最新の観てきた!クチコミ一覧

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ひとひらの犯罪

ひとひらの犯罪

ジ~パンズ

銀座みゆき館劇場(東京都)

2011/02/07 (月) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★

うむむ・・・
全体の雰囲気は悪くないのに、なにかシックリこないまま終了してしまった。
いろいろ話が広がりすぎて芯がブレたのか? おいらの理解不足か?
なにかを少し変えるだけで楽しめる作品になってただろうに・・・

ネタバレBOX

つまらなくても、あの作品はつまらなかったなぁという印象が残るけど、この作品は忘れてしまいそうだ。
ここは世界の果てっぽい。【ご来場ありがとうございました!!】

ここは世界の果てっぽい。【ご来場ありがとうございました!!】

バジリコFバジオ

OFF OFFシアター(東京都)

2011/02/02 (水) ~ 2011/02/07 (月)公演終了

満足度★★★★

濃厚。
観終わった直後、長かったなぁ~と脱力してたりしましたが、ちょいちょい様々なシーンを反芻している自分に気付き、おもしろかったんだなぁ、と。
人形や小道具の良い感じの不気味かわいい感じも手伝って、実に濃厚だった。
もう少し洗練された感じも観てみたいけれど、そうなったら違うのかな。
何しろ今も反芻中。
おもしろかった。

コドモもももも、森んなか

コドモもももも、森んなか

マームとジプシー

STスポット(神奈川県)

2011/02/01 (火) ~ 2011/02/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

一緒に生きるような
何度も繰り返される緩急のついた言葉の全部がすごい勢いでしみ込んでくる。
そのうち「観ている」感覚から「一緒にその世界を生きている」感じになる。
だから、生身の自分が経験した事のように、胸が締め付けられる。
柔らかくて、温かくて、せつなくて、雑多で、苦しい。
全部良い意味で。
はるばる横浜まで観に行ったかいがあったなぁ。
そういえば、観終わった後に、妙に頭がクリアになってた。何でだろう。

ロクな死にかた

ロクな死にかた

アマヤドリ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2011/02/03 (木) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★★

広田作品4作目にして
私、これすきでした。
役者さんがすごかったですねぇ。パワー漲る。
照明と音楽とセットとダンスも相まって、美しかったです。

ネタバレBOX

今人さん、おいしすぎじゃないかしら?
ひとひらの犯罪

ひとひらの犯罪

ジ~パンズ

銀座みゆき館劇場(東京都)

2011/02/07 (月) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★★

凄くいい感じ!
静かでそんなに大声を張り上げたり、動きもおおげさなものは特にないのに、この芸達者な人達! 劇とゆうよりそのままの実写かも。。と思われるほど自然な演技、それなのにそれぞれのセリフも動きも完璧でした。笑わせてもらい、帰り道の暖かかったこと! 久しぶりの満足度。ありがとうございました。(めったによかったよ~と言わない私ですが・・・) 

夏の夜の夢

夏の夜の夢

劇団だるま座

アトリエだるま座(東京都)

2011/01/29 (土) ~ 2011/02/07 (月)公演終了

ご来場ありがとうございました。
このたびは、「夏の夜の夢」ご来場ありがとうございました!

たくさんのお客様にご観劇いただき、本当にうれしかったです。

今後も頑張って舞台を作っていきたいと思っております。
至らないところも多々ございますが、応援よろしくお願いいたします。

皆様に喜んでいただけるお芝居を!
日々、精進です。

本当にありがとうございました!!

ひとんちで騒ぐな

ひとんちで騒ぐな

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/02/03 (木) ~ 2011/02/06 (日)公演終了

満足度★★★★

好印象
オーソドックスなシチュエーションコメディ。丁寧に作られていて、好感がもてます。難を言えば、ちょっと時間が長いかな。自分も九州出身なので、地方の劇団には頑張ってもらいたいです。

さめるお湯

さめるお湯

あひるなんちゃら

OFF OFFシアター(東京都)

2011/02/09 (水) ~ 2011/02/14 (月)公演終了

満足度★★★★

いちいち面白い
シーンというよりも
ひとつずつの台詞ごとにおもしろくて・・・。

緻密につくられたゆるさに
たっぷりの弾力を持った味わいが生まれて、
いつもにも増しての
あひるワールドに魅了されてしまいました。

ネタバレBOX

冒頭から、
ベクトルの異なるキャラクターが重なり合って
いきなり可笑しく
するっと引き込まれる。

そこから、
存在感のあるキャラクターたちの、
さりげなく、
どこか奇想天外で、
でも、観る側が妙に納得してしまう
個性や相互の関係が描かれていきます。

個々の雰囲気のシンプルなおかしさに加えて
キャラクターどおしの行き違いに
いろんなひねりや外し、
浅いものや深いもの、
曲がり方や貫き方等々
型にはまらない様々なバリエーションが
それこそ
台詞の一行ごとに織り込まれていて。

べたなボケや一発芸でとるような
色が濃かったりインパクトの強い笑いはあまりないのですが、
ずるずると物語が流れる中、
それぞれのキャラクターのベクトルの方向差や
不思議な理をもったモラルハザードや
つっこむ角度のずれが
幾重にも重なって
べたついたり残ったりしない
洗練された笑いへと広がっていきます。

みかんねたに始まって
昼食のサッカーボールの見せ方や
舞台で演じられることのない母屋の状況の、
どこか薄っぺらいのに
半歩はみ出したような滑稽さに
囚われてしまう。
三ツ目のことや同窓会の話にしても
絶妙な違和感で観る側を
繋ぎとめる。

それらを演じる役者達にも
しなやかで腰の据わった安定感があって、
観る側をそらさない。
台詞が交わされ、間が作られ、
キャラクターたちの感情がすっと浮かび
観る側の予想を裏切るように場が転んでいく。、
その一歩ずつがいちいち可笑しくて。

暗転を使わず、
シーンや時間の経過を音楽でつなぐやりかたも、
旨いと思う。、
場面転換が時間の流れを洒脱に含みこんで、
ひとつの場の風味が滅失しないで
次のシーンに受け継がれていきます。
そのなかでいろんな滑稽さが、
ゆっくりと絡まって
一層の舞台の空気へと育まれていく。
突き抜けた流れの中での、
不思議にあざとさのない相乗効果から
その場にさらなる積み上がりが生まれて。
その空気が観る側を取り込んでいるから、
舞台のふくらみが思わずはみ出して
台本世界の外側に勇み足をしたり、
劇場外からかすかに聞こえる電車の音が
小田急として素のままドラマに混ざってしまっても、
それらが姑息さにならず
舞台の広がりの豊かさとして
さらに、もっと、観る側を巻き込んでいくのです。

なんだろ、終わってみれば今回の作品、
テイストはいつもの「あひるなんちゃら」なのに
いつもの「あひるなんちゃら」を凌駕した
暖まり感やおかしさのボリューム感があって。
緻密にコントロールされた舞台からかもし出されたものが
いつもの「あひるなんちゃら」より
がっつり増量で、
より満たされ感がありました。

これまでのあひるなんちゃらの作品たちを見ていて
完成された世界での作劇だと思っていたのに、
もうワンステップ歩みを進めた
さらなる境地を見せられて。

すでに、毎回観たい劇団であるのに
もっと次の公演も観たい思いにとらわれたことでした。

ほんと、いつもにも増して、
たっぷりと楽しませていただきました。
大きな豚はあとから来る

大きな豚はあとから来る

渡辺源四郎商店工藤支店

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/01/02 (日) ~ 2011/01/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

やっと書けたワ
PCがとらぶっていて、やっと書けました。
青森で観たときに、絶対東京版も観るぞ!と思い、上京しました。
いや~、一言で言って、上京したかいがありました。
よかった!役者の皆さんも、舞台セットも、音響も照明も、まだ鮮やかに
残っています。次の舞台がたのしみ!
今年はいいスタートをきりました。

ひとひらの犯罪

ひとひらの犯罪

ジ~パンズ

銀座みゆき館劇場(東京都)

2011/02/07 (月) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★★

ラブコメディ
として楽しみました。せりふのタイミングが良く、稽古十分、という感じです。
とても楽しかったのですが、もしかしたら演出家の意図とは違う受け取られ方をされているかも・・・・・。ブラックコメディというより、ほのぼのラブコメディという感じです。あと、誰にフォーカスを当てて理解したらいいのか、ちょっと判りにくい。その分、各俳優が個性的で面白いとも言えるのですが・・・・・。
お団子の俳優さん、可愛かったですね。でもヒロインとその心情が、周りの個性たっぷりな俳優さんとその演技に掻き消されちゃった感じです。

恋する、プライオリティシート

恋する、プライオリティシート

コメディユニット磯川家

インディペンデントシアターOji(東京都)

2011/02/05 (土) ~ 2011/02/14 (月)公演終了

初!!!
初めて磯川家さんの舞台見ました
ドタバタで笑いありのすごく面白い舞台でした
劇団の方の中のよさも感じました
また、ぜひ見に行きたいです^^

チェーホフ?!

チェーホフ?!

東京芸術劇場

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2011/01/21 (金) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

大きな絵本
異空間に浮く。自分対舞台。そんな感覚で観ることのできる演劇ってあまりないようで、とても素敵なメルヘン?な舞台でした。チェーホフっていうのもわかります(なんとなくではありますが)。舞台の色使いもまたいいですよね。ぞくぞくっしっぱなしでした。子供のころ親に絵本を読んでもらって「もっともっと」「もういっかい」という。そんな気持ちです。

「サド侯爵夫人」/「わが友ヒットラー」

「サド侯爵夫人」/「わが友ヒットラー」

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2011/02/02 (水) ~ 2011/03/02 (水)公演終了

満足度★★★★

「わが友ヒットラー」
これは勢いが感じられてスゴく感激!
単品で観ても迫力があってすごいのに、「サド侯爵夫人」と交互上演なのがこれまたスゴい。
斗真くんにヒットラーが乗り移っていた感じ。
東もらしくって良かった。
さすがの平さんたち☆

さめるお湯

さめるお湯

あひるなんちゃら

OFF OFFシアター(東京都)

2011/02/09 (水) ~ 2011/02/14 (月)公演終了

満足度★★★★

不思議な魅力。
シュールでPOPで不思議なあひるワールド。初日から完成度が高く、会場は笑いが耐えない。素敵な役者が揃い、見ているだけで楽しくなる。登場人物全員がちょっとおかしな人なのだが、そのおかしさがたまらないく魅力的。

「サド侯爵夫人」/「わが友ヒットラー」

「サド侯爵夫人」/「わが友ヒットラー」

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2011/02/02 (水) ~ 2011/03/02 (水)公演終了

満足度★★★

「サド侯爵夫人」
うん。うん。なかなか可憐だった。
でもサド侯爵夫人は2005年くらいに新妻聖子さんがやった時の衝撃を超えるのは難しいかなぁ。
あれは、キャストも衣装も空間も最高だったから。

ろくでなし啄木

ろくでなし啄木

ホリプロ

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2011/01/05 (水) ~ 2011/01/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

さすがです!
テンポといい、3人の奮闘ぶりが見応え十分!
話もおもしろいし、勢いを感じる作品。
勘太郎くんが勘三郎さんにすごく似てきたのにビックリ。
演劇初めての人にもオススメ♪

金閣寺 The Temple of the Golden Pavilion

金閣寺 The Temple of the Golden Pavilion

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2011/01/29 (土) ~ 2011/02/14 (月)公演終了

満足度★★★

楽しめた!
小説の「金閣寺」を読むのにはかなり悪戦苦闘したけど、舞台はわかりやすかった。
小説を読んでから行ったので、わかりやすかったのかもだけど、、、
時間的、空間的制約の中であそこまで表現されていたのはスゴい。
若手の俳優さんたちがイキイキとしていて、よかった。

神奈川芸術劇場はキレイだけど、客席までの延々と続くエスカレーターにうんざり。
観やすいといえば、観やすいけど、やっぱり2F席だと遠いなぁ。

二月花形歌舞伎

二月花形歌舞伎

松竹

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2011/02/01 (火) ~ 2011/02/25 (金)公演終了

満足度★★★★

いいですよ
近松門左衛門の作。

染五郎さんの与平は、ヤクザな放蕩息子ぶりを見事に演じていて、そのなりも粋な風情を出していた。クライマックスの油やでの殺しの場面は本当に油の上でのた打ち回っている様で、迫力が感じられた。

全体的にうまくまとっまた作品で満足であった。

俺のお尻から優しい音楽

俺のお尻から優しい音楽

五反田団

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/02/04 (金) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

偉大なるグダグダ感、なのに挑発的
&チープな雰囲気が漂う。
ポーズをとって大げさだったり、アドリブっぽい見せ方をしたり。
そんなところが、とても素敵だ。

ネタバレBOX

くすくす笑いがとても似合う。
わざとらしい笑いシーンを散りばめて、(たぶん)観客を挑発している。笑ったら負けだ。いや、負けだ、というのはウソだけど。

「見終わったあと、心に残るのは愛か、それとも無か。無だ!」とか「かなり何も考えない調子で描かれた」などと言う「煙幕」をフライヤーでも当パンでもしきりに張っていた。
これも観客への挑発と受け取った。

「物語を疑え」と言うこと。
そこには何も無いのだから。

テレビドラマってこんな感じなことを、真面目にやっているんだな、と思ったり。
つまり、どこまでも続けることができる舞台で、どこでも終えることができる舞台でもある。

その微妙なところを、なかなかのさじ加減で終えたところがうまいのだ。

アドリブにちょっと笑っちゃった的な演技と「装った脱力感」。
あえてグダグダなダンス。

そして、挑発を受けて立って、深読みしての、星の数。

「お尻から音楽」なのと、カジヒデキの役名には参った。いやマジで。

あ、あと星のホールに緞帳あったのね。
国民傘

国民傘

森崎事務所M&Oplays

ザ・スズナリ(東京都)

2011/01/21 (金) ~ 2011/02/13 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇的な世界と虚構
世界は物語で形作られている。
そして、戦争は近視眼的な世界となる。

ネタバレBOX

戦争という厄介なものは、人を近視眼的にしてしまう。
自分のこと、あるいはせいぜい身の回りのことのみにしか気が回らず、いつの間にかずぶずぶの泥の中にいるという印象だ。

何のために穴を掘っているのか、どうして隊長を探しているのかもわからなくなっている兵士たち。隊長はどうなったかを知っている者たちだって、自分たちが何をしてどこに向かうのかわかっているのかどうかは怪しい。

「運命」と言ってしまうような境遇の中にいて、どっちに向かっているのかがわからないままとにかく進んでいる。

国民傘という制度だって、なんだか変な制度なのに、それをどうこう言う前に自分のことだけで精一杯なのだ。

お国のため、のような大義名分を無条件で受け入れて、その後の厄介なことをなんとか避けようとするだけで精一杯。それは「しょうがない」としか言えなくなる。

つまり、近視眼的にならざるを得ない。

戦争のへの道はそうして作り上げられていって、近視眼的な人々によって、それは固められていく。

それらが、虚構の中にさらに物語を構築して、進行していく。
世界は物語によってのみ形作られていくのだ。

岩松了の溢れるエネルギーを感じた。
台詞もいいが、役者がとにかくいい。

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