紙っきれ…
ワイヤーさんの公演を初めて見たのは何年前だったでしょうか?
その当時、前説でアンケート用紙を「紙っきれ」と言い放つ、センスの良さに、ものすごく嫉妬した事、今でも忘れません。
岩手で、誰にでも自信を持って紹介出来る劇団が、僕にとって、ワイヤーワークです。
ワイヤーさんのお芝居って、大小散りばめられた笑い(物語)が核分裂のように、増殖し、スピード感を増していく、遠心力を高め、どこに着地するか、わからない、もうなにがなんだか、わかんない、そんな、混沌というか、なんというか。そういうのが僕は好きです。
所々に光るセンス、お決まりの「ルパン」、客演陣の存在感、ワイヤー陣のやっぱり存在感、等々、あっただんだけど。う~ん。なんだこのもやもやは。
勿論、客席は沸いていたのだけど、これが本領ではないと、なぜか思ってしまった自分がいました。