KABUKI-ISM其ノ壱「ナイルの死神」
花組芝居
俳優座劇場(東京都)
2009/10/23 (金) ~ 2009/11/01 (日)公演終了
セブンピーポー
チェリーブロッサムハイスクール
劇場MOMO(東京都)
2009/10/28 (水) ~ 2009/11/01 (日)公演終了
満足度★★★★
ワクワクするサスペンス!
舞台は奇妙な空間に幽閉された7人の男女が転がってる様子から始まる。舞台は暗い。観客と舞台の間に張られた薄い更紗のカーテンが幽閉という空間を幻想的に作り上げている。面白い!
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
空間はビルの空調室のような雰囲気。
いきなり閉じ込められてしまった7人は三つのルール、「この7人の中で生き残れるのは一人だけ」「生き残る一人は全員で決める」「残りの最初からやり直す」に基づいて逃げる出口を探しながらも次第に協力していく様を描く。最初は誰でも、自分だけは助かりたい、という思いだったが、次第に閉じ込められている意味や、大きなものに支配されている状況、人が生まれてから関わる意味を考えながらも、それぞれが人として成熟していく風景に共感した。
7人が生き残る(生まれる)一人を選んでいく様を指示書やヒント、個人の得点のように積み重なってゆくナゾの球を太陽や木星、金星などの惑星に絡めながら、物語はサスペンスの味付けと面白さが加味されていく。天動説や7つの惑星を物語に導入した事で世界観は広がりロマンの要素も色濃い。
「木本ななみ」と繋がっていた7人と7つの星、7つのカラーボールの謎を解きながら、自分達はどうやらまだ生まれる前の魂で、木の根っこに居るらしいと気づく。だから、彼らは自分たちの7つの魂から最初に生まれる一人を決めなければならなかったのだ。結果、彼らは全員一致で「奥さん」と呼ばれる女性を選んだのだが、最も適切な成り行きだったと思う。
子供を生んで育てるという行為。肝心なのは誰かが自分の人生をどう生きたか、ではなく人に何を残すかに、存在の価値はあると思うからだ。その人との出会いで、自分は何を得たか、何が残ったのか、ということが大切なのだと思う。
サスペンスの中にも人生の不条理を絡めながら、生きる意味も提示した作品だったと思う。素敵な舞台だった。
甲賀の七忍
劇団三年物語
ザ・ポケット(東京都)
2009/10/24 (土) ~ 2009/11/03 (火)公演終了
満足度★★★★
竹とススキと尺八で始まる甲賀の里・・・・
雰囲気つくりは絶妙、陽炎の異様さがこれから始まる何かを予言しそうでなかなか、ただ残念な事に人別帳を持って画策する彼の声質がせりふの言い回しのよさを半減させた。小太郎役の彼女もまた発声に難あり。
姫のアドリブ的な笑いがあったので、途中のサービスタイムはあまり必要ではなかったのでは・・・?総体的には動きもよく、スローモーション的な動きがうまく取り入れられていたと思う。頭をたたく行為は安物芸人だけで沢山。
リフラブレイン
MCR
駅前劇場(東京都)
2009/10/29 (木) ~ 2009/11/03 (火)公演終了
満足度★★★★★
あ〜なんと
面白い。前回は男と男の友情が強かったせいなのか初日を観たからなのか、あまり入ってこなかったけれど今回はもう、MCRの強さを堪能。カッコつけてない本当に経験したことから生まれる台詞ががつんっと胸の内に入ってくる。最近のMCRの中ではダントツ好き。笑いの中にもピリッとした緊張とスプライト。叱られたい。
アーティシャフト2009
アーティシャフト
pit北/区域(東京都)
2009/10/29 (木) ~ 2009/11/08 (日)公演終了
満足度★★★
東京ディスティニーランド(一人芝居)
吉田ミサイルから、東京ディスティニーランドと改名したミサイルの演目は「走れメロス」「忠臣蔵殺人鬼だよ!全員集合」の二つ。
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
しかーーし!この演目は以前、観賞済み。(苦笑!)
ミサイルは多数のレパートリーの中から気分によっていくつかをチョイスして演じるという方法を毎回、とっている。なのに、何故未だにセリフが憶えられない?(失笑!)
で、芝居としての今回の演目より、次の芝居と芝居の合間に見せる主催者・高橋との絡みの部分がひじょうに楽しかった。案外、ミサイルは性格的に受けの似合う役者なのではなかろうか?高橋が突っ込みじーさん役でミサイルを戸惑わせていた光景がやけに楽しかったのだ。
ミサイルと観客の台本のない小芝居も予想外の展開で面白い!素人って得体の知れない爆発力があるから、その行き先の知れない即行芝居に萌えた。笑
ミサイルのいつもの金髪ズラより花柄のドレスにシックな髪型の乙女バージョンは美しかった。笑
リフラブレイン
MCR
駅前劇場(東京都)
2009/10/29 (木) ~ 2009/11/03 (火)公演終了
満足度★★★★★
Must see
傑作人情喜劇。すでに古典。
崩壊劇団の崩壊劇場
早稲田大学演劇倶楽部
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2009/10/30 (金) ~ 2009/11/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
400円は安い
400円でこんなに面白い芝居が見れるとは。
久しぶりに「もう一回見たい」と思った芝居です。
ネタバレBOX
主宰さんは「思い出づくりの芝居」とおっしゃっていますが、そんなものではないです。でもなんかやりたいことをやったら面白くなっちゃったって感じはしました。
中盤までやりたい放題でしたが、登場人物たちがこれがお芝居であると気づいてから彼らが崩壊し、物語が崩壊し、最後には舞台美術が文字通り崩壊していって、面白かったです。
そして「違う、こんなんじゃない」と叫び続ける主人公と、作演として登場する主宰さんの掛け合いにおいて演劇ってなんだろう、演劇をやる意味ってなんだろうと考えさせられました。
ぶっ壊して終わり、じゃなくて訴える何かがあってよかったです。見終わった後は謎の満足感がありました。
あと、少し言わせてもらうとすれば、僕の席は通路(花道?)の横だったんですが、けつが半分しか乗りませんでした。あの状態で2時間は少しきつかったです。
焼け焦げるたましい
ピープルシアター
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2009/10/28 (水) ~ 2009/11/03 (火)公演終了
満足度★★★★★
焼け焦げるたましい
そんな結末が待ってるなんて想像もできなかった!
小さな子供が出てくるシーンと真実が明かされたシーンでは泣かずにいられなかった。
もし私が同じ立場で真実を知ったとしたら…やはり焼け焦げることでしょう。
リフラブレイン
MCR
駅前劇場(東京都)
2009/10/29 (木) ~ 2009/11/03 (火)公演終了
満足度★★★★★
さらに進化するグランプリ劇団!
前作「 シド・アンドウ・ナンシー」も完成度の高い作品だったが、今作はさらにレベルアップした。もはやMCRのことをコメディ劇団とは呼べないのではないだろうか。今回も会場は笑いの渦に包まれていたが、どのシーンも切なすぎる。笑いながら胸を締め付けられていた。
何も考えずに笑えたのは石澤美和が椅子を壊したシーンだけだ。もっともこれは演出ではなかったようだが・・・(笑)。
来年はロングランも計画しているらしい。いよいよMCRが劇団として大飛躍をするその予感を感じさせる名作だった。
ファンタスマゴリア
少年社中
座・高円寺1(東京都)
2009/10/28 (水) ~ 2009/11/01 (日)公演終了
満足度★★★★
派手
音響、照明、舞台美術がとにかく派手でした。
役者の演技も派手でしたが、見ていて楽しかったです。
ネタバレBOX
舞台上で実際に奇術をやったのに驚きました。座・高円寺の高さがいかされてるなと思いました。
普通のミステリものかと思いきやクライマックスになっても真相が見えてこず話が二転三転し、さらにタイムリープのような要素を含んでいたのが面白かったです。
でも最後のフーディーニがメッセージ性の強いセリフをまくしたてるところは「?」でした。あと最後音が大きすぎだと思いました。
奇跡の人
ホリプロ
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2009/10/23 (金) ~ 2009/11/08 (日)公演終了
満足度★★★★
役者の力を感じました
気になる点がいろいろあったものの、ラストシーンの役者の演技がそれらを吹き飛ばしてくれました。
「感動させにくる」とわかっているのに感動させられる。
あれは完全に演出とかよりも役者の力だと思います。
リフラブレイン
MCR
駅前劇場(東京都)
2009/10/29 (木) ~ 2009/11/03 (火)公演終了
満足度★★★★
ますます・・・
MCRの舞台を観る度ハマって行く!
今回もよかったな〜。
甘い丘
KAKUTA
シアタートラム(東京都)
2009/10/30 (金) ~ 2009/11/08 (日)公演終了
満足度★★★★
四季の香り
それぞれの微妙な想いが切ない。KAKUTA初観劇、十分満足しました。
ネタバレBOX
プロローグの首吊りにドキ!
かの子がいたさんの靴を履くシーンが「シンデレラ」のようで印象的。セクシーだし。
トンビの死も予感させてサラッと流すあたり好きですね
生きてるものはいないのか
五反田団
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/10/17 (土) ~ 2009/10/31 (土)公演終了
満足度★★★★
修羅場の不思議な透明感
非日常の世界どころの騒ぎではない修羅場なのですが、
時間に不思議な透明感があって
ずるずると惹きこまれてしまいました。
ネタバレBOX
先に同じ色をした別の物語(生きているものなのか)を観ているので
物語の行く先へのドキドキ感はやや薄れてしまったかも知れません。
それでも死から浮き出してくるような
人の根源的なものに目を見張り続けることになりました。
突然やってくる死のシーンの驚愕から、
次第に死が確実にやってくるように場の雰囲気が変化していくところに
凸凹感がなく、
エピソードが織りあげられていく中で、
修羅場に変わっていく舞台の変化が淡々とやってきます。
恐怖で舞台上のキャラクター達を観る観客の目を曇らせることのない、
苦痛に達観をさらっとひと振りしたような死に方の設定が実にしたたか。
前半と後半の死から生まれてくる感情の共通な部分と
後半の死に付随する諦観から見える死への理性のようなもの。
死にゆく人々それぞれが抱える
生のトーンの違いのようなものまでがしっかりと見えてきます。
実は結構笑ってしまった。
思わず声が出るほどに笑ったシーンもあって。
でも、新作側でもそうだったように
それらのシーンは、笑いが過ぎた後、すっと心に入ってくるなにかに、丁寧に裏打ちされているのです。
死に際して人を抱きしめようとする仕草の説得力。
よしんばなにかを伝えたい人や支えてほしい人がそばにいても、
死のその時には伝わらない姿がおかしく悲しい。
喫茶店のマスターが女性との距離を測るところから生まれてくる小さな慰安も秀逸。
その女性が首を絞めるシーンには驚きはあっても違和感がなくて。
この世の終わりと騒ぎ立てるのではなく
ゆっくりと崩れ落ちるように死に絶えていく世界・・。
修羅場にある人々に漂う
純粋な部分の不思議な透明感にやわらかく漬け込まれたような感じを、
たっぷりと味わうことができました。
戯曲が持つ広さや重さが、終幕の暗転とともにどーんとやってきて、愕然とする。
たっぷりと戯曲の世界に取り込まれていることに気がついて。
質量を感じさせずに観客の内側に積んでいく、前田作劇にやられてしまいました。
smallworld'send
時間堂
王子スタジオ1(東京都)
2009/10/21 (水) ~ 2009/11/03 (火)公演終了
満足度★★★
うーん、なぜ5本?
体感としては休憩もこまめに用意されていたこともあり、
4時間という長丁場を感じることなく5本観劇できました。
演者さんは大変でしたでしょうね。おつかれさまでした。
黒澤さんのスタイルなのか、あまりセリフ回しにリアリティを
持たせない芝居口調が続くと、全体的にトーンが似ますね。
谷氏の「ショート7」ほど、演出の見本市は求めませんが、
せっかく5本上演するなら、もっと振り切ったものがあっても
よかったかも。いい作品ばかりなのに印象が薄くなります。
お金と場所が許すなら、もっとゆったり観れるとよかったかも。
でも充分に楽しめました!
ネタバレBOX
奴隷の島
ストーリーがシンプルな上、誇張する棒読みなセリフだけに、
ちょっと学芸会っぽく見えてしまったのはぼくだけでしょうか?
ラスト、裏の心理が読めないところはなかなか好き。
かんしゃく玉
これはストーリーが素敵。黒澤演出ともよく合ってました。
熊
キャラクター勝ち!憤慨する気持ちから、愛情がわき上がって
心が支配されていく姿は滑稽であり、逆にリアルでした。
工場でのもめごと
中休みのための息抜き作品的なコメディ。
しかし印象的だわ、これ。演出だけで生み出した良作です。
星々を恐れよ
雰囲気は大好き。ただちょっと感情移入しにくい作品でした。
演出面に一番工夫が仕掛けられてて、それも楽しめました。
わたしたちは黒く残酷なマニア
黒ヰ乙姫団
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2009/10/30 (金) ~ 2009/11/01 (日)公演終了
満足度★★★
皆さんはじけてました。
役者の皆さん達が随分はじけていて驚きました。
ネタバレBOX
肝が据わっているなぁと思いました。
観ていて気持ち良かったです。
登場人物は全員良かったです。特に弥露さんと毬世さんが良かったです。
話は「タイム・ショック」が一番面白かったです。
次回の公演は「タイム・ショック2」が観たいです。
銃の涙
おぼんろ
早稲田大学小野記念講堂(東京都)
2009/10/30 (金) ~ 2009/10/31 (土)公演終了
満足度★
残念で涙
役者さん達はみんなさん動き回っていて、元気が良かったです。
ネタバレBOX
話は自分には合わず観劇中に眠たくなってしまいました。
鉄砲なのに人型に作られてしまい涙が銃弾という設定は面白かったのですが、その設定を話に活かせれていなかったように思いました。
途中でお笑いなどを入れず、鉄砲なのに感情があり人型に作れてしまった銃の心の葛藤を中心に話を作っていけば良かったのになぁと思いました。
もっと話が面白くなる要素が有っただけに残念でした。
セブンピーポー
チェリーブロッサムハイスクール
劇場MOMO(東京都)
2009/10/28 (水) ~ 2009/11/01 (日)公演終了
満足度★★★
かなり観やすくはありますが
すごい、あまりに5ツ星の評価が多くてびっくり。満点なのか‥
荒川氏の脚本・演出ということで、オープニングを観ながら
「うわぁ、こういう振付が満載なのかなあ‥」と不安がありましたが
本編はお芝居として無事に観ることが出来ました。
13月や愛妻のように、表面には出さない裏を含んだような雰囲気が
好きだったのですが、すっかり軽くなってしまいました。
それでも、以前よりは好き嫌いがなくなっていくのかもしれません。
SAWとCubeを足して5で割ってコメディ要素を加えたような感じ。
ラストの太陽のオチは好きだけど、ちゃんちゃんという終わらせ方は
ちょっと幸せすぎるような気もします。
生きてるものか【新作】
五反田団
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/10/17 (土) ~ 2009/11/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
するっとせつない
日程の都合で
旧作を後回しにしてこちらを観たので、
旧作の予備知識はあったものの
最初ちょっとわかりにくかったのですが・・・・。
法則がわかってからは舞台にしっかりと入り込むことが
できました。
ネタバレBOX
時間の流れのルールというか
塊で少しだけ前に進んでまた戻るというリズムに
慣れてくると一気に面白くなりました。
逆引きの伏線からみえてくる物に
すっと視野が開けたような感じを何度も味わって・・・。
先に結果が置かれていることで
観る側には舞台の出来事が
時を待たずに響いてきます。
平家物語よろしく
冒頭に諸行無常の結末を叩きこまれているから
一つずつの出来事が
どこか滑稽で、でもべたべた感がなくすごく瑞々しく思えてくる。
想いの変化や、感情の流れ、
いろんな出来事への一喜一憂が、
すべて消えてしまうことを知らされているから、
舞台上に表わされる言葉や動作の一つずつに
べたな言い方だけれど、生の息吹が感じられるのです。
戻ってはシーンの時間だけ前に進み、
また時間が戻っていく。
スイッチバックのように細かく物語を戻していくそのやり方に
作・演出のしなやかな相違を感じて。
多分、旧作側を観てから新作を観る方が
より短い時間で新作側の時間の流れに入り込むことが
できたのでしょうけれど、
舞台の時間が進むのと反比例して
高まった不安感がだんだんに薄れていくことへのやりきれなさなどは
いきなり新作から見たことでより体験できたのではと思います。
戯曲のしたたかさに加えて、繋がりや感情を細かくつなぎながら時間を戻っていく役者たちのお芝居の緻密さにも瞠目したことでした。
ほんと、たっぷりとおもしろかったし、笑いに含まれる切なさが心を満たしていくような作品でありました。
エレクトラ
劇団新和座
ART THEATER かもめ座(東京都)
2009/10/29 (木) ~ 2009/11/01 (日)公演終了
満足度★
劇としての組み立て方はどうかな
衣装も凝ってた、なかなかの長台詞。よくやっているとは思いはするが、なんかこう見せ方を失敗している気がしました。劇というのは、真っ白な観客の頭の中に、役者や演出家が色をつけ自由に絵を描くようなものと考えているので。あらかじめ、時代はこの辺で、お話は悲劇です。わかってますよね。という枠を決めたものには抵抗を感じましt。分かり易さを望むのは、エゴなのだろうかと考えさせられました。
ネタバレBOX
個人的にですが、ギリシャで靴はやめようよ。戦士や遠征中の軍人ならいざ知らず。皮っぽいサンダルか、側女なら奴隷身分と考えて裸足でもと思った。衣装や骨壷に凝ってたのに残念。剣もレイピア風より、幅広両刃のショートソード(銅剣風)の方がらしくなりませんか?主役のエレクトラさん、がんばっていたけど思い出してみると、感情の吐露が平坦だったかな。狭い空間なんだし小さな祈り風なしゃべりも充分聞き取れるはずなので、抑揚大きくした方が良かった気がする。妹や母はポンとピークの台詞でインパクト出せるからいいけど、出が長い主役はその辺加減大変だね。各役者にスポットライトあてて見せ場作る事も良いけど、劇としては乳母はらしさ出してほぼフード付けて、ここぞというときに顔見世するとか、した方が良いと思った。きれーだったし。
妹さん高いきれいな声と役どころが合ってました。母君はモーちっと悪役風に自己中なトコロの演出多くした方が、えー多くしないと。エレちゃん被害妄想気味な娘に感じられました。弟君は、なんかちょうど良い加減の演技になってたかな。で敵のおっさん、うむインパクトよかったぞ。でかいし。カタキにふさわしい。黒服のねーさんたち、恐ろしいまでに台詞がぴったり合わないと、合唱風の台詞は聞き苦しい。センテンスリレーの台詞にして、物語の背景や場面の語り部として使ったほうが、分かり易さとしての仕事は良かったのではないだろうか?でラスト、場面から去って椅子で本懐遂げたら。演出上。叫び声とか椅子の倒れる音とか「父上敵はとりましたよ」等の大きな音や台詞での締めがあったほうが、良かった気がします。まとめると固体性能の良いユニット多いが運用法が今ひとつだったかな、と。(読みました?こんな長くて読み辛い文を・・・。ごくろうさまです)