最新の観てきた!クチコミ一覧

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りんごりらっぱんつ

りんごりらっぱんつ

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/23 (火)公演終了

満足度★★★★

心に染み入りました
上野さんの本はうまいですね。人の心をやわらかく包んでくれるようです。
人との出会い別れ、時間の経過を巧みに操っていました。役者さんは競泳水着の3人娘、皆巧みに演じていましたね。

3人娘の最後のグータンヌーボーでは、芝居を演じているときと違った、人柄が垣間見られたような気がしました。

【公演終了!ご声援ありがとうございました!】マウンテンみるく、波打つ

【公演終了!ご声援ありがとうございました!】マウンテンみるく、波打つ

市ヶ谷アウトレットスクウェア

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★

若さあふれる舞台
初めての、がやすくさんでした。
わたしは学生演劇というものをまだ観たことがないのですが。
きっとこういう感じなのかな~と。

お話の発想、スクリーンの効果的使用、パワー全開の勢いあふれる演技がとてもよかったと思います。
しかしながら、骨格がむき出しのまま骨太になったような、掘り下げ、肉付けが足りない印象でした。

そして、全体的に説明的台詞が多く、登場人物たちの心情に入り込むことができませんでした。
長台詞による語りは、高度な表現力、技術が必要になると思っているのですが。
語りだけで、世界を創りだせるほどの。
それが足りなかったように感じました。

しかしながら、まだフルオープンしたてであるということや。
あぁいうものは頭で考えて産み出せるものではなく、それが産み出せる発想力がないと出てこないものだということ。
そういうことを考えると、今後のがやすくさんがどういう舞台をされていくのか楽しみでもあり。
今後に期待!です。

The Blue Dragon - ブルードラゴン

The Blue Dragon - ブルードラゴン

東京芸術劇場

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2010/11/11 (木) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★

A席にしておいて良かった・・・
すでに観た方のレビューが出揃っている感ありで、私も一言で言えば残念な公演でした。場面転換やイメージシーンの挿入で芝居が思いっきりぶつ切りになっていましたが、ルパージュ氏は役者の演技についての演出をどう考えていらっしゃるのか・・・。勝手な印象ですが、この脚本にルパージュ演出なら、それこそ渋谷のミニシアターで上演するような映画にした方が向いていた気がします。予約の際、S席かA席か迷ったんですが、A席にしておいて良かった・・・。間近で観ても特にメリットなさそうでしたので。

りんごりらっぱんつ

りんごりらっぱんつ

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/23 (火)公演終了

満足度★★★★

完成度の高い群像劇、お見事です
上野作品、4作、拝見して思うのは、本当に、群像劇の名手だなあという点。
あrだけの、登場人物が舞台上に生き生きと、その人生をそれぞれ、魅力的に映し出して下さる、脚本、演出、役者さん達…。ただただ感嘆します。

安心して、このストーリーの中に浸透しつつ、あっという間に、2時間10分が過ぎていました。

皆、舞台上の佇まいがすごく魅力的で、だれもを愛おしく感じて、56歳のおばさんなのに、涙腺緩みっぱなしでした。

競泳水着の女優さんは、皆さん、魅力的な役者さんばかりですが、中でも、主役の冬美を演じた細野今日子さんは、とてつもなく素敵でした。

この作品、舞台もいいけれど、映像バージョンも無性に観たくなりました。

最後が意外な展開なのも、洒落ていました。

いつも思うのですが、楽曲のセンスも抜群です。

説明過多でない、塩梅の良い脚本、本当に秀逸で、切なくなりました。
出来の良い、トレンディードラマを堪能したような気分でした。

ネタバレBOX

時折挿入される、フラッシュバックのような回想シーンの、バランスの良さがとても、心地良く感じました。

上野さんの脚本て、説明台詞がないにも関わらず、すぐに、人物関係や、事情が観客に飲み込めてしまうのが、いつも感心するばかりですが、今回は特に、その匙加減の絶妙さに唸ってしまいました。
良い写真家のように、役者さんを魅力的に見せる術を知り尽くした、脚本力、演出力に、脱帽するばかりでした。

家族や恋人や、友人に、言えない思いの表出具合がどの人物も、本当に素敵で、どこかで、自分の記憶の琴線に触れ、切なくて、何度もウルウルする瞬間を体験しました。

ストーリーのためだけに、作者の御都合だけで登場する人物が1人もいないのは、本当に感嘆ものです。

時間が許せば、何度でも観たくなる、味わいのある作品でした。
トラブルショー

トラブルショー

ミュージカル座

光が丘IMAホール(東京都)

2010/11/11 (木) ~ 2010/11/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

抱腹絶倒のミュージカルコメディ
舞台を観ているのだけれども。
ほんとにひとつの舞台が出来上がるまでを、追体験しているかのような。
次から次へと発生する大問題。
それに対する乗り越え方が半端ない!

あんなにおもしろいとは思ってませんでした!
ミュージカルで、大・爆・笑できるなんて。
これは普段ミュージカルを観ない、もしくは避けているくらいのいわばタモリさんみたいな人にも、ぜひ観ていただきたい。

舞台っていい、観終わった後に心からしみじみ思えるような舞台でした!

月刊彗星マジック11月号 彗星マジック×カメハウス

月刊彗星マジック11月号 彗星マジック×カメハウス

彗星マジック

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2010/11/09 (火) ~ 2010/11/09 (火)公演終了

満足度★★★

ふたつの愛
今回の月刊彗星マジックは、30分30分の二本立て。

1本目はカメハウスさんの短編「銀河」。
30分のうち半分くらいはダンスパフォーマンスでした。
電波系な、わけのわからない雰囲気のまま話は進んでいき。
途中で設定説明が入るものの、やっぱりわけがわからない(笑)
でもそのわからなさが、逆に興味を惹かれて楽しめました。
ただ、ダンスパフォーマンスを主体にするならば、もう少し動き綺麗に見栄えのいいダンスを・・・という印象。

2本目は彗星マジックさんの連作短編「定点風景」。
まだこれが2回目の「定点風景」なので、知らない設定が多く。
ヤコブも知らないので、知らないまま普通に見ました。
愛とは何か、自然とわたしも考えてしまいました。
30分という限られた公演時間の中で、お話が見事にまとめあげられていて。
30分で出来ることの可能性を目の当たりにした気分です。

前回のようなクセになる感じとはまた違いますが、今回のお話はわかりやすくなじみやすく楽しめました。
また次回も観に行きたいと思います。

コロブチカやります。

コロブチカやります。

コロブチカ

タイニイアリス(東京都)

2010/11/16 (火) ~ 2010/11/16 (火)公演終了

満足度★★★★

気がついたら新宿
『宴も酣』を観劇。満員のタイ二ィアリスで、素舞台で、生(き)のままの役者さん達が、やりたい事をやる。客は客席で酒を飲みながらそれを見る。教訓も意味もないけど、それだけで楽しい。出演者の方々みんな魅力的。新良さんが『平日の夜にこんな所来る奴らはキチガイだ』って言ってたけど、本当そう。少なくとも僕はそう。真剣にやりたいことやるって見てて楽しい。普段、芝居を見に行くと客席と舞台は一体なようでやっぱり別々なんだけど、今日は本当に一体な感じで妙に居心地良かった。

バカが乗りたがる自転車の色

バカが乗りたがる自転車の色

GORE GORE GIRLS

ワーサルシアター(東京都)

2010/11/10 (水) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★

2作品目
旗揚げ公演を観て興味をひかれた劇団。

ネタバレBOX

彼女が出来ないことを悩む青年、それを取り巻く3人の男性。
「おじいちゃん」と呼ばれる3人の男たちはどこか空気が違っている。
一人の女性の登場で和やかな雰囲気が一変する。

除霊師。
これから霊である者を取り除くのだ。
一人?二人?それとも……


この劇団は本当に面白い。
本がおもしろい、組み方がおもしろい。
そして役者もぴったりときている。

ラスト間際の重さの比重がもう少し違っていたらもっと好きになった作品。

それでも全体的には好印象。

今後も時間が出来たら足を運びたい。
りんごりらっぱんつ

りんごりらっぱんつ

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/23 (火)公演終了

満足度★★★★★

にじんじゃって見えないじゃないか(怒)
あれ…俺泣いてる?

こういうドラマ性の強くて
自然な演出な舞台、大好きです。

120分笑って泣いて
とても充実していました。

川村さん一人芝居が良い食後のデザートになりましたし(笑)

PUZZLE

PUZZLE

PLAT-formance

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/15 (月)公演終了

満足度★★★★

計算された面白さ
まるでTVでコントを観てるよう。これならTVにもいける。行ってほしくないけど。脚本に魅せられ、二人の凹凸に魅せられた舞台だった。二人の様子をみてるとどうやら、吉田さんの方が素も凹な感じが・・。二人の間では安藤さんが主導権を握ってる感じがするなあ。次回も観たい。

天国レイン

天国レイン

Bobjack Theater

アトリエフォンテーヌ(東京都)

2010/11/10 (水) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★

ちょっと散漫かな・・
主役のキャストが若いせいもあって全体的に幼稚な感覚になってしまうのは仕方がない。しかし主軸が何本も延びてることから、脚本に相当な緻密さがないとまとめられないとも思う。笑いの部分はちょっと古い気もした。次回に期待します。

日本国憲法

日本国憲法

旧劇団スカイフィッシュ

自由学園明日館 講堂(東京都)

2010/11/16 (火) ~ 2010/11/20 (土)公演終了

満足度★★★

声の力
学校の講堂(フランク・ロイド・ライト設計の丁寧な作りの名建築です)で5人の役者が日本国憲法の文章を喋り、観客はそれを自由に動き回って聞くという、実験的な作品でした。

ジョン・ケージのハプニング作品みたいに別々の場所でお互いに無関係な出来事が生じていて、観る人によって全く異なる経験をする、開かれた作品だったと思います。1時間弱かけて静(沈黙)から動(歌、手拍子)へ推移して行く様子が日常的な時間感覚と全く違っていて、不思議な感じでした。もっと長い時間体験してみたかったです(上演時間は1時間弱でした)。

説明にある「日本国憲法と自殺問題を観客自身が当事者として体験する試み」という風には感じませんでしたが、ささやき声にも満たない声から、朗々とした歌声まで、言葉ではなく、声そのものの存在感を強く感じさせてくれました。

いわゆる「演劇」とは全く異なる作品ですが、音楽的を聴くように鑑賞すると楽しめると思います。
『自殺対策基本法』も観に行こうと思います。

アンドロイド演劇『さようなら』

アンドロイド演劇『さようなら』

フェスティバル/トーキョー実行委員会

あうるすぽっと(東京都)

2010/11/10 (水) ~ 2010/11/11 (木)公演終了

満足度★★★

発展途上中
人型はロボットよりも近い分だけ見る目が厳しくなる。自分としてはまだ不自然に映る動き。
しかしポストパフォーマンスが組まれた回を観たので、まだこれは発展途上中の技術だということで納得できた。
口の動きや声が後ろから声がすることに感じた不自然さは、技術的には咥内にステレオを埋め込んだり動きをなめらかにすることですでに解消可能らしい。けれどジェミノイドの一般化に重点を置く方針で技術開発をしているのでそちらはちょっと後回し(?)
でもあと2、3年もすれば市場に出回るとか。理論的には過去の映像からプログラムするのも可能らしく、ゆくゆくは各地に名優アンドロイドを置いたり、遠隔操作での世界同時多発上演構想も。すごいなこりゃ。
今度のロボット演劇の方も観るので、性質の違いを確認したい。

五反田団『迷子になるわ』

五反田団『迷子になるわ』

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2010/11/05 (金) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★

独特の空気感
たくさん並べられた椅子。そのどこにも居場所はなく、時空観念を超えて東京を彷徨する女。F/Tトーキョーの演目としても合っていたと思う。
落語的なおかしみもある。
前田司郎さんが俳優としても面白い持ち味の人なんだなーと認識できた。
だが、外部に書き下ろした作品のほうが私は好み。
もっと笑いたかったので。

ネタバレBOX


「東京にずっと住んでて、うち、親が医者で看護婦のお母さんと結婚したの」と女性が言うが、「東京タワーは修学旅行で来て以来」など、辻褄が合わない。
すべてが彼女の心象風景で、現実の話ではないととらえるにしては引っかかる。
現代の話なので「看護婦」という呼称も気になった。
「目黒は品川区」と解説する割に、「中央区有楽町」なんて台詞が出てきて違和感が。
前田さんはあまり細かいことにこだわらない人なのだろうか。
りんごりらっぱんつ

りんごりらっぱんつ

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/23 (火)公演終了

満足度★★★★★

すき。
かわいくて切なくて、涙が。
過ぎていく時間、変わっていくつながり、変わらない絆・・・。
かわいい役者さんたちからつむぎだされる素敵な言葉にやられました。。。

川村さんの一人芝居が観られなかったのが残念ですが、もう一回観たい。

ネタバレBOX

とにかくかわいい!
チョークで描いたような背景のドアや窓や棚、カラフルな女の子たちの衣装。

完全な暗転ではなく役者さんが舞台に残って次のシーンに移っていくのが、時間の経過とか人のつながりを感じさせてくれた気がします。

登場人物の設定に「そうくるか!」って感じもあったけど、微笑ましい終わり方が素敵でした。
【終了!】B4 paper books【ご来場ありがとうございました!】

【終了!】B4 paper books【ご来場ありがとうございました!】

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2010/11/03 (水) ~ 2010/11/09 (火)公演終了

満足度★★★★★

「白」の章拝見
順番から言うと、「白」から観たほうがよかったのでしょうか。
でも、「黒」→「白」で私は満足しました。
「黒」より「白」が好みだったかもしれません。
フィクションとノンフィクションの狭間の演劇。
ダニエル・シュミットの映画にも似た魅力。
海賊ハイジャック、もう完全に大好きな劇団になりました。

ネタバレBOX

「シュルレアリスム宣言」が「黒」とは違った構成で面白かった。俳優の滑舌の悪さや台詞の未消化な部分は目立ったけど、それさえも興味深く眺められた。

あとの2作品が「黒」で狂言回し的なロベスピエール(加治慶三)とサン=ジュスト(堀口武弘)の素顔を描いているので、2人の演技に引き込まれた。

「H+」は官能的。朝日望の侍女=魔女と、橋本慎司のエゴン・シーレの描く永遠の少年が面白い。川越美和の少女はフランスより、明治の浅草の奥山の見世物小屋あたりにいそうな感じ。西洋的な演技を狙わない劇団だからこれでよいのだが。加治は苦悩するロベスピエールを熱演。

「ニヒリズムの肖像」は貴族をめぐる身分差別を描く。本公演の劇として一番、好きな作品。アヴリルの川越、元囚人のメイドの伊達が良かった。終幕、サン=ジュストとの会話の場面が素晴しい。断頭台に送られたという点ではマリー・アントワネットとは真逆の立場ながら、最後の後悔に共通したものを感じ、胸打たれる。











PUZZLE

PUZZLE

PLAT-formance

インディペンデントシアターOji(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/15 (月)公演終了

満足度★★★★

面白い。
スタイリッシュながらおばかな笑い。

何も考えずに笑えました。
オープニングかっこよいです。

飴屋法水『わたしのすがた』

飴屋法水『わたしのすがた』

フェスティバル/トーキョー実行委員会

にしすがも創造舎(受付)、巣鴨・西巣鴨周辺の4会場(東京都)

2010/10/30 (土) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

満足度★★★★

飴屋法水作品。贅沢。
二つ目のポイントに足を踏み入れた途端、泣きそうになってしまった。午後2時頃からの出発。結構人がいた。一人だと怖いだろうから助かった。

ネタバレBOX

にしすがも創造舎の庭と廃屋3か所をめぐる旅。巨大なインスタレーションを1度に3つ(4つ)鑑賞できる。
house=woman 家=女

house=woman 家=女

ARICA

A to Z(東京都)

2010/10/28 (木) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★

安藤朋子奮闘公演
さようならさようなら元気でいてね

とさながら都はるみのようでした。

冒険という名の犬

冒険という名の犬

本田ライダーズ

中野スタジオあくとれ(東京都)

2010/11/12 (金) ~ 2010/11/15 (月)公演終了

満足度★★★★

冒険とは何ぞや、な70分
冒頭の、部室にいた犬らしきジェイによる「くだらないのたまり場」に関する詩的な長台詞(終盤でリフレインされる)から引き付けられ、続いての犬小屋や毛布で引き込まれて、以降はアッと言う間。
また、犬から靴に変わり舞台奥の円錐に付けまくって上手奥に消える足跡がある装置もイイ。

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