黴菌(ばいきん) 公演情報 Bunkamura「黴菌(ばいきん)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ケラさんにしては普通過ぎて、やや物足りない
    女優陣の奮闘の目立つ公演でした。

    同世代なのに、年々より魅力的になる高橋恵子さんの魅惑には、同性ながら、うっとり!
    可愛く健気な妻のイヌコさん、ケラさんの奥様になって、益々魅力的なたまきさん、相変わらずの間での笑わせ方が絶妙の池谷さん、ともさかさんも、以前より素敵な女優さんに成長していて、この5人の女優さんの共演が饗宴の光を放っていました。

    ただ、ストーリーの方は、小ネタや、台詞回し、独特の所作などで、瞬間的な笑いを取りはするものの、内容自体には、普段のケラさん流の毒も深みもなく、薄味で、わかりやすい反面、やや、噛みごたえに欠ける作品でした。

    説明台詞に逃げてしまうことも多く、ちょっと、肩透かしを食った気もします。

    音楽がやけに印象に残ると思っていたら、いつも主人が大絶賛している、斉藤ネコさんでした。

    セットは、相変わらず、自分好みで、堪能させて頂きました。

    ネタバレBOX

    高橋恵子さんの存在が、とにかくいつものケラ芝居にない、異彩を放ち、そのため、良くも悪くも、ケラさんカラーが薄れ、万人受けする舞台になっていました。

    ストーリーにも、あまりおどろおどろしさがなく、戦争の空気感もあまりなく、登場人物にも、やや、作為的な色を感じました。

    特に、仲村トオルさん演じた、当主の情婦の兄が、何故、あの家にあんなに頻繁に顔を出す必要があるのかが全く説明がなく、単に、仲村さんに演じさせるための登場人物に見えて、残念でした。
    大変、デフォルメされた人物で、観ていて面白くはあるのですが、役の説得力が希薄と言うか…

    人体実験のために、クスリを飲まされ、人格の変わった、岡田さん扮する男が、何故回復したかの説明もなく、兄弟間や、父子の確執描写も、通り一遍でした。

    もちろん、ケラさんも、キャストも、プロとしての腕は確かなヒトばかりなので、3時間25分、退屈は決してしないけれど、やや、その点が、物足りなく感じました。

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    2010/12/15 22:29

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