遙かなる時空の中で 朧草紙・再演
オデッセー
なかのZERO(東京都)
2009/08/12 (水) ~ 2009/08/16 (日)公演終了
満足度★★★
楽しめました!
期待しないで行ったので(失礼)、予想外に楽しめました!
アニメをそのまま実写にしたような(良い意味で)。
衣装もかわいくて(特に女子)、好感持てました。
ホールが広いので全員マイクなので声が響いてしまい、
時々言葉が聞き取りづらかったのと、表情を見て取れなかったことが残念。
ネタバレBOX
某演劇サイトのご招待にて観劇。
チケットがあまり売れてないようで、空席も多かったですが、
本当に楽しめたので、残念に思います。告知不足か。
音響効果と照明効果を駆使していて、飽きさせない演出。
話は分かりやすいし予想通り展開するので、
何も考えずぼ~っと観ていられるという意味では気楽に観られる作品。
ただ、『八葉』とか、音だけでは意味がわからない単語がいくつかあったので、
その説明くらいは、チラシやプログラム(全員に配布)で説明が欲しかった。
ギャグ部分は結構ベタだったけどファンの女の子たちにはとてもウケていて、
それを見ていて微笑ましい気分でした(=不快感は無かった)。
後味良かったので、総じて楽しかったと思います。
自分でチケット買ってまで行くかと言われると行かないと思うけど(失礼)
ハッシャ・バイ
虚構の劇団
座・高円寺1(東京都)
2009/08/07 (金) ~ 2009/08/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
観劇できて、本当によかった。
そう、思える舞台でした。
脚本が素晴らしい。そしてとても若々しい演出でした。
虚構の劇団は『グローブジャングル』から観ていますが、一番若々しい感じがしました。
俳優の若さと相まって、観劇後には明日も頑張れる気持ちになりました。
リチャード・イーター
劇団銀石
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2009/08/12 (水) ~ 2009/08/16 (日)公演終了
満足度★★
意気込みは感じるけど‥
完成度は高かったと思うし、かなりパワーや意気込みは感じたんだけど‥。正直好きになれなかった‥。上演時間が長いうえに(約2時間20分)、ストーリーもわかりづらい。もちろん演出なんだろうけど、演技が表面的で感情が伝わってこない。みんな若い役者ばかりというのもあるのかもしれないけど、それぞれの役柄や関係性がさっぱりわからない。観ているうちに少しずつ理解できては来たけど‥。
表現方法や衣装、舞台装置なんかはユニークだし統一感もあってなかなか面白いとは思うけど、やっぱり作品自体を楽しめないと観るほうには辛いかなぁ。好みの問題かもしれないけど‥。
ネタバレBOX
主役の二人(二人一役)のメイクってどうなんだろう‥濃すぎ?
さすがにちょっと気になる。
刺青/シセイ【ご来場ありがとうございました!!】
劇団印象派
タイニイアリス(東京都)
2009/08/14 (金) ~ 2009/08/16 (日)公演終了
満足度★★★★
親しみやすい舞台♪
テイストはアングラなのに、笑いもあるし、ストーリーもわかりやすいし、ダンスもバリエーション多くて本格的だし、全体的に娯楽色が強くて親しみやすい舞台だった。
あと役者もそれぞれ魅力的(主役以外みんな女優)だし、上演時間もほど良い長さ(約1時間半)で桟敷席に座っていてもほとんど苦にならなかった(最初不安だったので‥)。
ネタバレBOX
表のノボリ(?)も劇団の個性が出てて良いんじゃないかな?
雨の一瞬前(再演)
ユニークポイント
ザ・スズナリ(東京都)
2009/08/14 (金) ~ 2009/08/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
演劇界は...
年々、巷の人間が好戦的思考になってきてるようですが、反戦主義の最後の砦になりそうなのが演劇界なのではないかと思う今日この頃。劇中に出て来た「先生」の行動が立派とされる時代が来ないことを願っています。戦争を知ってる軍医より知らない先生のほうがタカ派という描き方は、最近の例では9・11以降のブッシュ政権を思い出しました。
ネタバレBOX
始まった途端に隣の席の爺さんが寝始めていびきと寝言を発する始末→前の列の人が振り向くほどの騒音なので、肘でつついて起こす。解決、と思ったら、斜めうしろの人が最初から最後まで袋をガサガサ。どうやって持ってたらそんなにガサガサできるんだろう。上演中注意するわけにもいかないので、終わったら文句の一言でも言ってやろうと思って振り向いたら、該当の席にいたのは超優しい顔したおばあちゃん。文句を言う気は一気に失せました。でも、騒音はマナー違反だよ。
マリー・ド・ブランヴィリエ侯爵夫人
DULL-COLORED POP
新宿シアターモリエール(東京都)
2009/08/14 (金) ~ 2009/08/17 (月)公演終了
満足度★★★★
脚本と俳優がすばらしい
毒殺魔という人間を描ききった脚本と演じきった女優に、盛大な拍手を送りたいです。
硬質な言葉にも酔わされましたし、その言葉をモノにしている俳優にも魅了されました。
ネタバレBOX
演出的にまだまだ見ごたえを出せる脚本だと思いましたが、意識が細かいところまできちんと行き届いていることには好感を持ちました。
階段の踊り場から妹に向けて呪いの言葉を投げかけるマリーの姿、いとおしくてたまりませんでした。
マリー・ド・ブランヴィリエ侯爵夫人
DULL-COLORED POP
新宿シアターモリエール(東京都)
2009/08/14 (金) ~ 2009/08/17 (月)公演終了
毒の品格
吟味された美しい言葉と、野蛮な色気を満喫。
エグイようでいて、必ず一筋の品格が漂うという不思議な味わい。
七味さんの存在感が眩しい。他の俳優も、皆、好演。
客電落としで流れる、カヴァレリア・ルスティカーナのインテルメッツオ。
本編とは直接関連ないのだが、カヴァレリア・ルスティカーナというオペラはドロドロの三角関係の仕立てなのに、このインテルメッツォとフォアシュピールの2曲は、泣きたい程の透明感をたたえているのが特徴だった、と、ふと思い出した。
この相反するものの同居は、この作品にも通ずるものがあるように思った。
私は最前列で見たのだが、後ろの方の人は床芝居になると殆ど見えなかったらしい・・。劇場の構造とはいえ、この点は残念だ。
余すところ無く見たい人は、ぜひ前の方で。
ネタバレBOX
パリの夕暮れのシーンが、素晴らしい。とても引き込まれた。
貧民街から、一瞬にして貴族の行き交う町並みに変貌する魔法は演劇ならではの喜びに満ちている。
気になったことがふたつ。
ラストの修道女のはしゃぎ方が、完全にいまどきの女の子に見えたこと。
自分が、6年間修道女と日々を過ごしていたせいもあるが、正直違和感あり。
貴族チームの佇まいに、ちゃんと時代の説得力があり、かなり感心しただけに残念。
ぶっとんでいるマリーが、たまに正論で生きているようにも見える瞬間が面白いと思うが、欲望以外の点で何かもうひとつ、一般人の自分にも感情移入できるような鍵があるとより深く楽しめたかも。
つまり、殺人という手段を選び取ることになった動機みたいのを、いつのまにか求めてしまう自分がいた。
「皆、罪深く生きているのに、なぜ私だけ命を絶たれるのかしら?」
に集約されている気もするとはいえ・・・これは本当に個人の趣味。
たぶん、動機なんてないんだろうけど。
全体を通して、吟味されつくした言葉の宝石箱のようで、この点だけでもかなり満足できる。説得力のある美しい台詞というのは、選ばれた人の仕事だ。
構成も、ぎゅっと引き締まっていて一気に見せてくれる。
この作家が、4年後30代になってどういう作品を展開するかがとても楽しみ。
刺青/シセイ【ご来場ありがとうございました!!】
劇団印象派
タイニイアリス(東京都)
2009/08/14 (金) ~ 2009/08/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
怪しいロックな雰囲気
新宿二丁目という日本一あやしい場所のど真ん中にある薄暗い劇場で演じるにはぴったりの狂気の愛。古典的作品を真面目になぞるのかと思ってたところ、全然そうではなくて、ナンセンスなおふざけあり、ダンスありで、超新解釈が施されていました。
ネタバレBOX
なぜレッド・ツェッペリンとローリング・ストーンズなんでしょう?エロさが感じられるからでしょうか?
バナナ学園 『特別おはぎライブ~夏編~』
バナナ学園純情乙女組
DRESS AKIBA HALL(東京都)
2009/08/13 (木) ~ 2009/08/13 (木)公演終了
女性だけのライブ
今回は、私が知っている範囲ではおそらく初めて、女性メンバーだけでのライブということで、ちょっと新鮮でした。
二階堂さんは、熱中症になったにもかかわらず、あのハイテンション、女優魂を感じてしまいました。
ロロロさんは、舞台で髪を切ったのにはびっくりしました。(笑)
とにかく、楽しいライブでした。
刺青/シセイ【ご来場ありがとうございました!!】
劇団印象派
タイニイアリス(東京都)
2009/08/14 (金) ~ 2009/08/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
エロスと狂気と愛
今回の公演は秀逸です。芸術的にもレベルは高い。
曼荼羅のような香りとアジアンちっくな音楽。インドやタイを思わせるような空気感に圧倒されます。
ものすっごくお勧め!
続きはネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
まず、今回の戯曲を観て感じたことは米山航平は谷崎潤一郎の『刺青』の小説から舞台に不必要な文面をそぎ落とすのが巧みだと言う事だ。
小説を舞台化するとき、その原本をどの位そぎ落として、出来上がった戯曲に今度は何度も批判を繰り返して完成させるのだと思うが、そんなとてつもない時間と労力をかけてもなお、ふつうの感動だけでは納得できない観客に対してアジアンチックなダンスと音楽、そして笑いというスパイスを振りかけて独特の世界観を作り出していたと思う。
オープニングも素晴らしかったし、実際にお香を焚いていたのだろうか?
いい香りがしていた。
物語はSの失踪の謎に包まれながら、その恋人・華澄美の異常で絶対な愛の下に、次々と解明されていくが、一方で、Sの育った環境や孤児となって未亡人に引き取られた経緯、その未亡人には異常な性癖があり、Sがその対象となっていた事実を表現する。
暗く陰険になりがちな物語だが舞台は随所に笑いのソースがふんだんに仕込まれており、とにかく楽しかったのだった。
華澄美のSに対する愛は絶対だけれど、その愛は自己中心的で傲慢で時に冷酷ゆえにSに近づいた女を次々と殺してしまう。
まるで全世界を敵にまわして一人で戦おうとしている戦士のように。
やがて華澄美は自分の目にも刺青して盲目となってしまう。「この行為こそが貴方に対する絶対の愛の証」と言って。
そうしてSは失踪した。華澄美の絶対の愛に、歪んだ愛に、見えない鎖に繋がれた自分自身に怯えたのだ。
絶対の愛は美しい、けれどそれは破滅に向かう。
怪談 牡丹燈籠【演出 いのうえひでのり】
シス・カンパニー
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2009/08/06 (木) ~ 2009/08/31 (月)公演終了
満足度★★★★
怨念~。
終わり方が良かったです。怨念のねちっこさが出てたと思います。
ただ、瑛太が出なくなった中盤、伊藤蘭たちの夫婦ゲンカはちと長すぎたと思う。そのせいで中だるみ。
瑛太は前半は少なくとも主役級の出ずっぱりです。
初々しくて重みはないけど、それが役に合っていたと思います。
【明日16日、新宿にて反省会ライブ!】赤ペン瀧川先生のエロメール添削スライドショー!VOL.4 HALF JAPAN TOUR!!
エロメールスライダーズ
The Voodoo Lounge(福岡県)
2009/08/13 (木) ~ 2009/08/13 (木)公演終了
赤裸々なドキュメントもの
見る前は
きっと感想は「○○が◆◆◆で」とか「▽▽▽。□が、××@*で」とか自粛しないといけないんだろうなぁ(妄想)
って思っていたのですが、実は
現代社会にいきる若者の刹那的な生き方と
人とのコミュニケーションを渇望しながらも
一歩引いたところで自嘲してしまう自分を
赤裸々にかたったドキュメント作品
・・・だと思いました。
そして、顔とお腹が筋肉痛になるくらい 大爆笑(≧∇≦)ノ彡 バンバン!
嫌な事は笑って忘れたい
方にはオススメ。
ネタバレBOX
出会い系サイトに潜入しての、メールでの攻防がとにかくおかしい。
スライドでメールの文面を見せるので、それだけでもおかしいのですが、
赤ペン瀧川先生の「間」というか、ライブ感がイイです。
出会い系サイト
エロメール
会場はクラブ
という、自分にとっては別世界を覗き見して、
そのテンションの上がり方は独特でした。
一見ゆるゆるな感じの『ライブ』風だけど、
実は巧妙にいろいろ仕組まれてる気がして、奥が深いなぁ。。。
いやー、とにかくおもしろかった。.:*:・'(*⌒―⌒*)))
-改訂版-汚れなき悪戯
劇団桟敷童子
西新宿成子坂劇場(東京都)
2009/08/12 (水) ~ 2009/08/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
1955年スペイン映画を題材に
「汚れなき悪戯」という映画をご存知だろうか?世界名作映画シリーズで観た事があるような記憶はあったが、今回の芝居を観てふと「観たな・・。」と記憶を甦らせる。
物語は殆ど覚えていないけれど、導入音楽やときどきの色あせた情景を覚えていて、懐かしくも切ない感情が溢れてきたからだ。
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
相変わらずオープニングが素晴らしい。
マルセリーノの歌と共に郷愁を感じさせるような音楽。
その音楽だけで、二次元の世界を彷徨う孤独な異邦人が、丘陵から眺める土色の風景や湿った銅のような臭いを嗅ぐさまや、赤茶けて錆びた鉄橋を見つめる情景を思ってしまう。
映画での孤児マルセリーノは孤独だったが空想の世界での友達・マヌエルを作り彼と空想の世界でおしゃべりをすることで、マルセリーノの毎日はとても楽しくなった。そんなある日、屋根裏でマルセリーノはキリスト像の大男を見つける。彼の元に通ってるうちにマルセリーノは友情を感じるようになり、その少年の感情を読み取った大男は少年に願い事を尋ねた。マルセリーノは考えて「天国のお母さんに会いたい。」と答えたところ、十字架の大男はその願いを叶えてマルセリーノを永遠の眠りにつかせた、という筋。
今回の芝居は、子供たちが10円玉をレールの上に置いて列車に轢かせて、ぺちゃんこにし、それを磨いてピカピカになった銅で、映画の中のマルセリーノが願いを懸けた大男を作ろうという遊びから始まったちょっとした悪戯だった。その大男をマルセリーノと呼んで制作に取り組む日々だったが、ある日、山崎は丸尾が欲しがっていた山崎のブリキの水上飛行機と引き換えに、大きなボルトをレールの上に置いて車輪にはじき返されないように見張るように丸尾に命じる。丸尾が乗せたボルトによって大きな列車事故に繋がってしまう。二人は考えもしなかった大事故に後悔と共に苦悩し、丸尾はボルトを探しながら次の日、ひまわり畑で死体となって発見される。
そんな20年前の少年時代の「汚れなき悪戯」を山崎と丸尾が死んだ今でも、その思いを引き取ってマルセリーノの制作を続けていた重田を軸に世代を超えて旧弾薬庫で起こった物語。
重田が狂気じみてもマルセリーノに拘る理由や二つのマルセリーノの謎が解かれていくうちにひじょうに良く練られた脚本だと感服します。初代マルセリーノとブリキの水上飛行機に似せた翼のマルセリーノ。
更に物語に美しく寄り添うように吐かれるセリフの数々。その魅惑的なセリフによって観客に想像力を働かせるように呼び水をたっぷり与えながら、舞台セットでも魅せる。
弾薬庫の裏山での爆発事故によって引き起こされた人身事故。
爆発と共に大きな穴から10メートルの光の爆風が出たかと思うと、サーッと引っ込むさまは、竜の舌のような情景を多い浮かばせ、重田の狂気と重なり合い、山崎が空想と妄想の世界でしか生きられなかったように、重田もまた現実の世界で生きられない心の闇を持つ。その闇とは「汚れなき悪戯」だったはずなのに人の死によって、思わぬ大きな悪戯になってしまったかつての少年たちの心の動揺だった。
手塚治虫の「火の鳥」という漫画があったよね?
永遠の命を求める人間の悲しさと愚かさを描いた作品だった。
あの中に年老いて死の床に伏しながらもなお、最後の望みを託して不死の薬・・・火の鳥を捕らえさせようとした王さまの話があったけれど、今回の物語も永遠の遊びと願いを求める人間の悲しさと愚かさがあり、そこに狂気や傲慢さや冷酷さ、人間味、笑いが加味し、独特の桟敷童子の世界観が広がっていた。
芝居を観終わった後に感じる、みぞおちに苦味が張り付いてるような感覚。
テーマを不意に目の前に突きつけられて、しかし、そのテーマは懐かしさの甘みに包み込まれて目の前に出されます。
そう、トロッコから差し出された白い手のひらに乗った飴玉のように・・。
バナナ学園 『特別おはぎライブ~夏編~』
バナナ学園純情乙女組
DRESS AKIBA HALL(東京都)
2009/08/13 (木) ~ 2009/08/13 (木)公演終了
満足度★★★★
Dress Omnibus Theater #8
バナナ学園5人+1人による迫力のステージ。センターマイクスタンドが倒れてくるという恐怖(笑)に怯えつつも魅入っていました。みんな可愛いし素敵ですね。ただ浅川さん自分の髪を切るのはどうなのよ~。笑えないよ~。
ラストは、野田さんとか男性もステージ上で盛り上がりました。
ネタバレBOX
バナナ学園単独公演と思い観に行ったんですが3本のオムニバスでした。
CLOWN☆MIENA WSP!=パントマイム・ダンスパフォーマンス ラスト好かった。
たすいち「六人の母と私」 これシアターグリーン学生芸術際公演ですよね、日程的に無理で諦めていたんですけどここでこの芝居を観られるなんて思ってもいませんでした。来て良かった。多重人格による六人の母を家具に見立ててなお性格も家具に合わせるなどストーリー、演出、大変面白かったです。ステージのサイズは今回のほうが比べ物にならない位、狭いと思いますがギュッと詰まって良かったりして。ドア役三輪友実さん好い。
前園あかりさん好いですね!
バナナ学園ライブ後、皆でお掃除!
リチャード・イーター
劇団銀石
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2009/08/12 (水) ~ 2009/08/16 (日)公演終了
満足度★★
届いてこない魅力
圧倒しようとしている意欲は感じられたのですが、突き抜けていかないもどかしさがあり、とても残念でした。
空調の寒さで舞台に集中できなかったというのもあるかもしれませんが、ほとんどの俳優の体に、役としての説得力を感じることができず、結果として舞台上に立ち上がっていたものは、台詞をきちんと言おうとしている姿勢や楽しく演じようという姿勢だけだと思ってしまいました。
主役の2人に空間を制圧するほどの抜きん出た技量を求めてしまいましたし、そうでなくてはならなかったと思います。
ネタバレBOX
善と悪を分けるというアイデアは非常に面白いと思うのですが、母親への執着をイーターに乗せてしまったことで、イーターが徹底的に悪であることのかっこよさが半減してしまったように思います。
衣装に関しては、複雑な人物相関を分かりやすく視覚化されていて好感を持ちましたし、俳優の体に説得力があるシーンは、楽しんで見ることができました。
リチャード・イーター
劇団銀石
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2009/08/12 (水) ~ 2009/08/16 (日)公演終了
満足度★★
大きなうねりを感じたかった
既存のシェイクスピア翻訳の冗長な台詞に惑わされることなく
軽快に明快に戯曲を再構築し、
白黒に分けるという新解釈とともに練られた脚本は
なかなか、挑戦負けしてなくてよかった。
ただ、演出家の頭の中にある
やりたい事や観客に見せたい絵・構図が
それを立ち上げる役者にうまく浸透していなかった感じがした。
「これやりたい!」は色々詰め込まれているけど
大きな流れになっていなかったのが、
出演者も多い分もったいなかったかと。
赤とうがらし帝国【東京公演】
劇団鹿殺し
駅前劇場(東京都)
2009/08/12 (水) ~ 2009/08/23 (日)公演終了
初見でした。
私には、だめでした。
好みの問題だと思うので・・・ごめんなさい。
ネタバレBOX
お芝居の中で歌が、普通に入る劇団さんなんですね。
知りませんでした。知ってたら行きませんでした。
基本的に好きじゃないんです。芝居中に歌が入ることが。(音楽劇とかミュージカルとか)
笑いも弱い。ていうか内輪ウケ的な。全然笑えませんでした。
『死』をどうとらえているのか、ということにも疑問を持ちました。
登場人物いっぱい死んでしまって、いや別に物語だからいいんだけど、
芝居上で人を殺すことは簡単だけど、それって、解決ではないと思うので。
まぁこの話の場合、みんなが死なないと成立しないか。
更に、追い討ちをかけるように、終演後の歌のコーナーで
「死ね」「死ね」って連呼する歌があって、ものすごく引きました。
だからボツの歌なんだよ、っていうことかもしれないけど、でも、
冗談でも、言っていいことと悪いことがあると思います。
死ぬ、っていうことって、そんなに簡単に語れることですか。
愛する人を、亡くしたことがないんですか。
そういう気持ちになりました。
(そういう気持ちを持たせる為だったなら、成功なんでしょうが)
でも、後味悪かったです。もう二度と行きたくないって思いましたから。
(歌は聴かずに帰ればよかった・・・)
野外パフォーマンス『果物夜曲』 *入場無料
FUKAIPRODUCE羽衣
東京芸術劇場 アトリウム前広場(東京都)
2009/08/11 (火) ~ 2009/08/16 (日)公演終了
あぁ、楽しかった!!
池袋西口の空に、恋の妙ージカルが響く。
声は、ビルにほんの少しは響くけど、ほとんどはそのまま、空へのぼっていく。
だから、歌詞は聞き取れないところもあったのだが、とても満足(そこにストレスを感じる人もいるかもしれないのだが・・・私は満足)。
歌う端から空に消えていく、唄。
役者は目の前の観客へ、恋の想いを届かせようとして一生懸命に歌う。だから、短い上演時間なのに汗だく。
もっと観たかった!・・・大変だっと思うけど。
20分だけのイベントだから、星は付けないでおきます。
ネタバレBOX
1人と1人が果物屋で出会い、野菜炒めが肉野菜炒めになっていく、愛の物語。
池袋の街にふさわしいような、不器用な2人。
客入れのときから、サービス精神が発揮されていた。
まず、出演者が自らお出迎え、お客さんを呼び込んでいた。
お客さんは、出演者かスタッフの後に従い、入口からぐるっと回り、舞台の後ろを通り、観客に姿を見せてから着席する(舞台をよく見てなかったのだが、てっきりスタンデイングかと思っていた)。
その間、「お待ちしてました!」などという声が出演者から飛ぶ。どこに座ろうかとしていると、「ここがいいですよ」とか「いい場所に座りました」などという声もかかる。それがとても楽しい。
舞台の上にも雑踏があり、カップルがいて、さらに私たちの舞台全体を取り巻く池袋の街にも、雑踏があり、カップルだったり1人だったりする人たちが歩くという感じはなんだか面白い。
芸術劇場前にある木組みの舞台そのものが、格子のようになっていて、池袋の街が見える。歩いたり佇んでいたりする人たちが見える。カップルだったり、1人だったり、親子だったり。その人たちから私たちも見えるという状況は、観ているはずの私たちを含めて、イベントであり、出し物のようで愉快だ。
赤とうがらし帝国【東京公演】
劇団鹿殺し
駅前劇場(東京都)
2009/08/12 (水) ~ 2009/08/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
すごい!最高!
すごい勢いでした。
いままで見た鹿殺しの舞台でも、これは別格。
このままどこまでもいってほしいと思える舞台でした。
【明日16日、新宿にて反省会ライブ!】赤ペン瀧川先生のエロメール添削スライドショー!VOL.4 HALF JAPAN TOUR!!
エロメールスライダーズ
The Voodoo Lounge(福岡県)
2009/08/13 (木) ~ 2009/08/13 (木)公演終了
満員とはいかなかったけれど
かなりキャパのあるこの場所、プラスワンに比べてしまうと、料理は少ないけれど、のびのび、楽しい。むしろ女性に受ける印象強い。
調子に乗って、ビール何杯やら。16日の新宿報告会に間に合うのか。