
ヤマト版 仮名手本忠臣蔵
笑劇ヤマト魂
ザ・ポケット(東京都)
2009/12/09 (水) ~ 2009/12/13 (日)公演終了
満足度★★
仇討ちの理由って。。。
この時期忠臣蔵を見ると、いつもこんなくだらない理由でで50人もの人が死ぬわけ?って思っていたので、ゆるい大石もいいんじゃないのとか思ったりもするが、なんか「猫」がでてきたり({猫と正造と二人の女」は、見た?あの猫はよかったね。)、ちゃんばらはやらなきゃいけないし、歌と踊りもって、もう、てんこ盛り状態で、整理がついていないという感じ。

森蔭アパートメント
劇団大樹
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2009/12/09 (水) ~ 2009/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
緩やかな時空を彷徨う
こんなタイトルが似合う空間の舞台。セットが実に素敵だ。舞台の片隅に古びた蔦の絡まる「森蔭アパートメント」の入り口があって、元ちっさな医院だったのが窺われる。舞台のど真ん中にアートのように主張する大樹。秋の気配を演出した美しいセットだ。この拘りにまず、感激する。
そうして、この大樹が劇団大樹のシンボルであることを匂わせる。この庭の大樹の傍には椅子とテーブルが設置され、アパートの住人が集まる場所であり暮らしの中心だ。そして劇団大樹の主宰も自分の作る舞台そのものが観客やキャストらにこのような癒しの場所となるように願っているのだと感じた。
物語はマリンバとブロッケンを奏でながら演じられるというどこまでも緩やかに優しい上品な舞台だった。
以下はネタばれBOXにて。。

PANSY MAZE
Studio Life(劇団スタジオライフ)
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2009/12/09 (水) ~ 2009/12/20 (日)公演終了

ハセル
空気ノ機械ノ尾ッポ
ザ・ポケット(東京都)
2009/09/24 (木) ~ 2009/09/27 (日)公演終了

シャッフル・ルーム
東京おいっす!
「劇」小劇場(東京都)
2009/12/01 (火) ~ 2009/12/06 (日)公演終了

印獣
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2009/10/13 (火) ~ 2009/11/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
発見!
この舞台、観るべきものは多いけど、一番の発見は上地春奈!お笑いやめて女優になるべし!すごいですこの人。標準語は喋れないけど…

『垂る』-shizuru-
ポかリン記憶舎
アトリエヘリコプター(東京都)
2009/12/09 (水) ~ 2009/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
過去最高。。
たしか6年前から関わっています。今回も稽古場から少しお手伝いさせて頂きました。
空間が捻じ曲がるのを体感しました。3cm浮かぶのとは違うけど、もっと凄い新しい領域に踏み込んだようでした。それがスタッフや役者さんの力によって押し上げられている。そこに身を委ねるのがとても心地良かったです。

海獣
劇団桟敷童子
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2009/12/05 (土) ~ 2009/12/16 (水)公演終了
満足度★★★★★
みたーーー
倉庫に入っただけで、すでに世界が出来上がっている
その時点で劇団の術中にはまってました。
良いよねーーー
心をえぐられました。

ヤマト版 仮名手本忠臣蔵
笑劇ヤマト魂
ザ・ポケット(東京都)
2009/12/09 (水) ~ 2009/12/13 (日)公演終了

最後の料理人
味わい堂々
OFF・OFFシアター(東京都)
2009/11/26 (木) ~ 2009/11/30 (月)公演終了
満足度★★★
突拍子のなさは若干軽減?
作った料理を食べた人が皆幸せになるという都市伝説系料理人「おかあさん」ではないかと思われる女性がやっている喫茶店の常連となった作家(ライター?)が観察するその店と客たちの様子…な物語。
ちょっとシュールかつややブラックという持ち味はそのままながら、過去3回の本公演に比べると突拍子のなさ(笑)が若干軽減された感じ。
やっぱり下北沢進出ということで手堅くまとめたのかしら?
が、夢落ちのようでそうでもなく、どこまでが現実なのか多層構造で煙に巻くようなのは岸野ワールドっちゅうか味わいワールドっちゅうか、その真骨頂かも。(笑)

東京のSM
今夜はシンクロ
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2009/12/02 (水) ~ 2009/12/06 (日)公演終了

我が名はレギオン
演劇実験室∴紅王国
ザ・ポケット(東京都)
2009/11/26 (木) ~ 2009/11/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
本格犯罪サスペンス系人間ドラマ
広域重要指定事件第126号「連続女性切断殺人事件(通称・使徒事件)」の特命第四班による捜査とその指揮を執る管理官の家族を描いており、今までに観た3作品が現代版泉鏡花あるいはレトロSF的な一種古風な風味だったのに対して、本作は本格犯罪サスペンス系の人間ドラマ、な趣き。
まず「ガツン」と来て後から「ズシン」と来る重量級でありながらもストーリー展開とその語り口によって休憩なし160分(!)の上演時間も「ここから先が長いのかな?」と思っているうちに「え、この流れだともうすぐ終わりだよね!?」となり、事実終わってしまう、な感じ。(体感的には2時間ないくらい)
開場時から「狂ったダイアモンド(Shine On You Crazy Diamond)」冒頭のような音が流れており、舞台上では「シ者(←ダブルミーニング)」たちが携帯をいじっているという状態。プログレも好きな身としてはここでもうワクワク、もとから高い期待値がさらに上昇。
そうこうして開演時刻になると謎の赤い服の女性に導かれるようにシ者たちが一点を見たところで暗転、特命班の指揮を執る管理官の家庭をザッと見せてからその翌朝の特命班顔合わせならびに早速の会議シーンとなり、ここでごく自然に事件の内容が示されるというスマートな出だし。
以降、特命班の捜査(会議と取調べ)を中心に管理官の家庭も見せつつ進行、2人いる犯人それぞれの事情(?)も含めてありきたりのコトバながら「現代社会の病巣を描く」、みたいな。
捕まった「第二の使徒」は自分の前にもう1人いた、という意味ではなく「使徒は大勢いる」と言うし、2人の使徒は本来の意味の「確信犯」だし、被害者たちも清廉潔白ではないし、改めて現代社会は病んでいるなぁ、と…。
最後に判明する「第一の使徒」の正体は予想通りどころか見え見えながら、そもそも真犯人捜しのミステリーではないし、それ以上に人間ドラマとして観応えがあるので全く問題なし。
それどころか、「死にたい」と言っていた第一の使徒に対してプロファイラーが「貴方が貴方を許せるまで……そんな風に生きてください。」と締めくくることにツボを突かれる(「トドメをさされる」の方が的確か?)。
そんなこんなで、緊張感が終始途切れることなく、無駄な部分も全くなく、オープニングからエンディングまで引きつけられっ放しの充実した160分、大変満足。

中島みゆき 夜会VOL.16~夜物語~「本家・今晩屋」
TBS
赤坂ACTシアター(東京都)
2009/11/18 (水) ~ 2009/12/18 (金)公演終了
満足度★★★★★
前回の再演!身近に生で感じる表現者”中島みゆき”の今!
去年同じ頃に観た『「夜会」VOL.15~夜物語~元祖・今晩屋』の再演でした!
当日、入場して舞台の寺の欄干?を見て、初めて気付きました!
どおりで、去年より話題にならなかった感じがしてました!
でも「みゆきの歌に手が届く-」のキャッチコピーの通り、
みゆきさんの生歌を聴き逃す手はありません!
内容は「山椒大夫」、「安寿と厨子王」が後生に出会う物語。
縁切り寺、暦売り、水族館、その従業員の飼育係、
激安ツアーの散らし配り、工夫、ウェディングドレスの花嫁
・・・そして安寿、厨子王の生まれ変わりは・・・。
「安寿恋しやホーヤレホー 厨子王恋しやホーヤレホー」
舞台上は、みゆきさんを中心に4人だけ。
30曲以上の歌を次々に歌い、間を詩のようなちょっとした
セリフでつなぎながら、それぞれの役を次々に演じて
物語が進行していく、言うなれば「音楽劇」です。
構成演出・脚本・作詞・作曲のすべてを担う、
みゆきさんならではのこの独特の世界観に、
初めての人は戸惑うかもしれません。
カーテンコールのあいさつでは、
初演と同じく今回もみゆきさんは、
「間違いは見逃して…」みたいなことを言ってましたが、
前回同様、何の間違いも気付きませんでしたよ。
どれだけ完璧主義者で謙虚なんでしょう。
帰り道の小雨の心配もしてくれて、
そういう常に細かい気遣いをされるところも好きなんです。

欲望貴族
角角ストロガのフ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2009/11/26 (木) ~ 2009/11/30 (月)公演終了
満足度★★★
初見であった『人間園』同様…
…複数の場所が同居する装置が見事で、かつブラックなのに可笑しさも同居しているのがナンとも不思議な感覚。
今回は2つの家族のリビングダイニングを共有させておりドアだけが違うのが特に面白く、両家とも朝食にテンプラが出るシーンなぞテンプラが盛られた大皿まで共通という…(@_@)
他に三男が告発しようとリバース機構に出頭した時に兄たちの声が空間を飛び越えて聞こえる部分もこの装置ならではだし。
それにしても復讐の機会を窺ってずっとストーカーまがいの行為をして「彼」を助けてからさらに10年以上も待っていた油沢家の母の執念深さには舌を巻く。女性作家が書いているだけにより説得力を感じたりもして(笑)。

ビッグバン貴族
宇宙食堂
SPACE107(東京都)
2009/11/26 (木) ~ 2009/11/29 (日)公演終了
満足度★★★
未来版裏かぐや姫
いわば「未来版裏かぐや姫」あるいは「新・かぐや姫前日譚」、登場人物が30人くらいいて主人公も1人や2人ではなくグループなため、各人物紹介的な前半はやや散漫な印象。
後半まで観ると「なるほど、ああやって協力し合うことになる面々をシッカリ紹介していたのね」と納得できるものの、前半の段階ではエピソードの羅列っぽく見えてしまう。
そんな人物たちが1つの目的に向かって結束して行く後半は「うまく行くのか?」なサスペンスもあり、ハラハラドキドキな展開になるのにもったいない…。
前半をもうちょっとスリムにして、ストーリー全体の行方を早めに提示すれば(クライマックスの一部を最初に見せておくとか)もっとスッキリしたろうに。
一方、かぐや姫伝説を事実的なものとして「月の古事記」にその記載があるとするのは面白い。つまりそんな大昔から月に人類が移住していたってワケだ。
また、前作といい本作といい、得意の(?)無重力空間での表現がないのがちょっと残念ながら、本作はオープニングに月面での重力が少なめな表現があったりしたのでそれなりに満足。しかし次回あたりでまた宇宙空間も見せてくれないかしらん?

ベイビーフェイス
鈴舟
シアターサンモール(東京都)
2009/11/24 (火) ~ 2009/11/29 (日)公演終了
満足度★★★★
鈴舟ド真ん中
地方都市で酒屋を営み今は長男に店を任せている老夫婦が次男・三男・長女夫婦を呼び寄せた1日の騒動(と後日譚)を描いた「大家族系ホームコメディ」、別の言い方をすれば昭和40年代のホームドラマ、あるいはリアルタイプ「サザエさん」的な?
鈴舟(鈴置洋孝プロデュース時代を含む)ド真ん中と言おうか、家族愛に弱い身としてはまるで十字砲火を浴びているような…(笑)
冒頭の母の「永年連れ添っていると、自信に充ち溢れるようで怖がられることもあるほどの夫の声の中に優しさや弱気な部分も聞きとれる」(大意)なんてナレーションからもうホロリ。
以降は笑いの中に家族愛がたっぷり織り込まれており、「雨降って地固まる」的な孫娘の「できちゃった婚」騒動の落とし方もお約束気味とはいえ、逆に言えば定番・定石なワケで手堅くトドメ、みたいな。
ただ、熟年離婚でないことは判明する(ってか序盤から見え見え)ものの、その真相と結末はちょっぴりビター。
が、あの「遺言」によって湿っぽくならずに終わらせるのはやはり巧いと言うべきか。
あと、女性陣対男性陣が対立する構図に北野ひろしの『結婚契約破棄宣言』(93年)も思い出したり…
さらにタイトルに「コドモの顔」「プロレスの善玉」両方の意味が込められていることにも感心。

おるがん選集秋編
風琴工房
ギャラリー日月(東京都)
2009/11/21 (土) ~ 2009/11/29 (日)公演終了
満足度★★★★
いかにも「文學」+ややトリッキー
劇団員が選んだ文学作品を戯曲化するという試みで40~50分の中編2本立て。
横光利一の「春は馬車に乗って」は病に伏した妻と看病する夫の二人芝居で、いかにも「文學」な感じ。そのちょっと古風な雰囲気がまた住宅街の中にあり周りは民家のみな上にここ自体もひたすら民家で木製の窓枠をはじめとしたツクリが昭和中期(?)な洋間というこの会場にピタリとマッチして…。
しかし、夫が開け放った窓(←装置ではなくリアル)から外(←もちろんリアル)に出たり(そういえば「4の話」第2話にも窓から人が…なんて部分があったな)、その後に本物のアンコウ、エビ、アジが登場したりするとは誰が予想しえようか?
そんな演出もありつつ、病気のためにわがままになっている妻を大きく包み込むような夫の姿が優しくてステキ。
10分の休憩を挟んでの鷺沢萌の「痩せた背中」はややトリッキー。
いくつかの時、いくつかの場所がシームレスに演じられるので最初はちょっと戸惑ったものの、そのシカケが見えてきてからは芝居というものの面白さあるいは脚本・演出の巧みさを堪能。
実は最初に時空を飛び越えて亮司の部屋になった時はそれを飲み込めず戸惑い、しかし次の小学生時代の回想に移った時に「あぁ、そういうスタイルか」と納得。回想シーンの挟み方が本当に上手い。
で、こちらにも食事場面に秋刀魚の塩焼きの実物が出てきて、その香りが美味そうだったなぁ…

午后は、すっかり雪
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2009/12/03 (木) ~ 2009/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
雰囲気がとても良かった。
最初は向田邦子、女性作家の作品てことで、ちょっと自分の好みに合わないかもと思ってたんだけど‥。脚本がすごく良かった!発せられるセリフのひとつひとつにいい意味での「生活感」が感じられるというか。ああいう繊細な描写は女性ならではの感覚なんだろうなぁ。時折入るSEも時代の雰囲気が出ていて良かった。

午后は、すっかり雪
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2009/12/03 (木) ~ 2009/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
語らなくても 伝わる
それは、いくつかの女と男の物語。
それは、いくつかの情の物語。
いろいろな形とみせかけて、すべてが人間 あるいは女というひとつの形。

パッチギ!
フジテレビジョン
新国立劇場 中劇場(東京都)
2009/12/04 (金) ~ 2009/12/23 (水)公演終了
観るなら後半の方がいいですよ。
初日に観に行ったところ、転換がきちんとできなくて、トラブル続きでちょっと驚きました。映画をすごく意識しすぎたシナリオでしたが、役者さんの熱い熱気がいろんなものを埋めていて茅野演出の醍醐味を味わいました。渡辺哲さんが最高に面白いです。MOPの小市さんや、ナイロン100℃の峯村さん、小林美江さんの出番が少なくて残念です。
チケット代が最高席が9500円、2階1列目までが8000円のS席は、ちょっと高すぎるかあ。フジテレビだから仕方ないのでしょうか