最新の観てきた!クチコミ一覧

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御前会議

御前会議

クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)

Heiz Ginza(東京都)

2010/02/11 (木) ~ 2010/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

会議室で「御前会議」
前回の「タクラミ」のアンケートで平田オリザ作品をとりあげてもらえないかとリクエストしたので、偶然なのかもしれないが、早くも実現したのは嬉しい。青年団やオリザファンにもクロカミショウネン18を知ってもらう機会になると思ったが、青年団ファンにとって「御前会議」は周知の作品でいまさらの感があったのか、CoRichでの反応はいまひとつのようです。
この不定期の番外企画、「クロカミショウネン18」未体験の人にはぜひお薦めしたい。いちおう、アンケートにはチケプレのお願いをしておきましたので実施していただけるとよいのですが。そうしたら、もう少し「観てきた!」が増えると思うのです。
貸し会議室を使って会議を扱った芝居を上演するアイディアが良い。
観客も会議に参加しているような気分を味わえる。
今回はバレンタインデーにちなんで観客にチョコレート菓子が配布され、劇団員による自家製ホット・チョコレートの販売も行うなど、温かい気配りが嬉しい。ホット・チョコレートには劇団名入りのハートのマシュマロが浮かんでいた。

ネタバレBOX

青年団での「御前会議」を観たことがないけれど、脚色とは書いていないので台本は原作通りなのだろう。
一般市民らしき男女が7人集まって会議をする。上座には「佐藤さん」なる新聞紙で作った身体にトレーニングウェアを着た人物が座っている。
明らかに人形にしか見えない佐藤さんに対して、人々は挨拶の声をかけたり、お茶を供したり、同意を求めたり、顔色を伺ったりする。
最初は駐輪場とか、食品の賞味期限とか、邪馬台国は何処にあったかなど緊急性のない一般的な議題について議論しているのだが、休憩から戻ってきた木下(大竹悠子)と田中(廿浦裕介)が「陸軍」や「海軍」の立場を互いに主張したりして、どうも様子が変である。
やがてまるで戦時下のように専守防衛か「先制攻撃」かについて議論が白熱していく。そして、結論が出ず、佐藤さんに「ご聖断を」と迫っている最中、佐藤さんが倒れたということで、騒然となり、人々は介抱のため佐藤さんを担ぎ出し、部屋を出て行く。
そう、まさしく「御前会議」なのである。この連中が一体何者なのかはわからないが、会議はどこか太平洋戦争時代の軍部の会議を思わせ、佐藤さんを使って人の頭をはたかせたり、彼らは明らかに人形の佐藤さんをいいように利用している。本当に戦時下という設定なのか、擬似討論なのかわからないが、何とも不気味で、「東京ノート」とも共通する平田オリザらしい戦争に対する風刺が効いている。
「専守防衛」か「先制攻撃」かということについての議論のくだりは、北朝鮮問題が注目された時期、実際にTV討論などでも似たような議論が展開され、決して絵空事ではない。戦争の影は身近なところから忍び寄っていくという平田氏の持論がよく表現された作品と言えよう。別居中の中島夫妻を演じる渡辺裕也、出水由起子が、リアルな芝居を見せ、中島の夫と不倫関係にある松岡の太田望海がとても美しく、自信に満ちた高慢な若い女を好演。
これは原作の問題だが、賞味期限を語るところで納豆を例にとるのはふさわしくない。納豆は生鮮品のため、賞味期限ではなく消費期限が決められているからだ。
「クロカミのタクラミ」と称する番外公演は今後も続けるそうなので、次はどんな作品が来るか楽しみ。
アルペンループ

アルペンループ

サイバー∴サイコロジック

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2010/02/19 (金) ~ 2010/02/22 (月)公演終了

ナンセンスな笑いが好み
美術・音などのスタッフワークがしっかり世界を作っていて、その上で俳優が伸び伸びと動いていました。散りばめられた細かいネタ(誰もツッコまない)にツボをくすぐられます。劇団員を初めとした俳優の力量は勿論のこと、演出家が俳優を生かす腕も見事なんだと思います。全体的に学生劇団のような勢いの良さを感じました。

踊るワン‐パラグラフ2010

踊るワン‐パラグラフ2010

ニットキャップシアター

ザ・スズナリ(東京都)

2010/02/18 (木) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度★★★

ちょっと難しいかな?
前半はストーリーを追うのに忙しかったですが、後半はおどろおどろしく盛り上がって楽しめました。ちゃんとミステリーになっているんですね。ただ私の理解不足なのか、?の部分が多くてモヤモヤが残りました。

飛龍伝2010―ラストプリンセス【作・演出 つかこうへい】

飛龍伝2010―ラストプリンセス【作・演出 つかこうへい】

松竹

新橋演舞場(東京都)

2010/02/03 (水) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度

ひどかった・・・観てられなかった。
初のつか芝居&新橋演舞場ということでそれなりには期待していったんだけど・・・感想は「ひどい」の一言に尽きます。休憩入れて3時間弱、何度途中退席しようと思ったことか。まず脚本、モチーフを脇に置いたとしても、台詞がやけに薄っぺらい! とてもプロの脚本家が書いたとは感じられない言葉を役者がしゃべってました。あれでは俳優がかわいそうです。やけに長台詞が多いのも、ダイアローグを紡ぐ筆力がないせいではないかと疑りたくなります。それからそもそも、芝居が成立してなかった! 物語はドラマたっぷり、波乱万丈の筋書きにもかかわらず、舞台上で成立してないから、個人的には観てて「?」連発です。これは演出家が入院したため身のある稽古ができなかったからかもしれません。とにかく、もうつか芝居は二度と観ないでしょう。

増殖おんな

増殖おんな

ぬいぐるみハンター

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/02/19 (金) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

歩き見という実験
歩き見という形式は新しくないかもしれませんが、それでもかなりの劇薬なんだろうなと思います。当パンの文句や劇中のセリフ回しなどにキラリと光る遊び心のセンスが素敵でした。

アポポポポポポキシー・モニカ

アポポポポポポキシー・モニカ

劇団ハーベイ・スランフェンバーガーのみる夢

駒場小空間(東京大学多目的ホール)(東京都)

2010/01/29 (金) ~ 2010/01/31 (日)公演終了

絵本のような世界
荒川くんの紡ぎ出す絵本のような世界に立体になって飛び出てきたような芝居。スタッフワークが秀逸で、空間を創り出していたのが印象的でした。

監視カメラが忘れたアリア

監視カメラが忘れたアリア

虚構の劇団

座・高円寺1(東京都)

2010/02/05 (金) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★

アンチテーゼ
鴻上さんが思う管理社会に対する答えなんでしょうね。

初見の劇団ですが、
なかなか活発で楽しませてもらいました。

パニ★ホス

パニ★ホス

PU-PU-JUICE

ザ・ポケット(東京都)

2010/02/18 (木) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

満足度★★★

私も観ました
爆笑コントとシリアス(?)ストーリーが交互に楽しめて満足です。劇中劇も良かったし、主演女優さんもキレイでした。ただしビデオの使用は反則では?他の芝居でも時々みるけど、これどうにかなりませんか。興醒めしちゃいます。

エビータ

エビータ

劇団四季

自由劇場(東京都)

2010/01/16 (土) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

よくできたミュージカルです。
エヴァ・ペロンの人生を描いて中々見所のある舞台だが、なぜ今また野村玲子主演なのだろうか。四季には何百人という女優がいると思うが、一時エヴァを退いていた野村が再びエビータのタイトルロールとは。 台詞がすべて歌唱なので歌の巧拙が気になる。芝清道(チェ・ゲバラ)の歌はすごい。

凡骨タウン

凡骨タウン

モダンスイマーズ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2010/02/05 (金) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

正直言うと
続編は見たくなかったかな。夜光ホテルは大好きな作品です。しかし今回の作品を見たら夜光ホテルの印象が変わってしまいました。感動が薄れたとかではなく、知りすぎたというか、、。知らないほうが想像力をかきたてられて良かったのかも。

女女女ニョニョニョ

女女女ニョニョニョ

グワィニャオン

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2010/02/18 (木) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★

やっぱり面白い
久々のグワィの観劇。初女性ユニットにわくわくして観に行きました。いつもの感じよりスピーディー差はなかったが、魅せる演技に魅了されました。女性パワーってすごいな~!荷物の中身が女ってのが面白い。

そして彼女はいなくなった

そして彼女はいなくなった

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2010/02/11 (木) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度★★★

夢に出て来そう
初めの展開は淡々と進んで行くテンポで気軽に観ましたが、終盤は入れ替わり立ち替わりで最後はあら!って感じ。びっくりな終わり方。カテコも作品の世界観を出したまま終わりぞぞっとしました。

踊るワン‐パラグラフ2010

踊るワン‐パラグラフ2010

ニットキャップシアター

ザ・スズナリ(東京都)

2010/02/18 (木) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度★★★

後半の盛り上がりが楽しい。
睡眠不足で挑みましたが
後半での盛り上がりに目がパチリ、当然だけれども
祭りの後の嫌で、切ないラストまでの流れが印象的でした。
東上して4本全て拝見してますが、4本ともテイストが違うね
次回また年内に東上して下さるのが楽しみです。
色々ハッキリしない所が、この物語にはとても良いです。
でも、ゴマさんのコスプレ見たかったなぁ
ネタバレは、TBにて。「粉もん」以外に受けてるのは意外(笑)

コルテオ

コルテオ

CIRQUE DU SOLEIL

福岡・新ビッグトップ(千早)(福岡県)

2010/02/11 (木) ~ 2010/04/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

すごかった
感動したの一言でした!!!!!
演劇だけでなくたまにはああいうのもいいですよね。凄く刺激になります。

3000年前のかっこいいダンゴムシ

3000年前のかっこいいダンゴムシ

福島県立いわき総合高等学校

アトリエヘリコプター(東京都)

2010/02/17 (水) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

1500円は安すぎる!
笑わせてもらいました!たっぷり!
現役・高校生が、高校生を演じる、しかも五反田団風のリアルな味付けで!
これは、もう「生モノ」。いましか味わえない!
おそらく再現不可能。観てて、笑いながら、感じた気持は正直なところ「悔しい!」。はるか昔に過ぎ去った時を、いまリアルに演じる彼ら彼女らには、観ている方は敵わない。
うーん、参った。
これで、1500円は安すぎる!いやぁ、小劇場というのはこれだから困る。アマチュアの方が時には面白かったりするんだから。

僕等のチカラで世界があと何回救えたか【作:高羽彩×演:青木豪】

僕等のチカラで世界があと何回救えたか【作:高羽彩×演:青木豪】

ネルケプランニング

紀伊國屋ホール(東京都)

2010/02/17 (水) ~ 2010/02/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

2回目ともなると・・・
すみずみまでチェックでき、前日に比べ、前の方の席だったからか、みなさんの熱のこもったメッセージが、心にガツンと響いてきました。今日は涙まで・・。

僕等のチカラで世界があと何回救えたか【作:高羽彩×演:青木豪】

僕等のチカラで世界があと何回救えたか【作:高羽彩×演:青木豪】

ネルケプランニング

紀伊國屋ホール(東京都)

2010/02/17 (水) ~ 2010/02/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

ぐさっ!
当然息の合ったRUN&GUNに、いい味出してる客演の方々。
確かに重いテーマが根底に流れているが、学校の懐かしさ、そして、思いのほか笑えるところもあり、安心したというか、良かったです。
宮下くんの迫真の演技は圧巻で、胸に突き刺さってきます。

そして、次の日も観に行ってしまいました。

赤い薬

赤い薬

MONO

HEP HALL(大阪府)

2010/02/19 (金) ~ 2010/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

今を生きるんです。
 普通のお芝居、しっかりと作られた、とても面白いお芝居でしたそれぞれの見せ場でたいへん上手い役者達、流石。

みんな、なんやかんやと今を生きてるんです。
生ていくのですよね。
切ないでもなく、悲しいでもない、この感覚、言葉ではうまく表せません。

面白かった。

ネタバレBOX

高額謝礼で薬の試験に参加した親類がいない孤独な4人、
ヤバそうな薬、副作用が馬鹿騒ぎ、その後の効果、
効かない-飲んで無い
次は注射で-逃れられない
脱走、逃げたが、元々まともな仕事が有るならこんな事しない。
違う薬の試験に申し込み再び出合う
お城好きの人が孤独死。彼か?、彼じゃないよ 希望的観測。
 医者はやっと離婚出来たが10年間の相手、看護士さんは、一人で生きる決意をした。
みんな、なんやかんやと今を生きてるんです。
生ていくのですよね。
切ないでもなく、悲しいでもなく、この感覚、言葉ではうまく表せません。
面白かった。
リベンジャーズ・トラジディ

リベンジャーズ・トラジディ

ナカゴー

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/02/17 (水) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★

塗りこめるような表現の強さ
色というか雰囲気の作り方を
その場にあわせて自由自在に
操っていく力に目をみはりました。

ネタバレBOX

心地よく笑いぬけられるような部分もあったり
舞台からの圧力に押し込まれるような部分もあったり、
シーンの重ね方で舞台の雰囲気が小気味よく変わっていきます。

そのなかで表される
さまざまな色にどんどん翻弄されていく。
舞台の密度を人数でかけたり
ぞくっとくるような表現で厚くしたかとおもうと、
一方でギャク仕立てかとおもえるような
確信犯的ともおもえるような薄っぺらさを作り出したり。
暗転を重ねて物語のつながりからディテールをスパッと落としたかと思えば、
モノローグのような長台詞に役者の演技力を重ねて
ひとつのシーンを塗りこめて言ったり。

で、
それらのけれんがよどんだり浮いたりせず、
見る側に焦点を結んでしっかりと認知されるのです。
奇抜であったり、べたであったり、ずるいとさえ思えたりするのですが
でも、「おもしろい」と思わせる直感的な感覚がやってきて
うそっぽいとかくだらないとか感じる理性の感覚を
しっかり押さえ込んでしまう感じ。
そのうちに、彼らの表現だからこそ
感じうる世界があることに気づいて。

この作品、
多分見る人によって、好き嫌いや評価の違いは
でるかもしれないと思うのです。
私とて、作品から深い感銘を受けたかと問われると、
必ずしもそうもいえない部分があったりもする。
でも、感銘とかいう感覚とは別に、
理性では抵抗しがたい魅力があって
捉えられてしまうのです。

確かPrifixで観て気になっていたこの劇団、
さらに追いかけてみたくなりました。


スレ違いの糸は風の空模様

スレ違いの糸は風の空模様

劇団光希

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2010/02/18 (木) ~ 2010/02/21 (日)公演終了

観客年齢層がかなり高い?
どこかで見たような景色、誰かを知っているような時間、こんな人がいるだろうと言う思い、わかりきっているのに初めて心に響くようなごくごく当たり前の日常の出来事が、簡単なパズルのはめ込み式で現れる。
少し稽古不足なのかと思わせる素人さ?で、それが却って良かったかも・・・
わかり易く気持ち悪くなく、その分安心して見られた舞台。
だが、シンガーソングライターのギターと歌はちょっとずれていたように思う。
口ずさむ程度でよかった・・・

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