最新の観てきた!クチコミ一覧

171101-171120件 / 189887件中
73&88【満員御礼!】

73&88【満員御礼!】

カニクラ

アトリエヘリコプター(東京都)

2009/07/15 (水) ~ 2009/07/19 (日)公演終了

満足度★★★

繋がりたいと思えるかどうか
好意的に見ている自分と、斜に構えて見ている自分とが同居していて、感想を残すのが困る舞台でした。
なんかもったいない、というのが、今の感想を表すのに一番近い言葉です。

面白そうな設定を面白そうなやり方でやっているのですが、主題に対しての焦点がぼやけているせいなのか、俳優さんに興味を持ちづらかったからなのか、舞台から強い引力を感じませんでした。劇場の大きさも、表現しようとしていることに対して広すぎる気がしました。もっと小さなところで見ていたら、印象も違ったかと思います。

それでもやはり、柴さんでなくては作れなかった舞台だと思いましたし、とても優しい気持ちで帰路に着くことが出来ました。

ネタバレBOX

今の自分とは違う自分を想像するということと、「テレパシー」や「繋がる」という題材が、うまく溶け合っていなかったように感じたのが、引っかかっています。
それぞれを表現するために、演出のアイデアもそれぞれに分かれてしまっているような気がしましたし、使い古されたテーマなだけに、ひとつのことをもっと深く掘り下げていただきたかったです。

アイデア優位の作品のためか、普段圧倒的な魅力を持っている俳優さんに対しても、それほど魅力を感じられなかったことは、残念でした。
スケープゴート

スケープゴート

Neo Mask

萬劇場(東京都)

2009/07/01 (水) ~ 2009/07/06 (月)公演終了

満足度★★★

緻密に組まれたパズルのよう
現実界のストーリーと神話的世界のハナシが併行して語られ、最後にそれが1つにまとまる構造であることに加えて、序盤において神話的世界の出来事は現実界の主人公が見る夢とされていながら終盤ではその逆もあったりして「胡蝶の夢」的になるところも好み。
そんな構造なこともあり緻密に組まれたパズルのようで、蝋奇と白木・黒木という名前の意味も含めて2つ(終盤では2つ半ないし3つ)の世界の繋がり方がわかった時には快感すら憶える。
ただ、そのために張り巡らされた伏線が劇中には収まりきれずA4版表裏2頁に及ぶ用語解説となり、開演前にそれに目を通していればイイけれど開演直前に着いていきなり本編を観た客にはかなりわかりにくいのではないか、というあたりは微妙。

東京ディスティニーランド

東京ディスティニーランド

東京ディスティニーランド

タイニイアリス(東京都)

2009/07/03 (金) ~ 2009/07/06 (月)公演終了

満足度★★★

5時間の長さは感じず
持ちネタ3本、新作1本の一人芝居に女性ダンサー2名を迎えたダンスステージ2つを組み合わせた5時間で、構成は以下。

 19:00~19:55「妖刀鬼斬丸」
 20:10~20:30「ヴラドおぢさん」
 20:50~21:10「貝塚」(ダンス)
 21:25~22:20「モンスターハンターやろうぜ!」(新作)
 22:35~23:00「コルテオ」(ダンス)
 23:15~24:00「世界の果て」

「世界の果て」は以前タナトス6で観たことのある演目ながら、本格的な照明効果によって、まさに「劇場版」な感じだったし、「モンハン…」はお得意の(?)全編アドリブ…どころか行き当たりばったり(←本人曰く)ながら、ちゃんと結末にたどり着くし(そりゃそうだ)、ダンスステージが挟まることによって全体の構成にアクセントもつくし、5時間の長さは感じず。

カルマ

カルマ

ANTproject

アイピット目白(東京都)

2009/07/15 (水) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★★

精子ドラマ
あらすじを読んだ時、一体何の話かさっぱりわかりませんでしたが、精子の話でした。同じテーマで売込隊ビームの舞台もありましたが、あっちはそれが隠されてオチでしたが、こっちは最初から精子と劇中でバラしてる。精子である事が分かってる前提での物語。
死にたい精子と生きたい精子。学校模様となっている精子達はキャラクターも色々で、中でもバリアーはおいしい役だと思います。
こんな苦労して受精ができたって、本体の人間が望んでなければ堕ろされたり、望まれてても流れてしまったり…
こうして今生きてる自分達は奇跡の存在なんだと思いました。なかなか面白い舞台だった。

ネタバレBOX

虐められっ子で卑怯者のバリアーがあそこまで生き残り、まさかの良い奴…おいしすぎるw

優等生だった子が黒幕とか、どんでん返しに最後まで楽しく見れました。
出雲が笑い出した時は狂ったか、出雲の全部計算かと思ってしまいましたよ。

ただ初日のせいか、ダイソミー母さんが噛んだり、思い出して台詞を言うような危うさが…

ラストの「できちゃったみたい」のカップルは、もしかしたら堕ろしちゃうかもしれない気がするのは自分だけ?
できちゃった婚が多い昨今、計画的に子供は作って欲しいです。
まぁ、生まれたってこの世で生きるのも大変ですけどね…
此処より先へ

此処より先へ

13号地

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2009/07/14 (火) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

二人のキャストの力量でひっぱる!
ひじょうに深い、本当に素晴らしい演技でした。
かつての夫は妻を省みぬ放蕩生活に明け暮れ妻に母を求め、一方で夫の体が不自由になったことでやっと夫を独占できたというねじれた愛の物語。
どちらの愛も偏屈のようだがそこには究極の愛が潜んでいるという秀作でした。
☆終演後、ビールと焼酎、つまみのサービスがあります。飲める方はサイコーです。暑い夏にビールはいかがぁ?飲み放題!(^0^)

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

妻の視点で物語を追っていくとひじょうに解りやすい。妻はだめっぽい男が案外好きなのかもしれない。なぜなら、たぶん彼女も弱いのだ。

放蕩三昧を繰り返した夫が5年前に倒れ動けなくなる。相談員や介護師が心配して援助しようとしたが妻はその全てを断る。自分一人で夫の介護をしたかったのだ。二人っきりで静かに穏やかに暮らし続けたいと願う。この部分で妻の夫に対する愛情がひしひしと感じられる。
そう思った。そう思い続けて3~4年経った頃、彼女はふと気が付いた。「此処より先には何があるの?行き止まりだわ、かずちゃん(夫)と一緒に此処より先に行きたい。」と心中をする。

やがて妻だけ助かり、夫は死んでしまう。妻は夫の後を追い死のうとするがそこで妻は夢の中で夫の姿をみる。ここから妻の幻想の世界と現実の世界を彷徨う物語。

夫は介護する妻の前で浮気相手の「さちこはどうしてる?」と訊ねる。
「かなえは?ゆきちゃんは?」と。
ここでの夫の心理は妻にしっかり甘え、夫の中での妻の存在は消え、妻を母としてみているのが解る。
妻はそんな夫の言葉を聞いて悲しくなり、「私の気持ちを考えた事があるの?」と責める。しかし夫は「お前の気持ちなんて考えたことはない。」とあくまでも強気で傲慢ささえも覗かせる。夫は弱い人なのだ。

現実世界の妻は「こうやって私が居るからこの人は生きながらえることが出来る。」と動けなくなった夫を独占したことで満足する。そうして、「夫を介護する事が楽しくて楽しくて仕方がない。」と言い放つ。介護を通じて少しずつ夫に復讐をしているのだ。
夫の口に食べ物を運ぶ時、「そうそう、じょうず上手!」と夫の瞳を覗き込む。その瞳には無念とか、後悔とか、失意とかが見えて、この時点で妻は夫のプライドをも崩す。しかし、夫の瞳の奥の行き止まりに醜い私が映っていることも承知する。夫を憎みながらもその裏返しには夫への愛が潜み、だからこそ夫が死んだ今、後を追おうとする。

しかし、幻想の中の夫は妻を死なせないとする。それは三途の川を渡るとき、阿波踊りを上手に踊れないと渡れない、という刷り込みを妻にする。そして妻に何年かかっても完璧に踊れるようになるまで渡るな!と言い渡す。

阿波踊りのシーン、妻が夫を絞め殺すシーン、それはなんともグロテスクなフォルムだ。妻の夫も見えない何かに繋がれて、どちらも相手から逃げられない。絡まって痩せこけて疲れきり、それでも強欲に求め合う。二人の輪郭がどんどん緩んで正体のわからない重みだけがゆっくり増してゆく。
こうして夫は阿波踊りを踊りながら去っていき、妻は「かずちゃーーーーん!!!」と叫ぶ。

ひじょうに壮絶な物語です。妻役の成行ミチ子は相変わらずの熱演でした。夫役の加藤一也は勉強したのでしょうね、車椅子に乗った表情、口の結び方など細かい部分まで表現し秀技です。この物語は観る方によっては評価は割れるかもしれない。それほどドロドロと深層心理に迫った本です。
しかし、ワタクシはひじょうに秀作と思っています。二人芝居でこれだけのものを魅せられるのは「13号地」以外、考えられないからです。



ジプシー

ジプシー

ゲキバカ

新宿シアターモリエール(東京都)

2009/07/11 (土) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★★

楽しめました
初めての劇団でしたが、皆さんパワーある演技でひきこまれました。
お話もテンポ良く、2時間楽しめました。
ただちょっといろんなことを詰め込みすぎだったかも?

満月がなりやまない

満月がなりやまない

荒木志水

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2009/07/14 (火) ~ 2009/07/15 (水)公演終了

- 初恋

- 初恋

世界名作小劇場

シアター711(東京都)

2009/07/15 (水) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

コメディのティストを持った人間劇
初演未見で予備知識もなかった作品。

べたな言い方ですが
とても面白く観てしまいました。

で、観終わった後、
一人ずつの登場人物のことがきちんと残っていて
この物語が巧みに表現している
個々の人物が抱えるものの根源が
じわっと降りてきました。

目を惹く部分もたくさんあって
あとからしなやかに効いてくるようなシーンもあって。

作品も、演出も、役者も
それぞれに深さと旨さがあって
芯からきっちり味のついた
良質な舞台を見せていただいたと感じました

ネタバレBOX

このお芝居の肝のひとつは
ノーマルな人間から見て同一の性癖を持つというだけの
男性たちの個性や内心が
どれだけ明確に出せるかなのだとおもいます。

男優達のお芝居に十分な深さがあって
一人ずつが授かったものや感覚が
単なる台詞や言葉だけでなく
もっと深い部分の共鳴や拒絶としてきちんと伝わってきたことで
物語に表層的な滑稽さだけではなく
(たとえば男性が女装をすることにたいする違和感から発するような笑い)、
もっと深いところにある感覚の温度差や人の気持ちの不器用さからくる
滲み出るようなおかしさが生まれたようにおもいます。

そこに食い込むような二人の女優の出来も抜群で・・・。
それぞれに男性の想いとは異なる色で一番内心に眠っていたピュアな思いが瑞々しく表現されていて、瞠目。

女性を愛した男性と、男性に初めて(?)愛された女性が二人だけで夕暮れから夜までを過ごすシーンや、終幕近くの愛の告白シーンからがっつりとやってくるものがあって・・・。

良質な作品に触れたときに感じる、観終わった後の膨らみ感が
ゆっくりとやってきたことでした。



Smile

Smile

S×Sプロデュース

新宿村LIVE(東京都)

2009/06/30 (火) ~ 2009/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★

サスペンス風味の人間ドラマ
初見であった前作『SHOUT!!』が核燃料再処理工場に関する社会派だったので、今回は離島での医療問題がテーマかと思いきや、どちらかと言えば感染症が中心のサスペンス風味の人間ドラマ。
最近の新型インフルエンザ騒動が記憶に新しいこともあってか非常に身近に感じられ、変にスケールを大きくしてしまった映画『感染列島』(09年、瀬々敬久監督)よりもずっと説得力があり出来が良い。
さらに、感染症に関する無知のコワさや偏見にも言及しておりそのあたりに「社会派」の香りも漂って、これはこれでかなり満足。
ただ、劇的にしようと一部で音楽を過剰に使うのはいかがなものか。その音量が時としてしつこく感じられたりもしたくらいで。
とはいえ3曲ほど入る生歌は(その入れ方も含めて)とても良い。

天才バカボンのパパなのだ

天才バカボンのパパなのだ

mass%

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2009/07/02 (木) ~ 2009/07/05 (日)公演終了

満足度★★★

ポップで若々しく、わかり易い
本作を観るのは初めてなので元来どういう風なのかはわからないが、序盤の「もしも電柱でなかったら…」な会話はイヨネスコにも通ずる別役実作品丸出しで頬が緩んでしまう。
が、全体的にはポップで若々しく、わかり易い(←あくまで比較論)とさえ感じられるのはやはりメンバーが若い(平均年齢は30前らしい)からか?
また、電子煙草を使ったシーンがあり、そんなに煙(らしきもの)が出るんだぁ、と驚くと共に全員が吸うことにより点灯(?)するシーンの美しさに感心。

UNO:R

UNO:R

アップフロントエージェンシー

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2009/07/01 (水) ~ 2009/07/05 (日)公演終了

満足度★★★

青春ドラマの王道的
高校卒業から7年経った同窓会の夜、かつての教師がマスターを務める喫茶店に高校時代の仲良し5人組のうち3人が2次会をパスして訪れ…という状況から始まる物語。
同窓会の招待状が亡くなった姉に届いたのは何故かと問う妹が現れて以降、ライトなサスペンスもありつつ、明かされる真相とそれによってギクシャクしていた友人との関係が修復されるという青春ドラマの王道的なハートウォーミングストーリーなのが上手い。
演技面でも空間ゼリーつながりの出演者などがシッカリ脇を固めていることに加えて、芸達者な村田めぐみを筆頭にメロンメンバーも悪くなく、それなりに満足。(しかしチケット代がちょっとイタい…(爆))

7の椅子 5

7の椅子 5

7の椅子

荻窪メガバックスシアター(東京都)

2009/07/01 (水) ~ 2009/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★

ソラミミっっ!!!
「空耳」に関して、それぞれ違った語義をテーマにした3話オムニバス。がしかし、チラシなどで紹介されている第1話の冒頭部分および壁が10°ほど傾いた装置の心理的効果から3話とも心理サスペンス系かと思っていたら、残り2話がコメディだったのにはヤラレタ!(笑)
(コメディも好きなので、これはこれで嬉しい誤算ではあるが)
「空耳1」は、大学時代の登山部OB・OGが前年遭難して命を落とした仲間の一周忌で合宿所に集まるも、主人公には他メンバーの「俺(私)が殺した」という声が聞こえ…というサスペンス。
パーティーメンバーそれぞれに動機あるいはアヤしいところがあり、さて一体誰が?と思わせておいて最後に真相を見せるのは上手い。
ただ、アレじゃあ殺人ということがバレバレで警察も動くであろうから、「岩で頭を殴打する」程度にしておけば良かったのでは?という憾みアリ。
「空耳2」での語義は「聞こえても聞こえないふりをすること」で、狂言誘拐を企み実行したものの、犯人グループの1人が首尾よく身代金を受け取った後にワキ見運転をしていた主婦にはねられ、主婦は事故を隠すべくその男を自宅に軟禁し…というコメディ。
犯人グループの1人が映画好きという設定なのでちょくちょく出てくる名セリフが楽しいし、終盤で事態のもつれ具合を「なんでそーなるの!?」な組み合わせで見せるフラッシュの使い方も上手いし、混乱の原因である主婦の空トボケぶりが何とも愉快。
「空耳3」での語義は辞書にはないが一般化されつつある(←私見)「タモリ倶楽部」でお馴染みの「ある言葉が別の言葉に聞こえること」。
高名な画家の新作披露を目玉とした個展開催前日、よりによってその新作が見当たらなくなり慌てる主催百貨店担当者たち…なストーリー、かなりのムチャや多くのツッコミどころはあるものの、イキオイで見せてしまうチカラ技、的な?(笑)
…ってか、「It becomes if it does.」(確かに「隠微かつ犬1ダース」だね)という「空耳」が、内容に合致しているので許せるのか?
だもんで、予想の範囲内であった絵の一致も最大のツッコミどころではあるが「芝居のウソ」として容認。

キドクラッチ

キドクラッチ

MCR

中野スタジオあくとれ(東京都)

2009/07/08 (水) ~ 2009/07/12 (日)公演終了

個性
個性あふれる役者さんが、櫻井さん描く世界を広げているなーと強く感じる舞台でした。ホント、個性あふれる役者さんを揃えてますよね!

「恋愛○小粒」この表現力に、そのセリフの返しの表現に、櫻井さんのセンスの凄さを感じます。またもや心奪われました。

大楽に撮影させていただいたんですが、満席で大盛り上がりでしたよ~☆ 撮影しながらもついつい笑ってしまって、ある意味、撮影に障害が(笑) マチネでは感じたあるシーンの弱さが、ソワレでは感じられず、さらに楽しめました♪ 櫻井さんの作り出す世界に、目が離せませんっ。

『!光!!!!!』

『!光!!!!!』

劇団Ray

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2009/06/27 (土) ~ 2009/06/28 (日)公演終了

感想。
う~~~~ん。

なんと表現したらいいかしら・・・・・。

舞台から熱いものは感じました♪

いま一歩のところが正直多いのかもですね。

ただ、旗揚げであそこまでやれるのはすごいと思います!!!!

きっとすごくいいチームワークだったから、あのようなことができたのではないでしょうか?

正直お芝居はそんなに上手!!だったわけではありません、でも皆さんの心意気のようなもは十分伝わってきました。

旗揚げがいかに難しいかを肌で感じました。

ほかには類をみないプロジェクトだったのではないでしょうか?

そういった意味もふくめて、観劇できたよかったなぁと思っています。

あえて、評価はつけません。

旗揚げ、解散ということですので・・・・評価は意味をなさないと思うから。

演者のみなさんがキラキラしていたのが本当にかわいらしくて、ほっこり気分になれましたね!!!


- 初恋

- 初恋

世界名作小劇場

シアター711(東京都)

2009/07/15 (水) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★

オネェがいっぱい
初日見てまいりました。
笹川役の窪田さんの演技がすてきでした。

でも最初からみんなオネェなのでなんとなく違和感。
ストーリーが進むうちに慣れました。

全体的には面白かったですが、ワタシはちょっと物足りなかったかも。
ラストは納得でした。笹川かっこいい!

風を継ぐ者

風を継ぐ者

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2009/07/11 (土) ~ 2009/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★

ラストシーンで風を感じて
ブログライター枠で演劇集団キャラメルボックスの「風を継ぐ者」を観て来ました.事前情報は新撰組の話らしいということと左東広之さんが主演をはるということぐらい.再々演ということで,キャラメルボックス三度目の「風を継ぐ者」らしいですが,キャラメル歴も短いですし,事前情報を入れるのが好きではないので,ほとんど白紙の状態で観劇してきました.

キャスト:
立川迅助...左東広之
小金井兵庫...大内厚雄
沖田総司...畑中智行
土方歳三...三浦剛
三鷹銀太夫...阿部丈二
桃山鳩斎...西川浩幸
つぐみ...實川貴美子
たか子...岡田さつき
その...渡邊安理
美祢...岡内美喜子
秋吉剣作...石原善暢
小野田鉄馬...小多田直樹
宇部鋼四郎...粟野史浩(文学座)

歴史に疎いので,誰が実在の人物だか良くわからない.沖田総司と土方歳三は知ってる.「立川」,「(武蔵)小金井」,「三鷹」というと,JR中央線沿いの地名(駅名)でした.と思って調べてみれば,「美祢」,「秋吉」,「小野田」,「宇部」は山口県道339号線の地名.なるほどです.(地理にも疎いんです,ハイ)

新撰組というと,池田屋事件がやはり有名ですが,この芝居にはちょこっときっかけとして出てくるだけで,その後の顛末がメインになっていました.今更池田屋事件だったらいやだなぁと思っていたのですが,それはいい意味で裏切られました.よかった.

中学生以下くらいの年齢だと,芝居が伝えようとしているものが何なのか,わかりづらいかもしれません.高校生以上の大人向けの芝居です.時代が変わろうとしているときに現れた新撰組の微妙な人間関係やそこに生じる軋轢,そういったものが風となって通り過ぎていく,そんな感じです.

おそらく,「風」には二つの意味が込められていると思います.ひとつは立川迅助そのものを象徴する風,もうひとつは新撰組が時代を駆け抜ける風.それらが相まってラストのシーンへと繋がっていきます.

左東さんはかなりハマリ役じゃないでしょうか.頭の中では,この人しか考えられない状態になってしまいました.畑中さんもいい男ですからね.沖田総司にぴったり.他の皆さんも好演でしたが,粟野さんがすごい.文学座からの客演の役者さんだったんですね.キャラメルボックスの役者さんを食っちゃった感じがします.

左東広之さん演じる立川迅助が「主役」と思って観ていたのですが,畑中智之さん演じる沖田総司が単なるサブキャラで終わるわけもなく,ダブル主役かと思いきや,さらにさらに...と,ここのところが演出意図なのか,周りのキャラが立ちすぎているのか,あるいは,立川を中心とした演出があったのか,気になったので,そこのところを脚本・演出の成井豊さんに聞いてきました.

成井さん(要約): 僕のほとんどの作品にはサイドストーリーがあるんです.若い頃に作った作品には誰が主人公かわからないものまであります.ただ,この芝居では群像劇にしたかった.

ということで,この舞台も一応,立川迅助が主役ではあるものの,群像劇として新撰組全体が主役,ということのようです.

新撰組の5人が,ネタバレしない範囲で見所を教えてくれました.

阿部丈二(三鷹銀太夫): 飛んだキャラ.現代の自分と置き換え易い.笑いを楽しむだけじゃなく,銀太夫なりの侍としての在り方.

三浦剛(土方歳三): 土方と沖田の関係性や,土方と宇部の対立を観てほしい.(「土方 対 宇部」は,「ゴジラ対メカゴジラ」らしい.どっちがどっちかわかりませんが(笑))

左東広之(立川迅助): 芝居の最初と最後,2時間の間でも成長している.そこを観てほしい.

大内厚雄(小金井兵庫): お客と新撰組の中間にいる.兵庫も成長している.生きてて良かったという部分.

畑中智行(沖田総司): 沖田総司には二面性がある.一番隊隊長としての面とさわやかな面.殺陣のジャンプも(2m飛ぶとか,空中に5秒とか,空中で止まるとか...(笑)).

また,成井さんはこんなことも仰ってました.

「この舞台ではラストのビジュアル構図を作りたかったんです.舞台から風を伝えたかった.」

芝居を観たあとにこれを聞いたのですが,確かにラストの構図は素敵でした.先に聞いていたら風を感じられたかもしれないのに,ちょっと残念.これから観に行く方はそこのところも意識して観ると良いでしょう.

注: レコーダーを忘れて行ったので,ご本人たちの言はすべて私のメモから興したものです.要約されていますので,表現が正確ではないかもしれません.間違いの文責は私にあります.

レビュー in KYOTO Ⅲ

レビュー in KYOTO Ⅲ

OSK日本歌劇団

京都四條南座(京都府)

2009/07/12 (日) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★

宇宙〜日本〜京の南座〜♪
カラフルでポップな和物レビューとお伽話的ロマンの洋物レビュー。

戦略的に(?)女役を押し出した作りで興味深い(個人的にはとても嬉しい)。もちろん男役はかっこいい。

七月大歌舞伎

七月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2009/07/03 (金) ~ 2009/07/27 (月)公演終了

満足度★★★★

夢うつつ・・・
まさにジャスト今の季節にピッタリな「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ) 」、
幻想的な時空間での物語り「天守物語(てんしゅものがたり)」。
4時間余りの上演時間で、物語の展開に心奪われ、目を惹かれ、充実の舞台
でした!

玉三郎@富姫の美しさは、壮絶というか言葉を失います。
凛とした佇まいには心拍数が上がります。
共演キャストの充実振りにもワクワク♪
ナマでは初めて見た勘太郎さんの女形。
涼やかな女の色気がグッドでした。
心根の美しさを思わせる風情が、私には好印象。
猿弥さんの渋さと芝居の説得力もお見事です。

堪能しました!!

プラチナ

プラチナ

猫☆魂

駅前劇場(東京都)

2009/07/11 (土) ~ 2009/07/20 (月)公演終了

満足度★★★★

おもしろかった!!!!!!!!!
かなり、素敵な時間をすごしました!!!!!

役者さんがみなさん素敵で、舞台もかっこよくて。

とにもかくにも、みんな御上手!!!!!!!!

あぶなげない芝居といいますか、まさにプロフェッショナル!!!!!!


素晴らしかったぁ~~~~。


いいものをみれて幸せです。


また次の作品も観たい!!!!そう思います♪

赤色エレジー

赤色エレジー

Project Natter

ザ・スズナリ(東京都)

2009/07/15 (水) ~ 2009/07/22 (水)公演終了

ザ・スズナリへ行くと、
名古屋は大須の七ツ寺共同スタヂオを思い出します。
でも、ザ・スズナリは「七ツ」よりもずっと広くて、
「こんなに広かったかな。」と思うくらい。

プレビュー公演にも関わらずお客さんはいっぱい。
久しぶりにぎゅうぎゅうの座布団席で観劇しました。

このページのQRコードです。

拡大