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笑う魔女の罠~Traps of the Laughin' Witch~

笑う魔女の罠~Traps of the Laughin' Witch~

劇団三年物語

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2010/05/16 (日) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑えない状況も笑えてしまう。
楽しかった~。泣き叫び、命乞いをする、そんな恐ろしい状況なのに、思わず笑ってしまう三年物語さんの舞台。 魅力的な役者さん達が激しい感情を激しい表情で熱演してます。(1部)本当に殴ってます、蹴ってます。身体を張った渾身の舞台です。 もう一回観てこよ。

ゆるやかスイッチ

ゆるやかスイッチ

THEATRE SONES

cafe sones(福岡県)

2010/05/16 (日) ~ 2010/05/17 (月)公演終了

ゆるゆるっと観れた
がっつりお芝居という感じではなかったけど、とにかく近くで観れたのが最高でした。去年初めてここで芝居みたんだけど、結構はまるイベントではあるかも。ワンドリンク付きだけどちょっとおつまみも食べたかったな~~カフェだし。もともとカフェウィークの一環としてやってるようでいろんな企画があるようだ。自分は芝居部分だけでいいなと思うのであちこちに行くことはないかもしれないけど、選択範囲が多いほうがやっぱり人は集まりやすいだろう。音楽好き、芝居好き、コーヒー好き、小物好き、とかね。

『革命日記』

『革命日記』

青年団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2010/05/02 (日) ~ 2010/05/16 (日)公演終了

満足度★★★

お見事でした
人は、革命を夢想していても
所詮日常生活を全て切り捨てることは出来ないのだろうか。
個人と組織が危ういバランスの上に成り立っている状況を
リアルに見せてもらったように思う。

当日は、かなり辛い体勢で観劇していたのだが、
途中から全くそれが気にならなくなっていた。
感情移入は出来ないけれど、
もの凄く集中して観ることの出来る芝居だったと思う。

ネタバレBOX

人物造形とそれを表現する役者さんが素晴らしかった。
組織のリーダー役が、メンバーを完膚無きまで論破するあたりは
観ていて本当に腹が立ったくらいだったし、
女性同士の感情の行き違いにもドキドキさせられた。
ミブロ! ~新撰組転落記~

ミブロ! ~新撰組転落記~

劇団バッコスの祭

アドリブ小劇場(東京都)

2010/05/13 (木) ~ 2010/05/19 (水)公演終了

満足度★★★★

躍動感と様式美!
 相変わらず立ち回りがかっこいい。芝居全体から躍動感を感じる。そして見事な様式美。劇団としてひとつのスタイルを確立しつつある。

 役者は皆好演だが、その中で特に近藤勇役の石井雄一郎の上手さが群を抜いている。松平容保役の小澤雄志もいい味を出していた。

ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶

ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶

チェルフィッチュ

ラフォーレミュージアム 原宿(東京都)

2010/05/07 (金) ~ 2010/05/19 (水)公演終了

満足度★★★★

手法のキレはやはり圧巻
2度目のチェルフィッチュ。前回観た『フリータイム』よりはるかに分かりやすく、ちょっと「面白い」と思ってしまった。
独特の手法から紡ぎだされる徹底的に空虚なリアル。
無自覚に「普遍」を描こうとする演劇人が多い中、正面を切って表層を描くチェルフィッチュは、やっぱり強いしカッコいい。
意図した感想か分からないけど、僕は、チェルフィッチュを見るたび表層こそがリアルなんだと確信します。

旅、旅旅

旅、旅旅

ロロ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/05/06 (木) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

満足度★★

うーん。。
家族をテーマにした小劇場作品は多い。
だいたい、「他にリアリティ持って描けるテーマが無いだけなんじゃねーの?」という視点で見ちゃうんだけどそれを超えてくる作品もある。
この作品からは、残念ながらそれは感じなかった。
奇をてらった手法の全てがありがちに見えた。
評判のカンパニーだけに次回以降に期待。

パラデソ

パラデソ

タカハ劇団

小劇場 楽園(東京都)

2010/05/02 (日) ~ 2010/05/11 (火)公演終了

満足度★★★★

カルトに対する同世代的距離感
今、演劇の面白さの尺度として1番重要なのは”リアル”だと思う。
この作品は”カルト宗教”との距離感がものすごくリアルだった。
上の世代のように、「加害者たりえたかも知れない」可能性を描くのではなく、「所与として存在していて、興味はあるが離れていたい現実」としてのカルト。
役者の皆様も素晴らしかった。
今後も期待してます。

バイ・バイ・ブラックバード

バイ・バイ・ブラックバード

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2010/05/13 (木) ~ 2010/06/06 (日)公演終了

満足度★★★

更なるチャレンジを希望
ダンス、セット、映像と、新しい試みが随所にあり、
チャレンジ精神を感じさせられた。
無駄なギャグや、くどいキャラクターが少なかったのは好印象。
この点においてはこのまま継続させて欲しいものです(笑)
客演の有馬自由さんがとても良い味を醸し出していた。

ネタバレBOX

病気により、ある時点までの記憶をなくしてしまった人々の再生の物語。
あるものは新しい人生を生きなおす決意をし、
あるものはどうしても過去を取り戻そうとあがく。
取り戻した過去は決して素晴らしいものだけではなかったが・・・。

主軸は違うのだが、
設定としては以前上演した北村薫の『スキップ』の
裏返しのように感じられた。
42歳の身体に17歳のココロ。
周囲から見れば今回の後遺症と同様に見えたに違いない。
今回、セットの印象がちょっと似ていただけに
尚更そのように感じたのかもしれないが・・・。
「ヒッキー・カンクーントルネード」の旅 2010

「ヒッキー・カンクーントルネード」の旅 2010

ハイバイ

アトリエヘリコプター(東京都)

2010/05/16 (日) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

打ちひしがれるほど面白い。
”家族”を描いた小劇場作品に辟易としている今日この頃。
でも、ハイバイは違うんだなぁ。
ただ、引き籠り経験でエッジが効いているだけじゃない。
自分の経験を、ここまで切実かつ引いた目線で真摯に描ける作家は他に居ないんじゃないだろうか。
安易な音を使わず、照明・舞台もカッコつけず、ここまで心に突き刺すのは、脚本・演出があまりにも芯が通ってるから。
これからも、応援してます!

ジョセフ少年の告発(ご来場ありがとうございました!)

ジョセフ少年の告発(ご来場ありがとうございました!)

東京パリ帝国

プロト・シアター(東京都)

2010/05/14 (金) ~ 2010/05/17 (月)公演終了

満足度★★

確かに恋と青春とロックンロール!の話ではあった。
目がチカチカするほどカラフルな衣装や、突拍子もなくはじまるギャグに寸劇、生マイクを使って柱書きをナレーションするスタイルなどは何処となく昭和臭を漂わせ、おまけに往年のロックスター(に扮した)たちも登場するものだから、とっても賑やかな雰囲気で、概ねつかみはOK!なのだけれども、単発的な自己完結型のエピソードが多く、物語がうねり出さぬまま終息していったこと、単純に登場人物が多すぎたのか、上手いことさばき切れていない側面があり、全体的につかみどころのない作品になってしまったように思われるのが本当に惜しい。

ネタバレBOX

とある国の15歳の王子、ジョセフ少年は、尾崎豊『15の夜』に感化され夏休みのある日、幼馴染を誘ってバンドを結成する。メンバーは幼馴染のモンテスキュー少年とユキちゃん。モンテスキュー少年はギターを、ユキちゃんは鍵盤を担当するのが決まった。

ジョセフ少年の「やっぱバイクは中免でしょ。」という鶴の一声で、盗んだバイクで走りだすべく(?)一同は自動車学校の門を叩くことになるのだが、3人はお金を持っていないため、自動車学校に通うお金を貸してもらえるよう、そこら中の自動車学校を尋ね歩く。

ようやく、お金を貸してくれる自動車学校が見つかって、無事入校出来ることになった3人だったが、この自動車学校には脱税をしているらしるらしい校長先生や、人類のやさしさを発見したら博士、エスパー少女まみ、女優志望のビバリなどがおり、これらの珍妙な人々に3人は巻き込まれていくのがはなしの主。

その中で往年のロックスターらが劇中劇として登場したり、モンテスキュー少年がユキちゃんを、ずっと好きだったとカミングアウトする話、自動車学校の先生のもとに届く脱税の通知書だと思われた面々は、実は郵便局員が国税局と恋文を交していたという話、エスパーまみが14歳の時にビートルズとセッションした話など、とりとめのないエピソードが挿入されるのだが、バンドをやりたい3人にしても、自動車学校の人々にしても、あまり他者に関心がないのだろうか自由奔放に振舞っていることがどうも気になってしまった。ましてやジョセフ少年の結成したバンド、結成しただけで活動してないし、持ち歌ゼロでやる気なさすぎだし。笑

作品タイトルは、集団のなかで自分勝手に振舞う人間たちの傲慢さ、その本性を告発するものかと思ったのだが、ジョセフ少年はモンテスキュー少年が好きということをみんなの前で告白しただけで終了…。(それ、告発じゃないじゃん、みたいな。)

私には正直言ってこの物語が何を求めていたのか、何を伝えたかったのか、イマイチよく理解できなかった。けれど好きなシーンはあった。それは、緊急招集されたロックの神さま、シド・ヴィシャス、フレディー・マーキュリー、カレン・カーペンター、ジョン・レノン、尾崎豊ら(に扮した)が登場し、we will rock youをうたう場面。
そういえばあの時、神の子が見つかった!なんてセリフをフレディーが言っていたけど、ロックの神からのお告げによってロックに目覚めたジョセフ少年をもう少し丁寧に、描いて貰えたらよかったかな、とおもいました。たとえば、ロックに目覚めた少年は、たった一瞬にしてバンドを結成。尾崎ばりにバイクをふかすべく、まずは皮ジャン&皮パンのオーダーメイドを実母に要請。バイクに跨るに相応しい姿が整ったところで自動車教習所の門を叩く。だがそこは自動車教習所とは名ばかりの、ROCKの教習所(ロック=ギターの速弾き=速度=車。的な)であり、ジョセフ少年らはエスパーを駆使した珍妙な人々にROCKのイロハを伝授され、ロックの殿堂入りをめざすべく地獄の逃避行(修行)を敢行する・・・などの方法で。
それからロックやりたいって動機を、モテたいとかスターになりたいとかそういうベタで不純な動機がプラスαあってもよかった気がしたのと、モンテスキュー少年は、名前からして哲学的な響きがあるのだから、それを生かして会話の端々にやたらと偉人の名言や格言を言うクセを作るのも手だったようにおもいます。たとえば、バントやろうぜってジョセフから誘われた時には「ロックはトモダチがいないヤツのための音楽なんだ。(←by甲本ヒロト)自分はビリーブマイセルフで行く。」と抗うなどして。
ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶

ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶

チェルフィッチュ

ラフォーレミュージアム 原宿(東京都)

2010/05/07 (金) ~ 2010/05/19 (水)公演終了

満足度★★★

空虚な言葉がコミカルに浮き彫りに
まず、あの繰り返されつつも、微妙に細部が異なっている厄介な台詞を
語りつつ、切れの良い動きを見せ、もとい魅せてくれた俳優達にエール。

何度も何度も執拗に繰り返される、一見意味の無い言葉の数々、
「ホットペッパーって役に立つんですよねー」「クーラーが寒くて地獄
みたいなー」「女性ってそうですよねー」…

何回も繰り返される動きと共に、見ているうちに俳優達がまるで
「演技している人間」というよりも「律動するゼンマイ人形」か何かのように
見えて仕方がありませんでした。

ネタバレBOX

結局、派遣の社員達はクビにされた同僚の送別会をやる、といいながら
その実皆自分のことで頭が一杯で、同僚をタネにしてどれだけ自分のことを
語る、というか、押し付け合うか競っている。 そんな空虚過ぎる風景。

正社員達も互いのことなんてどうでもいいし、クビになる同僚も会社の
人間なんて素でどうでもいい。 どうでもいい人たちが開いてくれる
送別会より、それにかこつけて自分のことを話す方が大事。

暗転直前、派遣の「小松さん」がクビになる「エリカさん」に、
「私達も遅かれ早かれ後を追いますんでー」って言った時笑った。 ヒドッ。

『ホットペッパー』が一番面白かったかな。 登場人物が三人と
三者三様違う動きを見せてくれるし、台詞もヴァリエーションがあったし
一人が躍るような動作で自己主張してる時の、他の二人の反応も
何気に面白かった。 うちわであおぎ出したりするし(笑
ぎこちなく、不穏なjohn cageの音楽もマッチし過ぎです、本当に。


『クーラー』『別れの挨拶』は動きの切れは凄く良いのだけど
いかんせん人物が二人ないし、一人なのでどんなに良くても
基本同じ動作の繰り返しなので冗長にはなった、かな。
少し時間も長いような気がした。

でも、動き的には『別れの挨拶』が一番良かったと思います。
甘え

甘え

劇団、本谷有希子

青山円形劇場(東京都)

2010/05/10 (月) ~ 2010/06/06 (日)公演終了

満足度★★★★

ぎりぎりに攻めた演出
伝わるか伝わらないか、ぎりぎりを攻めきった演出。鳥肌もの。

Hello-good bye

Hello-good bye

ピルココ

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2010/07/09 (金) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

感動しました!
前回公演、観ました!
奥田さんがすごくかっこいいなと思いました。
今度も楽しみです。

2人の夫とわたしの事情

2人の夫とわたしの事情

シス・カンパニー

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2010/04/17 (土) ~ 2010/05/16 (日)公演終了

満足度★★★

コメディーだ!
松たか子は好演でしたね。可愛らしい。嫌いではないけどコメディーは少し苦手。なので、少々長く感じました。

ザ・パワー・オブ・イエス

ザ・パワー・オブ・イエス

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2010/05/10 (月) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★

少し退屈でした
連れの都合により、当日券を買って観るしかなかったので、席が最前列。ベンチシートの低さが腰痛をもろに直撃し、首は疲れるし、堅い内容なので、少々辛い観劇となりました。
デイヴィッド・ヘアーって「ダメージ」や「めぐりあう時間たち」の映画脚本も担当したかたなんですね。2作とも観てます。好きな作品です。以前、燐光群で上演した「パーマネント・ウェイ」に興味があって行けなかったので観たいと思ったのですが。
本作は日本経済新聞社主催の読者ご招待企画にして、お土産に「日経経済用語解説」でも配ればよろしかったかも(笑)。
本作の感想としては、経済とHさんの「言葉の使い方とか、金融商品の捉え方とか、デビッドヘアーの元の台本にちょっと疑問点があるんですよね。あまりにも短絡的な捉え方で、本質まで迫っていないのではないかと、、、、。ステレオタイプになっているのではないかとです。手法などはいつものように面白いのですが、金融商品の専門用語や、実際に起きたことをどうとらえるかということで、この作品の評価は変わるでしょう。 」というご意見に共感しました。
仕事上で経済関連の記事も長く担当し、日経読者の私でも、正直、退屈でした。ドキュメンタリーの要素が濃く、登場人物によるステレオタイプの用語解説が続き、それが短絡的な印象があるので、「はたして本当にそうなの?」という疑問が残りました。演劇仕立てにはなっているけど、もう少し面白い趣向があるのかなーと期待していたので。「では、もう少し面白い趣向って何よ」って聞かれたら、言葉に詰まるんですけど。こういう手法はドキュメンタリー映画によく使われるので、演劇では、平板に感じて、退屈してしまったものですから。
ネタバレはたいしたこと書いてないですが(笑)。

ネタバレBOX

tetorapackさんと違って、私の足りない脳ミソで書く、別になくてもよい陳腐なネタバレなので、呆れないようにしてください(笑)。
登場人物の中で、本人の顔をはっきり知っている人がほとんどいないし、ときどき日経新聞でみかける外国の経済人など私にはどれも似たような印象でほとんど区別がつかないのであーる(笑)。
観劇の連れにいたっては、デイヴィッド・ヘアーを演じた俳優John Ogleveeをデイヴィッド本人だと信じて、「演技も巧いし、日本語も上手」なんて言う始末(笑)。
この芝居に出てくるノーベル経済学賞を受賞したマイロン・ショールズ(鴨川てんし)なんて、ご当人の性格は知らないが、インチキくさくて、とっぽい親父って印象に見えてしまった。いいんでしょうか(笑)。
未公開株投資家のスコット・ラドマン(杉山英之)は、黒革のジャケットに白いシャツ、ジーンズと、変身前の仮面ライダーの普段着みたいな格好でやけにワイルドでカッコイイんだけど、本人はどんな顔してるんだろう。
一番笑えたのはロナルド・コーエン(中山マリ)。コーエンは私でも知ってるし、小柄なスーツ姿、一応金髪にしてるけど、どう見ても何か田舎の売れない漫才師みたいで、とうとうと演説するのだけど、「これがコーエン?」って違和感がありました(笑)。中山さんはベテランだから演技は達者ですけど。
こうなると、いっそのこと、ホリエモンとか、ソフトバンクの孫さんとか、楽天の三木谷、インサイダー疑惑の村上世彰、SBIにいた元ホワイトナイトのおっさん北尾吉孝とかの「役」も日替わり出演させちゃったら、どうかねと思いました(笑)。
女優では説明役のマーシャル・セルダレヴィクの安仁美峰のしゃべりかたが心地よく、集中できて彼女が出てくるとホッとした。もう一人、金融ジャーナリストの松岡洋子もなかなかチャーミングでした。
・・・ってなると、市場の金を動かしてる当事者以外、あまり魅力的じゃないんだよねぇ(笑)。
題名のとおり、作者のデイヴィッドに金融関係者がまことしやかに持論を吐いて、「はい、わかりました」と言わせる話。
この話の最終幕は市場経済の混乱により、犠牲者が死屍累々ということで、ほら、シェイクスピアの芝居みたいで演劇と似てるでしょう、ってオチなんです。
確かに、こういう金融市場のしくみって素人にはねずみ講同様、入り口で説明されてもよくわからないし、黒幕の当事者は結局金持ってて、懐は痛まない。米国の銀行家も高給取りで、まだ年金がほしいなんて寝言言ってるわけだし。踊らされた小規模の個人投資家や、本来、マネーゲームに参加してないのに、余波をかぶるわれわれ庶民が迷惑をこうむるだけなんだよねって話。
でも、そういう結論はわざわざお芝居にしなくても、普通に新聞読んでればわかりきったことで、「ええ、そうなの!」という新たな見方が提示されるわけでもない。
一部インテリの人たちが「ふむふむ、クスクス。おれは意味わかるから面白いけどね」って優越感にひたれるお芝居に思えたのです(笑)。
加えて、海外で上演するとか、演劇の専門家が観れば、また受け止め方も違うのでしょうけど、日本では、もう少し、とっつきやすいかたちにしないと、金融知識の啓蒙にもならないと思います。
金融業界にせもののオンパレードというか、知らない人のそっくりさん大会の中で手探りで金融のお勉強がてら観劇するもよし、ってとこでしょうか(笑)。
別に演劇好きでなくても、就活の学生さんにはおススメかもね。


Do!太宰

Do!太宰

ブルドッキングヘッドロック

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2010/05/14 (金) ~ 2010/05/23 (日)公演終了

満足度★★★★

全然長く感じなかった。
最初に2時間越えると聞かされ、お尻痛くなるな~と
覚悟していたのですが、美術も面白いし映像も良いし
ストーリーも、喜安さんの熱い気持ちが伝わりました。
さすがです。
もちろん太宰さん知らなくても大丈夫です、十分に楽しめます。

投げられやす~い石

投げられやす~い石

ジェットラグ

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2008/01/24 (木) ~ 2008/01/27 (日)公演終了

満足度★★★

再演
するんですよね?
やはり「喝采」は卑怯だと思う。

かもめ‐愛を紡ぐ人‐」

かもめ‐愛を紡ぐ人‐」

六舎企画

シアターX(東京都)

2010/05/11 (火) ~ 2010/05/16 (日)公演終了

満足度★★★

かみまくる主役
むしろ脇役の演技が秀逸!

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

美しい湖のほとりにある伯父ソーリンの田舎屋敷が舞台。
そこへ著名な作家トリゴーリンを連れて、モスクワから有名女優である母アルカージナが華やかな空気と共に帰ってくるところから始まる「かもめ」のストーリーは知らない方は居ないと思うので割愛。

「かもめ」の最大の見せ場は苦悩だ。だから、心理劇にふさわしい物語の舞台化を何度となく観ている。
トレープレフの苦悩は、アルカージナやトリゴーリンが少々の才能で華々しい成功を収めていることに対する不満と、自分の愛するニーナがそのアルカージナやトリゴーリンにあこがれて自分を捨ててモスクワへ行ってしまったことを主な内容としているが、彼は変化のない草深い田舎でこの単純な不幸に繰り返し浸っていただけでこれ以外何も経験することがなかった。

雑誌に取り上げられて小説家として、そこそこ有名になってはいたが、ともかくこういう環境の中で書斎にひきこもり、ニーナに対する愛情だけをたよりに生きていたトレープレフは妄想と幻影の混沌のなかをふらついて、ただただ、出口のない単調な苦悩で神経をすり減らしてしまったのだった。

今回はこの主軸となるトレープノフ役のセリフの噛み(とちり)が多かった事と演技力がまだ未熟だったことから、その世界観に浸れなかった。しかし、脇に徹するキャストらの演技が秀逸だったので、救われた舞台だった。
ソネザキシンヂユウ

ソネザキシンヂユウ

日本のラジオ

東京ビッグサイト・デザインフェスタ会場内(東京都)

2010/05/15 (土) ~ 2010/05/16 (日)公演終了

20100516
。・`ω´・)ノ よい。短いけど3回見ても飽きなかった

ミブロ! ~新撰組転落記~

ミブロ! ~新撰組転落記~

劇団バッコスの祭

アドリブ小劇場(東京都)

2010/05/13 (木) ~ 2010/05/19 (水)公演終了

満足度★★★★

大胆な解釈・構成・メッセージ性
2歳のとき、初めて映画館で観た映画が東映時代劇、昭和30年代の東映時代劇映画は、大人に混じってリアルタイムでほとんど全作品を観てきた私は、筋金入りの時代劇ファンだが、いや、だからこそ、最近のTV時代劇はあまり観たいと思わないし、たまに観ても満足できない。小劇場の時代劇もおもはゆくてむしろ苦手なジャンルだ。「殺陣がスゴイ」「役者がステキ」と聞いても、まず食指が動かない。
その私が唯一楽しめるのが「バッコスの祭」なのだ。小難しい時代考証なんかすっ飛ばして、大胆な解釈・構成で突っ走る爽快さがたまらない。
やたら時代考証にうるさい自分が、「いいぞ、うんと壊せ!もっとやれやれ!」と心の中ではしゃいでいる(笑)。
しかし、森山智仁という人は、史実の肝はきちんと押さえ、明確なメッセージを伝えてくるのが流石だ。
私はいまから何十年も前に日本史が好きという単純な理由で史学科に進んだ、いまどきの「歴女」の草分けで、高校生のときは毎日「新撰組」のことばかり考えていて親に怒られたクチ。当然、本作には興味津々だったが、前回の「忠臣蔵」に続いて、また泣いてしまった。私は芝居を観てもまず泣かない、というより映画と違い、芝居では泣けない人間なのだが。
中盤で、涙がポロッとこぼれ落ちて焦った。「芝居はまだこれからだぞ、いまから泣いてどうする!」自らを叱咤し、舞台に目を凝らした。そしてラストシーン。うーーん・・・・巧い!脱帽である。
時代劇や日本史に興味ない人にもおススメです。

ネタバレBOX

冒頭、斉藤一役の丹羽隆博が新撰組について回顧するように語り始めるが、これには仕掛けがあり、ラストにつながる。
入隊希望の藤堂平助が「新撰組」屯所を訪ねてきて、股旅物の仁義を切るのには唖然。こりゃないだろと思ったが、それは壬生にいた当時の新撰組がまるで暴力団のような存在だったデフォルメなのかもしれない。
今回、新撰組に不可欠の土方歳三が出てこないが、それは、この物語のテーマに関係がある。斉藤は「自分の行く道をなかなか決められない男」、彼が主役だから。そして、「局中法度」で「事の善悪、各々にて思案すべからず」と、隊士にいらぬことを考えず、人斬りに徹するよう仕向けたこの集団において、斉藤は忠実に動いたのである(本作では)。
組織に忠実という点では土方が一番だが、土方は積極的に隊のシステムを考えて動き、最期まで次々に決断して行った男だから、土方を出すと今回のテーマを明確にできないのだろう。このあたりの思い切った決断は見事で、森山は土方並みの非情さをもって作品に取り組んだと言えよう。今回の設定に私が反発を感じないのは、森山が司馬遼太郎の「燃えよ剣」を読みながら「土方の扱いをどうするか」と思案していたことをブログで読んで知っているからである。決して単純なご都合主義の削除ではないのだ。
土方を廃した代わりにと言っては何だが、斉藤一に土方的なニヒルな面を入れ込んで土方ファンのガス抜きをしているとさえ感じた。
丹羽の何かに取り憑かれたようなアブナイ演技を見ていると、ふだんはどんな人なのか興味が湧いてくる(笑)。
近藤・斉藤と対立する芹沢鴨(上田直樹)は史実とは反対に、草食系男子で、芹沢というより、むしろ本作には出ない穏健派の山南敬助に近い。
そして山南とも共通する文系論客だった伊東甲子太郎と同一人物にする、これまた大胆な創作も面白かった。
沖田総司(雨宮真梨)の青白い魅力が良かった。雨宮は口跡が良く、目ヂカラがある。沖田が初めて人を斬るという興奮のさなか、女を斬ってしまうというのも、史実ではない別のリアルさがあった。
その女、お雪(濱坂愛音)は京の町の女子アナ?兼大和屋のお内儀で、妻を殺された主人(小林裕介)は伊東一派を支援する。小林は短い出番だがこの役らしく実直な演技で印象に残る。
藤堂平助の辻明佳は明朗な爽やかさを出して好演。いままでバッコスで観た役どころとは違い、とても新鮮だった。
藤堂の母親(柿谷広美)のいまふうお母ちゃんぶりが笑える。松本良順(稲垣佳奈美)をお良という女医にしたり、恋愛場面をお梅(金子優子)に絞って、よけいな恋愛噺を入れなかったのも名案。
近藤勇(石井雄一郎)は幕府に使い捨てにされながらも、容保に深々と頭を下げ、幕府への想いを表現する場面がよかった。
今回、近藤勇役の石井と斉藤役・丹羽のクセ者?コンビの芝居が観られたのも嬉しい。セットの関係もあるのか、松平容保(小澤雄志)が会津藩邸に隊士を呼びつけず、まるで鬼平の長谷川平蔵のように着流しで気軽に自ら出向いてくる(笑)。小澤は森本レオと長谷川朝晴を足して2で割ったように飄々としている。
山崎烝は、俳優の宇佐見輝に不満はないが、どうせなら監察方という史実を生かして描いてほしかった。
原田左之助の飛山裕一は槍の使い手ぶりを発揮。
服部武雄(深月要)は若年だが剣の腕が立ち、史実では伊東甲子太郎にとって、武市半平太の岡田以蔵的存在だったようだが、本作では新撰組内の剣の流派の対立が離反組を生んだという史実も踏まえている。「深月要って人は男?女?」という疑問が観客に湧くらしく、隣席でも話題になっていたが答えは女性です(笑)。彼女をバッコスに紹介したのは私だが、主宰は殺陣が得意な彼女の長所を生かして起用してくれ、深月自身も期待に応え、他劇団に出ていたときは見違える成長ぶりで驚いた。主宰をはじめ劇団員・スタッフ、客演陣に感謝です。
終盤、出番のない俳優たちが官軍側を黒子姿で演じたのにも感心。すっぽり顔を隠した状態での激しい殺陣は見事。女優陣の着付けが前回より数段、きれいになっていた。
ラスト、東京高等師範学校・卒業式での斉藤の訓辞は、生徒だけでなく現代の観客へのメッセージにもなっている。そして隊規に忠実だったであろう隊士全員の心情をも代表していると思う。生徒たちの「仰げば尊し」の斉唱も美しくそろっていて素晴らしかった。

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