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いつか失くした心のカケラ

いつか失くした心のカケラ

ぱるエンタープライズ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2010/03/30 (火) ~ 2010/04/04 (日)公演終了

満足度★★★

特別悪くはないが。。。
特別良くもない。新鮮味もない。早い話が、どこかで見たような平凡な作品である。出演者のレベルが素人っぽい。

とりあえず寝る女

とりあえず寝る女

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/04/02 (金) ~ 2010/04/06 (火)公演終了

絶妙なバランスがたまりません。美味。
後でよくよく思い出してみれば、結構突飛な設定もあったわけだけど、各キャラクターの演技に凄く説得力があったことで、ちょっとぶっとんだ人物にもまったく違和感を感じずむしろ変なリアルを感じるというのは凄いと思う。久々にぎゅぎゅっと満足した芝居。脚本力、演出力、役者力の絶妙なバランスと強固な信頼関係が素晴らしい濃度を生んでいた。良かったなぁ。好み。

片岡百萬両一人芝居

片岡百萬両一人芝居

ライトアイ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2010/04/05 (月) ~ 2010/04/07 (水)公演終了

満足度★★★★★

新作の完成度が高かった!テディベアも素晴らしい作品でした。
百萬両の為に書き下ろされた新作は、さすがに絶妙な言葉はこびと、彼のもつ身体能力を十二分に発揮した、私の期待を裏切らない、できばえでした。
夕暮れ鬼とテディベアーも、彼でなければこれまで程の鬼気せまり来る迫力の作品にはならないだろうの思いが、確信となりました。
二つの作品の間に、少しの休憩がありましたが、だれ一人として、席を立つ事もなく、余韻にひたれました。
最後にWコールまで!!
あーもうほんとに至福の空間でした。

ヒメ

ヒメ

チェリーブロッサムハイスクール

吉祥寺シアター(東京都)

2010/04/01 (木) ~ 2010/04/04 (日)公演終了

満足度★★★

まずまず
なかなか練られていた気はする

所々でいい部分はあったが

全体が何だかぼやけている感じ



でも好印象


チェリー役の方の
あの手話的な、手の動かし方、体の使い方は
美しかった。

DOWNTOWN FOLLIES vol.7

DOWNTOWN FOLLIES vol.7

Aux-Sables

青山円形劇場(東京都)

2010/04/04 (日) ~ 2010/04/13 (火)公演終了

満足度★★★★

とても楽しかったけれど
高平さん、やはりさすがの構成、演出でした。
玉野さん、吉野さんがいないのに、二人が参加している時とは趣を変え、しっかり楽しめるエンタメショーを構築していました。
だけど、やっぱり、二人がいた方がずっと面白いし、見応えがあるのは確か。
いつものダウンタウンフォーリーズを100とするなら、70%位の楽しさでした。
さすがの香寿さん、歌穂さんと、2年振りに復帰の北村さんの芸達者女優3人の共演は、でも文句なく楽しめました。何だか平澤さんが場繋ぎ要員的スタンスで、それがちょっとお気の毒な感じではありましたが、極上のレビューショーであることは、間違いありません。

ネタバレBOX

大好きな歌穂、北村コンビのトクホン姉妹、昨年から登場の歌穂、香寿コンビの叶姉妹がとにかく愉快!!
落語の「たらちね」を、「マイフェアレディ」の替え歌でやったり、平澤さんの「ガリレオ」の福山さんの真似や、宝塚のグランドフィナーレのパロデイや、とにかく、ベテラン構成作家の高平さんならではの、アイデアの宝庫のようなレビューショーは、全制覇していますが、一度も面白くなかった例がなく、ただただ感服するばかりです。
やっぱり、観に行ってよかった!!
モグラの性態

モグラの性態

ぬいぐるみハンター

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2010/03/25 (木) ~ 2010/03/31 (水)公演終了

満足度★★★★

おもしろかった
とっても楽しませてもらいました。
次回の公演も期待してます。

とりあえず寝る女

とりあえず寝る女

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/04/02 (金) ~ 2010/04/06 (火)公演終了

満足度★★★★

あれれ??
なんかいつもと違う箱庭円舞曲。。。。な気分でした。でも前説はいつも通りだ(笑)確かに、家って?家族って?血縁って?…と投げかけてくれるところはたくさんありましたけどね。今回は、役者さんたちに圧倒されて作品自体があまり楽しめなかったような感じです。でも応援していますよ。

クレイジー・フォー・ユー

クレイジー・フォー・ユー

劇団四季

キャナルシティ劇場(福岡県)

2010/04/01 (木) ~ 2010/04/18 (日)公演終了

さすがガーシュウィン!!
全編楽しさでいっぱい!!! この作品は3回くらい観たけど
全部シティ劇場以外で。福岡に来たときにはまだ四季を知らない時代だったので。きっとそのときは保坂ポリーだったんじゃないだろうか・・・残念なことをした。
オープニングですぐ思い出した。わくわくする楽しさを。
福岡での最後の3作品となりそうだけど、多くの人にこの楽しさを知ってほしい。
加藤さんと木村さんというベストコンビで来てくれたことに感謝。

とりあえず寝る女

とりあえず寝る女

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/04/02 (金) ~ 2010/04/06 (火)公演終了

満足度★★★★★

長く記憶に沈殿しそうな気配…
初めて拝見した劇団でしたが、おそらく忘れられない芝居になってしまう予感がします。
しかも、時間がたってから、思い出してしまうような。
おまけに、「あんたは、それだからダメだ」というようなトーンで。
いや、困ったなぁ・・・とうれしくなってしまう作品でした。

なお、個人的な興味でいうと・・・
「とりあえず」や「寝る」があふれたシーンの中で、まあそんなことはしない・・・あるいはできない風の役を演じられていた女優・真下かおるさんが、自分にはとても印象でした!

夕焼けとベル

夕焼けとベル

カムヰヤッセン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/04/03 (土) ~ 2010/04/11 (日)公演終了

満足度★★★

罪深い島
初見の劇団。作・演出の北川大輔は、去年のクロムモリブデンの公演「不躾なQ友」で、帰国子女の刑事役を演じていた大柄な人。今回は出演していないが、刑事ドラマの要素が入っているところがクロムの芝居との繋がりを感じさせる。しかもかつてクロムモリブデンのメンバーだった重実百合が出ているので、ますます因縁を感じさせる両劇団の関係。

ネタバレBOX

ストーリーはけっこう面白いが、描き方にはちょっと変なところがある。

ある離れ小島が舞台。冬には雪も降るらしいから南のほうではない。たしか北陸だといっていた。いずれにしても架空の場所。島内の一区域には、独自の風習を持つ下賎なものとみなされている部落がある。
ローカル色を出すために、一部の役者は方言をしゃべっていた。しかもドラマの中の人物関係を無視して九州や関西の方言がアナーキーに入り乱れる。たぶん役者の出身地に合わせて彼らが得意な方言をしゃべっていたのだろう。親が九州弁なのに娘が関西弁をしゃべるというような場面があった。
にもかかわらず、それが芝居を楽しむ上であまり障害にはなっていないというのが逆に不思議だった。

島内の特殊地域では、近親相姦によって父親と娘の間に子供が生まれることも珍しくない。姉妹のうち、妹はそうやって父親の子供を産み、産めなかった(産めない体だった)姉は島を出る。この辺のおぞましい土俗的な雰囲気は、劇団乞局の作品を連想させる。
都会へ出た姉がやがてテロリスト?になり、事件を起こしたあと仲間とともに島へ逃走してくる。たまたま旅行で島に来ていた女刑事がそれに気づくが、島に駐在する警官の家族が人質になる。

奇妙な形の舞台装置。畳を敷いた座敷ふうの舞台の三隅に柱が立つ。座敷の周囲は海岸めいた岩場。さらに三方を客席が囲んでいる。話の展開にしたがって、舞台はいろんな場面に変わる。座敷として使われているぶんには別に変だとは思わないが、次の場面では土足のままで登場人物たちが畳の上を歩いたりするので、もう少し抽象的な、いろんな場面に応用可能なセットのほうがよかったのではないだろうか。

出演者は14名。そのうち知っているのは重実百合と劇団競泳水着の川村紗也だけ。川村は競泳水着の前回公演に続いてちょっと怖い役を演じている。いっぽう、重実は小学生の子供役。これはあくまでも非常に個人的な印象だけど、なんとなくナイロン100℃の犬山犬子に似ている気がした。
とりあえず寝る女

とりあえず寝る女

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/04/02 (金) ~ 2010/04/06 (火)公演終了

満足度★★★★

タイトルが
どう出るのか開演前に舞台を観つつ思うのが一つの楽しみ。今回は笑い何処が多く楽しかったです。赤澤ムックさんが素敵ですね。

とりあえず寝る女

とりあえず寝る女

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/04/02 (金) ~ 2010/04/06 (火)公演終了

満足度★★★

気になったことがあって・・・
初めて観る劇団でしたが、なかなかよくできた面白い芝居でした。上演時間は2時間以内に収められたのではと思います。2時間15分は少し長すぎたかと。初日の終演時刻は10時10分前でしたから。
庭の雪に始まり、桜で終わる。季節感があり、舞台美術も凝っていたが、建物考証上は疑問点があるのでネタバレにて。

ネタバレBOX

団地の親睦会長の小林タクシーが面白い。山本晋也監督を若くしたみたいな感じで、そう言えば、山本晋也監督はにっかつロマンポルノの「団地妻シリーズ」で有名になった人(笑)。
ふだんから仲の良い、村上直子、片桐はづきの姉妹役対決も見ごたえがあった。
赤澤ムックの千代海が仲裁に入っていき、声だけでやりとりが聞こえてくる場面も面白く、表舞台では別の会話が進行していたので、集中して聞けず、ちょっと残念なほど(笑)。

気になった点が3つ。
①「団地」という設定だが、舞台美術は2階があるし、一戸建てに見えてしまい、違和感があった。出演者に確認したら「ふつうの団地の1階でメゾネットタイプの設定」だと言う。
私はかつて団地の間取りの変遷について公団に取材した経験があり、最近の建て替え団地も実際に見てきたが、メゾネットタイプや、久慈夫妻のように団地の1階をギャラリーや店舗に使ったり、戸建てタイプの分譲団地が出現したのは90年代になってからで、比較的新しい話です。
団地の建て替え再開発というのは90年代後半から盛んになったが、昭和40年代ごろに建てられて老朽化した団地が主で、10年程度での団地建て替えは考えられません。また、区の区画整理に関連するような話になっているが、団地の取り壊しは公団の領分で、民間のアパートとは違い、区が区画整理事業の一部として個別に交渉介入するのは筋が違うと思います。また、メゾネットというのは構造上、上階に影響が出ない最上階の部屋であるか、一戸建て方式の新型分譲団地の建物であると考えるのが普通です。これが古い団地であると仮定すると、その点が不自然に感じます。以上の点から、今回の家の構造は納得できなかった。
②玉置玲央の職業が、台詞上では、一流企業に勤めて3年、プロジェクトのリーダーをやっていることになっているが、それであんな真っ赤な金髪なのはいかがなものか。最初はフリーターの役かと思っていました。たとえ、アート関係の企業でも、一流企業であればなおさらのこと、社員は外部の人間とも会う機会があるし、金髪は認められないと思う。金髪であるのが、物語上の必然性でなければ、俳優はスプレーでも黒髪にするべきではないでしょうか。宝塚歌劇団でも、芝居上、金髪をスプレーで黒く変えて出ている生徒はいるのだから、不可能ではないはず。
③村上直子の喪服の着付けがひどい。半襟の後ろが4センチもはみ出ており、舞台上で赤澤ムックが帯を直してやる場面があるにもかかわらず、フォーマルの帯のお太鼓が低く膨らみすぎ、たれをあんなに長くたらす着付けはありえない。あれじゃまるで廓のやり手婆の帯です。粋筋の女でもあんなふうに帯は結ばないので、赤澤による帯の着付け方にも疑問を感じた。とても表に出かけられる着付けではありません。
姉娘が和服を着慣れていないという設定にしても、あれはひどすぎます。

面白くするだけでなく、こういう細かい点にも気を配っていただきたいと思います。今回のようなリアリティーに欠ける点があると、気になってしかたありませんでした。

ラスト・ファイヴ・イヤーズ

ラスト・ファイヴ・イヤーズ

シーエイティプロデュース

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2010/04/01 (木) ~ 2010/04/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

観てきました
村川絵梨さんのキャシー、とてもよかったです!
1曲目からグッと心をつかまれ、泣いたのは初めてでした。

夕焼けとベル

夕焼けとベル

カムヰヤッセン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/04/03 (土) ~ 2010/04/11 (日)公演終了

満足度★★★

観てきました!
人間性の回復の物語でした。

ネタバレBOX

ノストラダムスやマヤ云々の文章は不要です。全く関係がありません。余計な先入観が入って修正に時間が掛かります!!

日本海沖の、例えば粟島とか飛島のような島が舞台。

忌わしい島の因習を守る一部の住民、忌わしい児童虐待を行った長とその家族、巡査の家族、島へ逃げた自己破滅型犯罪者と引きずられた仲間たち、犯人を追う女性刑事…、盛り込みすぎか!?

あれは革命家じゃないし、5人が一緒に行動すること自体不思議です。主犯の狂気さも不足していました。

因習の描き方も中途半端でした。

事件を契機に壊れかけた人間関係が修復されていくところは作者の狙いなのでしょうが、人間性の回復として良かったと思います。

重実百合さんたちの小学生コンビは素敵でした。
『Apres la pluie』 (雨上がりに)

『Apres la pluie』 (雨上がりに)

PROSPEKT TEATR

APOCシアター(東京都)

2010/04/01 (木) ~ 2010/04/04 (日)公演終了

満足度★★★★

大人が楽しめるお洒落な雰囲気の芝居
フランス語字幕付き日本語演劇。フランス人演出家による日本人俳優の芝居。どこか能を思わせる舞台演出で大人が楽しめる洒落たお芝居だった。有名な俳優を起用した芝居ならこういうユニット企画もあるけれど、小劇場系ではこの手の芝居は少ない。そう思って公演情報を登録したのだが、大人向けの芝居が好きなら、今回ごらんになれなかったかたは本当に残念だと思う。俳優にとっても、よい経験になると思うし、今後もオーディションによる上演を行っていくそうなので、このレビューを読んで興味をもたれた俳優さんにはぜひチャレンジをお勧めしたい。
都会の雑踏の音、ヘリコプターの轟音、雨音、ヘッドフォンから漏れ出た音楽以外、まったく音楽を使用しないことが、むしろ芝居に集中させてくれた。最近、個人的に、小劇場演劇特有のアクの強さや喧騒きわまる演出に食傷気味になっていたせいか、このシンプルな演出に心洗れるようなすがすがしさを感じた。じっくり稽古に時間をかけただけあって、若い俳優陣も力演していた。

ネタバレBOX

もう2年も雨が降っていないという都会の高層ビルの屋上。厳禁されている喫煙を求めて、オフィスの人間が集まってくる。
フランス女性は靴のお洒落が好きというが、舞台には美しい婦人靴が並び、登場した女優たちがそれを履いて芝居を始める。
第一幕が冬、第2幕が夏という設定で、全11場、2時間の芝居だ。
娘の養育権をめぐって妻との離婚話で揉めている総務部長(古賀テンマ)。妻を深く愛しているのに、会社の多くの女性たちから言い寄られて困惑しているイケメンのプログラマー(塔門あきお)。
総務部長と愛人関係にある尻軽な金髪秘書(神之田里香)。聡明で有能な栗髪秘書(串山麻衣)。正義感が強く、栗髪秘書に好意的な黒髪秘書(小林千恵)。女性部長(キムナヲ)の信頼厚い赤髪秘書(及川莉乃)は、イケメンのプログラマーが好きだが、郵便配達人(山本泰弘)に好意を寄せられている。郵便配達人は向かいのビルに突っ込むヘリコプターを目撃する。総務部長と女性部長は栗髪秘書を抜擢しようとするが、栗髪秘書は出世して社内で実権を握り、女性部長はクビになってしまう。赤髪秘書は郵便配達人の性的魅力にひかれ、会社をやめて田舎暮らしをすると言い出す。総務部長は娘の親権を妻に奪われ、絶望し、女性部長の鼻っ柱の強さに妻の姿を重ね合わせ、嫌悪する。妻が突然失踪したプログラマーは妻の姿を捜し求め、狂乱する。
そんな彼らの上に奇跡的な雷雨が降り注ぐ。すべてはリセットされるのだろうか・・・。明確な答えは示されないラストシーンだ。
配役表に名前はなく、秘書は髪の色を冠して区別してあるのが面白い。舞台面に人がいても、顔を伏せ、その人物は舞台にはいないという設定は能と同じだし、秘書が鬘をとって下地頭のまま現れる場面などは、役が鬘によって決められる能の“鬘物”の発想を生かしているようだ。
ときどき、台詞にフランス語の単語が混じるほか、台詞の雰囲気は翻訳物そのもの。総務部長が「長年、日本の会社で働いてきてるけど」と言うから、舞台は日本の多国籍企業なのだろうか?
しかし、欧米の女性というのは、どうして相手に立腹して罵るとき、性的な屈辱を意味する口汚い言葉を使うのか。いつも映画などで不思議に思う。日本の女性の感覚では、まずありえないので、違和感がある。
特に印象に残った女優は女性部長のキム・ナヲ。当代の新派の水谷八重子を若くしたような雰囲気で、八重子がまだ水谷良重だった30代のころ、バタ臭くてこんな感じだったなぁなど懐かしく思い出した。
この女性部長は、冬に寒い屋上にノースリーブのブラウス姿で上がってきて、夏には長袖のジャケットを着ているのが、ちょっと不思議だった。
また、「卵巣」を「らんす」と誤読している俳優がいたのは残念。「らんそう」が正しい。だれも気づかないのだろうか。
小さな丸い座席の折りたたみ椅子に2時間は、まちがいなく腰に負担がきつくて、辛かったが芝居の内容はよかった。
スタッフワークが悪く、不親切だったのは残念。会場入り口がわからず、横手のドア前に、寒空のなか10人ほど行列ができてしまい、スタッフの知り合いが携帯で中に連絡してようやく移動できた。まちがいやすい表通りに面した横手に、誘導の紙を貼るとか、スタッフ人数はいるのだから、横手も見回ってほしかった。ドリンク付きの公演なのに、会場に飲み物を持ち込めない指示も最初に出すべき。注文直後に、開場が始まったが、整理番号が若いので、焦ってしまった。
あの娘の気功は1ピコグラム

あの娘の気功は1ピコグラム

ザッパー熱風隊

OFF OFFシアター(東京都)

2010/04/02 (金) ~ 2010/04/06 (火)公演終了

満足度★★★★★

楽しい!!!
1人1人がとっても魅力的で、会場全体で楽しい雰囲気でした。

とりあえず寝る女

とりあえず寝る女

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2010/04/02 (金) ~ 2010/04/06 (火)公演終了

満足度★★★★

要するにマイファミリー
みな兄弟!ってな感じの内容。コメディかと思ったくらい笑った!笑った!爺隠才蔵の登場で笑い、ってかこの役者、初めて観たけれどものすっごいインパクトある。この名前は本名じゃあないよね?笑。劇中、押入れの中で生あくびはするは、本番中なのに何だか自分ちの炬燵にでも入ってるような緩さ!演技なんだか、図太いんだかよく解んない。笑。
小林タクシーは相変わらずの絶妙な演技!そして今回の目玉はなんといっても赤澤ムックだ。実にいい。とにかくいい。笑の半分は彼女が取ったようなものだ。舞台セットが美しい。。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

当日の配ったパンフには幼児を犯してるような絵図がある。これを見た瞬間、「とりあえず寝る女」の「寝る」とはこっちの「寝る」かぁ・・。と感じる。

物語は二人の姉妹を軸に動く。今は亡くなった母の血の継承なのか、妹・殊は誰とでもHする。男にとっては都合のいい女だ。男が彼女を見たとき軽んじてもいい女だと判断してしまう何かが潜む。この女ならぞんざいに扱っても踏みにじっても大したことではないと思わせてしまう何か。そして、そのことを彼女自身心のどこかで知っていると察知させてしまう何かが彼女にはある。だから男が隙間なく寄り付く。寄り付くたびにヤラせちゃう殊。

一方で姉・真理の恋人・椎名も一度だけ殊を抱いた。この過ちを真理は知ってはいるが椎名を許せなくも嫌いになれない。突き放して切ってしまえばいいものを椎名を好きな真理は「信じることが出来ない。」といって悩み葛藤する。宙ぶらりんなのだ。好きだけど信じられない。どうして裏切ったのか。と引くことも進むことも出来なくて、だからといって切ることも出来ない。それでもただただ、傍にはいてほしい。

そして過去に真理は種違いの殊の父親に犯されていた。こんな環境の姉妹が暮らす家に立ち退きを進める役人と親睦会長、叔父さん、姉妹の恋人ら、近所のカフェ経営者、受験の為に上京した親子が絶妙に絡む。この受験の親役の赤澤ムック扮する代海が大概のバカさ加減で会場を笑わせる。

「誰とでも寝る女」と烙印を押された妹と、姉との感情の交差と距離感がなんとも切ない。切ないけれどここで関わる男女の関係はぐちゃぐちゃなのだ。(苦笑)
この物語には結論はない。引っ越して行った姉妹には相変わらず恋人たちが付いて行ったのかどうかも解らない。だけれどこの二人を飲み込んでいた家の外では、凍て付いた雪の世界から、季節はすっかりうつろぎ、はらはらと桜が舞うなか姉妹の残像が浮かび上がる。そしてその穏やかな光景の中、受験生だった純子が吉報を持ってきたように佇んでいた。春の便りだ。


いつか失くした心のカケラ

いつか失くした心のカケラ

ぱるエンタープライズ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2010/03/30 (火) ~ 2010/04/04 (日)公演終了

満足度★★

もう少し絞ってみたら?
二役くらいこなせばいいのに、役者の数だけ役を作ったって感じ。まだ舞台
に立ってはいけない人が数人。演技力のある人のエネルをギーを食ってる。
青春、児童福祉、派遣切り・・・などなどテーマはいいけど、今ひとつ掘り下げに不足感がある。演出に工夫をそして役者の心構えを持った人を舞台に上げること。でないと観客を愚弄することにもなりかねない。頑張って!

  母の桜が散った夜

母の桜が散った夜

“STRAYDOG”

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/04/02 (金) ~ 2010/04/14 (水)公演終了

満足度★★★★

ストレートな作風の森岡作品の再演。 出演:中澤裕子,「虚構の劇団」三上陽永,(戦隊OG)長澤奈央(W)
「路地裏の優しい猫」「心は孤独なアトム」そして本作などを、
繰り返し再演を続けている森岡利行さんの作品。

森岡さん自身の周辺に題材をとった、とっても身近な作品が多く
また、誰が観てもわかりやすいことを信条にされているので、
本作もまた、ユーモアやギャグ、歌やダンスを交え、
楽しくて、ほろっと泣ける内容に仕上がってます。

そのため、観る人によっては、ベタすぎる部分が合わない
人もいるかもしれません。
本作でも最初のほうで大人数でのドタバタコメディ的な
パートもあります。(これも共通)
アングラのパロディも。

結局、一番言いたかったのは、
「親孝行したいときには親は無し」ということ。

子供の頃は反発ばかりで、時には親を恥ずかしいと思って、
平気で傷つけていたということが、自分が親になって
初めて気づくけれど、そのときにはもう親はいない。

かっこ悪くても一生懸命生きて育ててくれたのだ
という、ものすごく当たり前なことを、
あらためて観せてくれて、「ちょっと考えるきっかけ」
を与えてくれるいい作品だと思う。

主演の中澤裕子さんは、言わずもがな初代モー娘
リーダーで、歌とダンスも中心で活躍。
(ダンス中、マイクの入りが悪いところもありましたが・・・)
キャストにアイドル系の人が多いのも、
(今回の子役、土岐瑞葵ちゃんの端正な顔立ちといったら・・・)
舞台の敷居を低くしていると思います。

しかし、今回の見るきっかけの一番は、
「虚構の劇団」の三上陽永さんの出演!
母親を回想する、物語上では実際の主人公として好演。
まっすぐであどけない面立ちが、子供から学生までの年齢を
自然に演じられてました。

次に、スーパー戦隊OGの長澤奈央さん(Wキャスト)の出演
(出演作「大魔神カノン」見逃した・・・)、
「路地裏の優しい猫」のストレイドッグ森岡さんの
作品ということでした。

GIFT FICTION

GIFT FICTION

ATTENTION, PLEASE!

TOKYO FM HALL(東京都)

2010/03/26 (金) ~ 2010/03/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

たった3人で
ここまで惹き付けられるのは、すごいと思いました。
アテプリは「マイハマ・バイス」以来ずっと鑑賞させてもらっていますが、
今回の公演もとてもよかったです。
他の出演団体と違って、全ての声がはっきり聞き取れました。
有斗さんと山村さんはいわずもがな、今回は特にサチさんの演技がとても光っていたと思います。
次回も今から楽しみにしています!
がんばってください!応援してます!

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