最新の観てきた!クチコミ一覧

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カルナバリート伯爵の約束

カルナバリート伯爵の約束

メガバックスコレクション

荻窪メガバックスシアター(東京都)

2011/01/15 (土) ~ 2011/02/06 (日)公演終了

満足度★★★★

緊張感あふれる
最後まで緊張感あふれる芝居だった。ある事件をテーマに生と死を考えさせさせれれ、役者も見事に演じきっていた。こんな脚本を書けるは本当にすばらしことだ.。
観終わって、充実感を感ずることができた。

ロクな死にかた

ロクな死にかた

アマヤドリ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2011/02/03 (木) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★★

キュンとしてハッとして
生きていることのドキドキを感じる人と、それにこだわらない人。死んでからの世界。つながり。東京。身体から発せられる感情…。うん。わかるんだけどわからない感じがする空間でした。

ロクな死にかた

ロクな死にかた

アマヤドリ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2011/02/03 (木) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★

みなぎる力
迫力のある演技でした。ダンスパフォーマンスもみごとで劇団の力を感じさせてくれました。

ひとんちで騒ぐな

ひとんちで騒ぐな

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/02/03 (木) ~ 2011/02/06 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かったよ!
なかなかいい感じで笑った。
とても楽しい時間を過ごせた。
出入りのドタバタ感がとにかく楽しい。

ネタバレBOX

一幕一場で、それはちょっとどうかな、という個所もあるものの、そのあたりは、なんて言うか、温かく見守りつつ観劇した。
若さ溢れる、なかなかいいテンションで、2時間近くを見せきった力は素晴らしい。
もう、拍手ものである。
いつ誰と誰がどのように鉢合わせするのかが、ワクワクさせる。展開も楽しいし、思わず笑みがこぼれてしまう。
台詞のタイミングとかうまい。イラっとされるキャラの造形も楽しい。

ただし、ラストはやや予定調和的でもある。もちろんそれが悪いわけではないが(安定して観劇できるという意味では)、せっかくの等身大に近い登場人物たちなのである。
しかも、主人公は、演劇をやっていた、なんていう設定なのだ。

だから、自らを否定せずに肯定し、受け入れていくというようなラストは、ひょっとしたら「甘い」のではないか、と思うわけだ。ほのぼのすぎて。
つまり、コメディのラストは、大団円でポジティブに、なんていう固定観念があるのではないかと思ったわけなのだ。

等身大の登場人物なのだから、もっと自分たちの姿を投影させ、ヒリヒリさせるか、あるいは、自分たちの夢を無理矢理託して、あり得ないほどのとんでもない、ハッピーなラスト(ハッピーすぎるラストは逆に哀愁が漂ったりするし)にするか、もっと冒険というか、自分たちらしさを爆発させたほうがよかったのではないかと思うのだ。

過激になれ! と言っているわけではない。自分たちの姿がそこにあるべきではないかと思うのだ。
これだけの時間を楽しませる力があるのであれば、そこまでも可能であろうと思うからだ。

何と言うか、登場する全員が日向にいて、光を全身に浴びているようなスクスク感があるのだ。それがこの劇団持ち味なのかもしれないが、そうなのか? 本当にそうなのか? とついつい思ってしまう。ずるさや適当さなどはあるものの、基本、いい人たちだ。
もっと影とか陰りとか、陰影により、人物を造形できれば言うことはないのではないのか、と思うのだ。もちろん、「悪い人」を出せ、と言ってるわけではないのだが。

ちょっといろいろ書いてしまったが(なんとなく的外れなところもあるとは思うけど)、とにかく楽しんだし、いい感じに笑わせてもらった。
だから、もちろん、また東京に来て、楽しませてほしいと思う。

この日は、MONOの土田さんがアフタートークに登場した。さすがに面白く、大笑いしした。このアフタートークはさらに観劇の印象を良くたと思うのただ。
く・ち・づ・け

く・ち・づ・け

むーとぴあ

駅前劇場(東京都)

2011/02/04 (金) ~ 2011/02/10 (木)公演終了

かわいらしい!
どのキャラクターも一人一人愛らしくて、
暖かい気分になりました。
笑えるシーンがたくさんあり、でも最後にグッときたり。
女優陣が魅力的!

コドモもももも、森んなか

コドモもももも、森んなか

マームとジプシー

STスポット(神奈川県)

2011/02/01 (火) ~ 2011/02/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

懐かしくも切ない
前々作『しゃぼんのころ』でも使った角度だけでなく視点も変えて繰り返し見せる「重ね塗り手法」により各人物の心境が染み込んでくるよう。
それによって心の底に眠っていた幼少期のキモチが揺さぶり起こされて、懐かしくも切ない。

ここは世界の果てっぽい。【ご来場ありがとうございました!!】

ここは世界の果てっぽい。【ご来場ありがとうございました!!】

バジリコFバジオ

OFF OFFシアター(東京都)

2011/02/02 (水) ~ 2011/02/07 (月)公演終了

満足度★★★

内容やキャラに人形が見事にフィット
まるで悪夢のように現実と幻想の境界が曖昧で、そんな内容やキャラに「キモカワイイ」あるいは「可愛いが毒気のある」人形が見事にフィット。
また、装置の暗い色彩で閉鎖的な感覚、遠近法をズラしたことで非現実性を現したのか?と思ったり思わなかったり。

雨と猫といくつかの嘘.

雨と猫といくつかの嘘.

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2011/01/30 (日) ~ 2011/02/08 (火)公演終了

満足度★★★★★

原典を知っているとより楽しい
モチーフとした「百万回生きたねこ」のテーマに猫の死に関する俗説も絡ませた逆方向からの解釈に眼からウロコが落ちるよう。(=原典を知っていたのでより楽しめた)
また、別の時空のシーンに移る時のモーフィングの如き滑らかさや、時空を超えて登場する共通のアイテムや2役に持たせた意味なども巧み。
そんな内容に加えて ehon の葛木主宰を迎えての「女流劇作家対談」なアフタートーク(35分弱)も、本編をより深く掘り下げる内容で非常に有意義。

ロクな死にかた

ロクな死にかた

アマヤドリ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2011/02/03 (木) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★★

両方から広がる
死について逝くものと残されたもの双方の感覚が
クリアに溢れるように満ちていく。

その表現の洗練をたっぷりと味わうことができました。

ネタバレBOX

開演前、
舞台上に登場人物が現れ
やがてダンスに至り
日常の時間がぞくっとくるほど鮮やかに
切り取られていきます。

その中で多重構造で語られていく
死の姿。
一人の男の死について
観る側にとっての客観性が維持されながら
語られていく。

物語の構造が
舞台の出来事と観る側にある種の距離をつくってくれるので
逝くものと残されるもののそれぞれの想いが
混じり合うことなく舞台上に重なっていく。
死という事実に双方の想いが
それぞれに満ちて
ゆっくりと受け入れられて、
次第に引いていく・・・。

冒頭の日常が
再び終盤に現れて、
深く、満ちた、死への想いも
日常の時間に埋もれていくのです。

観終わって、
何かが失われることへの
不思議な透明さを持った感覚が残る。

公演期間の前半ではありましたが
高い完成度を持った作品で、
しかもさらに想いの奥行きが
生まれていくであろう感じもあって。

ダンスなどに圧倒されながらも
観終わって、
しばらくそのまま浸っていたくなるような
秀逸さを持った作品でありました。




ONEMAN

ONEMAN

ルドビコ★

サンモールスタジオ(東京都)

2011/01/26 (水) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった
笑いあり、笑いのための明るいエロがありとなかなか面白かったです。

ネタバレBOX

1話目が長崎太郎の不思議な能力の説明となる起、2話目がなぜそんな能力を持ってるかちょっと匂わす承、3話目が能力を持ってる理由と結末に向けての話となる転結という形になってたと思います。
ただ、黒幕のオチはちょっとしつこかったし、さすがにあれがボスはちょっと無理があったなあ。
くちびるぱんつ

くちびるぱんつ

ぬいぐるみハンター

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/01/27 (木) ~ 2011/01/31 (月)公演終了

満足度★★★

劇場を広く使いすぎたか
宇宙を漂う家族の話なのか、はたまた地球を守る話なのか、宇宙で迷子になってる話なのか、どれがメインの話しかつかみ辛いところはがちょっとあったり、前作に比べ、ちょっと客席に伝わってくるパワーが弱い感じはしましたが、面白かったです。

ソムリエ

ソムリエ

靖二(せいじ)

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/01/28 (金) ~ 2011/02/01 (火)公演終了

満足度★★★★

よい時間でした
ある片田舎の個人書店の家族のお話でしたが、ホッコリするお話で、よい時間でした。よかったです。

ネタバレBOX

セット上に並べられてた漫画コミックスのセレクション(目があまりよくないので、一部しか確認できなかったが)を誰が決めたのか非常に気になりました(笑)

後、長岡初奈さんは、まだまだJK大丈夫だな(笑)
サクラ咲ク、サクラ咲ケ。

サクラ咲ク、サクラ咲ケ。

男気ファンタジスタ

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2011/01/25 (火) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

満足度★★★

描き足りない?
劇団を解散しようとした事情や、それを覆して続けようとした事情など、またちょっとした恋愛などが描かれてて、なかなか面白かったです。

ネタバレBOX

ただ、演劇祭の企画者が騙す演劇祭をなぜ企画したのか、美弥や坂本竜馬などが出てくる理由(幕末からタイムスリップして来たっぽい設定であった。
まあ、坂本竜馬は現代人だったようだが)、また何故、坂本竜馬1人だけ自首したのかなど、ちょっと描ききれてない箇所が多いように感じました。(役者が降板した事が影響しているのかな)
そこら辺があればもっと面白かったかも。
残心アンダーグラウンド

残心アンダーグラウンド

短冊ストライプ

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2010/07/31 (土) ~ 2010/08/01 (日)公演終了

満足度★★

・・・・・ああ!
なぎなた部なのに、一回もなぎなたが出てこない。
これは新しい作戦なのか?

不思議にやきもきだけしてしまいました!

あううう

『Prism』

『Prism』

*rism

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/01/25 (火) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

満足度★★★★

美しさが増す
オイラが観た回は、台詞を噛んだり、間違ったりが少し多いかなと感じられましたが、女優陣がその場でいる事による美しさ、また物語自身はちょっと残酷ながらも、女優陣が演じる事により、残酷さが増す中にも美しさが増すのが感じられました。
よかったです。

夏の森 ぼくの友達

夏の森 ぼくの友達

魔法のチョコレート

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2010/08/06 (金) ~ 2010/08/08 (日)公演終了

満足度★★★★

夏休み子供アニメ映画!
そんなノリであった!

ひと夏の思い出!
ストーリーは本当に面白い。
そして夢と冒険とロマンに溢れている!

だのに、キャスティングが惜しい!
嗚呼!
嗚呼!
嗚呼!!!!

東尋坊~命の番人~

東尋坊~命の番人~

CAP企画

テアトルBONBON(東京都)

2011/01/25 (火) ~ 2011/01/30 (日)公演終了

満足度★★★★

重いが引き込まれる
内容から重いかなと思っていましたが、やはり重かったです。
ただ、観終わって時間確認したら2時間経過してたのには驚かされました。
多分途中から、世界に引き込まれてたんですね。

後、観終った直後では、題材に対して本が負けてるなあと思っていましたが、
帰ってる途中で重い題材ながら後引かないなあ感じたので、もしかして後を引かない作りに意図的にしてるんじゃないかと思いました。
ただ、劇中に出てくる、自殺を観光の目玉にしようとの件は、どうかなと思いましたが。

スカートめくり

スカートめくり

糖衣K錠

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2010/08/27 (金) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★

着眼点はいいのに・・・・
ストーリーに失速感があったのが残念。
勢いが途中で止まった感じがあった。

突き抜ければ、いい作品になった。

ブラックスペース

ブラックスペース

壱劇屋

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2010/09/03 (金) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい作品だった!
そこはかとなく広がるブラックスペース。
空間を使う芝居で、これが最高峰の演出だったのではないか?

面白い!

フラットにそう思える素晴らしさよ!!

ロクな死にかた

ロクな死にかた

アマヤドリ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2011/02/03 (木) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

嬉し泣きの100分、完成度マックス!!
ひょっとこ乱舞は、チョウ・ソンハさん観たさに「プラスチックレモン」をみたのが最初で、これで、確か4回目ぐらいの観劇歴ですが、まあ!今回程、感嘆したことはありません。

まず、昔から、広田さんの頭脳明晰さはよくわかったのですが、以前は、観客に伝わらなくても構わないという雰囲気がどこか、作品に漂っていたのですが、今回は、そんなところが微塵もなく、世代を選ばない、普遍的な作品に仕上がっていました。

スタイリッシュな演出でありながら、メッセージがダイレクトに伝わり、若者の会話のリアリティにゾクゾクする程の快感を味わいました。

今、私が知る限りにおいて、日本で、一番の若者会話劇が書ける作・演出家は、広田さんを置いて他にいないような気がします。

以前は、ストーリーと分離して、唐突感が否めなかったダンスが、今回の作品では、見事に、ストーリーと融合し、その美しいシルエットに何度もため息が出ました。

配役表を見た時、浮かないかな?と心配になった、ゲキバカの伊藤今人さんが、絶妙な匙加減で、適材適所の役を与えられ、ほろ苦い笑いを担われ、このキャスティングセンスにまた唸りました。

ひょっとこの役者さんも、いつの間にか、皆さん、素晴らしい進化をされていて、目を見張る思いでした。
早口の台詞が多く、何人か、とちる方もいましたが、そんなこと、全く気にならないし、むしろ、またそれが、リアルに拍車を駆け、とにかく、このステージの何もかもが超一級品揃いで、もうただただ感涙しまくりの100分。

倉田さん、西川さん、渡邉さん、笠井さん、寺田さん、田中さん、松下さん、中村さん、根岸さん…、あー、皆皆、とっても素敵でした。

広田さんのような頭脳明晰な方が、演劇に手をそめてくださったことに、感謝します。

本当に、たくさんの方に観て触れて感じて頂きたくなる素敵な舞台でした。

ネタバレBOX

広田さんが男性だということが信じられない程、どうして、そんなに、女心がわかるの?と、チサトと、村瀬と、みいの気持ちに、若き時代の自分の感情を透視されたような、不思議な高揚感と、寂寞感で、久々、恋に悩む女心を追体験し、胸が苦しくなりました。

一方、男性陣の描き方も、これまた秀逸。毬井君、武田君、白井君、生方君、困るじゃないの!この歳で、君達に恋心を抱いてしまいました。
何て、皆、魅力的なんでしょう!

一人の死を通して、生きている人間の精一杯の日常と優しさを、温かい緻密な目で、見事に、舞台上に活写した広田さんの、才気には息を呑むばかり。
そして、愉快なんだけど、どこか哀愁のある、今人さんの母。

通行人や、エキストラをダンスでスタイリッシュに見せる手腕も卓越していました。

本当に心から、何度でも「ブラボー!」を叫びたい素敵な素敵な作品です。

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