
『十二人の怒れる男』/『裁きの日』
劇団チョコレートケーキ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2011/05/25 (水) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★
【裁きの日】
前日に観た「十二人~」よりも現実味を帯びた設定に、自分も参加しているように錯覚し、心が揺さぶられる感じがしました。
日常から突然その場に集められたような裁判員たち。
揺るがない人、揺れ動く人、わからなくなる人・・・それでも個人が結論を出さなければならないなんて。。。
裁判員制度が始まって二年も経っていたんですね。
身近に選ばれた人もなく、内容が公表されることもないので、一般市民の感覚が反映されているのか疑問に感じていました。
全ての裁判員裁判において、このお話のように議論が尽くされた上での判決であることを願うのみです。。。

しらなみ浮世
蜂寅企画
劇場MOMO(東京都)
2011/06/02 (木) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★
殺陣が良い
見せたい部分がはっきりしていて、クライマックスの盛り上がりが良かった。
それぞれの男気を見せる瞬間に拍子木の音が入る演出がニクイ。
やっぱり蜂寅企画は殺陣と男前な台詞が持ち味。

髪結う時 【無事終演致しました!ありがとうございました!】
TOKYOハンバーグ
千本桜ホール(東京都)
2011/05/25 (水) ~ 2011/05/31 (火)公演終了
満足度★★★★★
涙が溢れる
アルツハイマーという重いテーマを描きながらも暗くならない。若いときと老いたときを別な役者で一役を演じるがそこに不自然さがない。さらに記憶の混濁も合わせて描かれる。秀逸な舞台でした。

雅楽駄狂騒曲
流星揚羽
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2011/06/02 (木) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★
舞台裏と本番と・・・・なるほどこう来たか。
なんだか両方楽しめてとてもお得感がありました。バックステージ物は普段見ることのない役者の生態(失礼!)が興味深く面白いものですが、何となく物足りない感があるのも事実。そこを巧く本番のお芝居も見せて、楽しいエンターテイメントに仕上がっていたと思います。殺陣も、あんな風に練習するんだ~と感心していたら、劇中劇で見事な殺陣を披露してくれるし。稽古十分という感じで安心して観ていられた。レトロな感じの派手な舞台幕や、殺風景な稽古場のシーンなど、舞台の転換がうまく、視覚的な効果を上手に出していると感心。チラシに通じる美しさがありましたね。これからもいいアイディアを出しあってがんばって欲しい劇団です。

星より昴く
東京ストーリーテラー
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2011/06/04 (土) ~ 2011/06/12 (日)公演終了
満足度★★★
ちと疑問が残る作品作り
作風も台詞も作品の仕上がり具合も昭和テイストなのに
時代設定が現在なのはちと理解に苦しむ。
また観客の心をワシ掴み出来るシーンに影アナ使用とは…
シーンの良さが半減してしまったかな…
些細なコトから副産物が産まれるコトもあるので
いろんなコトを考慮して作品を作って欲しい。
良い作品を台無しにしている感が漂っていたな…

あなたと住むなら ~東京タワー編・スカイツリー編~ 二本連続公演
劇屋いっぷく堂
テアトルBONBON(東京都)
2011/05/31 (火) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
良かった!
一言で言うと・・観に行って良かった!
とても面白く、そして感動もしました。
時間が経つのが、あっと言う間でした。
特に スカイツリー編 が面白く役者さんも生き生きとしていて輝いて見えました。
本当に楽しい時間をありがとうございました。

untitled
shelf
atelier SENTIO(東京都)
2011/06/02 (木) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★
挑戦的試み
まずワタクシには解り辛かった。さまざまなテキストから抽出しそれを断片的に繋げて一つの作品に構成したものだったから、全ての本を読んでるならば容易に解釈出来たのだろうが・・。
以下はネタばれBOXにて。。

天守物語
少年社中
吉祥寺シアター(東京都)
2011/06/03 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
お見事!!レベルが違う!!!
少年社中は、明らかに芝居のレベルが違う!!
この公演内容、役者陣で、4000円という価格は本当にお買い得だと思う!!
脚本、演出、照明、音響等も上質なレベルのため、一般観客のみならず、劇団関係者にもオススメしたい!!
私は時代劇は、どちらかというと苦手であり、今回の公演は少し心配だった。
(以前観劇した「ネバーランド」が素晴らしかったため、時代劇ではどうかと。)
しかし、力強いメッセージ性を込めた芝居、素晴らしい演出の前には、そんなことは関係なかった。
あとはネタバレで。

星より昴く
東京ストーリーテラー
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2011/06/04 (土) ~ 2011/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★
ベタだけど、とても楽しめる芝居♪
「はっきり言って、メチャクチャくさい話です!!
真っ向勝負、王道中の王道、笑って泣いて感動してください。
芝居のリアリティーではなく、人の心のリアリティーを追い求めます。
愛する人の為に、やる気、勇気、ひたむき、元気!!
ポジティブエネジー100%の舞台です。」
これは劇団からのメッセージであるが、まさにその通りであった!!
シンプルなセットながら、役者の皆さんなかなか上手く、ストーリーに引き込まれました♪
なんかとても良い気分になれました!!
ベタな恋愛芝居が観たい人には、オススメします!!
(6月12日までの公演なので、まだまだ日にちがあります)
芝居のリアリティーを追求する人はNGですね!!
あとはネタバレで。

奇形鍋
財団、江本純子
西鉄ホール(福岡県)
2011/05/28 (土) ~ 2011/05/29 (日)公演終了
満足度★
形ばかりの生ぬるさ
タイトルに偽りあり、羊頭狗肉とはこのことで、「奇形鍋」と言いつつ、本当の奇形は一人しか出てこない。
「人間はみな“奇形”だ」という主旨だろうかと初めは思ってみてものの、それならば“あのような落ち”を付けるはずもない。10分か20分ほどのコントならばあの落ちも生きたものを、物語を一時間以上も引き延ばし、すっかり散漫なものにしてしまった。
「奇形」が現代のタブーであり、彼らへの差別や偏見に抵抗しようとする意識が江本純子にあったことは見て取れるが、その手法が結果的には小手先で終わり、観客の心胆を寒からしむるまでには至っていない。「演劇」の表現力はこの程度のものではないし、あのラスト以降を描くことこそが「演劇の使命」なのではないのだろうか。

雅楽駄狂騒曲
流星揚羽
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2011/06/02 (木) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★
初見
ベタといえばベタ。そして細かい部分が未完成。だけど、もっと面白くなる可能性がある。途中からの劇中劇にあれほど力が入っているとは・・・。ただ、その内容はもう少しわかりやすい(面白くした)ほうがもっと楽しめると思う。長丁場の舞台だが、時間の経過がそれほど気にならなかったのは、楽しめたからだ。

時泥棒~昭和歌謡短編集~
はぶ談戯
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2011/05/31 (火) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しめた
司会の玉置ひろしが出てくるんじゃないか、というぐらいに懐かしい昭和歌謡(ま、歌詞は著作権問題もアルだろうから、オリジナルに変更されていた)が聞けて楽しかった。劇場のある場所があのゴールデン街だから、環境もピッタリ合っていた。中味はシュール、コメディ、ホラーと3つの短編が適度な時間配分で十分に楽しめた。トータルでも1時間40分ぐらいの舞台だったが、この劇団の歌の演出が旨く、満足感に浸れた。劇団が目指しているものは、「カラオケミュージカル」だと聞いた覚えがあるので、まさにその通りだと思った。今回は、時間泥棒に、お客が遭遇したということだ。

それゆけ安全マン!?~レントゲン・チェルノブイリ・フクシマ~
非戦を選ぶ演劇人の会
笹塚ファクトリー(東京都)
2011/06/03 (金) ~ 2011/06/03 (金)公演終了
満足度★★★★★
今、観るということ
日本の原子力政策の流れから、3.11を経て現在までの情勢を、しっかり調べてるな、という内容のギュッとつまった朗読劇でした。政府やテレビの言う事が信用出来なくても、今はネットでツイッターやユーストリームで自分の目で真偽を問える時代ですが。でも、不勉強ながら知らない事も劇中にたくさん出て来て勉強になりました。どうしてこんなに、原発で被爆した人や、被災地にいる人、識者の発言など、情報を調べ抜いて、当事者意識に立った作品に出来るのかなって感心してしまいます。
8月の公演も、テーマは原発じゃないかもですが、是非見たいです。

雅楽駄狂騒曲
流星揚羽
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2011/06/02 (木) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★
良いお芝居でした!
もともと定評のある劇団なので、
今回もいいものが観れると期待してましがた、
やっぱり、いいお芝居でした。
大きくなっていく劇団だなあと、確信をもって、期待させてもらえる劇団でした。

ビタースイート
studio salt
Space早稲田(東京都)
2011/05/25 (水) ~ 2011/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★
役者さんの魅力が引き出されていた
初めてのオムニバス作品だったのですが、オムニバス形式って面白いんだな、と実感。それぞれの作品で、役者さんの魅力が引き出されていました。特に今回は若手の(年齢ということではなく、、、?)役者さんをフィーチャーしていて、楽しく鑑賞しました。個人的には金柑と半熟目玉が、終了後特に印象に残りました。半熟目玉は、独白形式だったから、役者さんにしてみれば台詞が多くて大変だったと思うけど、表情豊かに演じながら、台詞も流暢で、とてもよかった!

ともしび
劇団芝居屋
ザ・ポケット(東京都)
2011/05/31 (火) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★
解りやすい人情劇
劇団芝居屋の舞台は相変わらずベタで昔気質の芝居だ。舞台上で繰り広げられるキャストらの演技は自然ではなく大げさでわざとらしい感は否めないが、これが芝居屋の特徴だ。舞台ではラーメンを啜ってる場面で客席も啜り泣きが・・。
その情景は客席でもラーメンを食べてるかのようだった。笑
以下はネタばれBOXにて。。

黒い十人の女
ナイロン100℃
青山円形劇場(東京都)
2011/05/20 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
骨も肉もおいしい
長尺のお芝居でしたが
飽きが全く来ず
舞台上の時間に浸り込んで
楽しむことができました。
登場人物たち一人ずつに
鮮やかな印象があって
10人の女性としての個性が
がっちりと組みあがっている。
映画は観ていないのですが
物語自体もずるいくらいに面白くて・・・。
堪能いたしました。

ともしび
劇団芝居屋
ザ・ポケット(東京都)
2011/05/31 (火) ~ 2011/06/05 (日)公演終了
満足度★★★★
安心して観ていられる
すでに書かれているとおり「分かりやすさ」を念頭に置いている劇団。
なので凝った現代物を好む方には満足できないかもしれないが、
私は素直に楽しめました。
あまり理屈っぽいことばかり考えないで、こういうものを見て素朴に感動するのも観劇の面白さと思うので。
でも、いわゆる質がイマイチの大衆演劇というわけではなく、
それなりのいい水準を保ってます。
後はネタバレを少々・・・

おまんじゅう
多少婦人
OFF・OFFシアター(東京都)
2011/06/02 (木) ~ 2011/06/06 (月)公演終了
満足度★★★
性格的演劇で、好みが分かれるかな?
個人的には、こういう話は「短編集」ということで、活字で読んだ方が良いかな?と感じさせられた。
理屈が強いというか、推理的色彩を持っているが、
しかし長編物のようにジワジワ解き明かされるというわけではなく、
短編で凝縮されているので、
それを面白いと思うか、窮屈と思うか、そこで好みが分かれると思う。
私は、どちらかというと後者・・・なので、
冒頭のように、これなら活字の方が、と思った次第。
まあ、万人受けしないでもいいのかもしれないが、
それでも、もし私のような好みのものにも楽しめるように、ということなら、
合う題材を選択して、そして工夫された台本を用意する必要があるかな、
とは思う。
ただ、そうすると毛色が変わって、今のファンがどう思うかな?
というのもあるし、それについては責任は取れません(笑)

天守物語
少年社中
吉祥寺シアター(東京都)
2011/06/03 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
少年社中を信じて!今こそ、多くの人と共に!
美しい!
あまりもの美しい世界観に、言葉を失いました。
舞台美術、照明、衣装、人物の心情に寄り添うように流れる音楽、
役者の声色、その一挙手一投足に込められる想い、役者同士の信頼。
全て、全てが、美しい!
慈しみ!
日本への、日本人一人ひとりへのまるで母のような愛情を感じて、
あの日以来、初めて心に硬く結んだ結び目をほどく気持ちになれました。
生きる!
一瞬一瞬を慈しむように舞台に生きる役者の方々の想いが、切々と伝わり、
その真剣さを思うと、今も涙が溢れてきます。
刻一刻!
舞台に紡ぎ出される命をかけたそれぞれの生き様に、
刻一刻新しい自分が生まれてくるような新鮮な思いがしました。
まるで劇団少年社中は、この年に『天守物語』を描き出すために生まれ、
これまでの道のりを歩んできたのでは、と思えるほど。
この作品は、日本人の心に空いてしまった空虚な穴の中に
今こそ、生命の息吹を吹き込んでくれることでしょう!
今だからこそ、
この過酷で残酷な現実に真向勝負をかけ、人間の「生きる」が問われている。
真に生きるとはどういうことか?
真に愛するとはどういうことか?
人間とは何なのか?
この大自然に秘められた真実とは何なのか?
痛みと苦しみを得ることを覚悟に、
その問いへの答えを求める、茨の道を少年社中と共に歩む。
今だからこそ、多くの日本人と、この辛く苦しい旅を共にしたいと思う。
一瞬一瞬を慈しむように歩む中、
必ず、生きる意欲が見つかるから。
必ず、生きる希望が見つかるから。
少年社中を信じて。