
フジツボ・ファイヤースター
いれずみベービー
高田馬場ラビネスト(東京都)
2010/10/23 (土) ~ 2010/10/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
たくさんの人に見てほしい
前回の名作『ザ・バトルドクター』から、1年半ぶりの公演でしょうか。
ずいぶんと長く待った様な気がします。
主宰の方の悲報を乗り越えてのリスタート公演ということで、
皆さんの想いと努力を想像するだけで、胸が熱くなりました。
今回の公演では、ずっと主演をされていた白川さんはいらっしゃいませんでしたが
(産休とのことで、復帰が待ち遠しいです。)
相変わらず、『いれずみベービー』の役者さん達は、
生き生きとお芝居をされていました。
内容も、いつもどおりのファンタジーでした。
ただ、今回は日常のファンタジーではなく
舞台が未来の火星という本格的SFに挑戦という事で
私もかなり興味津々でした。
そんなSFの世界観を
田久保さんの演じるキャラクターと戦闘シーンのダンスだけで
表現してしまうあたりは、さすがです!
あっという間に、引き込まれました!
個々のキャラクターも愛すべき人達ばかりで、
さすがの『いれずみベービー』といった感じで
楽しめました!
毎回、思うのですが
敵役?にも親しみを持ててしまうのが不思議です。
あちこちに散りばめられた、笑いも相変わらずで
終止笑いっぱなしでした!
ダンスの連鎖で、あっという間に通り過ぎる前半を越え
長ゼリフ連続の後半。
途中で、涙が出そうになる事も数回ありました。
隣の席の方は、何度も泣いておられました(笑)
そして、やはり『いれずみベービー』の醍醐味は
この泣きそうなシーンの最中での『笑い』ではないでしょうか。
どうしようもなく悲しいのに笑ってしまう。
この世界が、たまらない魅力なんだと思います。
千秋楽までに、また行きたいと思います。

煙が目にしみる
劇団だるま座
座・高円寺2(東京都)
2010/10/05 (火) ~ 2010/10/06 (水)公演終了
満足度★★★★
みた
チケットプレゼントでみました。ありがとうございました。
優しい。それで誰かにも、優しくしたくなるという作品。
過激なもの、仕掛けに満ちたもの・・・と色々な舞台演劇を見てしまうと、もっと刺激的な、目新しいものをと目が行ってしまう。
けれども、時にこうした、長く愛されてきた作品を見ると、偏った欲求が少し元の位置まで戻されたようなそんな気分。
ひとつだけ残念だったのは、時代遅れの固有名詞が使われていたこと。
舞台は生ものだから、時代を反映するような固有名詞は、最新とは行かないまでも、それなりに新しいものへ更新されなければと感じた。そうすることが、戯曲の寿命を延ばし、より幅広い年代の客層を取り込めると思う。
偉そうですみません。

悪魔の絵本
Theatre Polyphonic
サンモールスタジオ(東京都)
2010/10/01 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★★
みた
役者のみなさんすべてがいい仕事をしていた。若手は若手なりに、ベテランはベテランなりに、小気味いいテンポを作り出していた。
見に行くまで、作家谷さんと役者岡田さんしか知らなかったけれど、こんなにもいい役者がまだまだいるんだなと思った。照明の暗さと柔らかさも良かった。
ただ、愛の物語という点では、核となる茉莉との場面ではなく、元恋人との別れの場面が観ていて一番心に迫ってきた。
類い稀な才能もない代わりに、ひどい過去や障害を負っているわけでもない女と、自信に溢れた作家の顔とは別人のように不器用な男との別れは、観ているこちら側にぎりぎりまで迫ってきて、自分はこういう物語がみたいのだと、見終わった後に強く思った。
語り口がとてもうまかったから、2時間を超える物語も飽きなかったけれども、谷さんにはありふれた男女の物語をいつか書いて欲しいと思った。もうひとつ欲を言えば、上演台本でない、書き下ろされたままの戯曲をいつか読んでみたいと思った。
主宰の石丸さんには、次はどんな作家と組んでどんなものを見せてくれるのか、期待。
ハーフプライスにも感謝。演劇を見慣れない友人を誘いやすいし。

地域演劇の人々
弘前劇場
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2010/10/22 (金) ~ 2010/10/24 (日)公演終了
満足度★★★
みた
『夜のプラタナス』を観ているかいないかで、感想は大きく違ってくる気がした。終盤で、劇中劇の意味が見いだせた気もしたけれど、不確かなまま。
![THE COBE[ザ・コーブ]](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/174/stage17400_1.jpg)
THE COBE[ザ・コーブ]
劇団チャリT企画
インディペンデントシアターOji(東京都)
2010/10/20 (水) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

フジツボ・ファイヤースター
いれずみベービー
高田馬場ラビネスト(東京都)
2010/10/23 (土) ~ 2010/10/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
痛快おバカファンタジー
今回はダンスが多めでした!
それでも、いつものいれずみ的エッセンスは充分につまってました!
ということで、ダンスのぶん、儲けた感じですww
内容的には前作とはかなり雰囲気の違う
痛快おバカファンタジーに仕上がってました!
ラストへ向う疾走感と高揚感は最高!

坂口安吾 白痴
726
OFF OFFシアター(東京都)
2010/10/14 (木) ~ 2010/10/19 (火)公演終了
シンプルだからこそ
浮き彫りになってくるものがある。余計なものがない。空間は抽象的で、在るのは人間。舞台とはこうあっていい…いやむしろ、こうあるべきではないかと思った。実りある時間でした。

葬送の教室
風琴工房
ザ・スズナリ(東京都)
2010/10/06 (水) ~ 2010/10/13 (水)公演終了

The Gate
SOUKI
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2010/10/09 (土) ~ 2010/10/10 (日)公演終了
最初のインパクト!
序盤の演出は見ごたえがありグイっと引き込まれました!
他にも関所など大がかりな仕掛けには思わず引かれてしまうものの、身体表現のみとなったときの印象が弱く感じられたことが少し残念でした。

どうじょう
コマツ企画
OFF OFFシアター(東京都)
2010/10/23 (土) ~ 2010/10/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
初コマツ企画
人情喜劇というほどウェットではなく、艶笑喜劇というほど艶っぽくもない。
が、すこぶる面白かった。
がっつりハマった配役だと思う(小林タクシーが二枚目役…)。
ろりえの斎藤加奈子を観るのは二度目だが、観客を味方にできる役者だ。
観客参加型の演出は、果たしてこの先上手くきまるのか(笑)

ケイジ/LIFE SHARE
EgofiLter
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2010/10/21 (木) ~ 2010/10/24 (日)公演終了
満足度★★★★
実はサスペンス
最初はコメディなのかと思って観ているうちにだんだんとストーリーがはっきりしてくる。そうすると最初のシーンはけっこう重要だった気がするが端の席からは全く観えませんでした。

激流としるし
play unit-fullfull
調布市せんがわ劇場(東京都)
2010/10/21 (木) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

しあわせな世界
カラスカ
TACCS1179(東京都)
2010/10/21 (木) ~ 2010/10/24 (日)公演終了
満足度★★★★
深まりがほしい
それぞれのキャラクターがいい味を出しててはいるが、こうなるだろうなあというストーリー展開だった。特に…

レビュー 春のおどり
OSK日本歌劇団
大阪松竹座(大阪府)
2010/04/03 (土) ~ 2010/04/11 (日)公演終了
複雑
第一部、第二部は別作品と考えるため、満足度はあえて評価しない。
第一部、脚本が酷すぎる。頭に浮かんだことをそのまま第一稿として書き出して、それをそのまま舞台に出してきたとしか思えないほど矛盾だらけで書き込み不足。出演者の演技も力んで見得きってばっかり、という印象。
演出は流石に北林演出、安定の迫力クオリティ……と言いたいところだが、お世辞にもセンスがあるとは言えない映像に意味不明な映像利用センスで多いに転けた。本当にただ奇麗なだけ(ただし映像は除く)な作品だった。
第二部は、作者もOSKの構成員の特性の把握がかなり的確になってきているのもあり、下級生の抜擢も今までにないほど観られ、安心してみていられると同時に新鮮であった。ただし、メリハリが弱く一景一景が少し長過ぎるように感じられたので、どこかで一気にドカン!と盛り上げる場面が欲しかった。

バンディット! -霧隠才蔵外伝-
OSK日本歌劇団
大阪ビジネスパーク円形ホール(大阪府)
2010/05/28 (金) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
今まで一番の芝居
出演者一人一人にできるだけ見せ場を与えながらもまとまっている脚本、手堅い演出。こんな作品をOSKファンとしては待ち望んでいた。今まで観たOSKの芝居の中では最高の出来。細かい矛盾は気になりつつも、他の部分が面白いのでやりすごせた。
出演者一人一人に気を使った脚本のおかげで、あまり判らなかった下級生の顔が見えて来たのが有り難い。また、入団3年目でいきなり主役の高世真央の敵役を振られた悠浦あやとが一皮剥けた感じだったのがさらに嬉しい。

infinity・インフィニティー翼を広げてー
OSK日本歌劇団
世界館(大阪府)
2010/08/07 (土) ~ 2010/08/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
若い力
入団5年目の真麻里都がきっちり中心を取りきる姿に、それを支える同期や下級生、研修生に頼もしさを感じる。高世真央が武生公演の座長を初めて務めたのは入団9年目だったことを考えると、真麻もその頃の高世がいた場所に着実に進んでいると思った。
また、小公演ならではの新鮮さも感じた。遠距離に住んでいるため、自然と大型公演を重点的に観ることになるため、この頃は演目にマンネリ化を感じていたので、OSKの魅力を再確認するのに良かった。

遺産相続。
LEMON LIVE
駅前劇場(東京都)
2010/10/23 (土) ~ 2010/11/03 (水)公演終了

地域演劇の人々
弘前劇場
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2010/10/22 (金) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

地域演劇の人々
弘前劇場
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2010/10/22 (金) ~ 2010/10/24 (日)公演終了

Love Force~龍馬の夢~
OSK日本歌劇団
越前市文化センター(福井県)
2010/10/02 (土) ~ 2010/11/07 (日)公演終了
満足度★★★★
三十分で龍馬の半生を
駆け抜けるように勢いよく龍馬の恋を、仕事を見せてくれました。
迫力のある戦闘シーンは娘役も総動員してます。動きがキビキビしていて気持ちいい。
後半のレビューは久々ロケットボーイ投入で見応えがありました。
ラテン総踊りで幕も盛り上がってました。