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【公演終了】B203【ご来場有難う御座いました】

【公演終了】B203【ご来場有難う御座いました】

早稲田大学演劇倶楽部

早稲田大学学生会館(東京都)

2011/01/14 (金) ~ 2011/01/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

とにかく熱い!
人間で言えば銀婚式などにあたる節目のめでたい年、
エンクラ25周年ということでおめでとうございます! 

当日券が出せないほどの満員御礼で、
そんな大切な公演を、観させていただき恐縮でした。

内容は、とにかく熱い!

不安と希望に満ち溢れながら社会へ飛び出し、
それに対してひとりひとりが思いのたけをぶつけるような、
そんな心情をも感じさせてくれる、学生さんならではのお芝居☆

キョム!【公演終了しました。ご来場ありがとうございました!!】

キョム!【公演終了しました。ご来場ありがとうございました!!】

悪い芝居

駅前劇場(東京都)

2011/01/14 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

静的衝撃
はじめます!

久々に凄い芝居いや、凄みのある芝居を見て来た。

というわけで、下北沢は駅前劇場で、悪い芝居「キョム!」を見て来ました。

とりあえずあらすじ。

路上生活者の松本さんが殺された!

容疑者は、松本さんと共に劇場で生活していたホームレス達。

一体誰が犯人なのか。

一体何故松本さんは殺されたのか?

この芝居は何処へ向かうのか?

我々の心にはただ虚無が渦巻いていく。

登場人物は皆、劇場で過ごすホームレス達。

芝居の幕開けは唐突だった。
舞台上に様々なホームレス達が上がってきては、好き勝手に騒ぐのだ。
どこからがオープニングか分からず、最初は正直戸惑った。

そこに駆け込んでくる男女の刑事役の2人。

刑事役として、俳優として舞台上にかけあがり、次第に俳優から刑事へと変化していく。
この演出には、現実と虚構の境界の曖昧さが伺えて、個人的には心地よかった。

そこから怒濤の勢いで、殺人事件の再現をしていく。

しかし、このストーリー、ただ事件を解決することが終着点ではなかった。

ここから先は、是非ご自身の目で確かめていただきたい。

とにかくラストがすごい!
息をのみ、目を見張る。あるいは涙するかもしれない。

目の前で繰り広げられる芝居が、虚構なのか、それとも現実なのか。
見ている我々は観客なのか、それとも登場人物なのか。
彼らの芝居が舞台上から、ジワジワと滲みだし、次第に客席を飲み込んでいく。

その時、我々は、虚無を心に留めるのだ。

「しがらみの向こうに」

「しがらみの向こうに」

RISU PRODUCE

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)

2010/12/17 (金) ~ 2010/12/17 (金)公演終了

満足度★★★★★

市川公演に行ってきました
*papasan*にとってRISU PROは2作目です。4月の『やすしくんへ』以来ですが、待ち遠しかった作品でした。

東京近郊ではこの日1日だけの公演だったので逃すと大変でした。

会場はかなりキャパのあるホール、この公演の主催はNPO法人 市川子ども文化ステーションだったので、会場には、いつもの下北沢などと違って、子供連れ、ご家族の姿がとっても多かったです。

中には、最前列で飽きちゃった子供などいて、ほんわかしたムードでした。

個性あるキャストたちが演じる元祖「オレオレ詐欺」を考案したとする裏の会社の物語。

前半は笑いもかなりあってタテンポよく進んでいきます。

いゃあ重さんの 都部長 めっちゃ可笑しかった~!! でもみょうに優しいところがあったて、そのキャラも好きです。

浜谷氏の元山社長も悪~い感じが良かった~。

すべてのキャストが犯罪者なんだけど、でも根は優しい面々なんですよねぇ。

ただそれぞれが色々なしがらみの中、生きる事に精一杯な生活感が松本匠氏のメッセージなんでしょう。

たまたま、金のために集まった人間なのだけど、一緒にいることによって仲間意識、思いやりなどが表現されていて、ただの裏社会物とは違います。

中盤からラストへは息苦しさをも感じるほどの熱い、そして胸締め付けられる 展開が待っていました。

「悪いことをすれば、必ずそれなりの報いがくる」 このあたりが子供に対しても伝えるための公演だったのかねしれませんね。


SHINOBU’s Brain in the soup  weekly 4 溺れる金魚

SHINOBU’s Brain in the soup  weekly 4 溺れる金魚

アヴァンセ プロデュース

シアター711(東京都)

2010/12/23 (木) ~ 2010/12/28 (火)公演終了

満足度★★★★★

イヴにこういうのも
いいかもしれません。

両親とも医療関係者、のどかな遊園地で6歳の子供がさらわれた。
警察も捜査を始めるが犯人からの連絡は一切ない・・
進展がないまま、誘拐された家族の特殊な事情、捜査する刑事部長の過去の事件。
いくつかのシチュエーションがやがてひとつに繋がっゆく、そして予想外の結末に

文章に書くとサスペンス風のドラマっぽいですが、確かに後半は手に汗握る展開に引きこまれますが、作・演の阪上忍くんは、ドラマ性よりも、それぞれのキャストの内面を掘り下げます。

ラストの銃声は予想できたけど、誰を撃ったのかは観る人の感覚によって答えは違います。

キャストの皆さん素晴らしい演技で(ほんとみんなよかったです!!) 、笑いは無しのガチストレート、クリスマスイヴではありましたが、良い作品に出会えました。

玉手みずきちゃん、いつもはカムカムでしか見たことないんですが、良かったっす!!

金魚は自分の死が近づくと、自ら溺れてしまうという。だけど自分は最後まで必死にもがいて、あがいて生きていたいと思う 
というセリフ ゾクゾクきました!

だぶん意識的なんだろうけど、薄暗い照明も坂上作品の独特な雰囲気だったし、カーテンコールなしの終わり方もこの作品に関しては納得の感じでした。

姫子と7人のマモル

姫子と7人のマモル

ネルケプランニング

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2010/12/18 (土) ~ 2010/12/26 (日)公演終了

満足度★★★★

やっぱりイケメンくんは
かっこいいー!!ッスね。
このところイケメンくん舞台よく行く*papasan*ですが・・

今回は平田敦子さんが 7人のイケメンを従える姫 ということで興味ありでしたが、作・演も拙者ムニエルの村上大樹くん、キャストにも加藤啓くんなど小劇場派としてはおもしろいキャスティングでした。

いつものようにスペース・ゼロの大半は女子~!!

圧倒的アウェー状態でしたが、ストーリーも面白かったし、姫子が愛用していたもの
(時計・財布・ビニ傘・口紅・絵本の主人公・ストラップ)を7人のイケメン・マモルが演じるという演出も面白かったです。

歌ありダンスありの2時間20分、アフターイベントもいれると2時間40分 楽しいステージでした。
特に、KARA、少女時代 遠い席からは本物の女性かと思うくらいの かわゆす~ な感じでした。

全体的にコメディなんだけどおとぎ話のようなファンタジー クリスマスにはぴったりの作品でした。

笑うハチドリ

笑うハチドリ

オフィス3〇〇

アトリエフォンテーヌ(東京都)

2010/12/27 (月) ~ 2010/12/30 (木)公演終了

満足度★★★

観劇納めの作品は
オフィス3○○の実験公演となっているんですが・・

しばらく休止していた 渡辺えりさん率いるオフィス3○○ が来年8月の「ゲゲゲのげ -逢魔が時に揺れるブランコ-」の前に オーディションでえらばれたフレッシュなメンツを加えて4日のステージでした。

宮沢賢治の「黄いろのトマト」をモチーフに幻想的な世界観をうまく表現していたと思います。

ダンスというよりも舞踊を織り交ぜたスタイルは 好き嫌いがあるかもしれませんね。

*papasan*はオフィス3○○の作品は観たことがないんですが、劇団員の出演物は観ていたので、とっても興味深く観れましたが、はじめて観た人は「難しい」感があっかもしれませんねぇ。

2年前から注目している加藤亜依ちゃん よかったですねぇ!! 10歳の役だったんですが、巧かったです。

彼女は子供からおばあさんまで、実に幅広い役をこなしますが、表情の変化が素晴らしかったですねぇ。

渡辺えりさんとともに「オフィス3○○」 2011年は期待できそうです。




来年の本公演も期待しつつ、*papasan*の2010年観劇納めとなりました。

第5回公演 U-ru ウル

第5回公演 U-ru ウル

トランジスタone

調布市せんがわ劇場(東京都)

2011/01/12 (水) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度★★★

もうひとひねりして欲しかった
遺跡発掘現場で、古代文明の世界を垣間見る。ストーリー自体はありふれた定番もので、「神の手」ネタもしっかり入っています。役者さん達の熱演があって、そこそこ楽しめましたけど、もうひとひねりして欲しかったです。前回の公演が素晴らしかっただけに、何か肩すかしをくらった感じです。

ヒールのブーツ

ヒールのブーツ

オーストラ・マコンドー

JORDI TOKYO(東京都)

2011/01/14 (金) ~ 2011/01/19 (水)公演終了

満足度★★★★

満足
会場の利点を使った演出がとても良かったです。
女優の方々がお綺麗だし、ストーリーも大変満足しました。

蠍を飼う女

蠍を飼う女

イナダプロ

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2011/01/08 (土) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

舞台美術はなかなかいい味
出してたし、崖崩れで押しつぶされそうな家という設定もいい感じ。「昭和」の言葉遣いも楽しい。ところどころに面白くなりそうな雰囲気もある。だけど……正直言って面白くなかった。底の浅い人間が偉そうな御託ならべている感じの登場人物ばかりで、誰にも共感できなかった(せめて主人公である長女が、もう少し魅力的性格だったら……いや、役者さんそのものは良かったんですけどね)。椎名麟三の原作なんて読んだこともないけど、そもそも原作からしてこんな感じなのかも。観終わったときの印象としては、昭和の白黒映画の中のつまらないやつを見た後って感じ。役者さんを含め、舞台の佇まいはとてもいいのにとても残念。

ネタバレBOX

前説で時代背景なんか話していたのはわかりやすくなってよかったけど、できれば芝居の中で理解させて欲しい気もした。トランジスターラジオや、毛糸玉つかっての編み物などのように、昭和を感じさせる小道具がもっとあってもよかった。皇太子ご成婚の映像を使ったりするのは面白かったけど、物語が30分くらい進んでから配役を映像で見せるというのも、あの場面ではどうなんだろう……。
終わりなき将来を思い、18歳の剛は空に向かってむせび泣いた。オンオンと。

終わりなき将来を思い、18歳の剛は空に向かってむせび泣いた。オンオンと。

青年団若手自主企画 だて企画(限定30席!)

アトリエ春風舎(東京都)

2011/01/14 (金) ~ 2011/01/25 (火)公演終了

満足度★★★★★

内容と形式
会場を高校の教室に見立てて、役者も客も入り混ざって着席する形で、「舞台と客席」という一般的な上演形態とは全く異なる作品でした。
色々な場所に座っている役者がすぐ近くで(場合によっては自分の席からは見えない場所で)喋ったり、客にもこっそり指示が来て演技をさせられたりと、一体感のある場が作られていて楽しかったです。

話自体は普通の形式で上演すると陳腐な感じになるであろう学園生活モノでしたが、今回は敢えてそういうベタな内容にすることで、特殊な上演形式の効果を際立たせていたと思います。映像の使い方もシンプルながら、とても効果的で良かったです。特に最後のシーンは洒落た趣向で素敵でした。

今までも観客参加型の作品はいくつか観たことがありますが、ほとんどの人が共通に持っている体験を利用して一気にその雰囲気に持って行く本作が一番上手く行っていたと思います。
自分も含め、高校生とはかけ離れた年齢の方もたくさん参加していたので、年齢や「観客参加型」に躊躇せずに体験することをお勧めします。

ドリルチョコレート「テスタロッサ」

ドリルチョコレート「テスタロッサ」

MCR

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

あっという間
櫻井さんが好きなように遊んでいるように見えつつ、テンポ、緩急、セリフ(言葉)が素晴らしく、あっという間に時間が過ぎてしまった。バカバカしく楽しく笑いに笑ったが、意外と結構考えた(何を考えたかはすでに忘れたが)。
素晴らしい脚本・演出に怪優(?)6人。役者陣も最高でした。

第46回関東高等学校演劇研究大会-さいたま会場-

第46回関東高等学校演劇研究大会-さいたま会場-

関東高等学校演劇協議会

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2011/01/15 (土) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度★★★

群馬県立伊勢崎清明高等学校「くまむしくらぶ」
「くまむし」という虫をワタクシは知らなかったが、説明によると、0度~120度の温度に強く放射能にも強いめっぽう大層な虫らしいが、意外にも体長1mmのちっさい虫だ。しかしこの虫は誰にも振り返ってもらえない、誰の仲間でもない隅っこでうずくまる弱い虫でもある。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

引きこもりの啓太は「くまむし」のように、誰にも振り返ってもらえない、誰の仲間でもない隅っこでうずくまる弱い少年だった。

彼は生真面目だが空気が読めない少年だ。だから変人扱いされて一人だけ取り残されてしまうような孤独な少年でもあった。そんな少年がある日、ツンデレの彼女に恋をする。
空気の読めない啓太とツンデレの恋のゆくえを描いた物語。

どうすれば強くなれるだろう・・と悩みながらも死ぬことはしたくない。母親が悲しむから。というセリフは胸にジン!と響いた。
愉快犯

愉快犯

柿喰う客

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度★★★★

面白ければいい
余計なものを削ぎ落とすとか、不自然さをなくすとか関係なく、不自然であっても、意味がなくても面白ければいい、ということを追求した結果という印象。見事にはまりました。

第46回関東高等学校演劇研究大会-さいたま会場-

第46回関東高等学校演劇研究大会-さいたま会場-

関東高等学校演劇協議会

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2011/01/15 (土) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

群馬県立前橋南高等学校「荒野のMarchen」
セットは何もない。しかしむしろ無の状態が光った舞台だった。序盤の照明が幻想的で美しい。そして、これ以降の照明の使い方が巧みだった。その為、何もない舞台の空間が映えた芝居。

民間伝承の童話を前橋南風にアレンジしたお芝居だったが、本日のトップと公言しても良い位の公演だった。


以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

シュールな描写で会場の爆笑をかっさらう男子組。対極にベタな、いなかっぺ丸出しの女子組が奏でる童話は、「ハーメルンの笛吹き」「あんじゅとずしお」「鉢かぶり姫」などを独特のしゃべりで観客の空想を誘う。この二極を交互に描写する構成は流石だった。

更に男子の衣装、女子の制服衣装もこれまた対極で、バックが黒の舞台に美しく浮かび上がって演出ともに素晴らしい舞台だった。

ものすっごく楽しませてもらった舞台。大絶賛!

サンタクロースの作り方

サンタクロースの作り方

G-up

OFF OFFシアター(東京都)

2010/12/23 (木) ~ 2010/12/29 (水)公演終了

満足度★★★★

年末の風物詩に
2009年の観劇納めもこのG-upの『Birthday!』でした。年末の恒例っぽくなってますねぇ。

G-upの作品は3月に青山円形での『棄億』、7月には座・高円寺の『猿』を観てるので、完全制覇となりました。

去年も年末に「心あったかくなる」作品だったので、今回は・・・と期待してました。

とある倉庫(本当はちがったのですが) にぽつりぽつりと集まってきた色々な面々、そこにCMの撮影クルーがはいってきて、勘違いから発生するコメディなんですが・・・

とっても濃いキャラのキャスト しかもあの狭いOFFOFFシアターのステージで男衆9人が繰り広げる

ハートフルで、メルヘンチックなお話しでした。

それぞれのキャストもいつもとは違った雰囲気の役どころで 思わず笑っちゃう感じです。

サンタの赤い衣装を着て窮屈そうに座ってるシーンは微笑ましかったですねぇ(^o^)

たちあがりこそ、客席もキョトンとした感じでしたが、中盤からはどう展開していくのかな? みたいな期待感で面白かったです。

上演時間は1時間20分くらい、軽~い感じの作品が年末にはぴったりかもしれないですね。

クリスマス前に観ていたらもっと素敵だったろうなぁ。最後のほうは有川さんが本当のサンタクロースに見えてきちゃいました。。

パニックカフェ

パニックカフェ

*pnish*

赤坂RED/THEATER(東京都)

2011/01/08 (土) ~ 2011/01/12 (水)公演終了

満足度★★★★

面白かった~
2004年に*pnish*が上演した作品ですが、その*pnish*が演出・プロデュースしての全く新しいキャストの舞台でしたが・・・

*pnish*の上演を観てないので、ストーリーに引き込まれ、作品としてもとっても面白かったです。

まさに起承転結がメリハリ効いていて、ラストにはジワッーとくる流れはツボでした!!

前半のドタバタコメディはテンポもあって小気味良い感じ、小ネタがかなりあったけど、すべるような雰囲気もなかったので良かったのではないでしょうか。

とある地方にある寂れた喫茶店で繰り広げられるコメディ、売上拡大にと、食べ物を注文したお客さんに「パニック体験」をして喜んでもらおうとする若いマスター。

伏線が色々と張られていて、徐々にぐいぐい引き込まれてました。

勘違いの連続でストーリーが2転3転、笑わせておいてホロリ 完璧な設定ですよねぇ

上演時間1時間15分とランチ後のマチネにぴったりでした。

来月の*pnish*プロデュース『黄金仮面』も観くなってきましたよ~。


シンデレラ

シンデレラ

公益財団法人日本舞台芸術振興会

東京文化会館 大ホール(東京都)

2011/01/15 (土) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度★★★

コメディー調
2幕、120分。バレエ教室→夢→目が覚めるという構成でファンタジー色が薄く、すっきりしたプロダクション。ポリーナのポールドブラが熟練味を増してきた感じ。マラーホフはなまじうますぎてスカート役が似合うので、もっとマッチョな人のほうが面白味が出たかな。コメディー調の宿命として、一度見るとしばらく見る気にはならない。抽選で1名にマラーホフのサイン入りシューズプレゼントがあった。

ネタバレBOX

夢は覚めるものとのマラーホフの思想により、夢から覚めるとリアルタイムの時計により現実に引き戻される。舞台鑑賞中に現実を意識させれらることがいいのやら悪いのやら。
第46回関東高等学校演劇研究大会-さいたま会場-

第46回関東高等学校演劇研究大会-さいたま会場-

関東高等学校演劇協議会

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)

2011/01/15 (土) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度★★★★

長野県岡谷南高等学校「マクベス」
魔女にそそのかされて、その気になったマクベスの悲劇。古着で壁を作ったセットが圧巻。

ネタバレBOX

16世紀、古着屋だったマクベスは魔女のささやきを信じて、大不況の中、ダンカンを殺して王になったものの、何万もの殺戮を命じ、侵略と虐殺の王というレッテルを貼られてしまう。

マクベス自身も人を殺した実感から逃れられず、徐々に精神を病んでいき、その血なまぐさい呪縛に苦しみもがき、ついには折れてしまったまでを描いた物語。

劇中、ヒトラーとゲッペルスの描写もあり、かつて激しくゲッペルスを研究した身にとっては楽しい場面だった。
ここでの見せ場はやはりマクベスとマクベス婦人だろう。彼らの油が切れたロボットのような動きは、この上もなく素晴らしかった。

誰かにアオラレ自分では気が付かないうちに巨大な何者かに仕立て上げられ、気が付いた時点では、既に戻れなくなっている。という悲しい性を持つ人間はいとも簡単に流されてしまうのだという描写も巧みだった。



カルナバリート伯爵の約束

カルナバリート伯爵の約束

メガバックスコレクション

荻窪メガバックスシアター(東京都)

2011/01/15 (土) ~ 2011/02/06 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かったです!
初見でしたが、評判のよい劇団なので楽しみにしてましたが、
面白かったです!

少しずつ謎が明かされていき、目が離せず、
あっという間の1時間50分でした。惹きこまれました!
また、小さな劇場でしたが、セットもとてもリアリティがありました。

次回作もみたいと思います。

軋み

軋み

Infinite

テアトルBONBON(東京都)

2011/01/09 (日) ~ 2011/01/23 (日)公演終了

満足度★★★★

整ってました
ブラジルの山田さんの脚本、ストレイドックの森岡さんの演出、芳本美代子、 平田敦子さんという女優陣にひかれて行ってきました。

みっちょんこと芳本美代子ちゃんは舞台では初見だったんですが、この日の席がC列ですが、最前列のセンター、 幕開けすると正面1.5mくらいの距離にみっちょんが!!!

あとで調べたら41歳なんですねぇ。ぜんぜんそうは見えません。

アイドルのときのイメージしかなかったのですが、いやいや立派な舞台女優さんでした。

まだ23日まで公演が続くのでネタバレは避けますが・・

いきなり冒頭から殺人現場からというブラジリィー・アン・山田氏のサスペンス的コメディらしがぐぐっと引き込まれます。

死体遺棄の専門家が登場したり、結構ブラックジョーク的な作品ですが、嫌味っぽさがないので、楽しめるといった感じでした。

弾丸MAMAERのふたりがいい味だしていたなぁ。。

フライヤーのイメージからは全然想像できないお芝居ですが、おすすめできますよ。

ただ山田X森岡 というコンビならもうちょっとエグさがあっても良かったんではないかなぁ と私見ですが。

でもラストのみっちょん、良かったです!!

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