
傷心館の幽霊(浅野泰徳演出)
(株)喝采企画
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2010/08/25 (水) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

FUKAIPRODUCE羽衣LIVE vol.3
FUKAIPRODUCE羽衣
MANDA-LA2(吉祥寺)(東京都)
2010/08/26 (木) ~ 2010/08/27 (金)公演終了
満足度★★★★★
かけつけてよかった。
1本ソワレの芝居を池袋で見て、急いで吉祥寺まで駆け付けた。すでに半分強終っていたが、駆けつけてよかった。
羽衣の歌には熱い魂がある。聞いているすべての人を幸せにする力がある客席の観客の顔をひとりひとり、見てみた。なんて幸せな顔をしているんだと思った。
羽衣の芝居も素敵だが、ライブも見逃せない。もっともっとステージ数を増やしてもらいたい。

カノン
アシカツ(明日カツ丼!企画)
萬劇場(東京都)
2010/08/25 (水) ~ 2010/08/29 (日)公演終了
満足度★★★★
知人に誘われて
野田地図の『カノン』!
上演料いくらなんだろう!←そんなことばかり気になる
『カノン』は脚本では持ってるんだけど、実際観たことなかったので超楽しみだった。
しかもかつて共演したかおりんこと浅川薫理嬢がオネガイですよ!みようみよう!
もう全体的に野田が好きなんだなーって感じがひしひしと。
特に役者もこなしてる演出の人の芝居がものっそい野田秀樹だった。まぁよくも悪くも、ね。
あのスピード感とパワフルな動きはさすが。
ほとんど全員がそのスピード感についていくための滑舌を身につけていた。
(当たり前と言えば当たり前ですが)
でもたまに何言ってるかわからんくなるとこがあったので惜しい。
これたぶんストーリーがわかってる私だから理解できてるところもあるはず。

good night pillow
演劇研究会はちの巣座
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2010/08/27 (金) ~ 2010/08/29 (日)公演終了
満足度★★
演劇に対する熱い思いが伝わってくる。
いい意味でも悪い意味でも学生らしい芝居。演技力やスタッフ力では東京の劇団に一歩及ばないものの、感性や発想力では負けていない。特に舞台上にいろいろなものをぶちまけ、体中汚しながら、それでも芝居が好き、芝居をやっていることが楽しいという気持ちが伝わってくる。そこがいい。
芝居の内容は象徴的で少し難しい。しかし、描かれているものは斬新であり、美しい。こうやって東京と地方の劇団が交流することによって、すぐに地方の水準が上がってくるだろう。次回彼らが東京にやってくるときが楽しみだ。

UFOcm
あひるなんちゃら
駅前劇場(東京都)
2010/08/25 (水) ~ 2010/08/29 (日)公演終了
ぼーっと。
劇場で出し物を観ているというよりは、なんか友達のやけに広い部屋に住んでる奴んとこに集まって遊んでる感覚。しかも既に夜中の4時くらいですよ。気持ちも緩んでだるだるな状態で、たまに笑いが漏れるみたいな。気張ってもしょうがない。そんな感じ。
ザンヨウコさんはチャリT企画で観て以来だったかな。器用な方なんですね。台詞がかっちりなタイミングで聞こえてくるから、聞き終わる前にタイミングでなんかもう既に面白かった。あひるの常連である異儀田の突っ込みは相変わらず清々しい。初めてみた高橋さん。声がカワイイ。
ちょっと登場人物が多いかなーと思ったけど、別に物語を追い切れなくなったらなったで別に支障はないです。じゃあ何を追えばいいんだよって思った方、大丈夫。追わなくてもいいんだよ。置き去りにはされません。だらだらと続く駄弁を聞いてれば大丈夫。

そこか、遠くか
各駅停車
OFF OFFシアター(東京都)
2010/08/27 (金) ~ 2010/08/31 (火)公演終了

ダミーサークル
花まる学習会王子小劇場
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/08/25 (水) ~ 2010/08/29 (日)公演終了
未熟、だからこそ。
今回の見所は出演者が中高生である事でも演出が中屋敷氏である事でもなく、「北区の若者が集まって北区の劇場で演劇作品を創作した」という点。是非とも北区在住の方、通勤通学されている方は足を運んで頂きたいです。対岸の火事ではなく、身近なボヤ騒ぎですよ。野次馬根性でいいから興味を持って。その結果で何を思うかはそれぞれでいいから。
正直ね、役者として見たらみんな力不足。立ち姿は汚いし、身ぶり手ぶりが気持ちと繋がってない。のに、何故か台詞の扱いと声の使い方はやけに達者だったり。何より彼らの年代があれをやる事の意義が大きい。
個人的に普段は舞台上で役者がどれだけ遺り取りを成立させているかを大事に演劇を観ますが、今回は真逆を観た印象。遣り取りが下手な思春期、そして人間関係が小難しくなった現代の縮図があった。人と人の繋がりは除け者も生む。 仲間意識は、仲間でない者を排除する。そして排除する為に生まれた仲間意識は真の意味での絆ではない。そんなダミーなサークル。

猫のサロン ~奇譚集~
猫の会
小劇場 楽園(東京都)
2010/08/26 (木) ~ 2010/08/30 (月)公演終了
満足度★★★★
ネコ・ねこ・猫?
3話とも猫(?)が登場。
「蚊帳の中で聞いたおばあちゃんの昔話みたいな」
・・・かどうかは経験がないのでわかりませんが、楽しめました。
ちょっと不思議で、怖くて、切なくて。。。
1時間に3話の短編集ですが、物足りなさは全く無いです。
夏の終わり(特に夜)にちょうどいい感じ。
観終わってから「あの人あの後どうなったのかしら?」
なんてぼんやり考えたり。。。

ぷろぽおず
森崎事務所M&Oplays
あうるすぽっと(東京都)
2010/08/27 (金) ~ 2010/08/29 (日)公演終了
満足度★★★★
自然体!狂言によるチェーホフ劇
大蔵流茂山家の若手狂言師たちは、ライブ感覚で狂言を若者に広めた第一人者的存在といってよいだろう。今回も会場の前3列目くらいまでは熱狂的な若い女性ファンが占めている。野村萬斎や鵜山仁と組んで不条理劇にも出演してきたが、芸術寄りのスタンスではなく、手の届くところで何かやっているという親近感がある。
チェーホフ原作の「ぷろぽおず」と古典の「鎌腹」の2作を上演。両者に共通する雰囲気を感じ取ってもらい、古典の狂言にも親しみを感じてもらおうという、茂山家らしい思惑がある企画。
茂山家の公演というのは、国立能楽堂の定期公演などを除き、新作・古典問わずたいてい出演者のトークが付き、小劇場劇団のように物販や客の送り出しも全員でやるので、今回もそれを期待していたファンが多かったようだ。
が、今回はそれはなかった。あうるすぽっとのチェーホフフェスティバル参加作品ということで、ふだん狂言を観ない初見の客も足を運んだかもしれず、いつものように、解説を兼ねたトークがあってもよかったように思う。
チケット代は少し高すぎるのでは。短編劇だし、客層を考えてもう少し安くしてほしい。

ログログ
キリンバズウカ
シアタートラム(東京都)
2010/08/26 (木) ~ 2010/08/29 (日)公演終了
「役者は」上手い
ただ、内容が…ちょっと。
世界観が狭い中に色々ぶち込んじゃったので、最後整理出来ずに
強引な力技でねじふせた印象。 最後の展開は個人的には「無かった」。
なんかニイムラの存在が軽くなっちゃってて、誰かに都合よく動かされる
人形みたいだ。。。

ログログ
キリンバズウカ
シアタートラム(東京都)
2010/08/26 (木) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

そこか、遠くか
各駅停車
OFF OFFシアター(東京都)
2010/08/27 (金) ~ 2010/08/31 (火)公演終了

街【公演終了!ご来場誠にありがとうございました!】
ヲカシマシン
タイニイアリス(東京都)
2010/08/27 (金) ~ 2010/08/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
徹底的にディストピア
時空という抽象概念を介して人間の一生を切り取った前回の『背馳』に対し今回は、日々の暮らしのなかで直視する『街』を始点に、行き交い・立ち会い・そこ・に生きとし生ける人々の生き方・雑多な思考から時代/社会の闇と思わしき記号的・象徴的現象を半ば強引に徹底的につるし上げ投射・照合・弁証を行う。
そうした上で、果たしてこれらは唯一無二の表現方法であったのだろうか。
何かの模倣ではなかっただろうか。と問題提議を掲げた点が潔く、非常に頼もしい。
『泣ける映画』に感動できない人、毎日の動労は辛いと感じる人、愛で地球は救えないとかおもう人、なんかはグッとくるポイントがきっとあるはず。今週末はアリスへゴーです。

ログログ
キリンバズウカ
シアタートラム(東京都)
2010/08/26 (木) ~ 2010/08/29 (日)公演終了
満足度★★★★
各要素をバランス良く取り合わせ
謳い文句の「優しい重喜劇」とはこういうことか、と納得。
と同時に犯人も探偵もいない推理モノとしてもよくできており、終盤でのシマウチ夫妻の姿には泣かされる。
そんな風に各要素をバランス良く取り合わせたさまは「芝居版オトナ向けお子様ランチ」的な?(笑)

UFOcm
あひるなんちゃら
駅前劇場(東京都)
2010/08/25 (水) ~ 2010/08/29 (日)公演終了
満足度★★★★
フシギな幸福感に包まれる
何ともゆる〜くぬる〜く、それでいて意表を突いたりする笑いが独特で、「バカだねー」などと思っているうちにフシギな幸福感に満たされてくるのがステキ。
また、敢えて「芝居じみた」台詞回しにしているのも愉快。

FROM江古田
ADF東京実行委員会
日本大学藝術学部 江古田キャンパス(東京都)
2010/08/27 (金) ~ 2010/08/28 (土)公演終了

かなりあノ声
張ち切れパンダ
サンモールスタジオ(東京都)
2010/08/25 (水) ~ 2010/08/31 (火)公演終了
満足度★★★★★
すばらしい!
喜怒哀楽豊かな脚本と熱演で最後まで舞台にのめりこみました。本とキャストのマッチが見事です。会心の出来と思います。

And You 2~Will~
+ new Company
杉並公会堂(東京都)
2010/08/25 (水) ~ 2010/08/27 (金)公演終了
満足度★★★★
皆、生きている!!
家庭内に、かなり、このカンパニー、幅きかせています。(結構、迷惑蒙っている面もなきにしもあらず)
だから内心、身贔屓どころか、身引いきしそうになる面がありました。
でも、このカンパニー、そういう、自分のネガティブな感情を、観に行く度に、払拭してくれます。
本当に、スゴイ!!若さのエネルギーが満ち溢れ、皆の心を一つにしたパフォーマンス、演技、歌、ダンス、そして今回は、生バスケまで加わり、これが、アマチュアも含むカンパニーとは信じられない高水準の舞台を披露してくれるので、どんなネガティブな感情も一気に吹き飛んでしまいます。
本当に、素晴らしい舞台でした。感動しました。
ただ、あまり意味を感じなかったスモークで、常に、臭いと煙で、良い環境での観劇が困難だったのは残念でした。
このスモークがなければ、身贔屓でなく、掛け値なしに、☆5以上でした。

ぼくの好きな先生
enji
小劇場 楽園(東京都)
2010/08/18 (水) ~ 2010/08/24 (火)公演終了
満足度★★
辛口の感想です。
評判が良かったので観に行きました。終わった直後は、役者さんたちの熱演もありましたので、良かったのですが、徐々に後味の悪さが込み上げてきました。馬場少年とその父親に「許さない」というせりふを言わせたことで、救いがなくなってしまったかなと思います。「許さない」ことは、加害者よりもむしろ被害者にとって重荷だからです。でもその科白しかないのかな。あと、いじめは、やってる方が100パーセント悪いって言い切ってほしかった。悪気がなくて、面白がってやってるだけみたいな科白だったけど、思いやりのある人ややさしいひと、強い人は、弱い者いじめしないわけで、やはり、いじめの加害者に問題があるんだってことを強調してほしかったです。また、絶望して自殺するかもしれない人に対するメッセージも入れといてほしかった(「生きてればいいことあるよ」みたいな)。。。

『まばたき』
ポムカンパニー
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/08/25 (水) ~ 2010/08/29 (日)公演終了
満足度★★★★
殺したいほど愛しい?
喫茶店に居合わせた3組目のカップルの模様をみつぐ。序盤、なんだか普通すぎてインパクトがないなー。なんて思ったのもつかの間、喫茶店を球体に見立てると、3カップルの見せる角度を少しずつずらして見せるという演出だった。この方法で裏側の本来の真意をも伝える。
なかでも可笑しかったのは、兄と妹と他人の3人だ。コメディかと勘違いしたくらい。笑
以下はネタばれBOXにて。。