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映画「曲がれ!スプーン」【12月より舞台版全国ツアー開始!】

映画「曲がれ!スプーン」【12月より舞台版全国ツアー開始!】

映画「曲がれ!スプーン」製作委員会

※劇場情報は公式HPにてご確認下さい。 (東京都)

2009/11/21 (土) ~ 2009/12/31 (木)公演終了

満足度★★★★

たまらんです
どこかで観た役者さんのオンパレードですね。個性溢れる・・・というかとても変わった人たちばかりで笑えます。小劇場ファンにはたまらんです。ヨーロッパ企画の公演も是非観てみたいです。それにしても、舞台挨拶がひどかったです。この人達は「エピソード」もまともに話せません。社会不適合者たちというか・・・愛すべき人たちというか・・・たまらんです。最後に、ナマ長澤まさみさんはどえらい美人さんでした。恐れ入りました。

星屑とボタン

星屑とボタン

三角フラスコ

エル・パーク仙台 スタジオホール(宮城県)

2009/10/20 (火) ~ 2009/10/22 (木)公演終了

満足度★★★★

やはり傑作戯曲だ
戯曲が素晴らしい。演出も出演者も素晴らしい。舞台美術も美しい。再演によって「作品」の深みがぐっと増しましたように、感じました。客席のくらがりで、軽く涙ぐんでしまうほど、ぐっと来ました。たくさんの方にオススメできる作品です。

ともだちのいもうと

ともだちのいもうと

RONNIE ROCKET

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/10/20 (火) ~ 2009/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★

信じつつ、疑いつつ。
話が進めば進むほどぐいぐいと引き込まれました。前半、ややもったいぶった感じでなかなかどうなるやらわからず、もぞもぞしましたが。これ、お芝居よりも映像のほうが向いてるんじゃない?なんて思ったり。が、ふっとたぐり寄せるべき糸が掴めてから、するするっとこの世界にはまり込み、最後には不覚にも涙が出そうになりました。

リアルじゃない部分がとってもチープで、それが妙に心を惹く感じでした。

ネタバレBOX

バンドの演奏シーンがぐっと来ました。ギター以外エアだったりダンボールだったりっていうのがものすごくよかった。

俳優さんの表情を見るならば奥や手前の席は不向き。真ん中辺がいいと思います。
深情さびつく回転儀

深情さびつく回転儀

電動夏子安置システム

サンモールスタジオ(東京都)

2009/10/16 (金) ~ 2009/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

やっぱり電夏
やっぱり電夏の芝居は面白い
ハズレがありません

今回6パターンの結末があるのですが
何回観ても新鮮でしょう

ミステリアスな感じに仕上がっていますが
いつものロジカルコメディも健在
笑いあり切なさありの
素敵な芝居です

ともだちのいもうと

ともだちのいもうと

RONNIE ROCKET

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/10/20 (火) ~ 2009/10/25 (日)公演終了

10月21日(水)S
意外とメロウなドラマ。楽しくも哀しい。

ナノ クライシス ポルノグラフィティ

ナノ クライシス ポルノグラフィティ

演劇集団 砂地

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2009/10/21 (水) ~ 2009/10/26 (月)公演終了

満足度★★★★

観る側にがっつりと・・・
物語がつながって輪になるというような
単純な話ではなく・・・。

繋がり自体よりも、つながりから浮かびあがる
それぞれのキャラクターの相容れない存在感に、
観る側を深く浸潤するような質感があって。

見せ方のうまさとも相まって
心地よい消耗を感じるほどに
見応えがありました。

ネタバレBOX

舞台の使い方がとても秀逸。
四方が客席の舞台を
布や紐をうまく使って場所に作り上げていきます。

一人の役者が順番に二人と交わる中で
キャラクターの色が
互いを補色とするように
実感を持って浮かび上がっていく。

二人のすべてが重なり合っていれば
何も見えない時間がそこにあるだけなのかも。
相容れないというか、ふたりが重なり合う部分の外側にこそ
ぞくっとするようなリアリティがあって。

キャラクターのすべてが、さらけ出されるのではなく、
うまく言えないのですがセックスに照らされる範囲での
それぞれの感覚が滲むように現れてくる。

互いのすれ合う部分から見えるものが
キャラクターの日常を広く俯瞰させたり
そのコアにある想いを細密に表したりするわけではないのですが、
にも関わらず舞台には
二人の時間それぞれが
鋭利な存在感に裏打ちされた
揮発していかない感覚として強く残るのです。

で、10のシーンが交わりで繋がれ重なっていく。
与えるもの、求めるもの、抑制、解放・・・。
欲望と理性の色やバランスの実存感に
じわじわと見る側が侵食されていきます。

役者はいずれも好演、
ひとつの色に染まらない個々の力を感じました。
ライティングや舞台上の映像が醸し出す
交わりの時間の不思議な質量もとても秀逸。
それと劇場入口のドアの扱いも
うまいと思いました。

最後のシーン、輪がつながったとき、
原点にある欲望と概念を表裏にした
メビウスの輪を一周したような感覚の
膨らみの厚さに気がついて。

初日の観劇で、
シーンによっては若干もっと詰まっていく余白を
感じたりもしましたが
これがさらに煮込まれていくとどうなるか
空恐ろしいような気もしたり。


ラセンカイダン

ラセンカイダン

劇団なのぐらむ

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2009/10/21 (水) ~ 2009/10/25 (日)公演終了

満足度★★★

ブラック
全体的によく練られたストーリーでとてもおもしろかったです。
内容も非常にスパイスのきいたブラックな感じでかなり好きな路線です。
それに最後のオチは本当に最後まで読めませんでした。
やられた~!という感じです。
ただ途中途中ではさまる笑いのシーンがちょっとテンポを悪くしている感じがして…。
もう少しそういうシーンを減らした方が良かったかな~と思います。

そして初日ということもあってかセリフをかんでしまった役者さんもいて…。
ちょっと残念でした。

クーロンの法則

クーロンの法則

劇団たいしゅう小説家

ウッディシアター中目黒(東京都)

2008/03/20 (木) ~ 2008/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

不器用でも
人それぞれ色んな悩みやら夢やら抱えて、それでも前向きにまっすぐに生きていこうと思わせてくれる明るい作品でした

鬼の棲み家

鬼の棲み家

CLIE

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2009/10/15 (木) ~ 2009/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

忍者ー
忍者アクションの最高です。
役者さん一人ひとりの持ち味が生かされているし。
タッキー師匠の初演出・脚本作品ですが観てきてよかった。
笑いところもいっぱいで楽しめました

ネタバレBOX

20年前に風魔小太郎が美鬼に預けた『龍神の巻』
後半まったく触れられない(-.-;)
今回は第一段ということで、シリーズ化して続くのか!?
『ヘアカットさん』 / 『朝焼けサンセット(朝公演:朝食付き)』

『ヘアカットさん』 / 『朝焼けサンセット(朝公演:朝食付き)』

岡崎藝術座

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/10/16 (金) ~ 2009/10/25 (日)公演終了

観ました
わかるとかわからないとかっていう基準について考えた。考えてたら、トークもそういう話になっててびっくり。最後の歌にちょっとだけ目が潤んだ。「リズム三兄妹」のときはかわいいなぁと思っていた内田さんが、今回は恐ろしい化物のような美しさを備えていたよね、と来ていた知り合いと盛り上がる。

コネマラの骸骨

コネマラの骸骨

演劇集団円

ステージ円(東京都)

2009/10/09 (金) ~ 2009/10/21 (水)公演終了

観ました。
10月21日14:00の回。

蛮幽鬼(ばんゆうき)

蛮幽鬼(ばんゆうき)

松竹

新橋演舞場(東京都)

2009/09/30 (水) ~ 2009/10/27 (火)公演終了

満足度★★★★

全キャスト好演にニンマリ
待ちに待った久々のいのうえ×中島作品。それだけでも、楽しみなのに、今回のキャストは、全員好きな役者さんばかりで、今日の日をどんなに待ったことでしょう!
その期待が大き過ぎたのか、1幕はややテンポも悪く、あれっという感じでしたが、でも、やっぱり全員口跡も良く、安心して、舞台を堪能できて、久々に感激観劇体験!

早乙女太一さんの殺陣の美しさ、聖子さんの笑わせつつ、泣かせる役者技術の妙技、じゅんさんの、客の心を掴む魅力、颯爽たる山本さん…と脇役陣もどなたも適材適所の名配役で、そこに、上川・堺・稲森と来たら、最強の舞台にならない方が不思議だけれど、本当にこれだけ、全てが充実したら、高いチケット代も惜しくは感じませんでした。

ただ、最後列、端っこの席だったため、開演中の、ロビー従業員のおしゃべりがうるさくて、それだけは、非常に残念でした。

ショパロヴィッチ巡業劇団(公演日程が変更になりました)

ショパロヴィッチ巡業劇団(公演日程が変更になりました)

劇団黒テント

イワト劇場(東京都)

2009/10/14 (水) ~ 2009/10/22 (木)公演終了

満足度★★★★

戦時下の狂気
戦時下、それぞれの人々が心に闇を持ち、狂気となる瞬間のエグサも表現しそれらしい情景を演出した舞台だったと思う。
ショパロヴィッチの旅一座が時には「ラマンチャの男」風にも見えて、奇妙で不思議な空気感があった。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

時は第二次世界大戦中のセルビア。
ウジツェの大広場にてショパロヴィッチの旅一座が今夜の芝居の客寄せしている場面から始まる。彼らは警官に職質されて署に連行されるも、公演許可書を持っていた為に自由の身となる。しかし、地域の人たちは彼らの巡業を好意的にみていない。
戦争という状況の中、警官はワイロを受け取り、ぶっそうな組織が徘徊する一方で、潰し屋といわれる拷問屋の行為に恐怖を感じながら、住民はその精神が狂気化していく。

本来なら穏やかに暮らしているはずの広場近くの家族まで、絶望から逃れるように夫は酒に溺れ、妻は日々の貧しい暮らしを嘆く。ここでの妻・ギーナが実にリアルな演技なのだ。実はこの演技によって、広場近くの民家の様子が想像できたほど。ホント、素晴らしいです。

ショパロヴィッチの旅一座は、「なぜ、こんな状況下に芝居なんか・・。」と詰られるが、彼らは「こういう状況下だからこそ、演劇は必要なんだ。人々が人生を理解する為にも。」と説明する。
また、彼ら一座の仲にはフィリップという現実と演劇の境界線を混在し、自分がどの世界に居るのかが解ってない輩も居たりして、道化師のような背景もあった。後に彼は妄想を抱きながら殺される。旅一座の回想シーンではシラノやリチャード、リア王、チェイホフ、シェイクスピアなどが挙げられ、それらを想像するだけで、おもちゃ箱を一度に開けた時のような気持ちになって童心に返ってしまった!笑

他者から侮蔑される仕事をしていた潰し屋は「他の仕事をするには何かが足りなかった。」と白状し、心の闇から逃れるように自害する。死んでやっと楽になれたのだ。

こうして沢山の人に関わりながらもショパロヴィッチの旅一座は今日も巡業するのだった。。

演出といい、起用した歌といい、セルビアの情景を見事に表現していたと思う。そして出演者のそれぞれがいい仕事をしていた。照明によってセルビアの混沌とした薄暗さ加減の演出も良かったと思う。
リアルに水を出しきちんと洗濯して、干してた情景は生活観が溢れてて、見事だった。


中国の不思議な役人【寺山修司×白井晃】公演終了

中国の不思議な役人【寺山修司×白井晃】公演終了

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2009/09/12 (土) ~ 2009/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★

解釈と印象
寺山修司の演出ノートにもあるように、解釈よりも、観た印象にシフトした作品。前衛を商業的に披露。平幹ニ朗さん、秋山菜津子さん、岩松了さんの余裕ある芝居と、白井晃さんの演出が前衛芝居にお洒落さを吹き込む。
主要人物よりも鏡売り、無頼漢といったコロス的群集の方により目がいった。

オープニングの演出からも分かるように、より身近に、より理解し易くなっているのは確かであり、十代の芝居に興味ある人間に是非観て欲しいと思った。

死すべき母の石

死すべき母の石

劇団桃唄309

テアトルBONBON(東京都)

2009/10/15 (木) ~ 2009/10/25 (日)公演終了

満足度★★★

私は嫌いじゃない
桃唄の公演はいつも、転換とか場の使い方に舌を巻くのですが、それは今回も同様。少ない要素であっという間に場が変わったことを了解させる演出はスタイリッシュで素敵です。

おどけた役どころが多い佐藤さんの以外な姿も観られて、お得な感じ

劇場も観やすくて、悪くない感じでした。

ネタバレBOX

結局お母さんは「だれか」に殺されちゃったんですね。
「犯人は東京」、ということか。

「え、これで終わりか。」と思ったんですけど、
他に良い終わらせ方も無い気がします。

深情さびつく回転儀

深情さびつく回転儀

電動夏子安置システム

サンモールスタジオ(東京都)

2009/10/16 (金) ~ 2009/10/25 (日)公演終了

お決まりの
このシリーズは3回目。出だしがいつも同じなのが逆にまたよい。懐かしいキャラクターもいて、久しぶりに出会える嬉しさもある。ウサゴローのテンションは毎度の楽しみでもあります。

劇場HOPEこけら落とし『かもめ』

劇場HOPEこけら落とし『かもめ』

ノアノオモチャバコ

劇場HOPE(東京都)

2009/10/15 (木) ~ 2009/10/20 (火)公演終了

満足度

原作のせい?かな!?
日頃なんの予備知識も持たずに、芝居みるようにしているので。わかりづらかった、見終えてからチラシ・原作等情報集めて。やっと理解が出来ました。
複雑な人間群像を、がんばって表現していたんだなぁ、と後でわかりました。
でもなんか違和感ありました、私には合っていないみたいでしたね。

ネタバレBOX

前説の所から期待感高まるも、途中寝てた時ありました・・・。せっかく濃い目のコーヒーまで飲んでいたのに、です。ラストを先にやらずに、たんたんと人物紹介交えて、観客に理解し易く人間増やすべきだったのでは?キャラの良くたっていた脇役も多かったので。配役が惜しいと感じた。合間のダンスはタイミングなど上手と思えたが、前列に出すダンサーは、もっと身体の柔らかい人の方が良いと思う。現実と心情内を舞台ライトの明暗で分けるのは大変理解しやすく、よい演出だと感じた。前説がカフェみたく始まるなら、ウェイターを狂言まわしにして、幕間の場面説明させるのも、一つの手なのでは?今までのあらすじ簡単にしゃべらせて、「舞台は湖畔の屋敷に変わります」とか言わせてみるのも面白いかと・・。医者の思い出し話も加えたW狂言回しというのもわかりやすかったかも。でも見終えて自分なりに整理すると、「皆さん!原作はご存知ですよね、私たちはこんな表現で劇にしました。」感が、感じられますね。明暗分かれる評価と思います。

今昔舞踊劇 遊びの杜 其之弐

今昔舞踊劇 遊びの杜 其之弐

劇団パラノイア・エイジ

靖国神社内 神池前特設ステージ (東京都)

2009/10/09 (金) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★★

「温故知新」なオムニバス野外劇
宇治拾遺物語や小泉八雲作品など、古典から比較的最近のものまで幅広い範囲から選んだ「綺譚」系のエピソード6話とオープニングアクト的な創作舞踊を夜空の下の野外ステージで見せるという企画、能舞台同様に下手後方に花道(アレもそう呼称するのかしら?}を設えた舞台や能管(かな?)とパーカッションによる音楽(兼S.E.)も含めて独特の趣があって楽しい。
公演趣旨や題材から当然の如く能・狂言・歌舞伎などの系列の和風な演出なるも「温故知新」な感じだし。
また、ひげ太夫の成田みわ子がひげのない女性役とは…と思っていたら、その後2回ひげを付けて出てきて「そうそう、それでなくちゃ」(笑)だったり鈴木のぞみと2人でやぐらを見せるので「あ、やっぱり!」だったりもして…

EDEN

EDEN

JEWEL BEANS

荻窪メガバックスシアター(東京都)

2009/10/08 (木) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★

次回公演に期待
身体を機械化し自然の生殖ができなくなった者たちが支配する世界で、生身のまま生きながらえているレジスタンスたちが、彼らの中にいる金髪の少女 “イヴ” と詳細不明の “アダム” が出会った時に新たな世界のドアが開かれるという言い伝えを信じながら抵抗を続ける未来アクション。
全体の世界観は好きなタイプだし、ストーリーの運びも悪くないが、旗揚げ公演ということもあってか、いくつか残念な部分もあるのもまた事実。
まず、機械化された「キングダム」側の強大さ・層の厚さ的なものが描かれていないので、双方で生き残った数名だけで戦っているように見えてしまうこと。
たとえば、キングダム側の場面で各方面の対レジスタンス作戦の進捗状況が報告されるとかすればイイのに…。それも、時々刻々と討伐されていて、主人公チームが最後の望みみたいになるとか。
また、アクションのキレが今ひとつ良くないのは仕方ないにしても、相手の一撃を待つように見えてしまうことがあるのは擬闘において致命的。そこだけは早急かつ重点的に改善を願いたく…。
さらに、両者の闘いに決着がついた後の場で、「その後」が示されるのはわずか3名ほどで、他の面々がどうなったか示唆すらしないのはいかがなものか?
…って、もしかして「それは また 別の ハナシ…」的な続編への布石か?(笑)
とはいえ、先述のように好きなタイプの芝居(次回はどんなだかワカランが)だし、禁止事項の理由についてユーモアたっぷりに説明する前説のセンスもイイし、次回公演に期待。

黒米

黒米

劇団BOOGIE★WOOGIE

d-倉庫(東京都)

2009/10/09 (金) ~ 2009/10/12 (月)公演終了

満足度★★★★

マチソワで両キャストバージョンを
ピーター・シェーファーの『ブラック・コメディ』を日本に翻案したもので、8月のSAME∞LINEプロジェクト版が「翻訳もの外国戯曲」のお手本のような演出だったのに対してこちらはBOOGIE★WOOGIEテイストてんこ盛りのスラップスティック系。基本的には『ブラック…』と同じものながらポップでカラフル、ってか派手にバージョンアップされた舞台装置にもそんな違いが如実に現れており…。
時々やっているビンタや飲み物を相手に吹きかけるなどは序の口、バラエティ番組でお馴染みのクリームパイ(ナマの舞台では初めて見た)やバケツの水まで登場するくらいで、後からコンセプトはドリフと聞いて大いに納得。
また、BOOGIE★WOOGIE作品ではお馴染みのキャラ、出前持ちの島尻も登場して、ラストの一番オイしいところをさらうなんざ見事。
まさにSAME∞LINEプロジェクト版と表裏一体…っちゅうか、まず基本を見せてからそのバリエーションを見せる、な感じになるので両方観ると面白さは倍以上、的な。
で、過去2回の原典ではキャロル(本作では瑞穂:主人公の婚約者)側の目線で観ていたけれど、今回は終盤での麗子(原典のクレア)の長めの台詞以降、彼女の目線で観ることができて、あらま、そういう風に見れば比較的イイ話じゃん、などと新たな発見アリ。
同様に、今まではバンベルガー(本作の京極)の登場が遅すぎて全体のバランスが良くないように思っていたけれど、あれだけイジることでそこも改善された気がして。
さらに、あれだけの大騒ぎをした後なので、ラストの「神はおっしゃった、「光あれ」と」という台詞で点灯(実際の舞台は暗転)するのがより引き立つようにも感じられ、モロモロでコレが一番かも?
ま、3(&4)回目にしてやっと面白さがわかってきたというのもあるかもしれないが…。
でもやっぱり、乙に澄ましたお上品な喜劇より、ドタバタコメディの方が好きってことなのか?(爆)

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