スーパースター
劇団鹿殺し
青山円形劇場(東京都)
2010/01/21 (木) ~ 2010/01/28 (木)公演終了
満足度★★★★
よかったです。
元気をいっぱいもらえる公演でした。
○○周年公演というのはお祭要素が強すぎて内容はイマイチというのが多いよ思っているのですが、これは単純に楽しめました。
惜しかったのは、円形舞台をあまり活かしてなかったかな・・・。
もう少し演出の工夫が欲しかった。
ハッピー・マン
劇団青年座
青年座劇場(東京都)
2010/01/24 (日) ~ 2010/01/31 (日)公演終了
満足度★★★
ミニチュア新感線試運転風芝居でした
気恥ずかしく、気忙しく、何と無く、開幕当初は、どういうスタンスで観ればいいかと戸惑いましたが、その内、気持ちも馴染んで、楽しく厭きずに観られました。
でも、いつもは生真面目な舞台がお得意の青年座。
この芝居に馴染んで演じていると感じた方は、全員客演さんでした。
私にとって、ピカイチだったのは、薩摩藩士五代を演じた石井テルユキさん。
この手の芝居はこういう風に演じてこそと思える名演で、舞台から石井さんが消える度に、次の登場を心待ちしてしまいました。
麗華役の松山さん、松陰と秀成の二役を演じた秦さんも、共に好演でした。
青年座陣では、竜馬の高松さんと、パンダの野々村さんが、楽しげに役を演じていて好感が持てました。
高杉役の宇宙さんは、青年座には稀有なタイプの役者さんなので、この芝居で、主役に抜擢されるのは彼以外いないと納得できましたし、殺陣も綺麗で、いい役者さんに成長されたなあと感嘆しましたが、やや台詞が聞き取りにくく、主役としてのオーラや色気がまだ若干不足している気がしました。
むしろ、音楽座を辞めてフリーになった吉田朋弘さんは、学生時代から兼ね備えていたオーラに益々磨きが掛かり、異彩を放っていました。
バリー・ハグレー役だけは、何故客演さんである必要があったか、やや疑問でした。この役、山路さんだったらなと妄想しつつ、観ていました。
そう、そろそろ、山路さんや高畑さんを、青年座の舞台で観たいです。
ネタバレBOX
舞台構造も、芝居内容も、青年座らしからぬ舞台。
青年座の役者さん達、懸命に演じられる程に、この芝居の空気感とは違和感が生まれる気がして、まだこの劇団には、まさに‘冒険劇’ではと思いました。
舞台、4方向から、役者が出入りしての、新感線張りの殺陣や活劇は、興奮するより、何だか気忙しい印象でした。
パンダ役の野々村さんが、非常に愛嬌があって、お気に入りでした。
五代の台詞から、寺田屋事件の時、竜馬は、上海にいたような話でしたが、いくらフィクションとは言え、それはちょっとどうかしら?と気になりました。
埋没おんな
ぬいぐるみハンター
下北沢GAoh!(東京都)
2010/01/23 (土) ~ 2010/01/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
ねつでたし。。。
お疲れさまです。あの大量の洋服はどこから仕入れてきたのでしょう???とても楽しみにして、下北まで行った甲斐がありました。女の子がかわいいお芝居でした。あんなにたくさんの洋服に囲まれるのは女の子の願望だと思います。そんな願望を満たしてくれるお芝居、また見にいきます!
スーパースター
劇団鹿殺し
青山円形劇場(東京都)
2010/01/21 (木) ~ 2010/01/28 (木)公演終了
20100127
。・`ω´・)ノ ラストは今まででいちばんすきです。サイドの席はけっこう見づらいかも。
シンクロナイズド・ガロア
ユニークポイント
「劇」小劇場(東京都)
2010/01/26 (火) ~ 2010/01/31 (日)公演終了
満足度★★★★
面白い!(^0^)
箱に入ると、そこには大きな壁が立ちはだかってる。それが劇中、黒板として設置されたのが解るとなんだか、楽しくてワクワクドキドキ。でもって、ガロアを観客によりよく理解させる為に、一次方程式から始まって五次方程式を簡単になぞる。この解説も楽しい!
以下はネタばれBOXにて。。
ネタバレBOX
フランス革命後の混乱期を過ごした数学者、ガロアの生涯を、どうやって東大全共闘とリンクさせるのかな~?と考えていたら、大学に在学している学生にエンゲキとしてガロアの生涯を演じさせることで、リンクさせる。だから、あの有名すぎる全共闘の暴走に至るまでの経過とガロアの生涯を同時進行で表現させる。
この試みが案外面白い!(^0^)
ガロアは一人の女と関わったことで、その婚約者に決闘を申し込まれて殺されてしまうが、この死は最初から仕組まれたものだった。
一方でインターン制度を改正すべく立ち上がった医学生は、いつのまにか動いた列車がスピードを増し壁に激突するまで止まらないごとく、その闘争も激化し凶暴化し一人の判断では止まる術を失っていった。
だから、舞台上の黒板に、「処分の撤回、医師法改正案、安田講堂占拠、自己否定、戦後民主主義批判、近代合理主義的批判、どんな鳥も想像より高く飛ぶことは出来ないだろう、くそくらえったら死んじまえ、この世で一番エライのは電子計算機」なんつって哲学的な文字やら批判を東大生が自らの感情を高揚させるべく、せっせと書いていくさまは、滑稽というか何というか、この言葉や演出だけでも面白いんだけれど、そこに多方面からの解説が入って、やたら、楽しかった。
自己否定って言葉、この頃の運動家、つまり赤軍派なんかもよく使っていたようだったけれど、現代では自己否定ってしないよね?自己肯定はしても・・。
でもって、こういう場合、闘争してる本人よりも観客として観てる分には、近くの悲劇も遠くの喜劇なのだった。やがて、安田講堂に機動隊が突入し事は収まるが、その年の入試は中止したのだから、東大に入ろうとした輩はいい迷惑なのだった。全共闘のアンディンティティは何か、エンゲキをしていた彼らはエンゲキで世の中を変えようとしたかったのか、ガロアの命を奪う為に仕掛けられた罠は、なんて大きな芝居だったのか、そうして当時の全共闘に関わった人たちは今、当時を振り返ってどんな思いで居るのだろうか?やはりそれは虚構のなかの一コマなのだろうか?
今回の芝居も丸ごと含めて、何て大きな虚構なのか実感せずにはいられない。 おわり
虫喰いだらけで、アナーキー。
オッセルズ
CAFE&BAR BE-WAVE(新宿)(東京都)
2010/01/22 (金) ~ 2010/01/24 (日)公演終了
満足度★★★★
エチュード的な面白さ
平たく言えば、コントライブ。といっても、ちゃんと芝居仕立てにはなっている。劇団のエチュード的な要素もあって観ていて楽しめた。タイトルの意味がよくわからなかったが、観終わって納得。なるほど、うまいタイトルだ。
作・演出の河野真子さんは役者としてしか観た事がないが、とてもインパクトのある女優さんだったことを憶えている。
コントでも、漫才でも、日本の演芸作家はもともと、男性の世界。夫婦漫才でもネタはたいては夫のほうが考えている。最近は放送作家もコントを書くが、女性の放送作家の場合、ユーモアのセンスがある人でも、町山広美さんや山田美保子さんのようにバラエティー番組の構成作家になる人が多い。
だから、女性の作ったお笑いネタは、女性の漫才やコントでしか観られないのが現状。そのなかで河野さんは異色と言えるかも知れない。オッセルズの過去の公演のDVDを観てみると、女性特有の・・・という印象はなく、両性具有のような人とお見受けした。友近のやっているような女性らしいチマチマしたお笑いネタではなく、リアルで思い切りが良いカラッとした男性的なネタで、思い出し笑いができるほど面白い。別の機会に本公演をぜひ観に行きたい。
公演のあとに希望者のみの宴会参加というケースは知っているが、最初から歓談タイムが組み込まれている公演は初めて。自然と、来る客は演劇関係者や友人、知人が多くなるが、自分のような部外者でも話を聴けるのでこういう企画も悪くない。
バーなので喫煙OKはいたしかたないが、地下で空調が悪く、気管支の弱い当方には少々辛かった。せめて、テーブルを喫煙・非喫煙席に分けてもらえると有難かった。案内された席がたまたま喫煙者ばかり固まっていたのだが、あとで見回すと、たまたまなのか、まったく吸っていない客ばかりのテーブルもあったので分煙は可能だったのでは。
ネタバレBOX
ビルの地下への階段を降り、店に入って入場料を払うと、出演者がバーの従業員のごとくドリンクの注文を取りに来る。
どんな感じで芝居を始めるのかなと思っていると、出演者3人がバーのオーナーと従業員という設定で会話を始めた。つまり、このバー自体がすでに「舞台」になっていたわけだ。
バーは不景気のためか最近客が少なく、オーナーの女(川崎桜)は、毎晩、店に顔を出して飲みに来ているらしい。いまは2月という設定で、「ニッパチって何のこと?」と世間話を始める。
オーナーは従業員の男2人(小笠原佳秀、武子太郎)に、「何か面白いことやって、私をもてなしてよ」と注文する。最初は「エアートランプ」などやるが、オーナーのわがままなゲーム展開にシラケてしまう。
オーナーが高校の演劇部にいたという話から「即興芝居」を始めることになる。ここでもオーナーが芯になる。
男女3人組で宝籤売り場を襲って宝籤を奪おうということになり、3人はいろんな役を演じていく。耳の遠い女店員の対応に戸惑ったり、「バラと連番の割合」に迷ったり、バッグを狭い窓口にどうやって入れるか苦慮したり、警察に取り囲まれ、犯人の母親役の小笠原の説得の秋田弁が聞き取れなかったりする。捕まって取調べが始まると、「かつ丼をとってやるのはなし」と取調べ官役の武子に言われたことに犯人役の小笠原が拗ねて芝居が中断する。男2人は服役し、事件から3年。事件の見張り役だった女だけが逃げおおせ、宝籤でも当てたのか、店を持ってママになっているという噂に訪ねて行き、女を詰問すると、女は当時、小笠原の子を身ごもっており、捕り物の最中に陣痛が始まって病院に運ばれたため、2人を逃がせなかったことを打ち明ける。「子供」と聞いて、2人の視線から、自分が子供役を演じなければならないと察するときの武子の表情がなんともおかしい。子供がいたという事実によって、3人が感きわまった芝居をし、本気で号泣する。せっかく入ってきた客(河野真子)が3人の様子を見て、引いてしまい、客を逃すというところで芝居は終わる。
ただ、私がひっかかったのは、当時、臨月ならば、男たちが気づかないのはおかしいという点だ。よって、女に子供がいたということを出所して知るのはありえない。また、宝籤の場合、番号があるので、どの店にどの番号が割り当てられたか、警察が調べれば把握できるのではないだろうか。当選しても、換金にくれば逮捕できるのではないか。細かいようでもそういう不自然な設定のコントはいただけない。そういうことをクリアして終わっても良かった。つまり、女が臨月ではなかった設定にするか、臨月であるにしても、客が帰ったあと、臨月だったのはおかしいと男がつっこむとか。宝籤番号の件は、盗んだ宝籤以外の宝籤を買っていて、そちらが当たったことにするとか。
終演後、河野に矛盾点をただすと「そうですよね。口からでまかせを言ってるお芝居なもんで」と笑っていた。「虫食いだらけで、アナーキー」。なるほど、タイトルはそうなのだ。そういう矛盾も即興のお遊びのひとつと解釈すべきなのか。だが、私は芝居の辻褄にこだわるほうなので、気になってしまった。
川崎は大人の女の色気があって、芝居が達者だ。私事で余談になるが、川崎は私の高校の同級生で演劇部の部長をやっていた子に容姿、雰囲気も話し方もそっくりなのだ。うちの母校は演劇部だけでなく、クラス別、学年別、全校と、一年中、いろんな座組で演劇をやっていた学校だったため、彼女と古典の芝居で組んだことはあったものの、ほかのチームの芝居への自分の出演と重なってしまい、演劇部での彼女の現代劇芝居は一度しか観られなかった。当時、彼女の芝居を観た劇団四季の浅利慶太が幹部と共に女優になるよう口説いたほどの逸材だったが、彼女は「平凡に生きたい」と芸能界には進まなかった。が、彼女が指導した後輩で、いま劇作家になって大劇場で活躍している人もいる。私も彼女の勧めで古典芸能を勉強することができた。
川崎の芝居を観ていると、彼女の演技を髣髴とさせ、とても懐かしい気持ちになった。今後も観たい女優さんだ。
武子は存在感があって、芝居の流れをしっかり作っていく。小笠原はナチュラルだが印象に残る芝居をする人で、わざとらしくない演技で笑わせることができる人。
この3人のキャスティングが心憎い。
闘争か、逃走か。
演劇ユニットG.com
シアタートラム(東京都)
2010/01/24 (日) ~ 2010/01/27 (水)公演終了
満足度★★★★★
不思議なおもしろさ
初日に観ましたが満席でした。
初演よりは難解な用語が多用されておらず、照明もさらに「変な村の変な村人」の不思議な世界観が増していたように思いました。衣装も前とは違っていて、個性と不思議感を際立たせていた感じでした。
笑いもたくさんあって、盛り上がっていました。
役者さんも魅力的で上手く、安心してみられました。
パリジャン!
とくお組
赤坂RED/THEATER(東京都)
2010/01/27 (水) ~ 2010/02/07 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かった!
とくお組の役者さん少ないし、どうなのかなーと思ってましたが、しっかりとくお組でした。なにげにとくお組さん出番多いし。ベテランの山崎樹範さんと福田転球さんはさすが!って感じでしっかり笑わせてもらいました。セットもステキだしまた見たいなー。
相棒
宝塚歌劇団
【閉館】日本青年館・大ホール(東京都)
2010/01/15 (金) ~ 2010/01/22 (金)公演終了
満足度★★★★
タカラヅカ×相棒ワールド♪
10年ぶりくらいに宝塚を観劇しました。日本青年館ホールでの観劇は初。
銀橋がないしどうやってやるのかなーと思っていましたが、客席を使っていてスターさんたちが近くに来てびっくり&お得な気分でした。
世界観がしっかり作られているドラマが原作なので、うまいことそこに乗っかってしっかり宝塚になっていました。意外にいいじゃん!と。
個人的には鑑識の米沢さん役がちゃんと六角さんの風味を残していてうれしかった(笑)
ネタバレBOX
殺人のトリックがイマイチな気もしましたが、そこはまあ、タカラヅカなのかなー。
スーパースター
劇団鹿殺し
青山円形劇場(東京都)
2010/01/21 (木) ~ 2010/01/28 (木)公演終了
満足度★★★★★
人生の素敵な応援ミュージカル!
全編を流れる郷愁。何から何まで懐かしい。そして子供のころのあこがれのヒーロー。そう、子供のころのヒーローは永遠だ。
売れない漫画家が劣等感を感じながらも、ただひとり自分を愛してくれた今は亡き母親への思いを込めて、今や壊されそうとする公団アパートを守ろうとして闘う。昔から落ちこぼれで、才能のかけらもなく、劣等感の塊だが、でも昔の思い出は光輝いている。そして思い出の中にはいつもヒーローがいた。
登場人物は皆ブザマで不格好だが、愛すべき奴ばかり。観ているだけで勇気が湧いてくる。そして人生の応援歌。観終わった後、いろいろ人生つらいこともあるけど、でももう少し頑張ろうという気持にさせてくれる。
音楽も素敵だ。そして、菜月チョビの声がとても魅力的だ。ノスタルジックなミュージカルを堪能させてもらった。
ネタバレBOX
バスケのシーン、ピカイチのはなったシュートは入らず、ボクシングのシーン、我らがヒーロー、ブッチャーは倒されてしまう。しかし、それでもめげずに、何度でも挑戦すればいいじゃないかというメッセージがとても素敵だ。
ケプラーの憂鬱
シアターノーチラス
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2010/01/22 (金) ~ 2010/01/24 (日)公演終了
観ました
チラシを見たときに受けた印象どおりの舞台で満足です!
印象的なせりふが多かったです。
The Stone Age ブライアント『胸に突き刺さった5時43分21秒』
The Stone Age ブライアント
サンモールスタジオ(東京都)
2010/01/27 (水) ~ 2010/01/31 (日)公演終了
満足度★★
あつかった
演技も熱けりゃ、会場も暑かった。
役者さんも汗だくでしたね。
SF・コメディ・熱血学園ドラマが、程よく混ざって楽しかった。
チラシのインパクトに惹かれて大正解でした。
ネタバレBOX
いきなりの全身迷彩タイツ(?)姿は、インパクトありましたー。
前半の主人公、大石君のダメップリ。
なんかもうグダグダで笑えました。
古典SFなぞるような訓練の紹介や感想など、導入の仕方。
観客の引き込み方は上手です。説明わかりやすかったし。
おしむらくは、オチに向けてのパラレルワールド世界の説明を、
ところどころに入れて、最後のシリアスで暗いオチに、
観客引きずりこむ準備が、なされていなかったのが悔やまれますね。
草むしりが、精神落ち着けるという話ネタは大変笑えました。
本気トークや、シスターの学園ドラマ。
いかにもな美人のシスターは、はまってましたねー。
気になったのは、観客から見て舞台左手側の出入り口付近。
足音が響き過ぎて、演出なのか。
微妙に舞台上とズレがあって、違和感感じました。
なんかマットレスひくとかして改善するべきではなかろうか?
それにしても各キャラクターは、しっかり性格付けされていて。
すんなり名前覚えられました。演出家の手腕に拍手!
でもバスの運転手さん、ドーラン(かな?)
アゴ下と首周りにしっかり塗って欲しかったかな。
い~いキャラクターでしたし。
タイムマシン直せない事もよかったかな。
台詞のテンポも良く時間も短く感じられましたね。
シスターの赤いパンツも、上手に見せていたし(^^)
ちなみに、会場の空調調製最悪です。
とっても暑かった!気分悪くなる人でたんじゃなかろうか?
な・の・で、ほし2つ引かせてもらいます!
残念ですよー まったく
ゆらぎり【脚本:成島秀和(こゆび侍)×演出:古川貴義(箱庭円舞曲)】
FOSSETTE×feblabo×エビス駅前バー
エビス駅前バー(東京都)
2010/01/22 (金) ~ 2010/01/28 (木)公演終了
満足度★★★★
剥ぎだされ感のすごさ
舞台の狭さを武器にして、
関係性の晒される部分と隠される部分が、
絶妙に編みこまれていく。
そこに流れる時間から次第に醸し出される、
剥ぎだされるような感覚に息を呑みました
ネタバレBOX
化粧品会社に勤めるとある男性の物語。
エビス駅前バーの小さな空間を逆手にとって、
いくつものシーンを同じ場所に重ねて
彼と彼を取り巻く人々を会話を中心に描いていきます。
見えるものと見えないもの、
舞台に透明なパーテーションが巧みに出し入れされるような感覚。
その囲いの中で、
八方美人のように周りとの関係をやりくりして
自分の立場を作る男・・・。
さらに男には見えない周囲の会話。
うまくやっているつもりの彼なのですが・・・。
彼の癖、携帯電話のメッセージ、
チャイナブルーというライチ系のカクテル・・・。
それらのアイテムが、シーンに組み入れられて
まるで魔法のように
それぞれのキャラクターの
虚実が剥ぎだされていきます。
個々のキャラクターの内も外も
実は観る者にとってフェアというか
あるがままに描かれていて、
にもかかわらず、その姿や変化が、
想像しえないような色で浮かび上がってくるのです。
役者達ののタイトなスペースでの濃縮された演技、
しなやかで絶妙なシーンのつながり。
武藤氏原案のもと
成島作劇と古川演出のそれぞれが目を見開くほどに秀逸。
凋落していく男の姿が
ぞくっとするほどリアルな感覚とともに浮かび上がって・・・。
終わってみれば
一時間強のお芝居の
印象の強さに愕然としたことでした。
八百屋のお告げ
グループる・ばる
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2006/11/17 (金) ~ 2006/11/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
もう一度観たい
もうね、これは、本当に、最高でした!
聡さんと裕美さん、両鈴木さんの、最高傑作のひとつだと思います。
松金さんのあの演技、もう一度生で観たいです。
再演してくれないかなあ?
The Stone Age ブライアント『胸に突き刺さった5時43分21秒』
The Stone Age ブライアント
サンモールスタジオ(東京都)
2010/01/27 (水) ~ 2010/01/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白かった
皆さん本当に面白かった!
ノリも良く、見やすかったし!
でも未佳ちゃんもっと出て欲しかったな…あの衣装と演出はナイスです!
また観に行きます!
TVロード
劇団東京乾電池
ザ・スズナリ(東京都)
2010/01/20 (水) ~ 2010/01/27 (水)公演終了
満足度★★★
初見なので
なんとも断言しにくいのですが、、
ビーフとシーフードが放り込まれた、
塩コショーが効いていないシチューってカンジ。
1つ1つは成立しているかもしれないけれど
トータルでは、、いまいち、みたいな。
少し見直せばすごく良い方向に行くような気がしなくはないけど。。
悪ノ娘
X-QUEST
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2010/01/27 (水) ~ 2010/01/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
笑いと涙!感動!
ダンスもあるし、戦いシーンが多いので、迫力の立ち回りも見応えありです!
衣装も素敵だし、笑えるところもいっぱいで、最後は泣けるし・・・ 満足の舞台です!
スーパースター
劇団鹿殺し
青山円形劇場(東京都)
2010/01/21 (木) ~ 2010/01/28 (木)公演終了
満足度★★★★★
良い
初めて見る劇団だった。鹿殺しという劇団名から、また、いかつい男たちがたくさん並んでいるチラシの写真から、危険な匂いのする、男くさい、肉体派の、エネルギッシュな舞台を想像していた。エネルギッシュはエネルギッシュだったが、想像していたエネルギッシュとは少し違うエネルギッシュだった。強い男が、その強さを誇示しようとするエネルギッシュではなく、弱い男が、ダメな男が、悩み苦しみながら成長しようとするその過程が、歌やパフォーマンスなど、ありとあらゆる手段によって、エネルギッシュに表現されているのだ。
それこそ、演劇という表現にしかできない、実に贅沢な表現だと思う。
最後の方は泣きながら笑って、めちゃくちゃ感動した。
円形劇場を出てから渋谷駅まで、本当はすごく寒いはずなのに、さっきまでの熱気のせいで、全然寒く感じられなかった。
次の公演も必ず観たいと思う。
ネタバレBOX
まったくの初見で、予備知識みたいなものがなかったので、演じている人の名前などさっぱりわからなかった。ただ、丸尾丸一郎や、菜月チョビの名前だけは何となく知っていた。
主人公の子供時代を演じているのは、ずいぶんと背の小さな男で、声も少年みたいで、一体どういう人なんだろうな、と思って見ていた。物語が後半部分に差し掛かったころ、これは男ではなく女なのかもしれない、と思った。そう考えると、いろいろ納得できる部分があった。
最後に物語が終わって、その子供時代を演じた女性が締めのあいさつをした時、もしかするとこの人がこの劇団内の重要人物なのか、と思った。
帰りの電車の中で、パンフレットをもう一度開き、ピカイチを演じていたのが演出もしている菜月チョビだと知って、あっと思った。
あの小さな体で、こんなすごいエネルギッシュな劇団を引っ張っているとは思わなかった。何だか、すごく感動した。
人形演劇”銀河鉄道の夜”
せんがわ劇場
調布市せんがわ劇場(東京都)
2010/01/21 (木) ~ 2010/01/24 (日)公演終了
満足度★★★
『銀河鉄道の夜』の夢
本作は『銀河鉄道の夜』を熟知していることを前提に作られた芝居だそうで、原作を知らない人には物語の流れがわかりにくいかもしれない。ということを書いた注意書きのような紙がパンフレットに挟まっていたので、それはそれで親切だなと思いました。私も決して『銀河鉄道の夜』について熟知しているとは言えず、ストーリーを思い出しつつ、「あてはめながら観る」という感じでした。
劇化されたものを数多く観ている人にとっては、原作をなぞるかたちの上演では新鮮味がないと判断されたのでしょうか。
ひとことで感想を表現すれば、私は『銀河鉄道の夜』の内容が出てきた“夢”を見ているような気分で、観劇前に想像していた内容とはだいぶ違ったものでした。
『銀河鉄道の夜』の世界を人形演劇としていかに表現するかということよりも、人形の遣い手にもスポットを当てたいという日頃の黒谷さんの想いがまさっているような印象でした。詳しくはネタバレで。
ネタバレBOX
原作を熟知した人にとっては「宝探しの楽しみがあります」と注意書きにありました。冒頭の赤い果実の皮が破れ、人が出てくる場面。なかなか面白かったのですが、最初、ほおずきかなーと思い、原作に出てくる果実は林檎とくるみの実なので「じゃあ、これはどっち?」なんて考えてしまって(笑)。また、必ずしも原作通りの時系列で描かれていないため、場面ごとに「?」がいっぱいになってしまうのが困りました。汽車ひとつとっても、ミニチュアの汽車のほか、手筒状の汽車の中に人形を入れて動かしたり、人間で汽車の動きを表現するなど、多様です。黒谷さんの考えでは、ジョバンニとカムパネルラの人形は単なる「人形」ではなく、俳優として演技をするとのことでしたが、観た限り、俳優にはなりえていないように思えました。だからといって、人形の遣い手が分身としてうまく機能しているとも言いがたく、人形のジョバンニとカムパネルラよりも、人間のパフォーマーたちの動きに気をとられてしまいがちでした。主役2人の人形が造形的にも素晴らしく、魅力的なので、使い方が中途半端に思えたのは残念でした。シーンがぶつ切りのようになっているため、最後、ジョバンニが駆け出していく原作では感動的なシーンも何か唐突に見え、いかにも人間が人形をカタカタ動かしているように見えてしまいました。『銀河鉄道の夜』は、彼らと共に旅をしているかのような一体感が魅力なのですが、それが体感できませんでした。そして、ジョバンニとカムパネルラの友情や、ザネリの事件がはっきりと描かれないため、肝心のテーマがぼやけてしまった気がします。エピソードが浮遊する中で、2人の人形も浮遊しているという感じでした。原作ではジョバンニが心の中で感じる「鳥を捕る人」と「野原の菓子屋」の二面性を、実際に俳優と俳優が使う「小道具としての人形」で表現した場面は面白かったです。しかし、これも原作を知らない人が見たら、よく意味がわからなかったと思います。
この芝居を観たあとに、かねてよりほしかったアート作家清川あさみさんの絵本『銀河鉄道の夜』(リトルモア)を本屋で購入しました。ビーズ、刺繍、紙、布などを使って原作の世界を表現した美しい絵本ですが、清川さんが紙や布で作ったジョバンニとカムパネルラのほうが、この人形よりよほど「人間」らしく見え、宝物のように感じました。新聞の書評でも最近取り上げられているので、興味のある原作ファンはぜひ一度手にとってごらんになることをお勧めします。
黒谷さんは、日本の人形劇における「出遣い」への不満を感じて、人形遣いと人形を同等に扱う演劇を作ろうと努力されていることがせんがわ劇場の広報でも紹介されています。このあたりの事情は、日本の人形演劇の文化の特徴でもあり、代表的な「文楽(人形浄瑠璃)」では、いまだに主遣いの人形遣いが黒子でなく顔を出す「出遣い」について異を唱え、名指しで非難する評論家がいることでもわかります。しかし、これは、人形浄瑠璃が本来、義太夫の語りと三味線が主で、人形は従であり、序列も人形遣いが三番目ということが原因とも言えます。最近は文楽人形の美しさに注目が集まり、人形の動きを観る客が主流になりましたが、本来は人形は脇役でした。ですから、中には「きょうびの人形遣いには、三味線は頭(かしら。人形のこと)に合わせてくれとか言う勘違いもおって、困ります。人形が合わせるのが筋でっせ」と苦言を呈する太夫さんもおられるほどです。
ともあれ、文楽においては、たとえ、主遣いが黒子ではなく、紋付や裃を着て出遣いをしても、人形の演技はあくまでも俳優として立派に成立しています。それに比べ、今回のお芝居では、人形を遣う人も俳優の演技とは程遠く、人形もあくまで人形にしか見えなかったのは私だけでしょうか?
「どこまでもどこまでも僕たち一緒に進んで行こう」という今回のコピー。ジョバンニとカムパネルラにおいて、このテーマが伝わってきませんでしたが、黒谷さんは、このテーマで「人形と人形遣いが2人で1人」ということも表したかったようです。ただし、それも成功したようには見えませんでした。人形の演技を主にして、人間は生きた背景のように使う方法もあったかに思われますが、それでは黒谷さんは不満で、あくまで人間と人形を等分に扱いたい
というお考えのようです。
その場合、人間が今回のようにたくさん動き回るのであれば、もう少し人形のサイズを大きくしないと難しいのではと思います。
好色一代女
劇団ショーマンシップ
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2010/01/27 (水) ~ 2010/01/27 (水)公演終了
満足度★★★★
ひとり芝居
昨年後半からひとり芝居を鑑賞する機会があり今回も見応えあって良かったな