最新の観てきた!クチコミ一覧

172021-172040件 / 189914件中
こころ

こころ

726

OFF OFFシアター(東京都)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/09 (火)公演終了

ありがとうございました
自身の参加した公演となる為、「レビューで評価」という立場とは違いますので、★や感想は投稿いたしません。

当日パンフレット配役無しは、きっとあえてだったと思われるのですが、公演も無事に終了いたしましたので、ご指摘の多かった配役について、上演台本ではどのようになっていたかを抜粋し、ネタバレに記載させていただこうと、投稿いたしました。

726のおふたりを通し、自分だけでは出会うチャンスの無かった、演出の北澤さんや、熟練のスタッフの皆様、多彩なキャストの皆様との出会いを経て、拙作を命あるものとして上演していただいたことを、感謝いたします。

ネタバレBOX

【登場人物】

男1・・先生(壮年期)/ 父(Iの父)   照屋実

男2・・I (原作の私)/ 先生(青年期)  鬼塚俊秀

男3・・兄(Iの兄)/ K (Iの友人)/ 海辺の男  西地修哉

女1・・静(先生の妻)/ 清(静の母・未亡人)  杉山薫(ナイロン100℃)

女2・・英子(兄の嫁・妊婦)/ お嬢さん(静の少女時代)  高原コマキ

女3・・お光(Iの母)/ お松(静の女中)/ お千代(清の女中)  ほりすみこ

女4・・弥生(静の女中)/ 歌子(静の少女時代の友人)  大西玲子

*上演台本の購入をご希望の方は、青☆組HPからお問い合わせください。
花のゆりかご、星の雨

花のゆりかご、星の雨

時間堂

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/06/02 (火) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★

この雨は冷たくなく、このゆりかごは母のように優しい
いつもは、効果音のある芝居はほんとに苦手だったりするのだけど、生音だと、丁寧に作られた舞台だとこんなに楽しいのねと、全身が喜ぶ♪ 
それを含めて、今回の役者と演出家の作る濃密な空間は、ほんとに心地いいなあ~
この方向なら、劇団化によって、どんどんよくなる予感も☆

ネタバレBOX

脚本的には、もっと隙がない緻密な感じか、あるいは理解できない部分が多いほうが好みなんだけど(モノの記憶を読み取るぐらいは全然すんなり)、そういう部分をどうこういう芝居ではない、か。
途中、実際の舞台上にはない、紅茶や花の香りが漂ってきたのだから。
あるいは、物語の主軸ではない、ちょっとした台詞や仕草に涙してしまったのだから。

ただ、だからこそ、怒鳴ったりするシーンがなければなあ、なんてことはちょっと思ったりも。ここまで柔らかく優しい時間を作れたのなら、さらに追及して欲しかったような。

ちなみに終演後、劇中に登場したラプサンスーチョン(正露丸の匂いのする紅茶)と赤ワイン(安いほうにハチミツを垂らして!)を飲めたのも満足感、高し♪
さすがに、シャートー・オー・ブリオン’87(劇中と同様に売り値10万円)は頼めなかったけど、もし購入したら、リーデルの手作りのボルドー・グラスとかで飲めたりしたんでしょうか?(こちらはそんなに高くないけど)
ワインのコンディションも含め、ちょっと気になるw
愛妻は荒野を目指す

愛妻は荒野を目指す

チェリーブロッサムハイスクール

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/09 (火)公演終了

満足度★★★★

過剰な気遣い。
近未来(あるいは近過去)の大地震後の東京を描く群像劇。
残されたレストランを舞台に、様々な人間模様が交錯する。

やはり、CBHSは小栗脚本の骨太さと想像の余地が見事だ。
今回は、群像劇であり、誰が主役ということはない。
登場人物一人ひとりに上手い具合に余白を作っていたように思う。
それを柴田雄平の静謐な演出で観られなかったのは残念だ。
荒川修寺演出に難があったという訳ではないが……。

気に掛かったのは、場面転換の過剰な気遣いだ。
何もダンスの存在を否定するわけではない。過剰だと思っただけだ。
もう少し、脚本を信じてはいかがと思う。
それが無ければ文句なしだったし、逆に言えば致命的だった。

ネタバレBOX

舞台が回転するということで、場面転換に相当気遣いがあったと思う。
その試行錯誤は想像できるし、その結果がダンスだったというのも、
別に悪い結果ではなかったと思う。
ただ、それを魅せようとしすぎたように感じたのだ。
こころ

こころ

726

OFF OFFシアター(東京都)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/09 (火)公演終了

満足度★★★★★

吉田小夏の幻想的な世界
実に素晴らしい2時間でした。客席は超満席。全ての回がそうだというのも納得。更に鬼塚と西地の旗揚げ劇団「726」はこれで成功した訳だから、彼らにとっても良い船出だったろう。

京都を思わせるような灯りと照明、音楽、芸術的なセットが絶妙に調和sた美しい舞台でした。そうして、役者陣の重厚な演技力!脱帽です。

物語は「私」「若い先生」/「老先生」「私の父」とキャストが3役~2役こなすが、設定の境界の作り方が上手いから良く理解できた!(^0^)
以下はネタばれBOXにて。

ネタバレBOX



まず、キャストと役の明記は欲しいです。

物語は夏目「こころ」を題材に子夏風にアレンジ。このアレンジの仕方は天才的です。ホント、素晴らしい。
でしゃばらず、「こころ」独特の繊細さをそのまま、引き継いだように物語を紡いでいきます。

舞台は「先生の自宅」「私の実家」を軸に「若い頃の私」と「現在の私」が過去と現在を行ったりきたりしながら交差しリンクしていきます。

Kを失ったあとの現在の私の苦悩。Kの心を知りながらおじょうさんに結婚を申し込んだあとの私の苦悩。おじょうさんに真実を悟られないように生きた日々。「私」はいつも心の中に「Kの心」を仕舞い込んで過ごしてきた事。
人生に裏打ちされた「私」だけの海を持ちながら、心の中にある海はやがて「後悔」という心で涸れ果ててしまう。

「私の父」の死と、「先生」の死が舞台上で同時に逝く設定も美しく演出していた。

「男の心と女の心はピタリと一つになれるものですか?男の人は心の中に敵を作って勝手に刺しちがって逝ってしまう。」と話すおじょうさんの言葉が沁みる。そうして、おじょうさんは「私」に呟く・・「憶えていてくださいね、先生の事。憶えているうちはこの世から消えないって言うでしょ。・・・だから、生きなくちゃ。」

美しく繊細で聡明な舞台でした。終演には鐘の音が響き、更に幻想的でした。素晴らしいです!大絶賛!(^0^)

漂う

漂う

劇団T×T

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★

キーワード
似たような体験をしていたのか、僕のキーワードにふれたのか。
あまり泣いたりしないのですが、涙ぐむ時がありました。。。
いい一日になりました。ありがとう。
これからの作品に期待しています。

ネタバレBOX

「実際にあったことを伝えるのはなんて難しいの」
でしたっけ。

妙に納得しました。
漂う

漂う

劇団T×T

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★

久々の舞台
久しぶりに舞台を見て新鮮な気分になりました。僕の中ではスモモさんの演技が目を引きました。一緒に行ったメンバーの中では丸山さんの評価がかなり高かったです。今後の活躍に期待しています。

実験シリーズその1 『境界』 【追加公演決定】~これが最後のチャンスです~

実験シリーズその1 『境界』 【追加公演決定】~これが最後のチャンスです~

劇団夢現舎

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/28 (日)公演終了

ドミノ。
とにかく椅子を移動して観ていい、お菓子食べていい、写真撮っていい、ということだけ頭に入れて行きました。1時間20分。

ネタバレBOX

場所がわかりにくいのですがスタッフさんが声をかけてくだすったので無事、地下の会場に潜れました。

チケットが銭湯の札みたいな手作りの入場手形でありました。しかも自分の名前が押してある徹底ぶり。最後にピザは出てくる、ビールもあるしで友達と行ったほうが遠慮なく食べられるかと。芝居が始まれば、雑談オーケーとあってもやはり静かに観てしまうものです。こういう企画は友人と行くのがより良いと思いました。

芝居は「その10」まであったかな。ショートが沢山とは想像してなかったので軽い驚きもあって・・・
「鏡」「距離のとれない人々」は設定もわかりやすいし、絵的にも伝わりやすいのでもっと煮込んで具も入れて時間を長くとったらどうかなーと思いました。今回は実験ということでいろいろなネタを挑戦してみたようです。
「感想は切手付きの封筒が入ってますのでゆっくりと」という、あったらいいな、の親切がここにはありました。観客の声を聞きたいという真摯な態度があるので芝居はもっと面白くなれるはず!と期待を込めて。
斎藤真さんが印象に残りました。


『悪魔のセバスチャンと天才演出家』

『悪魔のセバスチャンと天才演出家』

劇団虎のこ

笹塚ファクトリー(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/05/24 (日)公演終了

満足度★★★★

つい点が甘くなってしまう
落ちぶれた老演出家と、人の心を音楽で操ることができ、小さな幸福を与える代償として大きな不幸を得ることを使命とする悪魔を中心とした物語、悪魔が結果的に人間を助けてしまう、という芯は劇団S.W.A.T!の『Speak of Devil』三部作と共通ながら、全くと言っていいほど色合いが異なるのが興味深い。
また、使用曲のほとんどを知っていた身としては「それをそう使いますか」的な部分もあって楽しさ倍増…と言ったら褒めすぎか?(おいおい)
あと、一番のクライマックスであろうシーンを敢えて省いて観客の想像に委ねるというのは巧いと言おうかズルいと言おうか…(笑)
で、結局セバスチャンが得た「他人の不幸」というのは、自殺したいという老演出家の望みを断つことだった、という解釈でOK?
「死んじゃだめだよ、生きてなくちゃだめだよ」派としてこういう結末は好ましく、つい点が甘くなってしまうんだが…(爆)

成れの果て

成れの果て

elePHANTMoon

サンモールスタジオ(東京都)

2009/05/21 (木) ~ 2009/05/26 (火)公演終了

満足度★★★★

濃密な空気感
派谷恵美に魅かれて観た第1回公演とそのイキオイで観た第2回公演以来、観るのは3年ぶりになるが、濃密な空気感は変わらず。
しかし決して「重い」や「暗い」ではなく、心地好い緊張感が持続している、という感じ。(その感覚はウォーキングスタッフの作品に通ずるか?)
そんなピリリとした空気の中、静かなシーンが多く、マナーモードであっても携帯が鳴ったら目立つだろうな、な状態なので咳をするのもはばかられるようなのに、誰一人として余計な音をたてないという観客もナイスプレー。
また、古めの日本家屋の一室を、しっくい風の壁はもちろん、天井まで(!)キッチリ作り込んで再現した装置がドラマをよりリアルに見せており…
終盤、かつて自分をレイプした相手を同じ目に遭わせようとして途中で止めてしまう妹に「生やさしいのでは?」と思いつつ、その気持ちも理解できたのだが、その後にポツリと「絶対許さないんだから」と呟くのは予想外でコワい。
怪談で言えば「見ぃたぁなぁ~」あるいは「それはこんな顔だったかい?」に匹敵する一言、みたいな?(笑)
その次の(=最終の)場における姉の残酷さもコワい。あんなことが言えちゃうんですねぇ。(幼馴染みに対する無意識的な甘えという解釈もできないことはないんだが…)
で、そのシーンに不意に「因果応報」とか「弱肉強食」とかの四文字熟語が浮かび、そう言えばここの芝居って「四文字熟語的雰囲気」があるなぁなどとも思う。
さらに、ここでの姉の表情の変化が何とも見事。このサイズの劇場ならではだが、刻々と変わる心理が抑えようとしているのに顔に表れてしまう、的な。

流れ星

流れ星

東京セレソンデラックス

シアターサンモール(東京都)

2009/05/20 (水) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度

絶妙~微妙
最初はいい雰囲気だったのに、いきなりの展開に微妙を感じてしまいました。
そういう話なのね?と途中からは物語に入っていきましたが、ゲストさんとメンバーさんがなんだかかみ合っていない雰囲気で、絶妙なシーンがあったかと思いきや、微妙になったりで、サブエピソードとメインエピソードに温度差を感じてしまい、集中が途切れ途切れになってしまいました。

ネタバレBOX

最後の星の仕掛けでじわーっと感動がくるんでしょうけど、仕掛けが少し安っぽかったので、逆に無くてよかった気がします。
ガラスの家族

ガラスの家族

劇団朋友

俳優座劇場(東京都)

2009/06/04 (木) ~ 2009/06/10 (水)公演終了

満足度★★★★

心にしみる
いい舞台でした!!
家族って、何なのか?とか、いろいろ考えさせられ、
主人公の成長とともに、感じるところがいろいろあり、最後まで、楽しめる舞台でした!!
流石、400ステージ!

こころ

こころ

726

OFF OFFシアター(東京都)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/09 (火)公演終了

満足度★★★★

初OFFOFF
高校の国語の授業以来の【こころ】でした

美術として使われていた和紙が、言葉を大切に、濾過して浮かび上がった意味を紡いでいく感覚を連想させてとても素敵でした。

灯りもやわらかく、出演者たちの和服を照らし出して、雰囲気もなかなかよかったです。

Kと私の父と先生の死に向かって進んでいくシーンもかなり小道具をうまく使った転換で面白かったです

夢の痕 ~三途の川の桃から生まれし者どもよ~

夢の痕 ~三途の川の桃から生まれし者どもよ~

劇団ING進行形

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★

初めて観ました
もっと大きな舞台で演じればいいのにってくらい役者さん達が飛び回ってました!

力技って感じでしたね~
次から次に飛び出すギャグには圧巻でした。(古いのもありましたけど)

全編にわたって何度かある踊りも迫力がありました。
うまく内容に沿っていて話によりのめり込めました。


桃太郎って改めてどんな話なんだろうって考えてしまいました。
次回公演も楽しみにしてます。

賭博師・梟 ―Fukuroh

賭博師・梟 ―Fukuroh

劇団俳小

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2009/06/03 (水) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★

日活アクションならば、小林旭と宍戸錠の競演かな
まるで青年劇画誌のようなフライヤーのイラストに、「これは泥臭そうな舞台だな」と思いつつ、劇場へ。

終戦から2年後の函館が舞台なのだが、とにかくいろいろ詰め込んだという印象。そして、熱さが泥臭い。
それが、その時代設定と話の中央にある賭博に見事マッチしている。

麻雀の卓上で繰り広げられる賭博なのだが、その見せ方がうまい。そして、2階建てのセットの使い方もうまい。

年齢層が高そうな観客で一杯だったが、皆満足げだったのが印象的。客席の熱さも観劇にはいいスパイスということなのだろう。

昭和の香りがする古くささも含めていい味だった。・・・大げさすぎる感じもね。

ネタバレBOX

熱っぽく争われる賭博が単純でいい、てっきりそういう賭博があるのかと思えば、オリジナルのものだと言う。
丁半博打よりは駆け引きがありそうで、花札賭博よりは単純でわかりやすい。

劇中で記者に説明するという体で、その賭博の深さなどを観客に説明するというのは、よくあるパターンだが、架空の賭博が本物のように立ち上がってくるのは、作者さいふうめい氏の培ってきたものの現れなのだろう。

それにしても、時代と場所の設定からくる、ガンガン寺(ハリストス教会)、女郎屋、ヒロポン、戦争(函館大空襲、特攻、戦場)、アイヌ、さらに幕末の五稜郭の戦いと土方歳三までも詰め込んだのには脱帽だ。少々無理はあるが、いい感じではある。

この雰囲気、男臭さは、何かと似ていると思ったのだが、それは日活アクションだ。
ラバが小林旭で、フクロウが宍戸錠、そして2人が取り合う女を浅丘ルリ子が演じる感じなのだ(違うかな)。
もちろん、そのときには、この舞台とは異なり、賭場に現れる小林旭はギター片手に歌いながらだし、後半には、他の女郎屋との撃ち合いがあるのだが・・・。

しかし、主役の2人(フクロウ、ラバ)は、老獪な賭博師たちに見えたのだが、特攻の生き残り、兵隊として戦地に行ったということを考えると、20代半ばぐらいの設定なのだ。ところが実際はその倍以上の(?)年齢の方が演じていたので、若者の熱さを演じるためか、それが少々(かなり?)大げさな演技に見えてしまっていた。

全体的には、演技はどうかなぁ・・と思ってしまうところは多々あったのだが、熱いレトロ感が楽しかったのでよかった。
このパターンが3年続くとのことだが、この感じを期待したい。
リアル・ラスベガス

リアル・ラスベガス

とくお組

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/06/03 (水) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★

電話で5文字で伝えるならば「オモシロイ」
前回『クッキング! Vol.01』では瞬発力に爆笑、前々回『宇宙ロケットえんぴつ』では、その綿密さに大笑いだったので、今回はハードルが上がり期待も高まった。

しかし、それと比べるとそこまでではなかったような気がする。
ただし、スマートで面白くって笑ったのは確かだ。

なんと言っても、とくお組独自とも言える「間」がいい。それは、笑いが生まれる「間」だ。

また、それぞれのキャラクターもあいかわらずいい味で、今回もうまく引き出されている。

ネタバレBOX

一番最初に感じたのは、そもそもの設定が不可思議なものであるにもかかわらず、登場人物たちがあっさりと信じてしまい、その設定の中に入ってしまうのは、どうなのかな? ということだ。

早く本題に入りたいという気持ちはわかるのだが、その葛藤とともに信じざるを得ない何かを絡めつつ、進めてほしかった。
つまり、もうひとひねりほしかったのだ。

また、今回は、映像の使い方がとても面白かった。現実の電車内や羽田空港のロケがいい雰囲気でとても効果が上がっている。

ただし、その映像の配分が多すぎる気がした。せっかくそこに役者がいるのだから、映像は最小限にしてもよかったのではないだろうか。

例えば、ラストのほうの羽田空港のシーンが映像で繰り広げられるのだが、あれは、舞台の上で演じてもよかったのではないだろうか。

カジノのシーンで女優が、ラウンドガールよろしく、文字をフリップで見せるところがあるのだが、あの要領で「羽田空港」と書いたフリップを見せれば、その場所は羽田空港になるのだから(羽田に向かう電車だけは映像で見せて、その間セットチェンジして・・)。

また、今回は、かなり広い舞台だったのだが、なぜに「机の上」で繰り広げられる「トランプのブラックジャック」なの? と思ってしまった。
セットも2階建てにはなっていたのだが、それがあまり活かせてなかったような気がする。

偶然だが、とくお組の翌日に劇団俳小の「梟」という舞台を見たのだが、これは、麻雀卓の上で行われる賭博がメインの話であり、劇場のサイズも似ていて、さらにセットは2階建てだったのだが、この俳小の賭博の見せ方や、セットの使い方がうまかっただけに、少々残念という感じがしてしまう。

さらに電話で最後に5文字だけ話すことができるというのは、3人目がオチとわかっているだけに、もっと予想外のことを言ってほしかった。

でも、面白いんだよなあ、とくお組。次も楽しみ。
いばら館のろくでなしのヨウコさん

いばら館のろくでなしのヨウコさん

劇団40CARAT 【第36回公演『ダーリン×ダーリン×ダーリン』9月15日[金]~9月17日[日]阿佐ヶ谷アルシェ】

ザムザ阿佐谷(東京都)

2009/05/22 (金) ~ 2009/05/25 (月)公演終了

満足度★★★★

いろいろと勉強になりました!
初めての劇団40CARAT でしたが
1番好きなキャラは?と聞かれたら迷わずアキヒロさん
味がありますね~とてもチャーミング♪
死後のアキヒロさんとクオタさんの
あっけらかんとした感じに救われる気持ちに・・

パーピープーの悪魔三人衆も大迫力!
特にプーのダンスや動き良かったし
プーと一緒の主役?の珠代様も存在感があって・・
博士・・最初からうさん臭いと思っていたら・・やっぱりそういう事・・
ヴェス・・苦悩してるとこ可愛かった~
生演奏もすばらしい演出してましたね~
素敵な音楽でした。
ヨウコさん・・思い出すのも怖すぎて書けません・・
何か書いたら逆鱗に触れて呪われそうな怖さが・・

次の作品を観るのが楽しみです。

世界の終わり【公演終了!誠にありがとうございました。次回は11月予定!】

世界の終わり【公演終了!誠にありがとうございました。次回は11月予定!】

エレクトリック・モンキー・パレード

しもきた空間リバティ(東京都)

2009/06/05 (金) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★

若い?
友人の強い薦めで観に行きました。
部分部分でとてもステキだなと思うシーンもあり、
ちょっと「学生演劇」という言葉がちらつくシーンもあり。
役者さんが若い、のかな?舞台も手作り感が溢れているせいもあるのか…
それも味と言えば味、という感じ。
なので、もっともっと年月を重ねて行った姿が見てみたいと思いました。

ネタバレBOX

あっくんに、非常に好感を持ちました(笑)
桜姫 ー現代劇

桜姫 ー現代劇

松竹/Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2009/06/07 (日) ~ 2009/06/30 (火)公演終了

6月8日(月)S
脚本、演出が噛み合ってないような。ちと肩すかし。

鴨川ホルモー

鴨川ホルモー

アトリエ・ダンカン

吉祥寺シアター(東京都)

2009/05/15 (金) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

京都を舞台にした爽やか青春群像+ホルモーとは?
映画版での異様なTVCMを先に観ていたので、あの変なのは何なのだろうと思い、とっても期待(心配)してましたが…
京都と京大を舞台にした、さわやかな青春群像でした。
中心になる京大生の登場人物は、素直で普通の主人公男子、コメディイリリーフ男子、モテモテのイケメン男子、マドンナ女子、メガネ女子…と、よく考えると昔から変わらないステレオタイプの組み合わせ。
これに京都の祭りと、オニを使った摩訶不思議な試合や儀式という「味付け」が強烈で、このため、普通の学園ものとは明らかに違う個性的な味わいの作品になってます。
オニの存在が、”京都”のもつイメージによって、単なる恐怖ではなく、彼らと共存しているような雰囲気が独特で面白い。
いがいなところで出てくる「レナウン娘」の歌とダンスが驚きで、思いっきりの良さも青春!
(今の人には「レナウン娘」は変な存在なのね。)

同じくアトリエ・ダンカンプロデュースの本屋大賞の舞台、「夜は短し歩けよ乙女」と似た雰囲気があって、若手俳優さんたちのこういう舞台で、単なる青春ものではない、個性的な雰囲気のあるお芝居は好きです。

ネタバレBOX

そう、裸踊りも、堂々としていて勢いがあって良かったですよ。
楽屋

楽屋

シス・カンパニー

シアタートラム(東京都)

2009/05/10 (日) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★

良かったよ、けど
これだけの女優をそろえて、生瀬が演出して、チケットが7000円であれば
この作品としてのアウトプットはコストパフォーマンスに見合ってるのだろうか?

役者は良いんだけどね。
ちょっと誇張し過ぎてる部分はあったように感じましたが。

まぁ、こういう役者の組み合わせは、見ることができないかな。。。

ネタバレBOX

パンフにて、生瀬は「面白くする、これが基本方針」と述べてますが
どう面白くするつもりだったのか?

単純なる笑い? 明日が見えない絶望の裏返しとしての自嘲?
そこがイマイチ分からなかったな。。


このページのQRコードです。

拡大