
あなたの部品 リライト
北京蝶々
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/12/14 (火) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
脚本と演出のシナジー効果抜群!
うまい構成の物語を、独特のリズム感ある演出で見せる。
その2つのシナジー効果の中で、役者も活き活きしていた。

The Lifemaker【WEBサイトにて舞台写真公開中!】
DART’S
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/12/07 (火) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
たとえばアマゾンを彷徨うように、
豊潤な、物語の樹木が乱れ立つなか、どこを歩いてもかまわないという自由を楽しみながら、どこにも辿り着けないのではないかという不安にも駆られる。道なき未知を彷徨いながら、ずっと。けれど、この“矢”は、じつはつねに正しく歩くべき道も示してくれていた。海へと。すべてが満たされる場所へと。

あなたの部品 リライト
北京蝶々
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/12/14 (火) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★
手作り感の圧倒
初日を拝見。
初演も観ているのですが
「リライト」は看板でも誇張でもなく
良い意味で
似て非なる作品。
でも、方向転換とかそういう感じではなく
作品のコアにあるものが大きく間口を広げて
豊かに表現されていくような感覚がありました。

繋がらない世界の話【終演しました!たくさんのご来場ありがとうございました】
ソテツトンネル
RAFT(東京都)
2010/12/14 (火) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

繋がらない世界の話【終演しました!たくさんのご来場ありがとうございました】
ソテツトンネル
RAFT(東京都)
2010/12/14 (火) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
なんというのか……
「ノアの箱庭」と「かいたい」の回を観たのだけれど、佇まいは面白そうで、面白くなりそうな雰囲気もあるのだが、どちらの芝居も結局イマイチという感じのまま終わってしまった。起承転結の起と承だけ、あるいは起だけ観たような不思議なイマイチ半端感がどんよりと全体を包んでいた。この先どうなるかは気になったのだけれど、不思議なイマイチ半端感は、今のところ私には「つまらない世界」でしかなかった。もう少しで次の世界へ繋がりそうな気もするのだが……。

月刊彗星マジック12月号 彗星マジック×コレクトエリット
彗星マジック
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2010/12/14 (火) ~ 2010/12/14 (火)公演終了
満足度★★★★
今回も楽しめました
コレクトエリックさんは初めてでした。
おそらく普段とは違った感じだったのではないかと思うのですが・・・。
「観てる」んじゃなく、「観られて」いる。
戦々恐々としていたら、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
ひじょうに刺激的な舞台で、個人的にはおもしろかったです。
今回の定点風景は、いろいろてんこ盛り!
最初のほうミュージカル仕立てになってたり。
話に聞いていた噂のウマオは観られたし。
しかも、定点風景の世界のはじまりも観ることができて。
ファンタジックで童話的で、ダンスパフォーマンスは見ごたえあってかっこよくて。
前々回、前回ともまた違った定点風景、楽しく満喫させていただきました。
また来年の月刊彗星マジックも通いたいと思います♪
ありがとうございました!

あなたの部品 リライト
北京蝶々
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/12/14 (火) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★
全体と個々
改訂再演、でも改訂前とは全く異なる作品との説明を受けましたが、改訂前は観ていないので先入観なしで観させていただきました。
全編ほぼ出ずっぱりの西村役の役者さんによって、1本の芯が通った作品になっています。
高度な義肢によって障害者の体と心を直すことを一種の美学とする男が、自分自身の歪な精神を映し出したかのような登場人物たちと相対し、やがて疑問を持つようになる。個々の登場人物たちの背景や痛みは描かれており、それが主人公の行動を無理なく引き出すことにはなっています。
ただ、どの登場人物にしてもそのキャラクターの特異性から、感情移入がしやすいかという点については疑問符がつきます。

TIC-TAC 終了いたしました。御観劇くださった方々、出演者、スタッフに心から感謝しています。アリガトウゴザイマシタ。
anarchy film
新宿歌舞伎町特設劇場(東京都)
2010/12/08 (水) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

空にはあのひこうき雲
リブレセン 劇団離風霊船
吉祥寺シアター(東京都)
2010/12/08 (水) ~ 2010/12/11 (土)公演終了
満足度★★★
さすがの安定感。ただし・・・
映画の撮影現場を舞台にしたドタバタ劇とほんの少しのミステリー。
こう書くと凡庸に聞こえてしまいそうですが、そこはこの劇団得意技の時事ネタスパイスで見事に乗り切り、まさに鉄板と言えます。
いつものことながら達者な役者さん達の技量に支えられて、本作品も安心して観ていられます。

小さな恋のエロジー
毛皮族
駅前劇場(東京都)
2010/12/10 (金) ~ 2010/12/21 (火)公演終了

同窓会へようこそ
龍昇企画
Space早稲田(東京都)
2010/12/12 (日) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
記憶にない生徒
「おたふく」に集った同級生ら6人と仲居のお話。物語は大笑いはないものの、苦笑!失笑!の類はある。なんせ五十代半ばの人たちの同窓会の話だ。だからキャストらは当然五十代半ばを思わせる人たちだ。しかし、新谷役の山本は三十代でしょう?とタカをくくっていたら、なんと53歳というから、人間の見た目ほどあやふやなことはない。なんせ彼は脱いでも三十代を彷彿とさせるマッチョな肉体なのだ。笑)
以下はネタばれBOXにて。。

ロボと暮らせば【ご来場ありがとうございました】
青春事情
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2010/12/15 (水) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

黴菌(ばいきん)
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2010/12/04 (土) ~ 2010/12/26 (日)公演終了
満足度★★★
ケラさんにしては普通過ぎて、やや物足りない
女優陣の奮闘の目立つ公演でした。
同世代なのに、年々より魅力的になる高橋恵子さんの魅惑には、同性ながら、うっとり!
可愛く健気な妻のイヌコさん、ケラさんの奥様になって、益々魅力的なたまきさん、相変わらずの間での笑わせ方が絶妙の池谷さん、ともさかさんも、以前より素敵な女優さんに成長していて、この5人の女優さんの共演が饗宴の光を放っていました。
ただ、ストーリーの方は、小ネタや、台詞回し、独特の所作などで、瞬間的な笑いを取りはするものの、内容自体には、普段のケラさん流の毒も深みもなく、薄味で、わかりやすい反面、やや、噛みごたえに欠ける作品でした。
説明台詞に逃げてしまうことも多く、ちょっと、肩透かしを食った気もします。
音楽がやけに印象に残ると思っていたら、いつも主人が大絶賛している、斉藤ネコさんでした。
セットは、相変わらず、自分好みで、堪能させて頂きました。

ゆめゆめこのじ / Madam river and Mr.sofa
AND ENDLESS
笹塚ファクトリー(東京都)
2010/12/09 (木) ~ 2010/12/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
ゆめゆめこのじ:鶴さんチーム観劇です
人物の紹介とか盛り上げ方とか、
話しの見せ方、面白かったです。
どこで終わってもおかしくないような話が後半続いてしまい、
かなり抑揚が希薄になりましたが、十分に楽しめたので。
まぁ良しと致します。
眠くなることも無かったし、好みに合ったという理由でね。

コチャラカ誕生
bonno108
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2010/12/10 (金) ~ 2010/12/12 (日)公演終了
満足度★★★
上手に角とって丸めた感じ
面白くはあったのだが、
何か一味足りないような・・・。
そんなホワーッとした感覚を受けた芝居(?)でした

オンナの平和
劇団あおきりみかん
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2010/12/10 (金) ~ 2010/12/12 (日)公演終了
満足度★★★★
パワフルでエネルギッシュでした
突っ走っているようで実は受身。
主張は叫ぶが地に足が着いてない。
なかなかの空回り具合を熱量傾けて演じきっていました。
感心・敬服いたしました。
方向ベクトルの無いエネルギーの放出劇に感じました。
そして独特な味のある面白さでした。

母を逃がす
大人計画
本多劇場(東京都)
2010/11/15 (月) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★
変わらないけど変わった生活は続く
とにかく一番最初からケレン味とテンションの高さでは他を圧倒する
勢いで突き抜けていく。 この劇の楽しみ方は何も考えず、ただ目の前で
繰り広げられるネタの連打に身を任せる。 それに尽きます。
冷静に見ていると、何か疲れるので…ね。 というか、クドカンと
サダヲ、良々のゴールデントライアングルの息の合い方が過ぎてて
何度ツボ衝かれた事か。

py.
コメディユニット磯川家
pit北/区域(東京都)
2010/12/10 (金) ~ 2010/12/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白かったです♪
東京に進出されてから観続けている磯川家さん。
今回のコントライブもめっちゃ面白かった~!!
大好きなドコナンくんがまた観れたのも嬉しかったです♪
コントライブは上演時間が短い分気軽に観れて、思いっきり笑えるのが良いですね!
来年の本公演もとっても楽しみです☆

鳥賊ホテル
プリエール
座・高円寺1(東京都)
2010/12/10 (金) ~ 2010/12/19 (日)公演終了
満足度★★★★
出来すぎた「作り話」
それぞれの事情により、お互いに会うこともなく別々に生きてきた異父兄弟たちの「邂逅」により、母の数奇な人生が浮き彫りにされていく・・・。
俳優たちが巧く、優れた演出によりそれなりに楽しめる公演だった。4度目の上演ということはそれだけ観客に支持されてきた秀作といえよう。
ただ、私は最後まで作品の「作為性」が鼻につき、途中から興ざめしてしまった。お芝居は所詮虚構と言ってしまえばそれまでだが、虚構だということを忘れて観ていられるから芝居は楽しいのであって、本作は兄弟の母親である「小泉とわ」という女性の男性遍歴があまりにも都合よく出来た作り話に感じ、最後には「そのウソホント?」と言いたくなる。まぁ、事実は小説より奇なり・・・とも言うが。
それぞれのエピソードに笑いやホロリとさせるものがあるのだが、筋立てが作為的で「仕掛けを作る」作者の意図がちらつくのがどうにも私の好みではない。「大人の御伽噺」と割り切れなかった。
「小泉とわ」という女が自分の中で生きて血肉のある人物として息づいてくれず、兄弟の会話のキャッチボールはとても面白いのだが、作者の頭の中で作った女にしか感じられなかった。
同様に私生児を生み、戦後、数奇な人生をたどる女を他人によって語らせる「悪女について」という有吉佐和子の傑作小説が舞台化もされたが、あの虚構の強度とどうしても比べてしまう自分がいた。
また、再演物の宿命だが、先回りして笑う客が何人かいたのも興をそいだ。
ただ、あくまで私の好みと満足度の問題で、このお芝居を好きだと言う人の気持ちはよくわかるのでお薦めマークをつけました。
※☆3.5というのが正直な感想ですが、2晩考え抜いた末、これを☆3にしたら、他の芝居との評価バランスがとれなくなると考え直し、☆4に改めさせていただきます。

WIREWORKの宇宙大作戦
WIREWORK
いわてアートサポートセンター・風のスタジオ(岩手県)
2010/12/11 (土) ~ 2010/12/12 (日)公演終了
紙っきれ…
ワイヤーさんの公演を初めて見たのは何年前だったでしょうか?
その当時、前説でアンケート用紙を「紙っきれ」と言い放つ、センスの良さに、ものすごく嫉妬した事、今でも忘れません。
岩手で、誰にでも自信を持って紹介出来る劇団が、僕にとって、ワイヤーワークです。
ワイヤーさんのお芝居って、大小散りばめられた笑い(物語)が核分裂のように、増殖し、スピード感を増していく、遠心力を高め、どこに着地するか、わからない、もうなにがなんだか、わかんない、そんな、混沌というか、なんというか。そういうのが僕は好きです。
所々に光るセンス、お決まりの「ルパン」、客演陣の存在感、ワイヤー陣のやっぱり存在感、等々、あっただんだけど。う~ん。なんだこのもやもやは。
勿論、客席は沸いていたのだけど、これが本領ではないと、なぜか思ってしまった自分がいました。