セブンピーポー 公演情報 チェリーブロッサムハイスクール「セブンピーポー」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ワクワクするサスペンス!
    舞台は奇妙な空間に幽閉された7人の男女が転がってる様子から始まる。舞台は暗い。観客と舞台の間に張られた薄い更紗のカーテンが幽閉という空間を幻想的に作り上げている。面白い!

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    空間はビルの空調室のような雰囲気。
    いきなり閉じ込められてしまった7人は三つのルール、「この7人の中で生き残れるのは一人だけ」「生き残る一人は全員で決める」「残りの最初からやり直す」に基づいて逃げる出口を探しながらも次第に協力していく様を描く。最初は誰でも、自分だけは助かりたい、という思いだったが、次第に閉じ込められている意味や、大きなものに支配されている状況、人が生まれてから関わる意味を考えながらも、それぞれが人として成熟していく風景に共感した。
    7人が生き残る(生まれる)一人を選んでいく様を指示書やヒント、個人の得点のように積み重なってゆくナゾの球を太陽や木星、金星などの惑星に絡めながら、物語はサスペンスの味付けと面白さが加味されていく。天動説や7つの惑星を物語に導入した事で世界観は広がりロマンの要素も色濃い。

    「木本ななみ」と繋がっていた7人と7つの星、7つのカラーボールの謎を解きながら、自分達はどうやらまだ生まれる前の魂で、木の根っこに居るらしいと気づく。だから、彼らは自分たちの7つの魂から最初に生まれる一人を決めなければならなかったのだ。結果、彼らは全員一致で「奥さん」と呼ばれる女性を選んだのだが、最も適切な成り行きだったと思う。

    子供を生んで育てるという行為。肝心なのは誰かが自分の人生をどう生きたか、ではなく人に何を残すかに、存在の価値はあると思うからだ。その人との出会いで、自分は何を得たか、何が残ったのか、ということが大切なのだと思う。

    サスペンスの中にも人生の不条理を絡めながら、生きる意味も提示した作品だったと思う。素敵な舞台だった。

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    2009/11/01 12:06

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