満足度★★
辛口の感想です。
評判が良かったので観に行きました。終わった直後は、役者さんたちの熱演もありましたので、良かったのですが、徐々に後味の悪さが込み上げてきました。馬場少年とその父親に「許さない」というせりふを言わせたことで、救いがなくなってしまったかなと思います。「許さない」ことは、加害者よりもむしろ被害者にとって重荷だからです。でもその科白しかないのかな。あと、いじめは、やってる方が100パーセント悪いって言い切ってほしかった。悪気がなくて、面白がってやってるだけみたいな科白だったけど、思いやりのある人ややさしいひと、強い人は、弱い者いじめしないわけで、やはり、いじめの加害者に問題があるんだってことを強調してほしかったです。また、絶望して自殺するかもしれない人に対するメッセージも入れといてほしかった(「生きてればいいことあるよ」みたいな)。。。