満足度★★★★★
市川公演に行ってきました
*papasan*にとってRISU PROは2作目です。4月の『やすしくんへ』以来ですが、待ち遠しかった作品でした。
東京近郊ではこの日1日だけの公演だったので逃すと大変でした。
会場はかなりキャパのあるホール、この公演の主催はNPO法人 市川子ども文化ステーションだったので、会場には、いつもの下北沢などと違って、子供連れ、ご家族の姿がとっても多かったです。
中には、最前列で飽きちゃった子供などいて、ほんわかしたムードでした。
個性あるキャストたちが演じる元祖「オレオレ詐欺」を考案したとする裏の会社の物語。
前半は笑いもかなりあってタテンポよく進んでいきます。
いゃあ重さんの 都部長 めっちゃ可笑しかった~!! でもみょうに優しいところがあったて、そのキャラも好きです。
浜谷氏の元山社長も悪~い感じが良かった~。
すべてのキャストが犯罪者なんだけど、でも根は優しい面々なんですよねぇ。
ただそれぞれが色々なしがらみの中、生きる事に精一杯な生活感が松本匠氏のメッセージなんでしょう。
たまたま、金のために集まった人間なのだけど、一緒にいることによって仲間意識、思いやりなどが表現されていて、ただの裏社会物とは違います。
中盤からラストへは息苦しさをも感じるほどの熱い、そして胸締め付けられる 展開が待っていました。
「悪いことをすれば、必ずそれなりの報いがくる」 このあたりが子供に対しても伝えるための公演だったのかねしれませんね。