチャラにするくらい
ステキな人物たち、魅力的な作品でした。
ブルドッキングヘッドロック次回公演も観にいこう。

NINAGAWA十二夜
松竹
新橋演舞場(東京都)
2009/06/07 (日) ~ 2009/06/28 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かったです
面白かったです。
さいたま芸術劇場でやってる同じ蜷川さん演出の
シェイクスピアシリーズも過去に何本か観たけど
それより数段おもしろいかった。
普段は敷居の高い歌舞伎、その役者さんが
コメディを演じてるというギャップがいいのかな?
麻阿を演じてた市川亀治郎さん(大河の信玄の人)特に良かった。

アンドゥ家の一夜
さいたまゴールド・シアター
彩の国さいたま芸術劇場 小ホール(埼玉県)
2009/06/18 (木) ~ 2009/07/01 (水)公演終了
満足度★★★★★
さいたまゴールド・シアター、ナイスな企画だなあー
評判良かったので、直前にチケットとって観てきました。
ケラさんの脚本、はずさないなあー。
今まで観た蜷川さん演出の舞台の中で一番面白かったなあー。
それにしてもさいたまゴールド・シアター、ナイスな企画だなあー。
役者さんはみんなおじいちゃん&おばあちゃん!
確かに演技がまだ素人臭い部分もあるが、そうしたところも含め
みな存在がある。
今回は書き下ろし作品で登場人物の設定も実年齢に合わせてあるので
おじいちゃんとおばあちゃんしかいないことに、それほど違和感なし。
2部(休憩15分)で3時間半弱。(出演者の方が倒れないか心配)
1部の後半とか少し長いなあとも感じたが、
観終わったあとは、なんか満足。
蜷川さんは舞台袖周辺にいて
台詞を忘れた時の為にプロンプターとして舞台をみてた。
1部の大半、自分の真後ろで見ててちょっと緊張した。

東京原子核クラブ
俳優座劇場
俳優座劇場(東京都)
2008/08/30 (土) ~ 2008/09/07 (日)公演終了
満足度★★★★
1部と2部でだいぶ雰囲気が違う
埼玉市民劇場の会員の方にチケットをもらい埼玉会館で観劇しました。
マキノノゾミさんの作品一度みてみたいと思ってたのでラッキー。
面白かったです。
1部はかなーり軽いノリだが、
後半の2部は、うってかわってシリアスな舞台に。
日本も登場人物たちも太平洋戦争に向かい進んでいく。
2部への布石とはいえ前半少し長いかな。
単純に戦争反対みたいなメッセージで
終わっていないところがいい。

溺れる家族
アロッタファジャイナ
タイニイアリス(東京都)
2009/07/23 (木) ~ 2009/07/27 (月)公演終了
満足度★★
惹きつける工夫がない
アロッタファジャイナさんは初見でした。良い評判を耳にしていたので、劇場に当日足を運んでみた。
舞台に入ると客席は対面式になっていて、簡易だがオシャレな舞台が作られていた。
何が起こるのか、たくさん想像しわくわくしてしまった。が開幕から、終幕までもう一度想像力をかきたてられることはなかった。
場面転換が多いと私も思うが、それは転換の仕方の工夫で何とかなるはずだろう。
転換が気になってしまうのは、やはり登場人物の多さに問題がある。
何か問題を抱えた家族や兄弟を紹介してるだけにしか思えない。さらには物語全体での人物の役割も、シーンの意味も薄く、意味ないじゃんと思わせるところもある。
これらは多くの問題を見せたいという、脚本を成り立たせるためのご都合主義を浮き彫りにする。
そしてそのことを毎度場面転換ごとに思ってしまう。
全く熱が感じられない。
TVニュースのように無機質なものをやろうとしているなら話は別(それならそそれなりの表現があるはず、しかしどうも今回は違うと思う。)
ニュースじゃ伝わらない深い部分や闇を表現するために舞台にしているんじゃないのか。
ニュースより人物の境遇を詳しく説明してくれているのに、生々しくない。むしろ見えないところの多いニュースのほうが怖い。
それはこの舞台が、まったく想像力を必要としないところにあると私は思う。
見たり聞いたりした社会問題を、そのまま全部紹介されても、演劇としては全くこちらに伝わってこない。
もっと想像して、イメージを飛躍させ、大げさでもいいから自分の考えや意見を観客に伝えようとするくらいの姿勢がなと、演劇ならではの熱は発生しないと私は考える。
なんか思い切りのよくない、保守的な芝居に感じてしまった。
やはり的をもっと絞るべきだった。
誰も溺れもがいているようには思えないし、いろんな家族が作用しない、物語の構成上関係が並行である。やはり想像力をかきたてない。
演劇なら観客の目線を離させない工夫をしないと、観てる人は一人ぼっちになってしまう。
そーなると目の前の人間は無力と化す。
舞台装置は無限の可能性を秘めていてよかったと思う。