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home【作・演出 田村孝裕】

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三田村組

ザ・ポケット(東京都)

2009/10/01 (木) ~ 2009/10/11 (日)公演終了

満足度★★

三田村組には喝采、されど脚本は…
最近の田村作品を観ていると、芝居を通して人間を描きたいのではなく、観客騙しのテクニック自慢をしたくて書いてるんじゃないかと疑いたくなる。どんでん返しのオチを如何に描くかに、作為が集約している気がしてならない。
熟練の役者陣だから、皆御自分の役を説得力を持って見せてしまうけれど、よくよく考えると、この人のキャラクター、矛盾あり過ぎ、絶対あり得ないと思える人物が2~3人いた。
顛末を痴呆が進んだ人物の台詞で語らせるのも、作者のご都合主義なルール違反だと思う。 
幕開きの主要人物2人の会話も、観客騙しのためだけに用意されたに過ぎず、如何にも不自然。
ギリギリラスト近くまでは、結構登場人物に共感したり、感情移入して観ているだけに、まるで騙まし討ちに会った気分で、余計不快感だけが残ってしまう。
ONEOR8ファンなら、わあ、そういうオチかよ、騙されちゃったようと、爽快な気分になれるかもしれないけれど、三田村組の観客には不向きな作劇ではないかな?

田村作品の最大の見所である、一つのセットだけの瞬時の時空間移動の術が、今回は、高齢観客層を意識してか一切封印されたため、劇作家の狙いに踊らされた感だけが残り、自分の選択眼を後悔する、残念な観劇体験だった。

しかし、熟練役者さん達のブレのない演技には、感銘を受けたし、何より、人物のキャラに合わせた衣装がとてもよかった。
 
小細工を弄した結末でなければ、とても爽やかな気分で、劇場を後にできたのに、残念無念!

今後、田村さんのオリジナル作品は観ないと心に決めた。脚色だけにしておこうっと。

三田村組の役者さん自体には、元気を頂いたので、次回作品にも期待したいと思いました。
客演を頼む若い役者さんは、観客の目を喜ばすタイプのイケメンさんや美人さんが一人二人いた方が、観客動員に貢献するのではと思いました。

ゴシック&ハピネス・ベル

ゴシック&ハピネス・ベル

連続模型

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/10/01 (木) ~ 2009/10/05 (月)公演終了

200910021400
200910021400@王子小劇場

はちみつ

はちみつ

こゆび侍

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/09/23 (水) ~ 2009/09/28 (月)公演終了

満足度★★★★

一週間以上経ってしまいましたが
面白かったです。

赤と黒【脚色・演出:赤澤ムック】

赤と黒【脚色・演出:赤澤ムック】

avex live creative

赤坂RED/THEATER(東京都)

2009/10/01 (木) ~ 2009/10/11 (日)公演終了

満足度★★★

栄光と破滅
ジュリアン・ソレルを演じた木村了がとにかく美しくてキュートです。
男子なのに出演者の誰よりも美しいって、どゆこと?!笑
まるでベルバラ並みのオスカルレベル!

女性客が多いのも頷けちゃう。

以下はネタばれBOXにて。。


ネタバレBOX

「若き栄光と破滅」を描いた赤と黒。
貴族社会が戻ってきた頃のフランスっていう設定なのだけれど、舞台上にはポールに吊るした無数の衣類が目の前にどっか~ん!と設置してあるから、舞台は上品さを感じない。むしろ、庶民的な空気が漂っていて、この感覚は、これから始める上流階級のシーンを壊してしまうのではないか、と案じる。
どうやら、赤澤ムックのお話では「ファッションショー」という意味合いもあったらしいけれど、この舞台でこの吊るし方はどうかと思う。

小劇場でこんな演出の仕方を観る機会は多い。以前観たハイバイの「リサイクルショップ」もそうだった。それ以外にも、数多く観てるが、それはあくまでも庶民レベルの内容だから、ごちゃごちゃしていても納得するんだよね。


ジュリアン・ソレルは、ラ・モール侯爵令嬢マチルドの愛をも勝ち取り、結婚にむけてラ・モール侯爵の承認をとり、身分や財産、肩書きを貰ったことから「神父としててっぺん取って見返してやる」というもう一方の野望はあっさりと諦めてしまう。ここまでジュリアンの鏡(もう一人のジュリアン)がジュリアンの心の友だったが、有頂天で傲慢になっていくジュリアンは彼の「司祭になる夢はどうした!」と司祭に拘る彼の導きや言葉が疎ましくなって、捨ててしまう。
トントン拍子にジュリアンのサクセスストーリーは完結したかにみえたが、レナール婦人との過去を暴露されてしまう。そしてレナール婦人からの手紙には「他人の家庭に入り込んで、その家庭の女性を誘惑してる。」と書かれてあった。
手紙は婦人が若い神父に無理に書かされたものだったが、経過を知らないジュリアンは絶望してしまう。それはジュリアンの心にはいつもレナール婦人の美しく上品な笑顔があったからだ。

ラ・モール侯爵は「結婚を許さない。ナポレオンも100日天下だった」と言い、ジュリアンの結婚は破棄されてしまう。
ジュリアンは自暴自棄になって教会でレナール婦人を銃で撃ってしまう。私を撃って!とまでに両手を広げるレナール婦人に「どうしてこんな時まで美しいんだ・・。」と言いながら・・。

裁判の当日、ジュリアンは「後悔しています。平民があつかましくも上流社会に入ろうとしたから。神様ってなんですか?神よりも自分のプライドとか自分の野心を信じてやってきました。」と言い放つ。
これによって彼への評価は悪くなり小さなヨットが濁流に呑まれるごとく死刑判決が下る。

世の中で一番難しい事。それは自分に正直に生きる、ということだと思う。

「すべて良し!」 ジュリアンが最後に放った言葉。


メインキャストの実力のある演技力は流石!
ただ、ファッションショーに視点を置いたせいか、舞台での慌しさが芝居の優雅さを邪魔したように感じた。貴族社会という場面だけにポールに吊るされたにごちゃごちゃした衣類や、キャストが着替えるさまも同じ舞台で見せる設定は中々、ヨーロッパの貴族という空想の世界に入れなかった。
つまり、常に現実めいたその仕草が空想する余裕を与えなかったのだ。。

追伸:アフタートークはグズグズ。やっつけ本番なんでしょうか?
劇団によっては素晴らしいトークを催すのに、遅くまで残った観客に失礼なトークでした。
馬鹿やろう、そこは掘るな

馬鹿やろう、そこは掘るな

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

甘棠館show劇場(福岡県)

2009/10/01 (木) ~ 2009/10/31 (土)公演終了

満足度★★★★

パワーとスピード
元気いっぱいのステージは、これを1ヶ月続けるのか?と
ちょっと心配にもなったけど、中だるみのないよう
頑張ってほしい。 楽しかった~

ネタバレBOX

とーふの日なので、豆腐のパスタをいただきました♪
すごく美味しかった!!!
逆手本忠臣蔵(公演再開&追加公演決定!)

逆手本忠臣蔵(公演再開&追加公演決定!)

劇団バッコスの祭

池袋小劇場(東京都)

2009/09/30 (水) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

なかなか
初見の劇団。面白く笑わせてくれれば程度の期待でしたが,なかなか。冒頭のシーンは聴きづらい部分もあり,心配になったが,想定失敗作4連発からは何の心配もなく,楽しく観ていられました。よく考えるとつじつまの合わないところもありますが,観劇中はただただ物語りにのめりこむだけで,良い観劇時間でした。次も期待できますね。

て

ハイバイ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/09/25 (金) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

増席ですって。
どこのどの場面を切り取ってもハイバイはハイバイで、笑って泣ける。家族って普遍的に通用するもので、一見特殊な他人の家族なのに、登場人物の誰かは自分で、どこかに強烈に共感してしまう。不思議です。作品自体は吸引するよりも突き放してくる印象なのに。

来週末しか観られない方は今がチャンスのようで。また予約をうけつけてるみたいですね。

ネタバレBOX

初演を観ているせいか、家族が全員集合する場面でもう涙があふれてきます。普通に集まったってだけなのに。呆けた祖母、はしゃぐ父、黙って見つめる母、全く無視する長男、おろおろする次男、カラオケを強いる長女、いやがる次女、傍観する人たち。どの人間を見ていてもおもしろく哀しい。誰にスポットをあてるのかは観る人しだいってとこが演劇としての醍醐味。だからおそらく何回観ても見どころ満載なんでしょう。


初演同様対面に客席ですが観難い席はまったくなさそう。どこに座ってもちゃんと看取れる気がします。

て

ハイバイ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2009/09/25 (金) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

うわあー
初演が素晴らしかったのは、母役の岩井秀人の演技力に絡めとられた部分が大きい、と思っていたのだけれど、岩井不在の今回は逆に、登場人物たちそれぞれの圧倒的な存在感に魅了されてしまった。
たとえるなら、岩井個人の物語から、普遍へと昇華した感じ?

こんな、どこにでもありそうな、けっして大袈裟ではない物語なのに、こんなにも魂が揺さぶられまくるなんて…。

ネタバレBOX

そしてまた、永井若葉・吉田亮・金子岳憲らの演技も、各々をずっと観ていたいぐらいに堪能してしまい、ああ、演劇っていいなあと、あらためて感じさせられたりも。
ほんと、できればもう一回、といわず何度でも観たい!

たぶん、そう感じた人も少なくないと思うのだけど、
傑作、です。
世田谷カフカ 

世田谷カフカ 

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2009/09/28 (月) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★

初見
でした。


ナイロン100℃の公演は。


カフカは残念ながら「変身」しか読んでないのでwww

ちゃんとケラさんの笑いもあり
カフカの、おそらくは「らしさ」があったのでしょう。


よくわかりませんが・・・。


でも私は楽しかったですよ!!

ティーチャー!!

ティーチャー!!

コメディユニット磯川家

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2009/10/02 (金) ~ 2009/10/04 (日)公演終了

軟弱じゃないシチュエーションコメディ
徹頭徹尾、コメディ。ちゃんと、コメディ。
はっきり言って感情の線を追えない人物達の、笑わせるための演技、笑わせるための脚本になっているが、それが確実に結果を出していて潔い。正しすぎる。
現代口語演劇やそれに触発された周辺のリアリティの芝居に対するアンチであり、一つのアンサーとも言えるんじゃないか。
なんてことを考えるまでもなく楽しんで見られる芝居。笑った!

ネタバレBOX

開演前のアナウンスで、舞台上手・下手の先にどんな空間が続いてるかを説明(笑)しちゃう件からして、「そんなところを細かい芝居で伝えてる暇はねぇ」という、ド頭から笑わせる気概が見えた気がして、その姿勢に恐れ入った。
夢幻燈 ヒトデナシノコイ

夢幻燈 ヒトデナシノコイ

箱庭コラァル

遊空間がざびぃ(東京都)

2009/09/26 (土) ~ 2009/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

アイディアをこらして面白い
江戸川乱歩の「人でなしの恋」を芝居化したもの…とはいえ、主宰がクラシック系の弦楽カルテットを組んでいるだけに、ヴァイオリンとヴィオラが生演奏で音楽を付け出演者の一部もヴァイオリンやピアノでその演奏に加わったりするのが独特。
この7月に観た東京イボンヌの『喫茶シャコンヌ』にもヴァイオリンの生演奏があったけれど、それとはまた違ったカタチ。
他にも一人語りの原作をテキストはそのままに三人語りにすることで単調になることを避けたり、後方中央にある障子戸(左右が微妙にズレているのがまた妖しげ)に映像や字幕を投影したり(2人の人物の衣裳の色が映像と舞台上で逆になっているなんてのも○)、とアイディアをこらして面白く、終演後に時計を見て「あ、やっぱり65分ほどだったのね」と思うも、よく考えたらそうではなく95分あった(=体感時間が短かったので思い込みから開演時刻を勘違いした)ってくらいで。
また、ヲタは昔もいたんだなぁってか、2-Dヒロインやフィギュア偏愛のルーツはこれか、なんて思ったりも。(爆)
まぁ、「ご先祖が殿から賜った由緒ある人形」の方が重みというか説得力というか、そういったモノがあるワケですが…(笑)

馬鹿やろう、そこは掘るな

馬鹿やろう、そこは掘るな

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

甘棠館show劇場(福岡県)

2009/10/01 (木) ~ 2009/10/31 (土)公演終了

ロングラン、スタート!
 ガラパ5周年記念公演は一か月のロングラン。まだまだこなれていない感じはあって、特に前半はちょっとかったるい感じでしたが、後半のスピード感ある持っていき方はさすが。おかしくて、ちょっと切ない、まさに”掘り返し系コメディ”でした。

ブランドラ劇場「解体 タイタス ローマの没落」

ブランドラ劇場「解体 タイタス ローマの没落」

劇団1980

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2009/10/01 (木) ~ 2009/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★

異様な迫力のある舞台でした
観客の生理に訴える芝居でした。物語が凄惨を極めるため、役に入り込んでいた一部の役者の表情が、終演後に青ざめていたように思えます。こういう類の舞台は今の日本の演劇状況では、観ること自体が貴重なのだと思いました。大変だとは思いますけど、招聘委員会の関係者の方には、今後もこのような「良質」の舞台を観る機会を作っていただけたらと思います。

世田谷カフカ 

世田谷カフカ 

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2009/09/28 (月) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度

つまらなかった
評価の高い人気劇団「ナイロン100℃」を初観劇。がっかりでした。もう行きません。なぜあんな芝居をする劇団の評価がとても高いのか・・・。自分の感性と世の中の価値観がとてつもなくずれているのか・・・、謎が残りました。

矢印と鎖

矢印と鎖

BATIK(黒田育世)

青山円形劇場(東京都)

2009/09/30 (水) ~ 2009/10/02 (金)公演終了

しゃべるな
BATIKの黒田育世の新作(初演は今年5月、福岡にて)ということで、楽しみにしていたのだが、内容は大いに期待はずれ。前作の「ペンダント・イブ」は面白かったものの、途中でダンサーが声を出していたのがちょっと気になっていた。そしたら今回は叫び声、笑い声が作品中に響き渡っていて、前作での不安が的中したかっこう。ダンスで声を出すのは別に禁じ手ではないと思うが、黒田作品の場合は叫びや笑いを体の動きで表現してこそ魅力なわけで、安易に声を使ってしまうのは逆効果だと思う。
出演者は5人。そのうちBATIKのメンバーは黒田と西田弥生の二人だけ。これまでBATIKの作品はいずれも面白かったので、今回が例外であることを祈る。ファンとして、黒田育世にひとことだけ言いたい。

しゃべらずに、黙って踊れ。

cryptograph(クリプトグラフ)

cryptograph(クリプトグラフ)

マレビトの会

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/10/01 (木) ~ 2009/10/06 (火)公演終了

観ました
何がなんだかわからないのに、引き込まれる瞬間が多々あるというのhs、いったいどういうことなのだろう。

マシーン日記

マシーン日記

Not in service

タイニイアリス(東京都)

2009/10/02 (金) ~ 2009/10/04 (日)公演終了

満足度★★★

セックスマシーン!
やれやれですわ!(苦笑!)
ワタクシの意に反して2日も続けてエロ観劇ですからねー。。
なんちゅーか、ほんちゅーかっ!
嬉しいというか、そういう舞台にめぐり合うというか・・・笑

ま、まだまだ女子と言える年齢の裸はぴっちぴっちですねん。。

以下はネタばれBOXにて。。



ネタバレBOX



「自分で頭を引きちぎれ
 自分の頭を引きちぎれ
 人間の逆襲だ!」

こんな文字がスクリーンに浮かび上がったかと思った矢先、舞台はハイテンションな音楽と共にテンポ良く始まる。

ストーリーは工場を営むアキトシの弟・ミチオがサチコを強姦してしまう。
責任を感じたアキトシはサチコを嫁にするが、事実はミチオとサチコは元々出来ていたのだった。
ミチオはプレハブに繋がれて外に出られない暮らしをし、そこにケイコというサチコの元教師が社員として雇われる。

ここから4人の奇妙な関係が始まるのだが、ケイコはどうしようもないクズのミチオが気に入って、彼のマシーンになることを決める。ケイコは何でも命令に従うといいながら、手始めにミチオと四十八手のセックスマシーンとなる。

一方で話し方が曖昧で抽象的なサチコは夫からDVを受けて日に日に傷だらけになっていく。アキトシは自分のペニスに劣等感を持ち、サチコはそんな夫のペニスを気持ち悪がって、ミチオに逃げる。

4人の行動は明らかに狂気だ。ミチオは自分が鎖でプレハブを繋いでるかもしんねえよ。と哲学的なことをいいながら、壁に埋め込まれたハーモニカを吹く。
アキトシは6本の指を持ち奇妙な行動をする。
ケイコは生まれてくるときに難産で母親が死んでしまったという闇を抱える。
サチコはいじめられっこの過去を持ち、10を3で割ったような話し方しか出来ない。

ほぼ松尾スズキの原作どおり、ということだけれど、強いていうならキャストの演技力が今一だった。
裸になったり、太ももを露にしながら体を張って頑張ってたのだけれど・・・まだまだ未熟でした。

そんでもってウケそうでウケないギャグの連発!松尾のギャグってあんなに寒いんでしょか・・(苦笑!)

呪われたバブルの塔 -ビフォーサイド- 【舞台写真掲載!】

呪われたバブルの塔 -ビフォーサイド- 【舞台写真掲載!】

北京蝶々

OFF OFFシアター(東京都)

2009/10/01 (木) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

いつか来た道。
公演時間は70分で、休憩なしでした。

会場中央に舞台が作られ、小劇場にしては割と作りこまれたセットでした。
ただ、off・offでステージ挟んで客席向かい合わせは、観る方も集中力が必要ですね。
この舞台装置、なかなか良く出来ています。
色んな仕掛けがあって面白いですよ。
音楽は、バブル崩壊当時(1990年前後)のポップスですね。

キャストや音響や照明の皆さんは、頑張ってらっしゃいましたよ。
1ステ目の硬さはありましたけれど、目立ったミスも無く。
男優陣の間合いには、ちょっと怪しげなのもありましたどね(笑)。
まぁ、70分ですから集中力は保ちやすいですよね。

特に女性同士のやり合いは、テンポがあって小気味良かったです。
オーナの奥さん役(鈴木麻美さん)のセリフを中心に、チョコチョコ笑えます。
奥さん役とホステス役(帯金ゆかりさん)との当て擦りの場面は、いいテンポでした。

現在にも通じる「バブルの正体」。
この辺りのメッセージは届きました。
せっかく20年近く前に経験しているのに、この国は学ばなかったんですよね。

劇場のレビューや、もう少し辛辣な?レビューはコチラをご覧下さい。
http://ameblo.jp/potes-impressions/

呪われたバブルの塔 -ビフォーサイド- 【舞台写真掲載!】

呪われたバブルの塔 -ビフォーサイド- 【舞台写真掲載!】

北京蝶々

OFF OFFシアター(東京都)

2009/10/01 (木) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

窓際に時代を投影させて
時代が変われば窓から映る景色も、町並みも、人もおのずと変化する。それまで貫いてきた何かを変えて柔軟に対応し、ニーズに応えていかなければ生き残れない危機に直面することも、ある。都市開発、バブル崩壊、就職氷河期、金融危機・・・。時代の残した傷跡は完全に治癒しないまま、新たな傷をつくっていく。自らの命を犠牲にするほか、すべのない悲しい現実は事実、ある。「あると思えばそれは、あることになる。」その言葉が今も耳から離れない。と書いたところで何だか重くてとっつきにくい内容のように思われるかもしれないが、そんなことはまるでなくて、一般的に好き嫌いが分かれやすいホラーという分野で誰でも楽しめるエンターテイメントを創るという離れ業を北京蝶々はやってのけた。誰にでもオススメできる芝居とはまさこのことを言うのだろう。ビフォアー、アフター両方で是非楽しみたい作品だ。

クレームにスマイル2009

クレームにスマイル2009

ニットキャップシアター

ぽんプラザホール(福岡県)

2009/10/01 (木) ~ 2009/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★

いやー、たのしめた。
ツアースタートの福岡の初日を見られてよかった。
たのしめた。

キャスト・演出・スタッフいずれもクオリティたかし。演劇関係者はみといてソンはないと思う。

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