最新の観てきた!クチコミ一覧

169801-169820件 / 189914件中
アイドル~失われたキミを求めて~

アイドル~失われたキミを求めて~

劇団スパイスガーデン

ザ・ポケット(東京都)

2009/09/01 (火) ~ 2009/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★

これは、拾い物!
久々の拾い物!完成度の高い作品でした。
小劇場は、たまに、こういうことがあるから見逃せない。

出演者も制作陣も、全くなじみがないのだが、
縁があって観劇。
今流行りのイケメン物に比べれば、
年齢も高いし(子持ちバツイチも違和感がない)、
お約束の割れたお腹も目立たない。
ハンサムだけど、それほど華がある訳でもなければ、
わざとかどうか踊りや歌もキレがない。
これが、10年間鳴かず飛ばずのアイドル像にピッタリ。
こりゃ売れないやって哀愁が伝わってきます。
そんな彼らが綴る、定番に近い芸能舞台裏話を、
出演者の汗と涙をスパイスにテンポよく運び、
あっという間の110分。

荒削りな内容ではあるけども、これは小劇場ならではの醍醐味。
青田買いした気分でした。
(チラシのプロフィールからすると、ひょっとしたら、結構メジャー?)

オレたちの高校白書

オレたちの高校白書

劇団プレステージ

千本桜ホール(東京都)

2009/09/02 (水) ~ 2009/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

若いっていいね
ご都合主義と無理矢理のどんでん返しの多発する筋を笑いとフレッシュさでごまかしながら進めちゃうという設定で、いい加減なようで実はよく練られている作品でした。
客席で目立ってたのはオバチャンと高校生くらいの男女で、私の回りは(たまたまそうだったのかれないけど)劇団員のお母様と主婦友達、劇団員の後輩とそのお友達と思しき人。しかし、会場がぎゅーぎゅーの満員状態だったことからすると、身内以外にも着実にファンの輪は広がって来ていそうです。アミューズの若手の集団だそうですが、場数踏んで修行を積んで、そのうち大会場やTVでよく見る顔に出世してもらいたい。応援継続決定です。

サラマンドラの虹

サラマンドラの虹

Jungle Bell Theater

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2009/09/02 (水) ~ 2009/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

おもしろかったです

最近観た中でNo1におもしろかったです。
演技上手かったなー

今後に期待しています

新釈 ヴェニスの呆人 2009

新釈 ヴェニスの呆人 2009

コマツ企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/08/27 (木) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

思いのほか真面目。
もう一度観れば星が増えそうな芝居だなあと開始早々思う。呑気にサラリと楽しむものの、もっと深く時間をかけて凝視すれば違う感覚も覗けた気がして・・・・演出云々より、役者の演技がいいなあってそっちに意識を集中してしまった。コマツの役者の新しい一面を見て驚く。
今回の注目の一つは近藤美月さんがコマツの中でどうなるのかという点。ドリルチョコレート(MCRの企画の一つ)で川島さんとカップルを演じている雰囲気そのままに、顔だけでエロスを出せる近藤さんは人間に化けた奇っ怪なキツネ、でやはり面白い。あの顔立ちで甲高い声であればパー子さんになるところだけどそうはならず。男女の抱き合うシーンでは下からライトが綺麗だった。
噂のネット。始めのうちはボールの投げ合いがあるのであっても良いけど外すとしたら、こまつさんが台本読み始める辺りからかな。あそこから他人の領域に土足で踏み込んでくる感じがあったので。新しいものを観た感じ。星四つに近いくらいで。
にしても、アゴラは体育座りに近いのでお尻にきますなー。

サラマンドラの虹

サラマンドラの虹

Jungle Bell Theater

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2009/09/02 (水) ~ 2009/09/06 (日)公演終了

満足度★★★

舞台美術がスゴイ!
基本的にこういうの大好きだし、ストーリーもよく練られてて文句なく楽しめる作品のはずなんだけど‥。正直あまり好みの作風ではなかったみたい。あまりにも教科書通りの展開なので先が読めてしまうというか意外性がないというか。舞台美術はスゴイと思うしあくまでも好みの問題だと思うけど‥。
でも最後はしっかり感動出来たし。

ネタバレBOX

あと欲をいえば、笑いの部分がちょっと弱かったような‥。
好みの問題だけど。
トラベリング・オン・ザ・シャーレ

トラベリング・オン・ザ・シャーレ

カムヰヤッセン

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/09/02 (水) ~ 2009/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★

脚本の力。
開演前から始まってる芝居。俳優としての北川さんのもつ空気がすごく胡散臭くて思わず近寄って行ってしまいました。
タイムトラベルものでしたけど、設定や作品の中でのルールがきれいにまとまっていて、それが見えた瞬間に物語に引き込まれました。オチがすとーんと入ってきます。
切なくて温かくて、泣きながらなんとなく幸せな気持ちになれました。

S高原から

S高原から

南河内万歳一座

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/09/02 (水) ~ 2009/09/08 (火)公演終了

満足度★★★★

関西の劇団だけあって
開演前の諸注意のノーガキがハンパじゃあないっす!(^0^)
S高原・・高原の一角にあるサナトリウムっぽい、療養所が舞台。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

入院患者はホームレスのみ。そんなだから舞台セットもホームレス独特の小屋や古びて壊れかけた椅子や雑多なもの。
すんごいです!客席より舞台の方が広そう!(苦笑!)」

何故ホームレスになったのかはこの場合、説明は無く、ただ彼らは病気らしい。その症状も人によって様々で死にそうなくらい衰弱しているホームレスもいれば、病気などと思えないホームレスも居る訳で、そこも雑多なのだった。入院は強制的なものでなく、彼らはいつだって自由に退院できる。
S高原から降りたくなったら降りればいいし、降りなくてもいい。
下(町)に自由に行く事だって出来るし、下に行きたくなかったら行かなくてもいい。
こんな風に聞くと天国じゃね?なんつって感じちゃうけれど、実際、いいなぁー・・、なんて思って観てたんだよね。

それでも難点は標高が高いからすぐに患者は息が切れる。笑
だから、激しい運動は出来ない。もっとも病気でここに居るのだから元々、激しい運動は出来ないはずなんだけれど・・。

ホームレスらにもここに入る前には恋人や婚約者や家族や友人が居て、彼らは見舞いと称してバカンス感覚でやってくる輩もいれば、心の真意を探りに訪ねてくる彼女もいる。中々退院しない本人を目の前にして、かつての恋人や婚約者の内面が少しずつ変化していく。

病気が進行してるのか、いつ退院できるのか、良くなってるのか、まったく解らない状況に、いらいらし、結論を急ごうとしてしまう。結果が見えないものにはニンゲンは常に不安を感じるものだし、目に見えないものが実は本当は価値があるのだと悟るまでには時間がかかる。そんなニンゲンの弱さや傲慢さや不安や限りのある命について、サラッと、本当にサラッと、表現した舞台だったと思う。
そんなサラッと感が観終わった後に、「あれ?これって特別でない日常のどこにでも転がってる風景なんじゃないの?」なんて思えて、リアルなんだか嘘話なんだかよく解らなくて・・・騙された。って感じた。

この療養所では患者自身が自由に客をもてなし、チン!とベルを鳴らすと執事ならぬ看護婦がジュースやらコーヒーやらをご主人様(患者)の要求どおりに持参してくれる。医者の威厳はあまりなくただただ患者を見守るだけ。
そんなだから、ここでの時間の流れはゆっくりで、この環境に満足しちゃってる患者は退院しようとしない。
好きなときに起きて、好きなときに寝て、好きなときに食べる。好きなときに散歩に行って好きなときに皆とおしゃべりをする。
退院する意思がないのだ。

だって天国に近い療養所だから。笑

ドクター役の荒谷が魅せる!流石、関西芸人!(失笑!)




【終幕】暗ポップ 【劇団員募集中】

【終幕】暗ポップ 【劇団員募集中】

空間ゼリー

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/08/26 (水) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

満足度★★★

いいもの見た
初空間ゼリー。とても良かった!!!これが空間ゼリーの舞台なんですね。繊細な脚本と見事にマッチした演出。綺麗だけじゃない演技も備わった女優さん。次回も行きます!

兄おとうと

兄おとうと

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2009/07/31 (金) ~ 2009/08/16 (日)公演終了

満足度★★★

なんとなくアウェー感アリ
政治学者吉野作造、政治家吉野信次の兄弟それに彼らの妻を中心とした(その4人が固定、あとのいろんな役は2人の役者が兼任)二幕五場、その構成ゆえ、第一幕(三場)が100分、第二幕(二場)が70分とアンバランス…。
しかも樋口一葉、太宰治、吉良上野介などと違ってあまり馴染みのない人物だけになんとなくアウェー感アリ。
また、第一場は作造31歳、信次21歳という設定で、大鷹明良が21歳の役を演ずるというのは芝居のウソとはいえいささかムリが…(笑)

ネタバレBOX

一方、第二幕で説教強盗が押し入ったり、泊まった温泉宿で「やかましい!」と苦情を言いに来た男性と女性が生き別れ状態だった兄妹(=『花よりタンゴ』を連想)だったりというのはは井上ひさしの真骨頂?
ただ、エンディングでせっかく再会した兄妹がその後戦争で命を落とした旨語られるのは後味があまりよろしくない…。反戦メッセージであるにしても「イタチの最後っ屁」みたいなやり方はいかがなものか?
なお、最終場の直後に作造が亡くなるのは歴史的事実であることに加えてwikipediaで予習した身として既知の事実なので問題なし。
ところでメイン・テーマ的に使われる曲がチャップリンの「ティティナ」というのは、作造が鼻ヒゲに山高帽だからか?
幕末のドリ府

幕末のドリ府

演劇配合サプリメンツ

ザ・ポケット(東京都)

2009/08/13 (木) ~ 2009/08/16 (日)公演終了

満足度★★★

ドリフネタが少なかったのはちょっと残念
チラシなどの説明とタイトルから幕末ものにいかりや長介とザ・ドリフターズを合体させたものというのは推測できたものの、その割にはドリフネタが少なかったのはちょっと残念。
入浴シーンで「いい湯だな」を口ずさませたり三味線で「タブー」を奏でたりする小ワザは巧いが肝心の5人の「男芸者」によるコントをもっと盛り込んで欲しかった。(そうすると全体のバランスが崩れるような気もするが)
とはいえ、勝、桂、坂本、西郷、中岡、高杉、新撰組隊士から家茂、慶喜や天璋院、和宮など「幕末オールスターズ」的な人物たちによるパラレルワールドでの「大政奉還秘話」、虚実取り混ぜ面白可笑しく殺陣まで盛り込みバランス良く描いて楽しい。
また、舞台後方に日本地図(蝦夷を除く)を掲げ、その部分部分にピンスポをあてることで舞台上で演じられている場がどこ(京、江戸、長州、薩摩など)での出来事かを示していたのはナイスアイデア。

リカ

リカ

ウエストエンドスタジオ

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2009/08/07 (金) ~ 2009/08/16 (日)公演終了

満足度★★★★

女性ストーカーの方がよっぽどコワい
妻子ある会社員が、出会い系掲示板で知り合った相手に携帯番号を伝えたところ、数時間で25回もコールして留守電のワクいっぱいの20件もメッセージを残すという偏執的な女性で…という五十嵐貴久原作(未読)のサイコホラーの舞台化。三池崇史監督で映画化された村上龍の「オーディション」(映画を観てから原作を読んだ)もそうだったように、オトコの側からすると女性ストーカーの方がよっぽどコワい。非力であるがゆえに相手の自由を奪ってから「処理する」んだもの…。
観終えた翌日に原作をパラパラと拾い読みしたら(若干の省略はあろうけれどが)かなり忠実な様子ながら、時系列的に並んでいる原作に対してこちらは主人公が刑事から被害に遭った友人の状況を告げられるところから始まり、そこまでは回想として挟み込む構成。その「友人の状況」がショッキングなので十分に「ツカミはオッケー」。
また、音の使い方が絶妙で、「リカのテーマ」的に使われる音楽は回転が微妙にズレている上に傷の入ったアナログレコードのように同じ部分が何回か繰り返されてから先へ進む部分まであるという凝りよう。これで不安感をより強めるシカケ。
ドアスコープを覗くとそこにリカがいるシーンは、「ドーン」という音と共に下手後方壁(紗幕)の奥にリカの姿が浮かび上がる(←某二人芝居のラストを連想)という演出で、これも「音の力」が大きいし。
さらに、携帯で話している相手の声がもれて聞こえる表現も完全には聞き取れないものの相手の話す調子はわかるという音量なのがリアル。
黒一色の装置も含めて、この会場の特質を活かしたツクリになっていたのは、プロデューサーがここの支配人だからか?

立体文学 『むらさき源氏物語』

立体文学 『むらさき源氏物語』

ストーリーテラーズ

ドーモ・アラベスカ(東京都)

2009/08/12 (水) ~ 2009/08/12 (水)公演終了

満足度★★★★

独自の世界を展開
3月に谷中のギャラリーで上演されたものの再演(一部改訂も?)、瀬戸内寂聴の「女人源氏物語」と田辺聖子の「春のめざめは紫の巻 新・私本源氏」をベースにリーディングと芝居の中間的な独自の世界を展開。(そもそも「リーディング」が朗読に近いものから芝居に近いものまで幅広く指すのでエラく曖昧だが)
今回は前半の瀬戸内パートの「本編内容が古典の授業」という劇中劇スタイルをとりつつも、終盤で授業シーンに戻ってもまだ本編の人物がチラホラするという「胡蝶の夢」的な処理にニヤリ。この「胡蝶の夢」系も好きなパターンなのでついつい頬が緩んでしまう。
もちろん短歌にメロディをつけてミュージカルっぽくするという趣向も面白かった。(しかも伴奏がウクレレとリコーダー、オカリナだし…)
あと、谷中の時に気付かなかったこととして、田辺パートで関西弁を使っており、しばし「田辺聖子らしいなぁ」と思ったものの、考えてみると京が舞台なので関西弁で当然だったのね。
で、開演前と終演後には料理と飲み物も供されてさながらホームパーティーのオモムキ…どころかむしろホームパーティーそのままで、演ずる側と客あるいは客同士の交流の場になるのもここでの公演ならでは。

エモーショナルレイバー

エモーショナルレイバー

ミナモザ

サンモールスタジオ(東京都)

2009/08/06 (木) ~ 2009/08/09 (日)公演終了

満足度★★★★

どんな仕事にも苦労が…(笑)
「組織系」ではない「民間の」(※)振り込め詐欺グループの事務所を舞台とした物語で、どんな仕事にも苦労はあるんですねぇ…ってか、ああいう仕事も普通のオフィスとおんなじじゃん、みたいな。(笑) 
※ という印象を受けたが後からつらつら考えるに抜けようとすると「ゴッホにされる」なんてところはやっぱり「組織」的か?いや「組織」ならそんなナマやさしいモノではないのか?
 
で、「店長」が1週間の売り上げ順位を発表して下位の者を叱るシーンは妙に身につまされる。ああいう時って叱られていない側もシュンとしちゃうんだよねぇ…ってか、何がカナしくて劇場でそんな気持ちを味あわにゃならんのさ!(笑)
また、登場人物それぞれ「あぁ、いるいる」な個性が面白かったが、「エンジェル」の空気を読「ま」ない・&相手がどんな反応でもメゲないというマイペースなキャラは強烈。ああいうのを少しは見習った方がイイか?(爆)
ところでアレはすべて9月中の、つまり1ヶ月に満たない期間の出来事?
連作短編的に短めのエピソードを暗転でつなぐスタイルで、暗転の間に経過した時間は観客の想像に委ねられるワケで、しかし壁に貼ってあるカレンダー(1ヶ月分で1枚のもの)がずっと9月のままだったもんで…。
そこんトコを、壁掛けの日めくりカレンダーで表現すればもっと親切だったのではあるまいか。

線 線 線

線 線 線

P企画

RAFT(東京都)

2009/08/08 (土) ~ 2009/08/09 (日)公演終了

満足度★★★

単調にならない工夫アリ
6組出演によるパフォーマンスライブ。コンテンポラリーダンスや比較的オーソドックスなダンスパフォーマンスにお絵描き+オブジェ製作や一人芝居風なものも挟んで単調にならないよう工夫した構成もなかなか。

とかなんとか

とかなんとか

コロブチカ

RAFT(東京都)

2009/08/08 (土) ~ 2009/08/09 (日)公演終了

満足度★★★

次々と変容
オープニングとエンディングがダンスで、それに挟まれたパートが一人芝居…というか、やはりこれも「パフォーマンス」というのが適切?
エッシャーの「メタモルフォーゼズ」のように1つのイメージから連想ゲームのように次々と異なったフェーズに変容してゆく、みたいな感覚。
で、アレは歯医者の待合室でまどろんでいる状態ってところかしら?

サラマンドラの虹

サラマンドラの虹

Jungle Bell Theater

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2009/09/02 (水) ~ 2009/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★

よく出来た脚本
初めてのジャングルベル・シアターでした。
ジャングルベル・シアターはある劇団員さんが他劇団の客演をされたときに名前を知りました。
いつか観たいと思っていたのですが、ようやく実現致しました。

「サラマンドラの虹」すばらしい脚本でしたね。
もちろん演じている役者さんの技量やスタッフの皆さんも、申し分ありません。
2時間という公演時間の長さを感じさせない舞台でした。
時々出てくる専門用語的な難しい言葉も、せりふの中でわかりやすく解説をしていますので、古代史に疎い方でも充分楽しめます。
次回作も観てみたいと思わせてくれた劇団です。

長ぐつのロミオ

長ぐつのロミオ

昭和芸能舎

SPACE107(東京都)

2009/09/02 (水) ~ 2009/09/09 (水)公演終了

満足度★★★★

初日観劇、作風に変わりなし
お気に入りの劇団で、劇団名変更した初公演の初日に、
ワクワクして観劇。

劇場が大きくなっても、この劇団の勢いは負けず。
いい意味、お約束の展開で、てんこ盛りの内容。
上演時間をきっちり守るのも◎
つかこうへい芝居を噛み砕いて、エンターテイメント性を
強調したこの劇団。
今回は、ショーアップした本格的な部分もあり、
見応え十分。
正直、ちょっと説明不足な部分や、消化不良な部分もあるけど
勢いに乗って、充実感あふれる2時間。

ちゃんと、お見送りもありました。

ネタバレBOX

フィナーレでのお約束の、男優陣の裸ショーがなくないなぁと
思ったら、フィナーレで登場

ただ、倉貫氏から佐野氏に代わり、そこがつらいところ。
初日ということを差っぴいても、物足らない。
劇団名が変わったからかなぁと思ったら、近所のスペースゼロで
他の作品に出演してました

あと、笠原氏
なんで、この作品に出演したのかなぁ
カラーと違うと思うけど。
一生懸命、がんばってはいたけど、やや痛々しい・・・

新しい人も入れて、新陳代謝を促しているのか、
年末の「パッチギ」も楽しみです。
あ、これは演出は違うのか
天翔ける風に

天翔ける風に

TSミュージカルファンデーション

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2009/08/21 (金) ~ 2009/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

薄味寄せ鍋に、カレー粉
国産オリジナルミュージカルの最高峰の一つと言えよう。
音楽、踊り、構成、そして演技力が、
バランスよく練りこまれていて、非常に見ごたえがあった。

野田色が前面に出ており、あのノダワールドに、
ちょっとスパイスがされているだけかと思っていたら、
歌で綴る話であるから野田節の「言葉遊び」の影は
すっかり潜めており、代わりに強烈なのが、
山崎氏から発せられる「つか節」である。

これが、薄味のキャストの中にカレー粉のように降りかかるから
ぜーんぶ、つか味

それも、幕末の雰囲気には似つかわく
いつの間にか、世界はすっかり幕末純情伝!

グロテスク

グロテスク

国分寺大人倶楽部

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/09/02 (水) ~ 2009/09/06 (日)公演終了

200909021930
200909021930@王子小劇場/おまけ公演有

殺し屋シュウ~シュート・ミー~

殺し屋シュウ~シュート・ミー~

projectDREAMER

博品館劇場(東京都)

2009/09/01 (火) ~ 2009/09/13 (日)公演終了

満足度★★★

それぞれの運命
殺し屋シュウと依頼人・椎名ゆかの物語。

以下はねたばれBOXにて。。

ネタバレBOX


母親をかばって実父を殺してしまったシュウは父の友人に引き取られ、殺し屋へと仕立て上げられていく。
ある日、人気絶頂のロックシンガー椎名ゆかは、コンサート中お気に入りの曲を歌っている瞬間に自分を撃ち殺してくれと頼む。彼女には愛するマネージャー・永田の心変わりと、頂点を極めたアーティストが絶頂期で殺される、という伝説を残したかった。というのが依頼の理由だったが、永田自身もゆかの提案に乗って、チャンスとばかりに伝説作りに没頭してしまう。

命をかけて愛を貫くゆか。それこそアーティストスピリッツだと後押しする和田。芸能界で活生きる二人の思惑と殺し屋シュウの「殺したくない」という思いが自身を苦しめる。

そうしてシュウは彼女の額に照準を定め、初弾し射止めるのだった。

畑中シュウ役の井坂俊哉が人の良さそうな面なのよね~。。
むしろ、父親役の吹上タツヒロのほうが凄みがあった。そんでもって、匠役の丹古母鬼馬二もなんだか迫力が無くて・・ww。

それでもまあ、楽しめた。客席は半分しか埋まってなくて、キャストもこれじゃあ、がっかりですなっ。チケット代が高いんだってば!(苦笑!)

骨の粉を海に撒くシーンが美しい・・。



このページのQRコードです。

拡大