『悪魔のセバスチャンと天才演出家』 公演情報 劇団虎のこ「『悪魔のセバスチャンと天才演出家』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    つい点が甘くなってしまう
    落ちぶれた老演出家と、人の心を音楽で操ることができ、小さな幸福を与える代償として大きな不幸を得ることを使命とする悪魔を中心とした物語、悪魔が結果的に人間を助けてしまう、という芯は劇団S.W.A.T!の『Speak of Devil』三部作と共通ながら、全くと言っていいほど色合いが異なるのが興味深い。
    また、使用曲のほとんどを知っていた身としては「それをそう使いますか」的な部分もあって楽しさ倍増…と言ったら褒めすぎか?(おいおい)
    あと、一番のクライマックスであろうシーンを敢えて省いて観客の想像に委ねるというのは巧いと言おうかズルいと言おうか…(笑)
    で、結局セバスチャンが得た「他人の不幸」というのは、自殺したいという老演出家の望みを断つことだった、という解釈でOK?
    「死んじゃだめだよ、生きてなくちゃだめだよ」派としてこういう結末は好ましく、つい点が甘くなってしまうんだが…(爆)

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    2009/06/09 15:18

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