愛妻は荒野を目指す 公演情報 チェリーブロッサムハイスクール「愛妻は荒野を目指す」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    過剰な気遣い。
    近未来(あるいは近過去)の大地震後の東京を描く群像劇。
    残されたレストランを舞台に、様々な人間模様が交錯する。

    やはり、CBHSは小栗脚本の骨太さと想像の余地が見事だ。
    今回は、群像劇であり、誰が主役ということはない。
    登場人物一人ひとりに上手い具合に余白を作っていたように思う。
    それを柴田雄平の静謐な演出で観られなかったのは残念だ。
    荒川修寺演出に難があったという訳ではないが……。

    気に掛かったのは、場面転換の過剰な気遣いだ。
    何もダンスの存在を否定するわけではない。過剰だと思っただけだ。
    もう少し、脚本を信じてはいかがと思う。
    それが無ければ文句なしだったし、逆に言えば致命的だった。

    ネタバレBOX

    舞台が回転するということで、場面転換に相当気遣いがあったと思う。
    その試行錯誤は想像できるし、その結果がダンスだったというのも、
    別に悪い結果ではなかったと思う。
    ただ、それを魅せようとしすぎたように感じたのだ。

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    2009/06/09 22:07

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