
ザ・ダイバー 日本バージョン【9/20千秋楽】
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/08/20 (木) ~ 2009/09/20 (日)公演終了
満足度★★★★
うー、息苦しい舞台だよー。(いい意味でね)
英語版の『The Diver』 は去年観たが
正直細かいところの記憶はあいまいだが、
基本的なストーリー・演出は同じだったと思う。
舞台美術も似た感じだった。
『The Diver』 は英語でのセリフ、日本語字幕だったので
ストーリー追うだけで精いっぱいだった気がするが、
今回は日本語でダイレクトなのでそれよりは分かりやすかったかな?
でも、85分の中に込められている情報量が多すぎて
なんとなく理解しようと脳みそフル回転。
緊迫感みたいのが常に舞台上にみなぎっていて、割と短いはずなのに
もっと長く感じたな。
渡辺いっけいさんのおかげもあり、笑いどころも前回より多かった気がする。
なんといっても大竹さんスゴイ。多様な人物像を見事に演じきっていた。

きんとと
クロジ
シアターサンモール(東京都)
2009/10/01 (木) ~ 2009/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★
思っていたより重い話であった
娼館が舞台なのでしょうがないですが・・・。
それでも、明るく笑いのスパイスが入っていたりして。
なかなかに見せられました。
登場人物多いわりに、おのおの性格付けがハッキリ分かれ、
それぞれの思いや感情が素直に共感できました。
わかり易くて見事です。(演出家?さんの仕事かな)
これが芝居でなく、映画やラジオドラマ・小説などであれば。
同じ話でも、また違った印象の作品に仕上がりそうで。
脚本の妙なる部分が楽しめるのかなぁ等と考えさせられました。

ka-e-lu
多少婦人
しもきた空間リバティ(東京都)
2009/10/02 (金) ~ 2009/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★
堪能しました
関係性に絡み取られるような家族意識、安心できそうな共感が変質した緊張感、意識下に潜む恐怖、とか 様々なことを想い巡らせることができました。
想像していた以上に観劇パワーを要しましたが、果実は大きかったです。
堪能しました。

はちみつ
こゆび侍
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/09/23 (水) ~ 2009/09/28 (月)公演終了
満足度★★★★
映画を見ているようだった
普段遠慮する恋愛物だったけど面白かった。
演者と役柄にミスマッチがなく、違和感なく楽しむことができた。
映画を見ている感覚に陥っていたので、もともとは映画脚本だったとあとから聞いたときは驚いた。
主人公にはわからないが、観客は演者の仕草などで展開がある程度読めたり、と客観的に見ることができたからかだろうか。
転換での音楽の使い方も、映画でいえばセリフはないが主人公があるところへ一所懸命に走っているようなシーンを思わせた。

CHICAGO THE MUSICAL
TBS
赤坂ACTシアター(東京都)
2009/10/01 (木) ~ 2009/10/25 (日)公演終了

クレームにスマイル2009
ニットキャップシアター
ぽんプラザホール(福岡県)
2009/10/01 (木) ~ 2009/10/04 (日)公演終了
コント公演をみた
すごくおもしろかった。それぞれにスパイスが聞いて
げらげら笑えるもの。くすっと苦笑するもの。うーんと考えさせられるもの。
よし・・・・本公演みに行きます!!

ka-e-lu
多少婦人
しもきた空間リバティ(東京都)
2009/10/02 (金) ~ 2009/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★
新感覚の言葉遊び
「かえる」に関するショートストーリ2人、ミドルストーリー1本のオムニバス。
「帰郷のすすめ」は、2年ほど、音信不通だった娘が突然、帰宅(かえる)するところから物語が始まる。久々にかつて自分が使っていた部屋に戻ると、そこには別人の荷物が。その荷物は、娘が突然出て行った寂しさを紛らわせるために、両親が新しい家族として迎え入れた娘と同じ年のころの同居人(赤の他人)の荷物であった。事態を飲み込めずに両親への不振が募るものの、ストレートに思いをぶつけることができずにいる娘、また、十分な説明を行うことができずに娘との距離を測りかねる両親。こ両者をつなぐべ奮闘する妹、そして、KYな同居人。これらのメンバーが織り成すかみ合わない会話の妙。
笑わせたいのか、笑ってほしくないのか、微妙なラインを行き来する演出がとても面白かった。
「無節操にひっくり返る。ならばせめて美しく。」は、5人の一般ユーザーが集まったモニターアンケートで、繰り広げられる女と女の勝負。主催者の意図とはまるっきり別に、モニターアンケート常連の二人の女は、お互いが多数意見を取ろうと、主導権争いを行う。ここでの「かえる」は、オセロのように、意見が「ひっくりかえる」ことにちなんでいる。「帰郷のすすめ」ほどではないものの、会話の妙を感じることができる作品。
「ガネーシャ・トランスポート」は、医療ミスと臓器移植がテーマにした本公演のメイン。「かえる」とは、医療ミスによって、危篤に陥った患者が「生き返る」ことをあらわす。ルイスキャロルのタブレットにヒントを得、臓器移植の是非を巡る倫理観を絡めた、言葉遊びに満ち溢れた脚本は見事の一言。ヒンズー教の、障害を取り去り、財産・幸福をもたらすといわれるガネーシャ神を登場させ、重層的な入れ子状態で展開されるスト-リーは謎解きを含み観客を飽きさせない。
それぞれに、言葉の妙味を味わうことが出来るなかなかよい舞台であった。

「ここで光ってみる」 「飛ぶ布団」 「愛愛愛愛愛愛愛っ」
ロロ
スタジオ・ガンボ(東京都)
2009/10/03 (土) ~ 2009/10/03 (土)公演終了
満足度★★★★
最小の表現で的確に捉えるピュアな話
ちょっとずつテイストの違う短編3本。どれも素敵で好き。ナンセンスからスルッとノスタルジーへ切り込んでいく1本目。あり得ないシチュエーションを設定しつつ、男の子の落胆を正確に捉える2本目。さらに傑作なのは3本目。ピュアーな愛の話を直球で創りつつ、恥ずかしさ回避の仕掛けも万全。ちょっと言葉になってない部分もあれど、男の子目線の恋愛ものとしては珠玉の出来映え。コンパクトでライトでおしゃれだけれど、実は中身が濃厚な3本。好きだなぁ、これ。

て
ハイバイ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/09/25 (金) ~ 2009/10/12 (月)公演終了
満足度★★★★
孫の手ではなく、祖母の手だった
再演を初見。これは面白かった。祖母の死を軸にして、集まった家族の肖像が描かれる。作者の岩井秀人があちこちで語っているところから判断して、内容は彼の家族のことを描いた実話がベースの作品だろう。少なくとも、こちらはそういうつもりで見た。

cryptograph(クリプトグラフ)
マレビトの会
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/10/01 (木) ~ 2009/10/06 (火)公演終了
満足度★★
終演後なにに拍手してたんだろう
終演後なにに拍手してたんだろう。お義理で?
わたしのような者には、あいませんでした。
色々物事を知っている含蓄のある方が観るとまた違うのでしょうね。

きんとと
クロジ
シアターサンモール(東京都)
2009/10/01 (木) ~ 2009/10/04 (日)公演終了
現代風昭和一ケタ恋愛模様
昭和初期の娼館を舞台した群像劇。
物語の目指すものは、正直希薄だったが、
役者たちの絶叫系な演技で、ついつい引き込まれてしまう、
不思議な空気感が支配する恋愛系芝居。
服部紗織さんが良い。
紗幕を使った娼館のセットが面白かった。

きんとと
クロジ
シアターサンモール(東京都)
2009/10/01 (木) ~ 2009/10/04 (日)公演終了
満足度★★★
好きって言われる感動(。-_-。)
派手で賑やかな娼館の雰囲気から始まったけど、
影の部分やケンカ・嫉妬・乱暴など痛いところ、
エロティックなところも見せてくれた。
男娼もいて、ちょっとBLっぽく見せる場所もあって、
乙女向きな感じもしました(*´∇`*)
良かったのはラストシーン!
舞台が娼館だから普通の恋愛話がなかなか見えてこなくて、
(波乱万丈すぎで(;´д`)ノ)
結局どうなるのかな?とか思ってたんだけど、
ちゃんと告白もあって、好きってイイナと思いました。

世田谷カフカ
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2009/09/28 (月) ~ 2009/10/12 (月)公演終了
満足度★★★★
オモシロイ!!!
カフカのことは殆ど全く知らないけど、世田谷カフカは、おもしろいですよ!!!
でも長い。一幕、終了。1.5時間。15分休憩。
二幕、1.5時間。3時間15分。本多ではきつい~
とおもいつつ。今回の作品は面白かったです。
カフカを作品と共に張り合わせていったスタイルで、
これでDVD化がないなんて、惜しいことです。
ナイロン100℃で、こんなに面白と思ったのは初めて

て
ハイバイ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/09/25 (金) ~ 2009/10/12 (月)公演終了
満足度★★★★
緻密さと滑稽さの匙加減が絶妙。
演劇的手法を駆使することで物語に深みが増している。お互い真っ直ぐな故に己だけでは見えない現実を巧みに表現している。102分。

ティーチャー!!
コメディユニット磯川家
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2009/10/02 (金) ~ 2009/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
こんな職員室いやだ
教室の方がはるかに落ち着いてるんじゃないかっていうくらい、くっだらないことで騒がしい職員室。見ているこっちもハラハラしながら爆笑です。しかも、2時間休ませてくれません。やはり東京のコメディとはちょっと違うノリだったかな。
こてこての大阪弁ではありませんでしたが、池袋で上演するための特別バージョンだったのでしょうか?
疲れましたが、新鮮で見応えのある2時間でした。定期的に東京に来てもらいたいです。

呪われたバブルの塔 -アフターサイド- 【舞台写真掲載!】
北京蝶々
OFF OFFシアター(東京都)
2009/10/01 (木) ~ 2009/10/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
面白い!名作の誕生だ。
先ほどアフターサイドを見終わったところ、とても面白く感動した。
ビフォアーの方はホラーで引っ張られたが、アフターの方は社会派サスペンスとしてストーリーではらはらどきどきさせられる。大塩哲史の筆力に感服。その他はネタバレで。

遠吠えが聞こえるか。
キテレツゥ
RAFT(東京都)
2009/09/25 (金) ~ 2009/09/27 (日)公演終了
満足度★★★
芝居ならではの手法とこの小屋ならではの距離感・雰囲気
ホステスである母とはぐれた少年、交番勤務の警察官、売れない漫画家とその友人のロックシンガー、バーのママなどが織り成すドラマ、粗削りな部分や時として長く感ずる暗転などもありつつ、シンプルな装置でいくつもの場を表現したり、5人のキャストが複数の役を演じ分けたり、芝居ならではの手法と、このサイズの小屋ならではの距離感・雰囲気が○。
手法と言えば、死者(あるいは瀕死の者?)の魂がその「記号」として(死因不問で)首からハンギングロープを下げていて、その先をたどると肉体につながっているという発想が楽しい。
また、太宰治の「人間失格」にインスパイアされた作品とのことで、wikipedia で予習して行ったら確かに心中未遂(相手は死亡)後にさらに自殺未遂などという人物もいて、「あ、なるほどぉ」なんてこともアリ。キチンと読んでいたらもっと共通点も見出せたのかしら?

呪われたバブルの塔 -アフターサイド- 【舞台写真掲載!】
北京蝶々
OFF OFFシアター(東京都)
2009/10/01 (木) ~ 2009/10/12 (月)公演終了
満足度★★★
やっぱり「ビフォー‥」も観ないと
本当の面白さはわからないのかなぁ。一応「アフターサイド」だけでも独立したストーリーにはなっているけど、後日譚的な作風なせいか、退屈はしないけどちょっと盛り上がりに欠けるかな?伏線の面白さもあるみたい(?)だし、やっぱり両方観たほうが良いみたい。
とりあえず「アフターサイド」だけ観た判断で‥

クレームにスマイル2009
ニットキャップシアター
ぽんプラザホール(福岡県)
2009/10/01 (木) ~ 2009/10/04 (日)公演終了

逆手本忠臣蔵(公演再開&追加公演決定!)
劇団バッコスの祭
池袋小劇場(東京都)
2009/09/30 (水) ~ 2009/10/12 (月)公演終了
満足度★★★★
強い女性たち
女性が積極的に関わる「忠臣蔵」です。
森山は強くて気丈な女性が好きなんでしょか・・。
以下はネタばれBOXにて。。