最新の観てきた!クチコミ一覧

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幸福オンザ道路

幸福オンザ道路

ミクニヤナイハラプロジェクト

STスポット(神奈川県)

2010/07/02 (金) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

観ました
「サスペンスドラマ」なのかな?面白いけど。

水×ブリキの町で彼女は海を見つけられたか【ご来場ありがとうございました!!】

水×ブリキの町で彼女は海を見つけられたか【ご来場ありがとうございました!!】

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2010/06/25 (金) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

『ブリキ』観ました
『水』よりも好きな世界。よかったです。

水×ブリキの町で彼女は海を見つけられたか【ご来場ありがとうございました!!】

水×ブリキの町で彼女は海を見つけられたか【ご来場ありがとうございました!!】

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2010/06/25 (金) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★★

『水』観ました
よかったです。

てのひらのさかな

てのひらのさかな

三角フラスコ

エル・パーク仙台 スタジオホール(宮城県)

2010/07/02 (金) ~ 2010/07/06 (火)公演終了

満足度★★★★★

丁寧に作られた良作
上質な脚本に生田さんの演出が丁寧に重ねられて、大人の作品になっていました。俳優さんたちも、みなさんすごく良かったです。トークでは劇作の裏側が垣間見えて、とても面白かったです。満足いたしました。

幸せまであと少し

幸せまであと少し

赤堤ビンケ

荻窪メガバックスシアター(東京都)

2010/06/30 (水) ~ 2010/07/05 (月)公演終了

満足度★★★★

ビンケのよさを再確認
なんというか、本当に力のある人達がヘタウマに徹している凄味を感じた。
や、あれをヘタウマと見るかは人それぞれだと思うけど。

でも、個人的にはあれを違和感なく
成立させることができるのは相当難しいことだと思った。

たぶん今回やっているようなことは
一見するとどこでもやっていそうに見えるが、
あれは力のある俳優陣が本気で場に飛び込んでいるからできることで、
そこいらの凡百の劇団には決して真似はできないなと思う。

ネタバレBOX

心の声を予め録音されたものを使って流すとか、
携帯電話の着信が音響でスピーカーから出ているとか、
メールの文章をプロジェクターで壁に投影させるとか、
本来舞台でやったら痛い目に会ってしまうような手法を
あえて率先して選択しているところに、創り手の強い意志を感じた。

あえて舞台表現における禁を犯すということは、
俳優に対する演出の絶対的な信頼がないとできないし、
俳優達にも相当な自信がないとできないことだと思う。


結果としてそれが他では決して出せないような
なんとも不思議な世界観を創り出しているように感じた。

しかも観ていて全く危なげなく見えたのがすごい。


たぶん、演出も俳優もスタッフも皆何が一番大切なのか心得ていて、
その上でちゃんと場に殉じてるからできることなんだと思う。


それにしても、うっしーの役は、あまりに意外過ぎて笑った。

明らかに色々とおかしいはずなのにえもいわれぬ説得力があって、
見ているうちにいつの間にか納得させられてしまっていた。

ほんと、こういうとこがうっしーの凄いことなんだよな。

個人的には、こういうポジションのうっしーって
結構効果的だと思ってたから、ナイス起用だなって思った(笑)
イエ・ドロ立体落語

イエ・ドロ立体落語

イエロー・ドロップス

らくごカフェ(東京都)

2010/07/04 (日) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★

毎度お馴染みの…
時節柄、怪談系の噺も交え、お馴染みの白塗りスタイルでの4編。
新ネタの「そこつ長屋」で熊公の名が出る度に「がおー」と合いの手が入るのも愉快。
ラストにアイデンティティについての一言を附加して考え落ちにしたのは賛否両論あろうがこれもアリと思う。

恋する剥製

恋する剥製

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/06/22 (火) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

頭から尻尾まで
楽しめました。すべてのキャラが立っていて劇中少しもダレる部分が無かった。実は10日ほど前に一回観たのですが疾走感のある後半の展開が頭から離れずもう一回観てしまいました。リピーター割引があってうれしかった!
私は2度見癖があるので助かります。金沢涼恵さんの髪型ががショートカット
になっていてビックリした。なんか猫娘みたいでカワイイ・・・

青ひげ公の城

青ひげ公の城

青蛾館

座・高円寺1(東京都)

2010/07/01 (木) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★

やっぱ難解、寺山修司
どこをどう見ていいのやら、いつも悩みますが、今回は衣装の美しさと、言葉の遊びに集中して見ました。でも、おもしろいんだか、おもしろくないんだか。こういう風に人を混乱させるのが狙いなんでしょうかね。。。

女ともだち

女ともだち

劇団競泳水着

「劇」小劇場(東京都)

2010/06/30 (水) ~ 2010/07/06 (火)公演終了

満足度★★★★

変化の多い女性の十年余。
見事に表現。女優さんたちも制服姿から30代近くまで違和感なく演じていた。私が気に入ったのは、脇役だけどあの家の中学生だった娘。ちょっと反抗期から大学生の一人暮らしになって、お母さんを思いやるいい子に育ったなあ、と芝居の中の人物ながら、うれしくなりました。

女ともだち

女ともだち

劇団競泳水着

「劇」小劇場(東京都)

2010/06/30 (水) ~ 2010/07/06 (火)公演終了

満足度★★★

とくに
なにも起きない2時間弱だが、じゅうぶんに最後まで追い続けられる。大仰ではない、ささやかな脚本の構成の妙だと思う。優しい気持になれるからか、辛抱強く見ていられるが、もう少し体感時間を短くできるようにも思う。

音楽劇『巨人達の国々』 ご来場ありがとうございました☆小説化決定しました!!

音楽劇『巨人達の国々』 ご来場ありがとうございました☆小説化決定しました!!

舞台芸術集団 地下空港

ザ・ポケット(東京都)

2010/06/30 (水) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★★

行き過ぎた利己主義・個人主義・資本主義へのアンチテーゼ
当劇団初見。
ギリシャ神話風の設定をかりた寓話。
意見結びつきそうもないメッセージだからこそ、印象に残る舞台であった。

ネタバレBOX

キーワードは「ヨダレ」。
破壊と創造の女神は、地球上にはびこる、行き過ぎた利己主義、個人主義、資本主義を一掃し、地球をリセットすべく、巨人が流す「ヨダレ」で人間世界をすべて押し流そうと画策する。
それを食い止めようとすべく立ち上がる一部の人間の対立と和解を寓話として見せるのが本作。

アングラ感満載の舞台セット、見世物色の強い開演前の口上、ちんけな登場人物たちからはそうぞうもできないような、上記の寓話へと発展するストーリーには興味を覚えた。

利己主義、個人主義、資本主義の象徴として、ロナルド(元アメリカ大統領レーガン、アメリカの象徴)などを登場させるなど、巧妙に張られた伏線が面白い。

もう少し全体を整理し、わかりやすい舞台となれば、より共感を得ることができるのではなかろうか?
ザ・キャラクター

ザ・キャラクター

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2010/06/20 (日) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★

難しかった・・・
初めてのNODA・MAP。
お話の下敷きをもっと分かっていればもっと楽しめたんだろうなーと思います。
うごめく人々が気持ち悪くて素敵でした。

身替座禅

身替座禅

国立劇場

国立劇場 大劇場(東京都)

2010/07/03 (土) ~ 2010/07/24 (土)公演終了

満足度★★★★★

歌舞伎教室はお得、お勧め
今回の若手役者による解説は中村 壱太郎さんと中村 隼人さんのお二人。ポップ調でビジュアルな解説はとてもわかりやすいです。さて芝居の身替座禅ですが、夫婦をテーマにしたにした話で、ユーモアあふれる演技はわかりやすく楽しめました。初心者でなくても十分に楽しめる内容だと思います。お勧めです。

醜男

醜男

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2010/07/02 (金) ~ 2010/07/12 (月)公演終了

睡魔におそわれた
土曜の昼間の公演は私にとって鬼門。つい気持ちがよくなってうとうとしまいました。もう一回見に行くかな

王女メディア

王女メディア

劇団新和座

アドリブ小劇場(東京都)

2010/06/30 (水) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★★

熱演
ならリえさんのメディア鬼気迫る演技で魅了されました。イアソン役の北村空さんも堂々と演じられていました。ただ、その他女性役(8名か9名)のせりふを複数人でそろえて発するのは少しずれがでていました。この点が残念。が、初見ですが力のある劇団だと感じました。

女ともだち

女ともだち

劇団競泳水着

「劇」小劇場(東京都)

2010/06/30 (水) ~ 2010/07/06 (火)公演終了

満足度★★★

じわっとしみいる
前作とは違い、じっくり女性を描いている。現在と過去を取り混ぜ派手さはないが、漢方薬のようにじわっとしみいるの芝居。主人公が素敵

浦島氏の教訓 公演終了 ご来場御礼

浦島氏の教訓 公演終了 ご来場御礼

殿様ランチ

サンモールスタジオ(東京都)

2010/06/23 (水) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

知らなかったことが悔しい
恥ずかしながら…そして、悔しいけれども、初めて拝見しました。何でいままで知らなかったんだろう。主宰の板垣雄亮さんって、「イキウメ」の役者さんかと勘違いしていました。いやいや、勉強不足でした。ズバリ!自分の大好きなツボにはまった作品でした!・・・「必ず観なければいけない劇団」がまたひとつ増えてしまいました。

幸せまであと少し

幸せまであと少し

赤堤ビンケ

荻窪メガバックスシアター(東京都)

2010/06/30 (水) ~ 2010/07/05 (月)公演終了

満足度★★★★

悩み多き女三十歳を活写
今回このお芝居を観に行ったのは、フライヤーを手にしたとき、長らく消息がわからず気にしていた松村慎也さんのお名前があったからで、同姓同名の別人かもしれないけど、とにかく行って確かめるしかないと。で、結果は探していたご本人でした。中大二劇出身の俳優さんで持ち味がよくて注目していたのです。しばらく演劇活動から離れていたそうですが、復帰されたそうでまずはおめでたいことです。
主役のかたが体調不良のため降板というハプニングがあり、公演が1週間延期されたようですが、同じ劇場で無事公演できてよかったですね。
等身大のテーマの現代の芝居って苦手なほうなのですが、本作はなかなか面白い作品で楽しめました。作・演出の鈴木優之さんは男性なのに、三十路目前の女性心理をよくこれだけ描けたなぁと感心することしきりでした。

ネタバレBOX

古川ゆきこは30歳を目前に「結婚したいなぁ」と思い始めて、 幸せになるために考えたいろいろなことを手帳にメモしている。両親が離婚し、郷里の茨城にはとんかつ屋で働く母(大内涼子)と独身で32歳の姉の夏樹(森住亮子)がいる。ときどき上京してくる母は2人の娘の結婚を心配し、ゆきこに見合い写真を持ってきて勧めている。姉の夏樹は会社を辞めたばかりで、ゆきこの部屋に住み着いてしまう。
ゆきこの部屋は職場の同僚の篠崎美知子(細田秋菜)、篠崎が想いを寄せる酒飲みの川谷(前田将甫)、後輩の上野(奥野瑛太)らの溜まり場になっている。仕事ができるため、職場で頼られ、恋愛もままならない先輩の藤浦和枝(朝倉亮子)は婚カツに意欲をみせ、合コンを計画。ゆきこも参加することになり、親友の瑞樹(松永恵)に婚カツのノウハウをアドバイスしてもらう。瑞樹は失恋を機に積極的に男性と交際するようになった肉食系女子で、彼氏はいるが、ゆきこと一緒に合コンに参加すると言い出す。瑞樹いわく「3高の時代が終わり、いまは低姿勢、低リスク、低依存の3低男が狙い目」だとか。合コンの当日、仕事が忙しく、藤浦は遅刻することになる。会場へ行くと、男性幹事が仕事の都合で欠席とのことで、2対2の合コンとなる。やたら高飛車な態度が鼻につく倉山(信田素秋)と同じ会社の先輩の30歳の遠藤(松村慎也)。ゆきこは3低の遠藤に好意を持つが、瑞樹もゆきこに解説した合コンマニュアルどおり遠藤にアタックし始め、ゆきこは気が気ではない。合コンでのゆきこの心の声が面白く、KYで自己チュウの倉山への突っ込みが笑いを誘う。
ゆきこは遠藤とメールのやりとりを始め、順調に初デートにこぎつける。自分をよく見せようと瑞樹に教わったように女の子らしく振舞うが、偽っている自分に自己嫌悪を感じるようになる。遠藤が初めて部屋に来たとき、ゆきこは思わず本音をまくし立ててしまい、気まずくなってしまう。
瑞樹の信奉する占い師増沢(牛水里美)と知り合ったゆきこは、プライベートで3人で会う。増沢は「アカシックレコード」という人の過去や未来データがわかる超能力の持ち主で、瑞樹の過去の不倫相手が実は瑞樹との結婚を真剣に考えていたが、いまは妻子と幸せに暮らしていることを占いで伝え、瑞樹は号泣する。増沢はゆきこに遠藤がゆきこを心配していること、しかし、2人の恋の行方はゆきこ次第で先のことはわからないと告げる。
遠藤は悩んでいるゆきこを受け入れ、改めて交際を申し込むが、ゆきこは自分に自信が持てず、断ってしまう。
離れて暮らしていた父(秋山敏也)も61になり、生活に困って娘たちに金の無心をする。ゆきこは30万円を渡し、父にもう会いに来ないでと言う。姉の夏樹は父親が心配になり、出て行ってしまう。いったん帰ってきた夏樹は、父がぼけ始めていること、小さなアパートでみじめな暮らしをしていることを話し、ほうってはおけないと言って、また父のところへ行ってしまう。娘たちが自分の知らないところで父親に会ったことを知った母は激怒する。
30歳の誕生日、ゆきこが部屋で寂しく過ごしているとなぜか上野が顔をみせてすぐ帰る。遠藤がプレゼントしてくれたメロンパンをほおばるゆきこ。
サプライズで上野、篠崎、川谷、藤浦、母、姉たちが誕生日を祝いにやってくる。ゆきこには心配してくれるいい仲間や家族がいる。ひとりぼっちなんかじゃない。
ゆきこを見ていると切なくなる。遠藤さんと結ばれてほしかったけど。
最近、TVドラマが低調だが、素敵な2時間ドラマのような心温まる作品で注目したい劇団だ。
ゆきこと夏樹が見た目も似ていて姉妹に見えるのがよい。濃い目の化粧で若づくりの母に見せた大内涼子が好演。茨城なまりでポンポンものを言い、いかにもいそうな母親で笑わせる。秋山の気が弱くふがいない父親ぶりも心に残る。この元夫婦のリアルさがいい。
牛水の美しく独特な雰囲気は占い師にピッタリ。巧い起用だ。松村の遠藤は女性にもてそうな好青年を手堅く演じた。以前は「変わり者」の役が多かったので、今回のような普通っぽい役を初めて観た。
作中気になった点を挙げておくと。
ゆきこの「心の声」がナレーション代わりになっているが、心の声と同じ台詞が続くところがいささかくどい。台詞の前に同じ内容の声のナレーションは不要。
ゆきこが、父に「若気のいたりのできちゃった婚で、なりゆきでできた子供」と言われたのがトラウマになっているというが、ゆきこは次女だからおかしくないか?主役の変動で役の設定が変わったためだろうか。
上野を「私より8つも年下なのよ」とゆきこは言うが、すると上野は22歳、新入社員の年齢で、姉の夏樹とは10歳も違う。年の差カップルはよくある話でも、この場合、夏樹が上野を好きになり、ゆきこの職場の同僚が誰も驚かず、「お似合いだから結婚したら?」と言う場面があまり自然に思えない。
若い人からみれば60代はとても年寄りなのかもしれないし、61歳でボケる人も現実いるだろうが、昨今、長寿社会の還暦はまだ若く、父親がボケるには早い気がして、あまりピンと来なかった。
恋する剥製

恋する剥製

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/06/22 (火) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

初クロムモリブデンは大正解!パワフル、カラフル、ダンサブル、爆笑、文句なしに面白かった!
私にとっての初クロムモリブデンです!
キャラメルボックス「さよならノーチラス号」に森下亮さん、
久保貫太郎さんが客演されていたのと、キャラメルの成井さんか
加藤さんがクロムモリブデンのパワーをパンフレットで高く
評価されていたので、ずっと気になってました。

結果、大正解!文句なしに面白かった!

「デタラメ占い・人生相談」をマンションの一室でするために
集まった男女。
そこに若い女が新たに入ってから、そのグループはしだいに
新興宗教の集団のようになっていって…。
そのころ隣室の「恋愛代行業」のオフィスでは、
新たな相談者のための計画が、実行されようとしていた。

パワフルで、カラフルで、ダンスもあって、そのうえ大爆笑。
めまぐるしく次々に変わる舞台。
独特のリズム感とユーモアと勢いに包まれていたものは…
どっちに転んでもいいような占い師のことば、
新興宗教とテロ、恋愛相談所、別れさせ屋、恋バナが苦手な人。
中身は深い…かもしれないのに、
とにかくいちいち笑えて最高でした。

せっかく初めて観たクロムモリブデンでしたが、
次の公演は来年!
遠い!

“ UN VIAGGIO NUOVO (ウン ヴィアッジョ ヌオヴォ)”

“ UN VIAGGIO NUOVO (ウン ヴィアッジョ ヌオヴォ)”

せんがわ劇場

調布市せんがわ劇場(東京都)

2010/07/04 (日) ~ 2010/07/04 (日)公演終了

満足度★★★★

マイムとアングラとコンテンポラリー
特に期待をしていなかったのがよかったのか、けっこう楽しめた。
問題があるとすれば構成かなと。これを3部としてくっつけるのは、よく言えば大胆。悪く言えば統一感がない。
1部は舞台上でのダンス。日常生活のいろんな場面を元にした短編のコラージュで、ダンスというよりパントマイムでコントをやっているように見える。内容も動きも明瞭すぎてつまんないなと思ったらデビュー作だったのかなるほど。
2部はもろアングラな雰囲気の、劇場全体を使った見世物小屋風パフォーマンス。これはなかなか手が込んでいる。劇場提携のワークショップの強みだろう、空間の複雑さを使いこなし細かい配慮がしっかりと非日常空間を補完していて、ずっといても飽きない。
ただパフォーマンスが点在しているのではなく、演者も各々移動しながら時に楽隊になったり最後同時多発で痙攣ダンスをしたりと一体性も感じることができる。マイフェイバリットは「毛皮のマリー」をエレベーターの中で朗読してた「美少年」。
単体としてはかなり満足度の高いウキウキ体験なのだけど、構成として観ると、1部のサラリーマン生活のパントマイムが2部でアングラとなって、受動から能動へとダイナミックな受容態度の変化を要求されるので、ここかなり観客に柔軟性がないとキツいんじゃないかなと。
そして3部は再び舞台でのダンス。内容は1部より抽象的で、音楽的な統制がきく野性的な躍動感を持った身体にほれぼれ。特に辻田暁さんの動作にほれぼれ。
それぞれ単体は楽しい。ただやっぱりトータルで観ると、この構成はちょっとどうかと

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