WIREWORKの宇宙大作戦 公演情報 WIREWORKの宇宙大作戦」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 満足度★★★

    空回り
    一言で表現すると、期待しすぎました。

    ネタバレBOX

    いや、期待しすぎたと言っておきながら本当は面白かったのです。

    とにかく脚本が素晴らしいと思いました。

    「宇宙大作戦」と書いておいて完全なSF路線に走るでもなく、何故か(チラシには全く書いていない)プロレスの試合へと移行する展開には度肝を抜かれました。見事に予想を裏切ってくれましたし、千田秀幸さんが舞台の奥から、宇宙船らしきものから降りてくるところは爆笑しました。
    ただし、そこが笑いのピークでした。
    後半は、あと前半にも隣や後ろから聞こえてくる爆笑にどうにも同調できなかったのです。
    忙しかった自分の年末の楽しみが「WIREWORKの宇宙大作戦」という作品でしたから、過剰な期待をしていたせいのかなと、周りのお客さんはこんなに笑っているし、後半のプロレスも、自分がプロレスのことがよくわからないせいもあるのだろうと思いました。
    そうではないところで考えてみると、役者の練習不足がうかがえたのが残念でした。
    芝居を観る時は、脚本だけを観に行っているのではなくて、その時の役者や照明や音響のスタッフワークも一緒に味わえるのが芝居だと思います。
    その意味での全てを含めた完成度が、決して高いレベルでなかったのが期待していただけにとても残念に感じました。
  • 紙っきれ…
    ワイヤーさんの公演を初めて見たのは何年前だったでしょうか?
    その当時、前説でアンケート用紙を「紙っきれ」と言い放つ、センスの良さに、ものすごく嫉妬した事、今でも忘れません。

    岩手で、誰にでも自信を持って紹介出来る劇団が、僕にとって、ワイヤーワークです。

    ワイヤーさんのお芝居って、大小散りばめられた笑い(物語)が核分裂のように、増殖し、スピード感を増していく、遠心力を高め、どこに着地するか、わからない、もうなにがなんだか、わかんない、そんな、混沌というか、なんというか。そういうのが僕は好きです。

    所々に光るセンス、お決まりの「ルパン」、客演陣の存在感、ワイヤー陣のやっぱり存在感、等々、あっただんだけど。う~ん。なんだこのもやもやは。

    勿論、客席は沸いていたのだけど、これが本領ではないと、なぜか思ってしまった自分がいました。

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