地域演劇の人々 公演情報 弘前劇場「地域演劇の人々」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    地域演劇の話ではありましたが、
    地域演劇の人々の話とは感じられませんでした。

    ネタバレBOX

    客席に入ったときに見覚えがあるセットだと思いました。それもそのはず、『夜のプラタナス』の練習をしている劇団の話だったのです。

    劇団員には地方公務員とか学生がいて、そういう人が中心なのでしょう。定職を持たない演劇中心の人は携帯電話も止められるような極貧生活を已むなく送っているようです。それ以外は地域演劇の人々の生活について良く分かりませんでした。

    題名の割には中途半端で、新聞記者なんて、いったいなんのためにいたのでしょうか。ガキの使いのようでした。

    劇中の作家から、『夜のプラタナス』の再演に当たって登場する姉妹を詐欺師にする旨の話があり、ああ私が観たのは再演だったんだということが分かり、たった5行の台詞を変えるだけでそんなことができることに感心したり納得したりしました。

    恐らく、「お姉ちゃん、今回は本気になりかけたでしょ」みたいな台詞の部分なんでしょうね。

    『夜のプラタナス』を観たことがある人と無い人で、思いは異なるのかもしれませんが、『夜のプラタナス』をここまで完璧になぞる必要があったのかは疑問です。

    一粒で二度おいしいという側面はありましたが、私としては、劇中劇は抑え目にして、どんな話なんだろう、今度観てみたいなという余韻を残すくらいが良かったのではないかと思います。

    ところで、劇中の劇団主宰が、食事シーンが重要なこと、必ず本物を出して食するようにしている趣旨のことを言っていました。

    さあ、それならばです。私は前回の『夜のプラタナス』の観てきた!にも書きました。食事をするときの箸の持ち方ですが、前回は、男は最高に素晴らしく、姉はあまり美しくなく、妹は全然ダメでした。

    今回は、全員がなっていませんでした。全員が親指が突き出ていて、綺麗ではありませんでした。親指、人指し指、中指が一点に集まるような持ち方が美しい持ち方です。

    食べることが重要だと言うならば、こうした所作への配慮も重要だと考えます!!!

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    2010/10/24 16:06

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